本日はポンド買い相場ではなくドル売り相場だった。ユーロポンド利食いスクエアでユーロドル売り追加

ポンドドルは自分が考えていたターゲット1.3080に届き、さらに1.3100越えまで戻りが進んだ。

 

前者は、ポンドの戻りの山谷から測定したフィボナッチエキスパンションの100%の位置となり、後者は161.8%の位置となる。

 

結局、昨夜取ったポンドドルのロングは、ターゲットまで届いたこととなるが

 

昨日これはスクエアとしてしまっていたし

本日の東京時間に1.2970アンダーまで下押ししていたため、そこまでロングをホールドできてはいなかったと思う。

 

本日はポンドが上伸していたため、一見、ポンド相場のようにみえるが

実際はドル安相場だった。

 

それはユーロドルのみならず、豪ドルドルやドルカナダの値動きをみると明らかである。

 

なによりポンド買いの相場であるなら

ユーロポンドはもっと力強く下落してもいいが、ユーロポンドは、結局、0.85すら割れず、NY時間に入ると反発してきた。

 

ロンドン時間にすでにドル安相場を確信していた自分は、ユーロポンドのショートは、利食いしスクエアとした。

 

EUR/GBP  S 0.85444 → 0.8525 利食い

 

これにてユーロポンドのショートは、昨日に引き続きなのとか勝利できたわけだが、

 

問題はユーロドルである。

 

本日の見立ては、ポンド買い相場で

ユーロポンドが下落することで

ユーロドルの下落を見立てていたが

 

ドル売り相場でのポンド上昇、となると

欧州通貨連れ高という以前に

ドル売り相場におけるドルストレート全面高、のような様相を呈することとなり

 

ユーロドルはロンドン時間以降も続伸。

 

本日はユーロポンドは小口でショートし

かわってユーロドルをがっつり大口でショートしていたため

おもいきり踏まれまくった。

 

ロンドン序盤にいったん、1.1125あたりのショートが1.1130アッパーで損切りされたが

 

ここが完全に買いのシグナルで

むしろここから再ショートではなく

むしろドテンし、買いに移るタイミングだったかもしれない。

 

ユーロドルは1.1130~1.1150の間で高値レンジ圏があるのだが

ロンドン序盤に1.1130を抜けられてからは

これらレンジをそのまま上に通り抜け

1.1150のレンジ上限をやすやすと抜けてしまった。

 

ユーロドルは以前、1.1130のサポートを割り込んでいたのだが

 

このラインはロールリバーサルとしての抵抗帯の意味はほとんどなさず

レジサポ転換がむしろ否定された形である。

 

もちろん、ここを抜くときのタイミングは、かなり強引な買い玉が立て続けに撃ち込まれていたことは目視で分かった。

 

しかし、それがユーロドルのここまでの一方的な買い継続の号砲となるとは、思わなかった。

 

このライン抜けに対して、買い豚どもはそれなりの気合を入れて突破させたということは、値動きからも明らかではあったが

その仕掛けがここまで持続するとは想像もつかなかった。

 

1.1130を抜けてからは売り豚の損切りが誘発され、その後は

下からはやすやすと上に突破したのに反して

上からは下に抜けないというサポートのような状況となってしまった。

 

1.1130を上抜くときの気合の入った買いっぷり、そこからは1.1130の下割れしさせない防戦買い、

 

これらをみると、本日のユーロドルを買い仕掛けた豚たちは、完全に確信犯で買ってきていることは明らかだった。

 

では、昨夜ドルカナダロングをドテンショートしたときのように、ユーロドルについても自分もドテンし、ロングに切り替えたか、というと

そのままショートをホールドし、むしろ売り増しした。

 

自分のドルカナダとユーロドルの見る目は明らかに違う。

 

ドルカナダの下落は、カナダの政策金利やカナダの状況を見れば、納得がいくところがあるが、

 

ユーロドルの上昇については、

まったく納得がいかない。

 

米債利回りの下落でのドル売りはいいが、

そんな利回り云々で、ユーロがドルに勝っていく、という話も限度問題である。

 

現在の米国とユーロの政策金利の差

ユーロ圏経済、特にドイツ経済のまずさを考えれば

 

ユーロをドルに対して買う、という選択自体そもそも選べない。

 

それがユーロドルの長期下落トレンドを作っているなによりもの証である。

 

そんなユーロドルが本日、90PIPS以上も買われるということがいかに常軌を逸しているか、ということである。

 

本日のユーロドルは始値から棒上げで、

陽線丸坊主のような状況となっている。

 

しかも本日1日で、先週、先々週に作った週足とほぼ同じ値幅ぶん上に伸びている。

1週間で見ると、5営業日分かけて作られる週足の値幅を、

本日、たった1日で作っているのである。

 

そこに自分はユーロの強さというより

相場の異常性しか感じない。

 

ユーロドルは明らかに買われすぎである。

 

本日の買い豚どもはユーロドルの上抜けを狙って仕掛けてきたのは明らかだった。

 

ユーロドルは1.1150より上、もっといえば、1.1180より上のあたりは週足レベルのかなり強烈なレジスタンスが密集しており

現在の年末相場での一過性のドル安モメンタムのみでここを突破するのは至難のわざである。

 

さらに言えば、現在の長期下落トレンドにあるユーロドルを

ドル安という側面でのみ、トレンド転換させることも困難である。

 

実際、今年、ユーロのファンダメンタルズ的な買い期待がかなり希薄なななか

ドル安相場に乗じてトレンド転換を期待し、何度かロングを試みたが

結局、最後はその期待はすべて打ち砕かれている。

 

現在、資金調達通貨とみなされている節があるユーロは

リスクオフやドル売り相場においては

買い戻されるかのように上値を追うことも多いが、

 

その資金移動の真偽はともかくとして

それら要因によって、ユーロドルが超下落トレンドを転換させると考えるのは、やはり楽観的過ぎるように思う。

 

とはいえ、日計りベースでは

本日のユーロドルが80PIPS超上値を追われたことは現実で、

 

ドル安地合いに支えられたものであったとしても、

 

結局、ユーロドルは自分が売っていったレートから40PIPS以上も上にまくられたのだから、

自分の負けである。

 

週末の本日は、米債利回りが一方的なまでに下落しており

 

これはドル売り圧力となる。

 

実際、ドル円は、本日は上値が重く、

ドル売りの受け皿として、ユーロドルはNY時間の今に至っても下値が堅い。

 

本日取引するなら

ポンドドル買いか、ドルカナダ売り

もしくは、ユーロポンドの売り

そして、ユーロドルの売りを考えていたが、

 

ユーロドルの売り以外は、どのパターンで取引していても勝てていた。

 

ユーロドルの売りを除き

他の通貨ペアについては、すべてポンド買いかドル売りという昨日のトレンドを引き継いだものとなるが

 

ユーロドルのみが

買いの過熱感から見立てたライントレード的な逆張り売りという形だった。

 

ユーロドル以外の取引については

いずれもドル売りもしくはポンド買いの方向ですでにそれなりに高いか安い位置にあったが、

 

ユーロドルのみが、逆張りともなることから、

高値圏からのいい売り場にみえた。

 

結局、順張りほど値幅のないところからのエントリーに見え

逆張りほど、スィートなエントリー位置に見えてしまう。

 

ユーロドルをもしも順張りの買い目線でみたとすれば、1.1130あたりは、陽線が連続しすぎており

さらに長期移動平均線に対しての乖離は、

月に一度見られるか見られないほどの異常な乖離幅を示していることから

買いに入ることにかなりの躊躇を覚える状況となる。

 

しかし、実際、ユーロドルは1.1130から50PIPS近くもさらに上値を追い

 

チャートを振り返ると、

1時間足で20本近く上昇を続けており

そのうち陰線はわずか2本である。

 

本日のユーロの強さはとにかく異様で

ユーロは、

ユーロドルのみならず、ユーロ円、ユーロ豪ドル、ユーロカナダ、すべてにおいて前日比から大きなプラスであり

ユーロポンドすら、最終的には前日比プラス位置まで戻している。

 

とにかく本日はユーロ独歩高のような状況で

ドルに対してならばまだしも

ほぼすべての通貨に対して強含んでいる状況で、

ドル売りの受け皿、という範疇を明らかに超えている。

 

本日、なぜここまでユーロが強いのか、自分にはまったく理解できないが

相場が正解で現実

 

これだけユーロが買われ倒す流れにあって

売りがまったく入ってこないということは

売りのニーズがないということなのだろう。

 

今夜のロンドンフィックスで、ひとときだけ1.1160割れまでユーロドルが弱含む時間があったが

 

その押し目も徹底的に買い拾われ

ふたたび日通し高値に面合わせるような上昇をユーロドルは見せている。

 

今年のトレードもほぼほぼ最後に近づいてきているが

 

今年最後の週末も悲惨な結果に終わってしまった。

 

午前3時前になろうとうしている現在、

豪ドルドルやポンドドルはやや調整的な押しを見せているが

ユーロドルは日通し高値張り付きである。

 

しかし、今日ほどよくわからない負け方はない。

 

いつもなら負けるときは、負ける理由が理解できている。

 

しかし、本日、ここまで執拗にユーロドルが買われ続ける意味がまったくわからない。

 

ドル安で張り付いている通貨ペアは

ユーロドル以外にもうひとつある

ドルカナダである。

 

ドルカナダも、現在の時間においても日通し安値に張り付いたままである。

 

結局、ドル安相場ということか…。

 

ユーロドルのショートは踏み上げに耐えきれず、売り増しするまえにかなりの量損切りしている。

 

ただ、現状はまだユーロドルのショートの多くはホールドしている。

 

いくらドル安相場がどうこうあろうと

ユーロがファインディング通貨であろうと

 

現状の高値は自分のなかではまったく許容できない。

 

これ以上高値を付けてくるのなら、さすがに全損せざるを得ないが

 

さすがにこれ以上の損切りは許容できない。

 

しかし、現在、1.1182をつけているユーロドルは、38.2%押したとしても

1.1150~1.1130のレンジゾーンのミドルも割ることはできない。

 

このレンジゾーンを突破していなければ、31.8%押しで、下落トレンド回帰が見込めたが

 

現状は、テクニカル的に見ると、最悪な状況である。

 

ユーロドルは現在、超短期足ベースでみてすら、上昇トレンドをキープしており、

超短期レベルですら、ほとんどトレンド転換していない。

 

異常である。

 

年末最終末、こんな通貨を取引してしまったことを、心の底から後悔している。

 

とはいえ、今月、ドルカナダのショートが担がれ、1.3260を超えた状態ですべて損切りし、週をスクエアでまたいだ状況と異なり

 

今回のユーロドルはスクエアにしない。

 

こんな買われすぎの滅茶苦茶な状況で損切りするなんていうのは、さすがに上段がすぎる。

 

自分がユーロドルを本日損切りしたのは、ハイロットすぎてポジションがレバレッジ的に耐えきれなかっただけであり、

本来は入金してさらに売り増ししたかったくらいである。

 

グリードどもも、相場をもてあそぶのもたいがいにしておけ…。

 

今日ほど、為替相場に殺意を覚えたことはないし、今日のこの日は一生忘れない。

 

ポジション

EUR/USD  S 1.11803  1.11740  1.11616  1.11357  1.11328 1.11327 1.11326