欧州時間の報道ほどいかがわしいものはない…余力のないなかでさらにユーロ豪ドル売り
本日の米中問題に関する報道
フェーズ1への署名の前に、中国がさらなる要求をしたとかなんとか
またぞろ、中国をヒールに仕立て(?)、米中問題の悪化を示唆するかのような話である。
出元はどこだか知らないが、いかにもできすぎた内容である。
豪ドルは、このヘッドラインの前から、その報を事前に知っているかのように売られ続けていた。
報道内容の真偽はともかくとして
このヘッドラインが流れることを、あらかじめ知っていた連中が、豪ドル売りを仕込み続けていたのだろう。
欧州時間はこの手のパターンが非常に多い。
事実関係はともかくとして、ある報道内容をゴール地点として、事前の仕込みが行われるのだ。
この仕込みを狙う豚どもが狙っているのは、
欧州時間の報じられるヘッドラインの内容、
それだけである。
その真偽や、その先の展開など関係なく
とにかく、そのヘッドラインが流れることを見越して売りや買いを仕込み続けていくのである。
そしてたいてい、この手のヘッドラインは
欧州時間のみで消化され
NY時間に入ると、その報道が否定されるような報道が流され、一気に巻き戻しが起こる。
ポンドやユーロ、スイスフランなど
現地通貨にかかわる報道ならともかく
ドルや円、豪ドル、などなど、欧州に関係のない通貨についての報は、
だいたいが、真偽不明の観測記事で
その情報を事前につかんだものが、値幅を取るための仕込みとして悪用されることがもっぱらである。
ということで、現状、米中問題についての進捗は、現状、皆が知りえる内容からは、プラスでもマイナスでもない状況であり、先ほどのヘッドラインはプラスマイナスゼロ以上の効果をもたらすものではないように思う。
となれば、この報道に煽られて動いた方向はすべてオーバーシュートと考えられ
過度な豪ドル売りや、ユーロ豪ドル買いなどは
欧州時間以前のレートに回帰していくのではないか、と思っている。
最初のうちこそ、ロンアニも積極的に豪ドルを売り、ユーロ豪ドルを買い、としていたと思うが、
こいつらは、おそらく、先ほどの報道を事前に知っていた連中で、途中からもう買うのをやめて、このヘッドラインが流れるのを待っていたように思う。
そして、米中問題の報が流れ、豪ドルが下落加速した後は、にわかの豚どもが、この豪ドル売りや、ユーロ豪ドル買いになだれ込んできて
その後は、にわか豚どもばかりが豪ドルを売り倒し、ロンアニどもについては、それらを利食い場にしていったのではないか、と推察している。
実際に、大衆をまんまとはめて?上値を追ったユーロ豪ドルは、売りの燃料がたっぷりと溜まった状態となり、今度はこの損切によって?じりじりと下値を追いかけ始めている。
もうこれ以上売り持ちできないほどショートを抱えていたユーロ豪ドルだが、小刻みな損切をしたことで余力ができて、最後の最後、1.6350アンダーでもう1段売りポジションを入れることができた。
もちろん大きなロットを積むほどの余力はなかったが、ぎりぎりもう一段売り持ちができたことは、よかった。
しかし、ロンアニの仕掛けのみで(マスコミも結託はしているだろうが)、ユーロ豪ドルのレジスタンスが3段階も突破され、1.6250すら超えていく、というのは、恐怖というよりも、怒りを覚えるほどの投機である。
売り上がり続けた結果、ようやく含み損が含み益に変わりつつあるが、にわかの買い豚が群れを成して、さらなる損切りを打ち抜いていれば、またもポジションは全損の目に合わされていた。
無論、モメンタムと報道相場に頭をいかれた大衆の豚どもは、まだまだ買いをあきらめないほど目を血走らせているかもしれないが、
1.63などという狂った高値から買いをつかんだことを、後に死ぬほど後悔してほしいと心から願う。
ユーロ豪ドルが狂った高値を見せているのは、クレバーなグリード豚どもがその主因ではないと思っている。
このグリードがしかけたレジスタンスブレイクや高値追いに踊らされ、本来的価値を無視して豪ドル売りを行い、その対価として糞の価値もないユーロを嬉々として買っているにわか買いの大衆豚ども
こいつらこそがユーロ豪ドルの相場を歪めている主犯格である、と自分は思っている。
ポジション
EUR/AUD S 1.63491 1.63311 1.63303 1.63282 1.63264 1.63253 1.63248 1.63237 163215 1.63209 163207 1.63206 1.63202