ユーロドルと豪ドルドル、上値余地の差はもはや80倍から無限大倍⁉︎
ドル安相場でありながら、
株高の円安相場にかこつけて、
唯一、下がるとごろから、むしろ上がってきていたドル円も、
先週末、雇用統計で作った高値、
109.80あたりから、108.20と、およそ1.5円以上も下落した。
これにてドル買いの最後の牙城となっていたドル円も崩れたことから、
ドル独歩安相場がより鮮明となってきたが、
そんななか、ユーロのみが異様に弱い。
ドルカナダも200日移動平均線を割り込み、安値を更新したなか、
豪ドルドルも、直近の戻り高値を更新
ポンドドルすら戻り高値にほぼほぼ面合わせしているような状況である。
そんななか、ユーロドルのみが直近高値の1.1380から、遥か遠く?の1.1300界隈で上値が重い。
戻り高値に到達した豪ドルドルはすでに高値を更新しているため、上値余地は全て解消しているが、
豪ドルドルの上値余地をまだ到達していないと考えて、あと1pipと考えても、
ユーロドルとの上値余地の差は80倍。
実際はすでに到達して更新していることから、豪ドルドルの上値余地は0ですらなくマイナスである。
であれば、80を0以下でなど割れないので、
ユーロドルど豪ドルドルの
その上値余地は無限大級ということで、
流石に常軌を逸したレベルである。
本日は豪ドルのみならずキウイドルも上値を伸ばす、オセアニア通貨が強い日となっているが、
全体の地合いはドル安であり
豪ドルなども、その恩恵を受けているにすぎず、
決して、豪ドル相場などではない。
ドル安相場であれば、ユーロ買いはその筆頭格ともなりうるほどで
それにもかかわらず、ユーロのみがここまで上値を押さえられるというのには、無理がありすぎるように思う。
その意味では、たとえリスクオンだとはいえ、
ユーロ豪ドルが、またも100pipsも深く押し込まれることは理解に苦しむところである。
かつて自分は、ユーロ豪ドルの1.63より上の世界は狂った高値ゾーンであると述べたことがあるが、
いま、1.61すら割ろうとしているユーロ豪ドルは、
中長期的な視点でも高値ですらなく、
コロナショックの暴騰からの押しと考えると、
異常なほどの売られすぎである。
これは豪ドルドルにこそ言えていて、
豪ドルドルはすでに8営業日連続陽線で、
年初来高値を更新、
オシレーターRSIは日足ですら
90%超の買われすぎの水準にある。
米株が史上最高値にまでまだ戻りきれてない中で、
豪ドルがこの高値から誰がさらに買っているのか、という感じだが、
これは逆に、それだけ、まだまだ豪ドルを売っている売り豚が切られ尽くしていない、ということなのかもしれない。
米中懸念もまた見え始めている現在、
こんな戻ってきた豪ドルを売りたくなるのは
これまでのセオリーからすれば当然で、
これが一部の投機に見透かされ、
この連中が株高に乗じて、
豪ドルを買い続け踏み上げ続けているように思う。
これは最近の原油相場と同じで、
豪ドルドルはあり得ないところまで吹っ飛んで、
もう誰も豪ドル売りになんてかかわりたくないどころか、むしろ買いたがる、
というくらいまでいかないと、
このクソのような投機は終わらないのかもしれない。
ただ、これだけ加熱する豪ドル買いなら、
原油の安値期待ほど素人がいまでもこぞってショートを握り続けてるとも思えず、
いうほど誰も彼もが豪ドル売りとは思えないが、
豪ドル買いを仕掛け続ける買豚どもはそうは思ってないのだろう。
昨夜のユーロ豪ドルは、
一時、1.6200を超えたが、
またも1.6230アンダーの売りに潰され、
天底圏でよくある乱高下を繰り返したのち、
またも売り方が勝利し、
底値形成は果たせないまま、さらに下を追ってしまい、ついにまたもの1.6100割れである。
これだけの安値圏にありながら、1.6230アンダーから売りに向かってきた豚たちはもはや亡者のような欲の皮に突っ張った強欲の塊どもである。
昨夜ユーロ豪ドルを争って売っきたグリードどもは、死した後は地獄に堕ちて、強欲の罪に身体を焼かれながら、もう2度と人間界に戻ってこないで欲しい…
というのは、完全に自分の感情的な主観である。
本日、ロンドン市場で、1.6175あたりで追加の買いを入れたが、先週からの買いをふくめまとめて含み損にさらされている。
本日、1.6220を超えたとき、まとめてりぐいもかんがえたが、
見送った結果がこれである。
自分は、ユーロ豪ドルに続いている過剰な売りは、どこかで激烈に逆流すると考えており、
1.77あたりまでを見ている。
いまの水準からみれば、1500pipsは優に超える値幅で、
100pipsくらいの含み損は、それに比べたら、たいしたものではない。
別に株価の二番底を期待しているわけではない。
ドル安相場である限り、
ユーロが上値を押さえ続けるのも限界があると思え、
冒頭に述べたユーロドルど豪ドルドルとの上値余地の格差を考えたとき、
ユーロ豪ドルはあまりにも売られすぎている。
とはいえ、本日は利食いのチャンスがあったのをパスして、すべてのポジションが100pips超のマイナスをくらっていると流石に萎える。
先週末、ただでさえ、売られすぎているユーロ豪ドルを1.6280アンダーから大量に戻り売りを浴びせた売り豚どもは笑いが止まらないだろう。
もはやあらゆるテクニカル分析がバカバカしくなるほどの安値売られすぎ領域なのに、
その後のNYも、今週の東京も、
1.62から下の水準で右往左往しつつづけて言のである。
ロンアニどもが、相場反転を阻止するための戻り高値水準は1.6230アンダーで、
本日もまた、この水準に達したあたりで、
狂った蚊のように売り浴びせてきた。
幸い、自分はもはやデイトレでのポジショニングをいまは放棄しているため、
ここからまだ数百pips踏まれても耐えることはできる。
ただ、ここからさらにそんなに押せるのか、というのが率直な感想である。
いまのユーロ豪ドルの水準は、
コロナ以前の世界が好景気だと騒いでおり、
かつ、米中関係が楽観に支配されていた水準さえも下回る。