東京早朝のオセアニアンの高値更新が、いつもながらのど天井…。ここではわずかしか利食えわずスイングで上を狙った結果、前日安値もぶち破られて昨日のロングは全損。それでもユーロ豪ドルをなおも買い。

東京時間未明

 

ユーロ豪ドルはようやく高値を更新し

1.6930アンダーまで、

 

まさか、ここが戻りの限界となるとは思わなかった。

 

自分は、1.6850あたりからのロングを1.74の戻りまで引っ張ろうと思っていたため、

 

リアルタイムに早朝の相場を見ていたが、

 

EUR/AUD L 1.68531 1.69535 1.68537

 

上記ポジションを

 

1.6920あたりで、1割ほどしか、ポジション整理の利食いしかせず

 

残り9割をそのままホールドしていたら

 

東京時間以降は、救いのないほどの一方的な下げにさらされ、あえなくすべて損切りとなた。

 

東京時間に展開されたのは、ユーロは上値が重いなかで

豪ドルは強いという流れである。

 

これはユーロ豪ドルを叩き落すためには鉄板のディールで

 

昨年、自分がなんども願っていた展開である(しかし、昨年はこうした展開はほとんど起こらなかった…)。

 

東京時間のユーロ豪ドルは、戻りらしい戻しがないまま、じりじりと売られ続け、

 

結局、昨日安値を割り込み損切り…。

 

EUR/AUD L 1.68531 1.69535 1.68537 → 1.6740 損切り

 

一時70pipsの利益が乗っていたところでの利食いをパスした結果、結果的には、100pips超の損切りを食らうという最低のトレードである。

 

この初動を仕掛けてきたのは欧州勢であったが、

 

結局、ユーロ豪ドルの底は、こんなところでは済まなかった。

 

欧州の後に現れたロンアニにも売り仕掛けを狙われたユーロ豪ドルは、1.6700すら割れていったのである。

 

オセアニアンが仕掛けたユーロ豪ドルの早朝の買いは、東京・欧州・ロンドンという、普段は協調などありえない、養分(東京)と捕食動物(欧州、ロンドン)、という関係性にありながら、

 

この三者ががともに豪ドル買いで突き進んだ結果、

 

昨日からこっち

本邦東京勢が戻ってきてすら

東京時間にはとにかく豪ドルを買われて足場を作り、欧州勢が底を割り、ロンドンがそれをさらに助長させる、という昨日のデジャヴュのような展開となってしまった。

 

しかも安値ブレイクアウトを狙ってきた先鋒の欧州勢は、

15時から。

その仕掛けは、豪ドルの買いというよりは

英中銀の政策金利発表という瞬間での流動性の高まりに乗じたもので

豪ドルには何ら関係のないなかで狙われた仕掛けだった。

 

英中銀の金融政策発表の初動、ポンド買い起こった。

このポンド買いドル売りの流れから

ドル売りが生じたため

ユーロドルも上値を追ったが

ポンド買いによるユーロポンドの下落圧力によって、その戻りは軽微で、

ポンドドルの上昇ほどの連れ高とはならなかったのに対して、

欧州事案では無傷の豪ドルは、ドル売りにともなってポンドドルとともに、豪ドルドルは上値を追う結果となった。

 

結果的に、ポンド買いドル売りながらも、ユーロは頭が重いまま、豪ドルドルは上が軽く、

 

この掛け合わせがどのような結果を生むことになるかといえば、ユーロ豪ドルの垂直落下である。

 

 

結果、

ユーロ豪ドルは昨日安値も更新し、下げが加速。

 

今朝がたのユーロ豪ドル1.69越えの局面で、ユーロ豪ドルのロングをすべてほどこうかどうか実は悩みはした。

 

というのも、NY時間中停滞していた豪ドルが、早朝の午前4~7時あたりに唐突に売られる必然性は薄い。

 

また、オセアニアンの強引な買いによって、30分足レベルの短期足水準では

ユーロ豪ドルは強烈な買われすぎ水準に跳ね上がってしまい、

早朝早々、反落のリスクが増大するような状況となってしまっていた。

 

短期テクニカル的に見ても、戻り売りの絶好の地点にあった。

 

しかし、ドテン売りすることはできなかった。

 

理由は3つある。

 

まず、昨日、午後以降から深夜まで、ユーロ豪ドルのロングは踏まれに踏まれ、最大で80pipsほどの含み損になっていた。

それがけさがた含み益に転じたとしても、その含み益は70pipsのプラスで、昨日の含み損の値幅からすれば、リスクリワードが悪い形でのイグジットとなることから、最低でも100pips超の利幅を狙わねば、やめられない気持ちになっていた。

 

第2の理由は、今朝がたの高値更新は、直近高値となった、前日の日通し高値1.6890すら上抜いたことから

 

ダウ理論的には下げの終了を示唆しており

この戻りがダマシとするには、昨日安値を割り込む必要があり、

そこまでの一方的な下落が進むか、それとも戻り相場が示現するかと天秤にかけた結果、

東京市場も戻り相場継続という流れに賭けたこと。

しかし、このオセアニアブーストの順張りは、結局、完全なダマシとなってしまった。

 

3つ目が、これは1つ目の理由とも重なるが、そもそも今回のユーロ豪ドルのロングは、スイングレベルで500pipsレベルの利幅を狙っていた者だったため、

短期的な決着よりも長期的な値幅を狙うことを選び、そのままホールドを選んでしまった。

 

結果は、完敗である。

 

ユーロ豪ドルは、いまだ買いであきらめていないため、15時の欧州勢に狙われた下割れの後、即座に下ヒゲでを形成したため、1.67ミドルあたりから再び買い直しをしたが、

 

そ後現れたロンアニに、さらなる安値割れを狙われ、下ヒゲ先を下更新され、ここでも損切り

 

結果、ユーロ豪ドルは、1.67割れまで安値が更新された。

 

本日のユーロ豪ドルは、明朝の戻り高値を天井とした後は、200pips以上の下落、しかも時間足は東京時間からロンドン時間まで一度も陽線を作らぬオール陰線という

という圧倒的な弱さで

ユーロ豪ドルは、まったくまに前日終値比150pips超の下落という結果となってしまった。

 

今朝がたの戻り高値はまったく意味をなさない結果となったばかりか、

 

再びダウントレンドの形状が完成してしまったのが、本日のユーロ豪ドルである。

 

豪ドルが底堅いというのはもちろんだが

それに対して上値が重いユーロという掛け合わせの結果、

 

本日のユーロ豪ドルは絶望的に弱すぎる。

 

先月末から起こったユーロ買いが突如消え失せた要因として語られているのが

憲法裁判所が、ドイツ政府や議会がECBの政策に適切に対処していないという憲法違反を指摘、という流れを材料視したようだった。

 

この材料がなぜユーロ安という流れとなるのか、自分にとってはよくわからないが、結果的には、この材料以降から、ユーロが売りに転じたのは間違いなく、以後のユーロは異様に頭が重くなった。

 

それに対して豪ドルはというと

本日午前の豪州の貿易収支が史上最高の黒字額という結果となったことを好感したようで

日本株や米株先物の堅調さもあって、豪ドル買いが徐々に加速。

 

先月から続くリスクオンのムードに

ユーロと豪ドルが、それぞれ真逆の材料(ユーロは売り、豪ドルは買い)を口実にし始めた。

 

これまでのユーロ弱気の地合いに、豪ドルの強気の地合いが掛け合わされた結果、ユーロ豪ドルにとっては完全な向かい風となってしまい、下落トレンドの回帰を完成させる結果となってしまった。

 

為替相場がこうしたファンダメンタルズ的な材料で動くとはかぎらないところも多いなかで

 

ユーロ豪ドルについては、ユーロ、豪ドルの各材料を素直に援用し、下値を追い続けた結果、チャート波形としては異様なまでの売られすぎ水準となってしまっている。

 

本日のユーロ豪ドルは、戻りらしい戻りをほとんど作らず一方的に下落し続けているため、

移動平均線からの乖離は極限的な水準にまで膨らみ

 

上下動を繰り返す波動形成という原理から見た時に、ファンダメンタル的な理由がいかにあろうとも、チャート波形からして、これ以上の継続的な下落を正当化できない水準いまで売りが過熱している。

 

これはユーロドルにも

もちろん、豪ドルドルにもいえることで、

 

ユーロドルの下落においても、憲法裁判所の違憲判決という材料で、これだけ一方的な下落を正当化できるほどの材料とは思えず、

また豪ドルドルにおいても、ドル買いでの下落波動が道半ばにあるなかで、貿易収支の黒字という材料のみで、これだけの戻りを演じることには相当無理のある波形を見せている。

 

これら短期レベルでのユーロドルの過剰すぎる売られすぎと、豪ドルドルのユーロドル以上に過剰すぎる買われすぎ状況は

 

これら両通貨ペアともに、オシレーター上、強烈なダイバージェンスを示現させるまでに至っている。

 

これら両通貨ペアの強引な売られすぎ買われすぎ状況は実は、その標的は、ユーロドルでも豪ドルドルでもなく、ユーロ豪ドルの戻り過程の阻止にあるのではないかと思えてしまうほどである。

 

ユーロ豪ドルは、昨日の安値を更新されてしまったことから

波の押し位置が下がってしまい、

 

ユーロ豪ドルはリスクオフ相場における、1.98あたりまで進んだ買いから、リスクオンにともなって売りに転じて以降

3000pips以上の下げを見せており

それだけ売り玉がたまりにたまっている助教であろうと思う。

 

がゆえに、先月末あたりに起こったショートカバーは一方的かつ持続的に650pipsあまりもの戻りをみせたわけで、

その直前までの下落過程で、1.67~1.66あたりからなおも売り進んでいた豚たちにとっては、許容できないベルにまで踏みあげられ続けたはずである。

 

徐々に劣勢に置かれつつあったユーロ豪ドルの売り豚勢が反攻に移るために、

欧州の憲法裁判所の違憲判決云々を過剰に材料視することで、ユーロ豪ドルの上昇の推進力となりえるユーロの上昇をまず押さえつけ、

 

株価の底堅さをこれまた過大な豪ドル買いの材料とすることで、ユーロ豪ドルのさらなる上値追いを封じようとしたのではないかと思っている。

 

ただ、昨日の米株がやや軟調に引けたことで、ふたたび息を吹き返し始めたユーロ豪ドルをまた下に抑え込むために

本日は、豪州の貿易収支を過度にポジティブに材料視することで、ドル買い圧力をユーロドルには受けるままにさせつつも、

豪ドルドルにおいては、ドル買い圧力にあってもむしろ買われるという無理筋を通してきたように思う。

 

ただ、ユーロ豪ドルは、3月半ばかが4月いっぱいまで一方的に進めてきた中期下落トレンドが4月末からの強烈な戻り相場によって切り崩されており、

すでに多くの売り豚は死屍累々の状況となっている。

 

ユーロ豪ドルの650pips超の戻り波形は、1週間どころかたった3日あまりで失速して反落しまい、現下の下げトレンドを作って入るものの、

 

この下げトレンドで切られ倒している買い豚は、4月末からにわかで買いに参入してきた買い豚のみで、

 

既存の中長期の買い豚は、それ以前の下落波形ですでにその買い玉は切られまくっているはずである。

 

中長期の買い豚を切り刻みまくって進めたボトムが1.65ミドルアンダーで、

このあたりでレートが止まったという事実は

これ以上の売り豚の売り攻勢に中長期の買い豚がリジェクトしてきたわけで、

 

楽観が根底にある株高をはじめとしたリスクオン相場が先月一貫していたとしても

 

その株高のファンダメンタルズ的な理由が現在ほぼ見出しにくい状況からモメンタムのみで突き進む楽観相場で切り崩せるユーロ豪ドルの下限域は1.65ミドルあたりであるということである。

 

現在、アフターコロナの楽観にのみフォーカスをあて、不都合な事実を一切小売りせず、ただただ楽観こそが理由といわんばかりに株を買い続ける強欲筋と、リスクオン相場に起こりえる下落の相関をもつユーロ豪ドルに、リスクオンムードを背に過剰なまでに売りを入れていく強欲の豚は同根である。

 

ユーロ豪ドルの売り豚にとっては、現在、株価が底堅いなかで、ユーロ豪ドルに強烈なショートカバーが入ることは許容しがたい状況であり、

 

どんな材料を口実にしてでも、ユーロ買いや豪ドル売りの圧力を消し去りたいはずだ。

 

だからこそ、欧州圏の憲法裁判所云々という実存性のかける概念的なテーマにスポットを当て、ユーロ買いの正当性を失わせようとしてきたのではないかと思う。

 

結果、為替市場になにが生じているかというと、徐々に顕在化しつつあるドル安相場において、ユーロドルはドル売りの受け皿となることを避けることとなる。

 

米ドルほどの規模の市場流動性を引き受けられる通貨はユーロくらいだといわれるが、

その役割(?)を放棄し

 

ドル売りであってもユーロ売り、という為替という通貨交換の機能性すらも無視し

どちらが買われどちらが売られているのかすらわからなような状況に置かれているのが、いまのユーロであると思っている。

 

では、米ドルという巨大通貨の市場流動性を、どこで確保するかといえば

 

それはいまの豪ドルであり、ポンドであり、ときにカナダドルが、その役割を担っている。

 

ただ、通貨流通量の差を考えると

ポンドやカナダドルはまだしも、豪ドルがドル売りの受け皿になることには無理があり、

 

たとえばドル売り相場を、豪ドルがその受け皿として引き受けようとすれば

 

豪ドルは身の丈に合わない上値をつけることとなる。

 

そもそも豪ドルのキャパシティを考えると、ドル売りの受け皿となるためには、本来必要のない買いまで組み込んでいかないことには、米ドルの売りを到底カバーできない。

 

それを強引にカバーしようとし続けた結果、

豪ドルドルはここ数か月の間に1000pips以上もの値幅で戻りを演じてきたのだろうと思っている。

 

ユーロがしっかり米ドルの受け皿として機能していれば、豪ドルドルのボラティリティを考えると、1っか月やそこらで、1000pipsあまりもの戻りを演じることなど、到底できなかったように思う。

 

いずれにしても、豪ドルの買いはそろそろ限界であるようにしか見えず、

豪ドルドルの上値に限界が見えるということは、翻りユーロ豪ドルの下値にも限界が見えてきているということである。

 

豪ドルは米株と相関しやすいといわれるが

 

1000ドル単位の上げ下げを繰り返してきた、2月3月の乱高下する相場であってすら豪ドルを1日で50~100pips動けば上出来だった状況のなかで、

1日の変動幅が100~200ドルくらいの株高で、豪ドルドルが50~100pipsも買われたり、ユーロ豪ドルが100~200pips売られたりすることには相当無理がある。

 

これだけ無理のある豪ドル買いを繰り返してきたとなれば、今後、1000ドル米株が上昇しようが、その上昇幅は限られたものとなるように思う。

 

豪ドルは、すでに相当先食いされすぎたからである。

 

それに対して、もし株価が下落に転じた時は、それが100ドルであっても、豪ドルは大いに売られるであろうし、1000ドルクラスの下げが来れば、その下落はすさまじいものになるだろうと思う。

 

いずれにしても、ユーロ豪ドルの押し目す順は、昨日イメージしていた1.6750あたりから、1.6670あたりまで切り下がってしまった。

 

 

 

昨日まで考えていた戻りのターゲットは、

1.7420あたりの水準から

これだけ安値が深押しされてしまうと

現状、狙える上値は

1.7310あたりまで下がることとなってしまった。

 

とはいえ、それでも、1.6670あたりから見れば、これでも値幅は600pips以上は上げ幅が期待できる。

 

ユーロ豪ドルの最終防衛ラインは1.65ミドル以下となるが、

そこまで下押しすることは、自分のなかではイメージしていない。

 

つまり、いまの水準、1.690あたりから、最大下押ししても、その値端はあと200pipsもないのに対して、上値の目標値は600pips以上ある。

 

しかも、1.73アッパーというのは、かなり控えめに見た戻りめどであり

強気に見れば、ユーロ豪ドルの戻りは1.8や1.85、はたまた全戻しの1.97レベルすら視野に入る。

 

そんな事態はユーロ豪ドルに売り仕掛けしている連中からすれば到底許容できない上値であり、

 

がゆえに、本日の豚たちは、貿易収支が史上最高の黒字や、株価の100~200ドルレベルの上昇、という、本来はそれほど強烈とも言い切れない材料であるにもかかわらず

 

東京時間オープンから

ユーロ豪ドルは1時間足レベルで、9時間連続陰線をつくるほどの一方的な下落を継続させてきた。

 

貿易収支の黒字や株価の上昇は、もちろん豪ドルの買い材料とはなるが、

とはいえ相場はある程度の押し戻りを繰り返すもので、ここまで息継ぎのないほどに売り重ね続ける必要はない。

 

要するに、いまの売り豚どもは、豪ドルにわずかでも売り圧力がかかることをなによりも恐れているとしか思えない。

 

ユーロ豪ドルの戻りにせよ、豪ドルドルの押しにせよ、いったん豪ドル売りで相場が走り出せば、その売り圧力がとめどなく続くことを恐れているようにすら思う。

 

実際、それは恐れではなく、現実となるだろうと自分は思っている。

 

現在の豪ドル相場は

 

NY VS 東京・欧州・ロンドン

 

という対立構図が透けて見え、NY勢のみが豪ドルを売り方向で見ているように思う。

 

実際、昨夜のユーロ豪ドルのダウントレンドラインを上に抜いたのもNYで、そこからじり上げで推移してクローズしていたことから、

 

本日の東京・欧州・ロンドン連合による安値更新によて損切りを食らったのは、

主にNY勢の買い玉であったように思う。

 

昨夜はロンアニが底値を掘り、売り仕掛けていたところをNYがそれを破ったが、

 

本日の東京勢の売りと、次なる欧州、そしてふたたび現れたロンアニの再度の売りによって

NY勢に破られたロンアニが結局、NY勢にリベンジした形である。

 

なぜNY勢のみが豪ドル売りの方向になるのかといえば、

米株は現物市場においては、必ずしも強いわけではないからだと思う。

 

東京勢~ロンドンまでがやたらめったらリスクオンに走るときの米株は、グローベックス、先物、CFD市場である。

 

ここでは現物の売り買いは伴っておらず、すべてが差金決済にひとしい、投機市場である。

 

東京勢や欧州、ロンドン勢は、この米株の非現物市場に対して大量の資金を投入し、価格を持ち上げているのみである。

 

しかし現物市場はそうばいかない。

 

米株の現物市場においては、いまの米株は必ずしも積極的に買われてはいない。

 

昨日などは、グローベックスで上昇し続けてきた米株が、現物市場オープンとともに、その上げ幅をすべて失い、クローズ時点では前日比マイナスにまで沈んでいる。

 

 

それにしても、短期足レベルでみたとき

ユーロ豪ドルはRSI、90%に迫る売られすぎの水準にまで到達した。

 

ここまで過剰に売られたのは

先月の一方的なユーロ豪ドルの下落局面にあっても、ほぼ例のない状況である。

 

本日の最大の誤算は

日本株と米株先物の底堅さによって

ドル売り相場で相場が動いてしまったことである。

 

ドル売り相場であっても、ユーロ売り相場でもあることから

ユーロドルは上値が重く、

変わって、豪ドルドルは上が軽くなる。

 

特段の材料を売り材料を持たないポンドやカナダドルなどは、素直にドル売りで反応し、前者は上昇で後者は下落。

 

しかも、東京勢の売り仕掛けでの下値ブレイクから、ロンアニもさらなる下値ブレイクを狙ってきている段階で、

 

本日もロンアニは、昨夜同様

ユーロドルは買わず、豪ドルドルは買うというオペレーションを再開してしまっている。

 

ロンアニがカウンターをかけてこないとなると、

もはや為替市場にはコントラリアンは存在せず、

戻りの目は相当に薄くなる。

 

ただ、中期的に見た時

先月まで続いていた豪ドルドルの上昇トレンドはすでに消滅しており

ユーロ豪ドルの下落トレンドもまた消滅している現状は変わらない。

 

問題は、であっても

豪ドルドルに生じていた短期ダウントレンドもユーロ豪ドルの短期上昇トレンドも、

 

ともに消滅してしまっている、ということである。

 

そして、いまユーロ豪ドルのさしたるサポートとなるラインは

4月末あたりにつけた、下落過程の最安値1.65ミドルアンダーあたりまで、見当たらなくなってしまった。

 

先週、ようやく作った週足陽線が

今週は一転、陰線となってしまっている。

 

本日はGW明けてすでに木曜であることから、

今日、ユーロ豪ドルが一定の切り返しを見せないなら

明日の週末一日でユーロ豪ドルの劣勢を覆すのはきわめて困難である。

 

いずれにしても、ユーロ豪ドルの買い持ちは、日またぎすればマイナススワップが発生するものを、

それを甘受し日をまたげば、

結局、本日をもってこれら負債引き受けもしていない、

新規投機の売り豚に利益をかっさらわれるという最悪の展開となった。

 

ユーロ豪ドルは1.6730アラウンドまで下げが加速し

押し目買いのポジションをすべて刈りこむようなセリングクライマックスのような売りが

豪州とは何の関係もない

英指標によってもたらされ、

 

そこでの切り崩しになおも満足しないロンアニの怒涛の突っ込み売りによって

1.67すら割れる、再度の買い玉の大量損切りを巻き起こした。

 

これも相場である…。

 

今年の自分の取引は

例年に輪をかけてド下手くそである。

 

上げに乗って売り買いすれば、突っ込み買いや突っ込み売りとなるのに

戻りや押しを狙うと、トレンドは継続せず上下に突っ込まれる。

 

利益を伸ばすことを止めれば、値幅はその後伸びていき

 

利益を伸ばすためにホールドすれば、

ターゲットに届くことなく損切りされる。

 

東京時間に安値を更新されたのち、

 

 

ここからロンドン以降、

ユーロ豪ドルがなおも安値を更新していくようなら

 

いよいよもって自分のユーロ豪ドルの底打ちの見立ては、一時撤退すべし、とも考えたが、

 

いまいちどユーロ豪ドルを買うこととした。

 

昨日安値を東京勢が破ったのち、

その東京安値すらロンアニが底割れさせるならば、

本日のロンアニにはとりあえずはカウンターでロングする気はないということで、

 

となれば、本日のロンアニは安値の際からさらに売り込み、底値買いの買い玉を次々損切りさせるという

チキンレースのような安値からさらない売るという投機売りをチョイスしたということになる。

 

前述したとおり、

もうユーロ豪ドルのサポートは

先月、リスクオフ相場から1.97まで超えた買いからのトップアウトからの全戻し的な売りの連鎖のなか、ようやっくボトムつけた1.6540あたり

 

このあたりまでは明確なサポートが失われた状況となり、

 

この水準は、現行水準(1.6720あたり)からみても、さらに200pips近くも下になる。

 

突っ込んで売って売っても、

まだまだそれだけの下値余地ができてしまった、ということである。

 

ただ、そこまでの下値余地があるといっても

ユーロ豪ドルは中期的なダウントレンドがすでに消滅しており、

ここから再度の下落再開で、ダウントレンドに回帰するためには

 

先月に起こったリスクオンの株高に近い、強気相場が示現する必要がある。

 

以前、ここで述べたことだが

先月の米株の上昇率は

過去30年のなかでも最大の上昇率であった。

 

コロナウイルス問題の拡大から

じょじょに、大型倒産の事例も現れ始めてきた。

 

実体経済の毀損がこれからより明らかになっていくであろう現下の状況であっても

市場は、その先のアフターコロナ以降の経済の回復を今の時点からすでに織り込み、

 

今月も先月同様、堅調な株高が進んでいくのだろうか。

 

世界経済の復活をいまから織り込むというのは、

自分からすれば、今の段階で2周り先の未来の織り込んでいる、ということなる。

 

米株が2月のある時期まで史上最高値を更新し続けていた時

市場は、2周り先どころか1周り先の未来さえ織り込んでいるようにみえず

 

ただただ楽観のユーフォリアによってのみ、株が買われていった。

 

世界は、これから不景気に突入することは間違いなく、その不景気を脱した先にある高家期は、年内どころか、数年先までイメージしがたい状況である。

 

そもそもこれまで世界で謳われていた好景気自体、

一般庶民に実感できる景況感であった瞬間が、この10年でどれくらいの時期合ったのだろうかと思えるなか

 

そんな偽りの好景気であるにしても、

それがコロナ収束から即訪れるというのは、さすがに想像できない。

 

もちろん、一般社会における景気拡大と、金融市場における景気拡大は、その実感的な意味が別の世界であるほどに乖離があるため、

 

今後、各企業の決算数字が最悪となろうと、雇用統計他、各経済指標が軒並み記録的な低水準となろうとも、

いくつもの大型倒産が起ころうとも

 

コロナウイルス問題がいったん収束すれば、ここまでの間に、リーマンショック時以上の金融緩和やマネー供給を行い続けるFRBをはじめとした主要各国中銀が実行している金融政策によって、

 

じゃぶじゃぶにあふれるマネーが、

投機的に株式市場に流れ込む可能性は高い。

 

そんな新たな金融バブルが近いうちに再発するとすれば、

 

ユーロ豪ドルにはもう買いの目など絶無で

 

豪ドルドルは買い一択であるといってもいいだろう。

 

ただ、いまコロナウイルス問題に世界が覆われ、あたかも現在の世界経済の足かせは、この問題のみのように見えているような感じがするが、

 

これまで豪ドル売りの最大の材料となっていた米中貿易戦争はなんら解決しおらず、

 

昨年米中間に第一弾合意がなされたとはいえ、

今後交渉される第二段合意は、九九勇気業の扱いや、知的財産権も含めた、中国には合意しがたい事項だらけだと聞く。

 

そうした問題もすべて棚上げにして、あらゆる金融緩和に突っ走っているのが各国政府であり、中央銀行である。

 

まあ、どちらにしても、

市場の豚たちが楽観のユーフォリアに支配され、現在進行形で進む世界的なパンデミックの流れの中でも株を買っていくというならば、

それが現実であり、そこに抗うことはできない。

 

ゆえに、コロナウイルス問題がまったく収束しない真っただ中で、米株がふたたび史上最高値をつけることすら起こっても、驚きはしない。

 

相場の強欲と楽観に驚きと侮蔑の念はぬぐいがたいが、それが現実なら、それを受け入れるほかない。

 

本日は(本日もか…)、米株先物は底堅く、欧州ほか、世界各国の株価は堅調である。

 

まったく意味不明であるが、

ここに意味を見出しても無意味なのだろう。

 

だから、テクニカルでのみ、ユーロ豪ドルを変わらず見ていきたい。

 

ユーロ豪ドルは、本日だけで、日通し高値から200pips以上下においやられてはいるものの

 

自身のテクニカル判断上は、いまだその目線は買いである。

 

ゆえにふたたび買い。

 

いまだ底打ちが短期的にはまったく見えないないあでの底値買いなので

落ちるナイフを掴みにいっていることは百も承知である。

 

1.8730あたりから買いを入れたら、

一気に40pips簡単にアゲインストを取られ

再び1.67割れての安値更新である。

 

もう好きに売れよ…。

 

これ以上下にはもう損切りすべき買い玉はもうないと思う。

 

ポジション

EUR/AUD  L 1.6685  1.67190  1.67285  1.67329