ポンド買いからのユーロ売り
本日、ポンドドルは、1.3270あたりのサポートを確認したのち、再度上昇し
昨日の高値も超えてきた。
やはりポンド売り相場は終了した可能性が高く、ポンドを買っていきたいところではある。
しかし、ポンドは1.300割れの押し目を拾えなかったところから、すでにいまから買いに入るには遅いように思え、
かわって、ユーロポンド売りを入れた。
ユーロポンドは0.8545あたりから売りを入れ、半分を、0.8540割れで利食いしたが、
ロンアニ参入から戻りが入ってきたため、微益で撤退。
ユーロポンドはそのまま0.85を再び超えてきたが、0.8550アッパーが定着できないことから
再度、最初のエントリーレートと同じようなところから売りを入れなおした。
さらに本日は、ポンド買いが継続するという見立てから、ユーロポンド下落を見立ててのユーロ売りを考え
ユーロドルの売りを入れた。
通常、ポンドドルが上昇すれば、連れ安でユーロドルも上昇しやすいものだが、
ユーロドルはポンドより一足先に上値を取りに行っており、すでに相当買われすぎている。
これはユーロポンドの上昇も影響しており
今月の一方的なポンド売りが、
ユーロポンドにおいて、過剰なまでのポンド売りと、それに伴う過剰なまでのユーロ買いが起こっていた。
ユーロドルは現在、移動平均線からの乖離がかなりの水準まで開いており、その習性がいつ起こってもおかしくない状況である。
この移動平均線の乖離は、上昇を続ける豪ドルドルなどにもみられるが
豪ドルドルについては、移動平均線から乖離がみられるものの、その上昇に伴い移動平均線それぞれも右肩上がりに変化しており、その乖離がバンドウォーク的な上昇を続けている。
これは豪ドルそのものに買い需要がある兆候で、どこかで押しが考えられるとしても、その上昇は安定的なアップトレンドをうかがわせる。
それに対してユーロドルについては
長期線を動かすほどの安定的な買い需要が見られないなかで、消去法的にユーロに資金が出たり入ったりしていることから
その移動平均線との乖離は、歪な形で広がっている。
しかし、1.1125あたりからいれた売りは
17時になったところからのいきなりのロンアニのユーロ買い仕掛けにより
1.1130を超えいったん損切り。
やはり、損切りが浅すぎた…。
ユーロドルはそのまま売りを大量に入れなおしている。
現状のドル安相場において、ユーロドルは現状、短期アップトレンドを継続しており、下げの兆候は見られない。
がゆえに、ユーロドルの本日の売りは現時点では完全に逆張りである。
しかもポンド買いを見立てているかぎり
ポンドドルが上昇した分
通常は、欧州通貨の連れ高でユーロドルも上値を追う可能性は捨てきれない。
ただ、本日、ポンドの独歩高が進み
ユーロポンドが大きく下押しした場合
ポンドドルがいくら上がろうとも、底で生じるユーロ売りが、ユーロドルを下落させ
ポンドドルとユーロドルの動きが逆相関を見せる可能性はけっこう高いと思う。
実際、今月のポンド売り相場で
ポンドが売られユーロポンドが上昇する過程において
ポンドドルが下値を追う流れでありながら、ユーロドルが上値を追うという逆相関は何度も生じている。
今月初め、ポンドが東京勢の買いのみで1.35を超えた、いつもながら東京恥さらしトレードで、
ポンド買いドル売りからのリスクオンは圧力から
漁夫の利を得て上値を伸ばしたユーロドルは
その後のポンドの下落に当たっても
ポンド独歩安という流れに助けられ
ポンド安の流れにおいても、連れ安とならず
ユーロポンドにおけるポンド売りユーロ買いなどの支えもあってか
むしろ、底堅いまま推移してきた。
さらに、豪ドルドルの上昇にもみられるように、株高地合いのドル売り相場に支えられ、ドル売りからもユーロドルの底堅さは支援された。
しかし、豪ドルやポンドなどと異なり
ユーロにおいてのこれまでの上昇において、ユーロの独自要因で上昇した局面はほぼないに等しい。
ポンド安からのユーロポンドにおけるポンド売り
株高地合いにおけるドル売り
こうした消去法的な要素のみで上昇してきたユーロドルに足腰の強さはまったく感じない。
本日はポンド買いの継続
それに伴うユーロポンドの下落
そこからの派生でのポンドドル上昇に逆相関してのユーロドルの下落
これらをイメージし、ユーロポンドとユーロドルを売ってみる。
ポジション
EUR/USD S 1.11357 1.11351 1.11342 1.11328 1.11327 1.11326