ユーロ豪ドルは昨夜結局、1.67を割れ損切り。豪ドルドルも決済でスクエア。現在は何も手が出せないが、そんななか本日は、あえてユーロドル買いを選ぶ。

昨晩0時に切り替わる1分前に、ユーロ豪ドルはいきなり売り込まれ、1.67を割り込んだ。

 

ウォルフ波動は失敗すると悲惨なことになるが、

0時になる瞬間、ロンアニとNY勢の混成軍の仕業か、そのチャートパターンをほんの数秒で切り崩された。

 

そうなれば、買い豚たちもポジションを閉じ始めるわけで

買い玉の売りが売りを呼ぶ、売り仕掛け相場は再開。

 

自分は損切されて終わった。

 

 EUR/AUD  L  1.67172  1.67186  1.67214 → 1.6697 損切り

 

1.6720 アラウンドから買っていたユーロ豪ドルロングは、この流れで全損。

 

ユーロ豪ドルは、大雑把に言って、株価と逆相関しやすい通貨ペアだと思っているが、

 

米ドルが下押し気味で、前日比マイナスに沈み込むなさなかでの、売り仕掛けである。

 

要は、この株価の下落もちょっとした調整とみなされ、リスクオフのムードとはみなされなかったということである。

 

これにて、1.98手前まで狂った上昇を見せたユーロ豪ドルは、

豪州中銀の介入宣言からのトップアウト以降、

さらに安値を更新した形。

 

先月、いきなり300pips超、ユーロ豪ドルのショートが踏みあげられ、

大敗を喫して以降、またも完全にリズムが狂い、

 

結局、ユーロ豪ドルは延々安値追いをしているのに、その下落を全く取れずにここまで安値が到達された。

 

もともと、欧州の弱さと、低調となりつつもいまだ大きく崩れていない豪州経済を比べれば、ユーロ豪ドルが1.98手前などという狂った上昇を見せていたことが異常だったという証明で、

 

この投機的かつふざけた買い豚どもの玉はすべて切り刻まれ、

昨夜においても

ユーロ豪ドルはもはや売りが売りを呼ぶような状況は続いている。

 

とはいえ、ユーロ豪ドルのあからさまな上昇への全否定は

チャートで、1.98の戻り高値から1.67割れ水準までの値動きを

最小の縮小単位にしてもその上下幅を表示し切れないほどの状況となっている。

 

このふざけたユーロ豪ドルの上昇は、言うまでもなくコロナウイルス問題の悲観によるものが大きかったように思うが、

 

これだけの全戻しをするいうことは、チャート的にはコロナウイルス問題での悲観のムードが100%打ち消したことと同義である。

 

金融相場は先の事態を織り込むというが

 

現在では、コロナウイルス後の世界をアフター・コロナ、などと称し、すでにコロナ問題は解決前提のムードが金融市場には漂っている感じがする。

 

本当にそうなのだろうか…。

 

自分は、いまの金融市場の楽観については、いまだ懐疑的だが、

 

いずれにしても、短期的に金融市場を支配しているムードは、やはり楽観で、ここでその楽観ムードに逆らっても仕方がない。

 

もしもいまの楽観が、将来の大きな悲観を生み出すひとときのユーフォリアであるとするなら、

 

現下のユーロ豪ドルは、押しの極限にまで進んでしまっているようにしか見えないが

 

いまだその流れに変調の兆しが見えない今の段階では、もうユーロ豪ドルの買いに入るのには躊躇しかわかなくなってきた。

 

 

そんななか、本日のロンアニどもは、突如、ユーロ豪ドルを買い始めており、

 

こいつらはほんと、なんなんだ…という感じである。

 

ここまで一方的な売りが極まれば、

ここからの売りにもはやまともな下方向に値幅期待が持ていないことから、ここから売りをしたいという意欲はまったく湧かないが、

とはいえ、ここで買いについていったところで、またぞろハシゴを外してくるようなことをしてくるのも為替市場のグリードどものやり口であり

 

今夜FOMCがあることを考えても

今回はユーロ豪ドルの買いについてはパスしたいと思う。

 

とはいえ、ユーロ豪ドルは現在の水準は、どのレートからでも急反発しうるほど、レートが下に伸びきっているのは事実である。

 

そもそも、1.7を下回っている段階で

現在の世界経済の状況を考えれば

 

先読みの織り込みであるとしても、その未来の到達点に経済のV字回復を期待するのは、

やはり無理があるように思え、

どこかのタイミングですべてが逆流するようにも思うが

 

いま楽観ユーフォリアで織り込んでいる相場に逆張りして、リスクオンへの回帰を狙ってのポジションはまだ時期尚早の様にも思える。

 

ただ、いずれにしても現在の楽観におけるドル売りや状況は極点的な状況にあるというイメージで

 

とはいえ極限状態を維持しながら、ユーロ豪ドルが1.98手前まで上がり続けたことを考えれば、

そのムードがいつまで続くのかはわからない。

 

市場に蠢く豚どもは、楽観にせよ悲観にせよ、欲望と恐怖をどこまでも増幅させることがもので

 

それがどちらかの方向へと急ターンするのは、想像以上に後の話であることも多い。

 

いずれにしても、ユーロ豪ドルがひところの狂った買い豚を全滅させ、なおも上値が重くされてきたのは、

買いの極限的な過熱状態でありながら、なおも買われる豪ドルのおかげである。

 

連日連夜数百pips単位で安値を更新していくユーロ豪ドルにはもはやうんざりだが、

この一方的な下落が

1.98アンダーから1.67割れまで3000pips以上の下落させ、

そのNY勢に追随する東京勢に至っては、

その妄信的な順張りにより、さらに1.66を割り込むような状況にまで進んだ。

 

結果的に戻りの極みから昨夜までの下落で、3000pips以上ユーロ豪ドルは下落したのに加え、さらに下落したということになる。

 

3000pipsというと、ドル円で言えば30円の下落である。

 

昨夜は豪ドルドルの買いも持っていたが、

こうした流れの中、結局、豪ドルドルについても

 

昨夜未明の0.65割れ水準ですべて決済している。

 

AUD/USD S 0.65107  0.65104  0.64877 0.64759 0.64753 → 0.6497 決済(利食い損切り

 

昨夜のうちに、豪ドルがらみのポジションはすべてスクエアとし

 

本日、あらためて各通貨ペアを眺めてみたが

 

どれもこれもが決定打に欠けて、トレードチャンスを見出しにくい。

 

もちろんどの通貨ペアでも基本はドル売り方向で明確なトレンドが出ているが、

 

目ざとい豚どもは、いずれの通貨ペアにおいても、すでにその優位性が失われるほどにドルを売り込んでしまっており、

 

ドル売り方向でポジションを取るとしても、いずれの通貨ペアにおいても、すでにリスクリワード比が圧倒的に不利な状況での追っかけ買いに近い状況となってしまっている。

 

そんななか、あえて取引できそうに思えたのが、なんとユーロドルである。

 

文化の問題か政治の問題か、それとも別の問題か、現在のコロナウイルス問題で、まともに対策しているのか、と思わせるまでに被害を拡大させ続けているのが欧州圏である。

 

もともと欧州経済そのものが現下のコロナ問題があろうがなかろうがまともなものであるとは個人的には思っておらず、

 

だからこそ、現下のドル売り地合いにおいてもユーロドルは上値が重く

 

これまでの、ユーロ豪ドルの一方的な下落を助長させる要因になってきたのも確かである。

 

ただ、そんな期待のされなさがあったがゆえに、このドル売り地合いにおいても、ユーロドルが上値を追い続けられなかっ結果

 

豪ドルドルが、過熱感満載の上昇を続けていく中でも、ユーロドルの戻りはそれほど大きなものではなく推移してきた。

 

そんなちまちましたユーロドルの戻り過程のなか、

ユーロドルはひっそりと、短期ダウントレンドラインを上抜けている。

 

とへいえ、そこは優位性を一瞬で食い尽くされてしまう金融市場。

 

ロンドン市場では、その上抜けがとっくに見つけられ、レートはあっという間に1.087アッパーまで伸びてしまった。

 

ここからしばらく膠着の後

下崩れしたため、買いを入れたが

1.0860から入れた買いは、そこからさらに深押しされてしまい、2割ほどのポジションが浅めに入れていた1.0850アッパーの損切りにかかり消滅。

 

もうワンテンポ待つべきだった…。

 

1.8050を切れないことを切られたそばから買い増し

 

ドル売り相場がまだまだ続くとした場合

 

豪ドルドルはその上値余地をかなり食い尽くしてしまった感があるが、

 

豪ドルの買いに乗じて延々下押されたユーロ豪ドルの圧力もあって

ユーロドルは、その上値余地をかなり残している状況である。

 

豪ドルドルは自分が上値メドとして考えていた0.63すら大きく超えて、0.65すら超えている。

 

それに対して、ユーロドルは

いまのドル安相場が続くという前提に立てば

かなり控えめに見ても、その上値メドは1.0960アッパーあたりまでは見込まれるのに比して

いまだ、1.09にすら届いていない。

 

ブレグジット問題が何ら解決しておらず

コロナウイルス問題においても、欧州に匹敵する勢いで被害を拡大させた英国ポンドすら

現下のドル安相場で、その上値余地をほぼほぼ食い切っている状況である。

 

まあそれだけ、ユーロは対豪ドルでも対ポンドでも売り圧力があったがゆえに、上値を抑え続けられてきたということで

 

ユーロは、ドル売り相場においてすら上値を追えないガラクタ通貨だ、ということだが、

 

そんな腐れ通貨であっても、

今年の年末年始のドル売り相場においては

1.12超えまで上値を伸ばしたことを思えば

 

1.1100手前あたりまでの上昇は十分に射程圏内であろうと思う。

 

現在の豪ドルは、投機モードに入っているとしか思えず

 

ここから上値を追っていくのは、もう玄人筋のグリードどもに任せておこうと思う。

 

こんなところからさらに買って行ける輩は

いつでも大きく反落する過大なリスクがありながら、即座に損切りするくらいのつもりでこの期に及んでなおも大玉を張り続けるモメンタム強欲プレイヤーか、

 

無感情にモメンタムに追随し

ナノ単位で即座にポジションを交換できるAIとかアルゴくらいであろうと思う。

 

ポジション

EUR/USD  L 1.08536  1.08565  1.08607  1.08615