結局落ちるのかよ…ドルカナダ。やっぱねー、やっぱね! トレンドメイカーもそろそろ底値を取ってくれ。ユーロ豪ドル買い、豪ドルドル売り。
世界各国の株価が上昇している。
米株先物のみならず、日本株も、香港株も、ドイツ、イギリス、フランス株も、豪州、ニュージーランド株も、ロシア株も、はてはフィリピン株や南アフリカ株、サウジアラビア株さえも…。
世界中が全面株高である。
世界の投資家投機家どもが揃いも揃って株を買うとか、どうかしているんじゃないのか…。
そんなリスクオン全開のなか、ドルカナダはロンドン時間に1.400を割れて1.3950割れまで。
先週火曜に、1.4260アッパーという高値を付けたのが天井となって、結局、そこからのドルカナダは下落した。
やはりあれだけ無茶な上昇波形を作っていた反動はきた。
こうなることはチャートからほぼ明らかだった。
とにかく波形を無視した滅茶苦茶な買いで、いつ大きく底割れしてもおかしくないなかで
市場の欲にまみれた豚どもはドルカナダを買い続けていた。
結局、そのトップアウトはロンアニのカウンターのロングがくるまで終わらなかったわけで、
為替市場の豚どもは、結局、ロンアニが培養するうじ虫のようなもので、これらはロンアニ自身がそれを焼き尽くすまで単細胞な動きしかできない、ということが今回もまざまざと見せつけられる結果となった。
結局、為替市場に巣くう豚どもは、ロンアニをのぞけば、モメンタムでしか動けない単細胞生物のようなもので、なんら主体性を持っていない。
そもそも、今回のドルカナダの虚飾の上昇劇場も、1.4260というバカげた天井をまで買い上げてきたのがそもそもがロンアニであり
1.400の底割れブレイクを仕掛けてきたのもまたロンアニどもである。
天井、トレンド転換、トレンド加速。
これらの節目節目での大玉ぶつけは、結局、すべてロンアニどもで
毎回毎回の話だが、それら以外のインキュベーターは、すべて豚以下の単細胞だちばかりで、
結局、為替相場は、こいつらロンアニによってトレンドが次々に作られ壊され、その他のうじ虫たちはその方向に群がっているだけである。
結局、自分がドルカナダの下落を取れたのは、初速の下落のみで、そこからの戻りを見逃すまではよかったが、そこから戻り売りで入ることはできず、3波目となる今回の下落は取れなかった。
先週末から今週初めに向けて
1.400割れまで歩を進めながら、そこから100pips以上もまた戻されたドルカナダの続落を信じ切ることができず、戻り売りにまったく手が出なかったからである。
1.4120アンダーの戻りは
チャート波形からすればかなり無茶な戻りで
4時間足の200SMAが上に控えてきたことから
そこを上抜くのもかなり無茶な上昇ではあった。
つまり、これほどの戻り売りの好機はなかった。
ただ、4月15日に1.3980を上抜いたときは、
その時以上に状況は無理目な状況にあり
その時には、4時間足の200SMAのみならず、
50SMA70SMA100SMAと、
あらゆる主要移動平均線が上に控えており、
こうしたケースで、下になんらの調整もないまま上抜くことなど
年に数回もあるかないかのレアケースでありながら、このときだけは白々しくも原油の暴落に相関し、
これを上抜くような無理な買いが入った。
がゆえに昨日の1.4120アンダーの戻りについても、原油がいまだ明確な戻りを示さないことから、また無茶な買い上げが続くことに恐れてしまい、結局売りでは入ることができなかった。
結果は、本日、1.400も下抜いて、そこからさらに50pips超の下落である。
やっぱね!!
ドルカナダ単体のチャート波形を見ていれば
こうなることは当然だったともいえる。
しかし、1.3850~1.3920という、わずか70pips幅のしかも1日ほどしかそのレンジを維持できなかった小レンジを上抜いただけで
300pips以上も上昇したというドルカナダの狂った戻り相場を見せつけられた結果、
ドルカナダにおけるまとも(と自分は思っている)下落波形を確信していた自身の相場観がガタガタに壊されてしまった。
ドルカナダは1.4290あたりを上抜かない限り、下目は継続でよかったのに
あまりにも一方的な買いのスピードに
それに届かず1.4260でピークアウトしたにもかかわらず、今週、あらためて売りで入れなかったことは、自分の下手さ加減はもちろん、自分の弱さがゆえである。
結果的には、もともと原油との相関などとっくのとうになくなっていたドルカナダが
先週はしらじらくも原油の下落に相関し、
その偽りのカナダドル安を演出したが
ようやく今週になってその正体を示すこととなった。
いずれにしても、ドルカナダはようやく明確な下落トレンドに戻った。
現状のド底から売ることはできないが、
戻りを待って、しっかりと売っていきたいと思っている。
さすがにドルカナダにもう戻りの目はないと思う。
とはいえ、一方的に落ち続ける相場もなかなかないわけで、
ドルカナダにいくらかの戻りがあるように
豪ドルにもいくらかの押しがあろうと期待しての再度の逆張りである。
本日もなお豪ドルの売りに執着しているのは
こうしたドルカナダの調整の戻りを待つにあたって、その戻り過程でふたたび豪ドルが売られていくだろうというイメージもあるからである。
豪ドルは相変わらず下落転換していない
むしろ、上昇トレンドをより強固にしているような状況である。
ただ、ここからさらに上を目指すとは言っても、現在の豪ドルの一方的な買われ具合は、あまりにも過熱しすぎである。
ドルカナダは下値余地が存分にあり
下落トレンドに戻った今
その道のりはまだまだ続く。
それに対して、豪ドルドルは上値余地がほとんどないなかで、いま上昇トレンドの真っただ中にある。
以前にも述べた通り、ドルカナダは、順当に見て1.3535あたりまでは下値余地がある。
いまから見ても400pips以上下で
戻りを待ってから売れば、その値幅はさらに大きくなるだろう。
それに対して、豪ドルドルはここから押しが来てもこなくても、上値余地はもうほとんどなく、下に押したところで、その押しがよほどの深さでない限り、買いに入る気が起きないほどである。
もはやドルカナダは戻りが待って売りたい通貨ペアの筆頭だが、押しが入ったところで買う気も起きず、現状の戻りがかなりめちゃくちゃな過熱感に落地位っているのもまた、豪ドルである。
オシレータを逆張り指標に使うのは間違いだ、という意見もあるが
現在の豪ドルドルは、RSIにおいて、
週足をのぞいて
日足、4時間足、1時間足、はては30分足においてさえ、買われすぎの状況にある。
ここまでの買われすぎでもなおも買いに入らざるを得ないのは
米株の堅調さに相関せざるを得ない豪ドルの主体性のなさの裏返しだが、
にしても、あまりに加熱しすぎた買いである。
現状の豪ドルドルの買いは、米株の上昇の相関という意味からでは正当化できるとしても
豪ドルドル単体でチャートを眺めた時には、その買い上げはもう極限い近い状況である。
同じように買いが過熱しているように見える、ユーロドルやポンドドルすらも
4時間足レベルではまだ買われすぎの状況に達していない。
これはニュージーランドドルなどのマイナー通貨を見てもそうで、
現在、ここまで過剰に買われすぎている通貨ペアは豪ドルドルのみである。
それはユーロ豪ドルにおいても事情は同じで
豪ドルがここまで買われすぎている結果、
ユーロ豪ドルも強烈な売られすぎ水準に達している。
ちなみに、ドルカナダも短期的には強烈な売られすぎ水準に達しており
この意味でも、下落継続期待を高めているドルカナダであっても、一定の調整を経ないとならないような状況にはなっているようには思っている。
とはいえ、豪ドルドルは本日も高値を更新し、ついには0.6500すら超えてきたのは現実ではある。
そんな買われるからさらに買われるという、
異様な過熱感にある豪ドルドルを現実に引き戻す鍵となるのが
ユーロ豪ドルであると思っている。
ここまで一方的にユーロ豪ドルを戻り転換させる力と意思を併せ持っているのは、為替市場においてロンアニしかいない。
東京勢は前NY勢の追随しかできないし、
NY勢はパワーこそあるが、継続トレンドの増幅以外に脳はない。
明確なカウンターディールによって、トレンド転換の起点を作るのは、いつもロンアニどもである。
本日、期待したいのは、この強欲どものクソカウンターである。
豪ドルドルのそれに期待しているわけではない。
期待しているのはユーロ豪ドルである。
豪ドルドルの上値にロンアニが売り浴びせ、豪ドルの上昇トレンドを転換させるとは思っていない。
もともとロンアニはオセアニア通貨に主体的なディールを行うことはほとんどない。
ただ、ロンアニどもは、ユーロ豪ドルやポンド豪ドルなど、欧州通貨クロスをしかけるために、しばしば豪ドルをその燃料として売ったり買ったりする。
自分は普段あまりチャートパターンというのは気にしないが
ユーロ豪ドルは、豪ドルの強さの裏返しで、戻るべきところで戻らず落ちるべきところでないところで落ちるということを不健全な波形を繰り返し続けたことで、健全なチャートとしては歪な形状、しかしチャートパターンとしては典型的な反転形状を完成させることとなった。
その典型的な反転形状とは、ウォルフ波動である。
ユーロ豪ドルは底値圏で強引な上下スイングを繰り返したことで
ウォルフ波動としては典型的となる4点を形成し、残る5点目となる大底が1.6700あたり、というところまできた。
このポイントあたりでの反発があれば、
典型的なウォルフ波動の完成となるが、
ロンアニどもは、この1.6700あたりから買いで入ってきた。
1.6700はラウンドナンバーとして買いが入りやすいポイントではあるが、それ以外には
ユーロ豪ドルが1年以上守ってきたサポートを破って、1.97などという狂った高値を付けたレジスタンスの起点となったのが、この1.6700あたりである。
その意味で1.6700あたりは、長期レベルで見た時に重要な節目であり、
かつこの節目に向けてウォルフ波動が完成し、ロンアニはユーロ豪ドルを買ってきた。
ロンアニがユーロ豪ドルの狂った上げを帳消しにする下げを続けてきた下げのピークを1.6700あたりと考えたとすれば、
豪ドルドルの買い上げのピークはこのあたり、ということにもなりうる。
いまの自分は豪ドルドルに明確な戻り天井のイメージはない。
もう少し上値を追うかもしれないとも思う。
自分がいま豪ドルドルにイメージしているのはこのあたりから、もう豪ドルドルを積極的に買う豚がいなくなってくる、ということである。
もちろん、ここまで明確な上昇トレンドを作っているのだから
にわかロングは、こんなところからも買ってくるだろうし、だからなかなか下には崩れないようにも思う。
ただ、トレンドメイカーとなるような大口が豪ドルをこれ以上買わないと決めたとすれば、
ここからの上値追いには限度がある。
上昇トレンドが継続するためには
相対で同数で拮抗している売り買いの需給を上回る需要となる買い玉をぶつけ、その上にある売りも潰して損切りを誘発せねばならない。
トレンドが損切の連鎖によって形成させるとしても
その損切を誘発させる大玉が撃ち込まれない限り、損切り位置までレートが届かない。
こんな高値でも買ってくる豚いて、そこをカバーする同数の売りがいるから、豪ドルドルは今の高値でもそのレートを保っている。
しかし、ここから先へのさらなる上昇を生むためには、その起爆剤となる大玉が必要となり
それが入ってこないならば、豪ドルドルがいかに上昇トレンドで、現状の高値に滞空しているとしても
その売り買いは同数でマッチングされ続ける小競り合いの域は抜けない。
つまりレートの上昇には限界がある、ということである。
これでもなおも高値を更新するというのは
小口ながら日通し高値張り付きでさらに買っていく天井掴みのロングのみで
これはいくらかはレートを上に更新させることはあったにしても、
継続的に上を追う力はない。
もちろん、小口どもが買いを入れていないにもかかわらず、既存の売り豚どもが自ら高値圏から損切りし、より高値を追うような結果を生むこともあろうが、それであっても
それは恐れからくる小口どもの逃亡劇にすぎず、本来は必要もなかった高値更新を、売り豚どもがみずからで実行してしまったという悲劇となるにすぎない。
こういう逃亡劇は、売りで耐える豚たちの士気を著しく下げる結果とはなるが、
恐れと強欲が支配する金融市場においては、こうした逃亡者が無理なレートをより過剰に押し上げてしまう、ということもしばしば起こる。
本日で言えば、20時28分あたりに起こった
豪ドルドルの0.6510アッパーから、0.6514あたりまでの小幅な窓を開けての高値更新で、
この高値更新は、誰も動いていないなかでの売り豚の恐怖による損切りの買いであったことは明らかで、
本日の値動きの中では、本当に不必要な買いだったと思う。
この不用意な高値更新も、大口どもの売り場とされている可能性もあるのだ。
こういうことをする奴ががいるから
天底はぼんやりとしたゾーンとなり、
その天底がピンポイントの点となることが阻害される。
そもそも小口がどんどん高値掴みで、より上の売りとマッチングさせ続けたとしても、
その上昇には限界があるどころか
むしろ、反落のリスクのほうが増していく。
それは、大口どもが買いを止めると二重の売りの圧力がかかるからである。
まず、大口どもが買いを止めるということはすなわち、既存の買い持ちを利食いする、ということである。これが売り圧力の1つ目。
もう一つが、大口が買いを止めるということは、新規の売りを積むという可能性も高まる。これが2つ目。
小口どもがいくら高値追いで買いを繰り返しても、追随の買いは、その高値掴みで損切る小幅な既存の売り玉のみで、
大口の利食い売りと、新規の売り玉のボリュームには到底及ばない。
結果、豪ドルドルは、どこかのタイミングで下方向に転換するのではないかと思っている。
前置きが長くなってしまったが、本日の実際の取引は以下のような流れとなった。
まず、1.6700からの反発を確認してから、ユーロ豪ドルを買い。
ユーロ豪ドルを上昇させるためには豪ドルの売りが必須となるため、同時に豪ドルドルの売りを入れた。
すでに買いの過熱感満載となっている豪ドルドルだったため、ユーロ豪ドルが1.6700をつける以前に売りを入れてしまったが
これは失敗した。
自分が豪ドルドルを売った段階でのユーロ豪ドルは1.6700への下落を目指して(?)、1.6760あたりにあり、ユーロ豪ドルがこの60pipsあまりの下値余地を食らいきるためには、豪ドルの買いが必要である。
がゆえに豪ドルドルはさらに上値をおいかねず、むしろ下がるよりも上がる可能性の方が高かった。
ただ、ユーロ豪ドルの下落は、豪ドルドルだけが上昇しなくとも、ユーロドルが下落するか、豪ドルドルと同じような上昇をすることでも達成できるため(ユーロドルと豪ドルドルのレート差から、ユーロドルと豪ドルドルが同じ幅上昇すれば、結果的にユーロ豪ドルは下落する)、豪ドルドルだけが買われるとしてもそれは小幅にとどまるとイメージしていたが、
欧州ロンドン序盤のユーロ豪ドルの売り仕掛けには豪ドルドルのみが利用され
ユーロドルにはさしたる動きがなかったかわりに、豪ドルドルが一方的に買われる結果となった。
結果、豪ドルドルのみが序盤やや大きめの上値を追ってしまい、
先走った、自分の豪ドルドルの最初のショートは、見事に上抜かれて損切りで消滅した。
自分が先行して豪ドルドルを売っておくことにしたのが、0.6450アッパーあたりから、これが、一気に20pips近く上に追われて
0.64870で損切り。
再度売りを入れるも、
株高に乗じた相関からか、豪ドルのみに一方的な買いを欧州勢が繰り返してきたこともあり、
豪ドルドルはまたも日通し高値、前週足高値も突っ切り、0.6490まで…
またもの損切り…。
チャートが下落を一切示していないなかでの値ごろ感に等しい下手くそショートだったため、トレンドに従えが負けて当然ではあるが、わかりやすいくらいに、ことごとく粉砕されてしまった。
ユーロ豪ドルのピンポイントの逆張りロングのタイミングショートすべきだったが、
またも待ちきれずショートし、焼かれてしまった。
ユーロ豪ドルは、1.56700での反発を確認しロングしたため、1.6700から10~20pips遅れてのロングとはなったが、
こちらはなんとか利を伸ばせつつある。
ここで、あらためて豪ドルドルをショートした。
豪ドルドルの再度のショートは、再び、0.6480を切ってからで、
その下押しから再度上昇し、0.65を超えてこられたので、
もろ押し目売りのような最悪に効率の悪い売り持ちとなってしまったが、
この最後のショートは損切りせずにホールドを続け、むしろ売り増しを続けている。
やはりドル安の圧力によって、豪ドルは底堅いままで
ユーロ豪ドルの戻しとともに同時に取った豪ドルドルのショートは、やはりなかなか下に掘れないでいる。
全体の流れはドル安であるため
ユーロ豪ドルにチャートパターン的な戻りが規定できる形となりながらも
豪ドルドルが下押しする必然性が見出しにくくはなっているが、
ドル安の流れなかが続いたとして
ユーロドルにはまだ上値余地があるなかで
豪ドルドルには先食いが繰りくりかえされすぎた結果、その上値余地はかなり限界に近い状況となっている。
現在のドル安をユーロドル戻りの好機とし、
ユーロ豪ドル他、その他、ユーロクロス(ユーロ円、ユーロポンド、ユーロカナダなど)を上昇させるためには
豪ドルには仕掛け的な売りが、
その燃料として使われる可能性が高く
となれば、ドル安相場と言えども豪ドルドルの上値はより限界に使づく。
逆にドル安相場からドル高相場に転換したとすれば、ユーロドルの戻りはピークアウトすることとなるが、そんなドル買いの流れであれば豪ドルドルもただですむはずもなく、
豪ドルドルは素直に下に追いやすくなることはもちろん
豪ドルの下落によって、ユーロ豪ドルはより上値を追いやすくなる。
ユーロ豪ドルを軸に立ち
その戻りが来るという前提に立てば
ドル高であったもドル安であったも
ユーロ豪は上値を追いやすいように思う。
ただ、ドル安相場で各ドルストレート通貨が高安の際にあるということは
短絡的な見方に立てば
豪ドルドルなどさらなる上値追いで損切りを引っかけ、上にブレイクさせていくという欲求も抱かれるリスクがあるが、
その事情はユーロドルにおいても同様で
現在がロンドン時間であるという状況から見れば
ロンアニどもがブレイクを狙いたいのは
豪ドルドルよりもむしろユーロドルではないかと思える。
ロンアニどもがユーロドルを買い仕掛するときは
ユーロ豪ドル他、ユーロクロス全般にもユーロ買いを行うというオペレーションを取りがちで
ロンアニどもは、あらゆる通貨ペアでユーロを買い集めるということをやりがちとなる。
そうなれば、ユーロ豪ドルの上昇圧力から、豪ドルドルは上値追いが困難となる。
ロンドン時間において、ロンアニどもは基本的に豪ドルを主体的に仕掛けることはあまりなく
むしろ、ユーロやポンドを仕掛けるためのサブ的な燃料として扱いたがるところがある。
そうなると、米株の上昇に相関させて、豪ドルドルをさらに上まで買っていった東京午後組や欧州勢などは、ど高めでその欲豚の買いが取り残されることとなり、
株高だから買ったのにー!
という理不尽を感じながらも
その欲にまみれた買いが次々と損切されていく可能性も出てくるように思う。
この株高なのに豪ドル安という
教科書ディールやモメンタムで豪ドルをなおも買っていった高値追いの欲豚どもの期待を打ち砕けるかどうかは
本日のロンアニが、ユーロ豪ドルの買いを本気でしけてくるかどうかにかかっている。
本日のポイントは
ユーロ豪ドルが1.6820~30を明確に超えていくことができるかどうか。
もしそれがなせば
豪ドル買い劇場はいよいよ終局の可能性が増し、
今月初め、フラッグ抜けから始まった豪ドル買いの投機相場が終了、の可能性が高まる。
逆に、ユーロ豪ドルが、ふたたび1.6700を割り込む安値を更新した場合は
リスクオンのユーフォリア相場は継続で
豪ドルは中短期戻り相場から
中長期の上昇相場へと転換する可能性が増すこととなる。
ただし、そこまで豪ドルに中長期的な上昇波形が完成へと進むということは
世界経済は現下のコロナウイルス問題を克服し、安定から発展へ向けて進みはじめていることを示唆する兆しともなるだおる。
現在の新型コロナウイルスは
ワクチン完成においてすら
最速でも2年、長ければ5~10年かかるとさえ言われている。
これがいきなりドラステックに解決するというのは、やはりにわかに信じがたく
できうるとすれば、現在のコロナウイルス感染拡大にもかかわらず、市民とウイルスとの共存を選択し、その感染を甘受し、各国政府が経済活動を正常に戻すか、このウイルス自体がやはり人工生物兵器かなにかで、その解決法はすでに用意されていることを目先の豚どもがすでに織り込んでいた、というくらいしか、自分のなかではその答えは浮かばない。
そんな不正的な解決策を含んだ、いくつかのウルトラCを想像しないならば、やはりいまのリスクオン相場にはそもそも無理があり、どこかでその虚飾がはげ落ちてしまうように思える。
リーマンショックは、人為的に生み出され破裂した経済危機で、その対策においては、これまた人為的な金融緩和策においてそのクライシスからの底打ちと、新たなバブルの生成に成功した(個人的にはその成功は金融市場の成功のみで、実体経済への好転はなんらもたらしていない、とは思っている)。
それに対して、現在のコロナウイルス問題は、普通に考えれば、金融政策によって解決されるたぐいの問題ではない。
これまでは、株価の上昇といった金融市場の活況が、実体経済の好況感を示す指針のように見られていたところがあるが(それすらそもそも無理があるのが近年の傾向とは思っていつつも)、
現状の流れで、もしコロナウイルスの感染がこのまま増大し続け、感染者、死亡者が日々増大し、あらゆる企業が倒産し失業者が街にあふれているなか、それに相反し金融市場は株高で米株が史上最高値を付けました、となったとすれば、だから実体経済も好景気、と言えるのだろうか。
これまでなら、我が国ではデフレが進み、労働者の可処分所得が日々減少し、非正規雇用者が増加し、生活に困窮する人々が増加する中にあっても、
アベノミクスだとか、戦後最大の好景気、だとか世間で言われると
自分の生活は顧みず、そういうもんなのか…と思いこまねばならないようなムードはあった。
しかし、今回ばかりは
実体経済と金融市場の乖離が大きすぎ、
金融市場の活況によって、実体経済を好景気も好景気だと語る詐術は、
さすがに一般庶民の耳には届かず
むしろ、金融市場の欺瞞や
これまでの各国中銀の金融政策が
実体経済になんら利益をもたらさず
金融市場だけに利益を供給し続けていただけだったということを、世界に考え直させる契機にすらなるように思える。
リーマンショック(いや、場合によって、それより以前)以降、金融市場が実体経済に先立って、その好不況を示す指針になるという相関性はとっくに失われていると思っている。
まあ、今回もいろいろと御託を並べてしまったが、
とにかく、本日も豪ドルドルは売るである。
最後に、
豪ドルドルを0.6510アッパーの高値から、売り豚の買い決済損切りなのか、高値追いの強欲ロングかわからないが
さらに買いを入れ、日通し高値をなおも更新させた豚ども。
ほんとお前らみたいなのは、為替市場にいなくていい。
ポジション
AUD/USD S 0.65107 0.65104 0.64877 0.64759 0.64753
EUR/AUD L 1.67172 1.67186 1.67214