ユーロドル、日通し高値更新で損切り、全損でスクエア

ドル円は108.10を割れたのちは下値を広げ107.80寸前まで。

前日の安値すら更新しているわけなので

昨日の戻り幅をNYで全戻ししたということである。

 

昨日はノートレードだったが

昨日、ドル円ショートをし、損切りされたトレーダーはみな、昨日はなんだったんだ、というむなしい思いにかられることだろう。

 

今日、全戻し局面に突き合わされた自分も虚しさはマックスである。

前日の相場の流れを尊重すれば、

決して、ここまでの値幅を狙おうなどおて思わないし、実際、狙えようもなかった。

 

本日のユーロドルの下落は、再三述べている通り、ドル買いという条件でのみワークする状態のため

 

ここまで一方的にドルが売られてしまえば

自分がユーロドルを売るという前提条件が完全に崩れる。

 

案の定、ユーロドルは結局、日通し高値を更新することになった。

 

 

本日のドル売りは自身の感覚からすればかなり理不尽である。

 

米株が史上最高値を更新する中で

前日の上げ幅をすべて打ち消すという流れは自分としては予想もできないし、想定すらできない。

 

もちろん、米10年債利回りが一方的に下落していたため、それに連動したドル売り、というのは理屈も合うが、

 

その下落幅は、2.14%から、2.11%ほどの下落に過ぎず

その下落幅は、わずか0.03%である。

 

FRBのドル利下げがいま織り込まれているが

ドルの利下げは、0.25%で、

ざっくり言えば、米債利回りのほんじつの下げ幅の8倍、利下げされるである。

 

そんな程度の利回りの低下で、ドル円が50pipsあまりも一方的に下落する、というような理不尽な相場が、まさか今夜起こるとは思いもしなかった。

 

たしかに下落の角度は鋭角ではあるが

この小幅な利回り低下と、米株の史上高値更新、という状況の中で

 

どうやって、本日のドル円のここまでの下落を予想できるというのだろか。

 

自分にはできない…。

 

株や債券などを無視して、

チャートだけを見ていれば

この下落は予見できた面もあるが

 

その他金融市場をいっさい参照せず

目の前のチャートだけで動きを計る、

チャート原理主義者では、自分はないので

そうした純化したテクニカル分析は自分にはできない。

 

相場は1トレードごとに執着しすぎるな、という話もあるが

 

本日はドル買い目線で、最後まで執着しすぎたのが最大の敗因である。

 

前日比マイナスでNYに戻ってきて、

NYがトレンドをさらに増幅させれば

これまで何度も地獄を味わって

NYクローズまで、えんえんそのトレンドが続くという地獄モードに突入する。

 

そなると、NYが作ったトレンドからの脱却はほぼ不可能で

週末のポジション調整と合わせて、ポジションの投げと、一見穏やかに見えて、実はかなり強力なトレンド相場が継続する。

 

何回、この光景を見てきたのだ、と我ながら思う。

 

かつてはユーロドルやユーロ豪ドルなどで何度も同じ目に合わされてきた。

 

今夜もみてみろ。

NYが間もなくクローズするなかにあって

ドル円は、日通しやすね107.80からわずか2pips上にしか上がっておらず、ほぼ下値は利付き。

 

ユーロドルも日通し高値にわずか数pipsさの位置で高値滞空している。

 

あと30分かそこらで、為替マーケットがクローズするが、

そんな短時間で、現在のドル安地合いが、一気に転換する可能性は限りなく0%である。

 

本日、シナリオとしては、ドル売り戦略も考えていたし、エントリー前は、むしろドルショート戦略の方がメインシナリオだった。

 

しかし相場に参加して思ったことは、

本日の相場は決してドル売りなどではない、というものだった。

 

本日の各金融市場の動きも含め

相場に入っていたもののなかで

リアルタイムにドル売り相場になる、と実感できた者がどれほどいただろうか。

 

少なくとも、多くの人間が、

本日はドル高相場、とまでは思わなくとも

ここまでのドル安相場になる、ということは想像できなかったのではないだろうか。

 

だから、買い豚たちのポジションの投げが次口誘発され、ドル円はこんなにも下値幅を広げてしまったのではないか、と思う。

 

大衆の思惑通りん相場が進むなら

ドル円はこんな下を掘っていなかったであろうし、

その他通貨もここまでドル安に振れなかかったであろうと思う。

 

30分足レベルでみたとき

今夜のドル円は、指標発表でのわずかな陽線を除いて、他はすべて陰線

平均足にしてみれば、すべての足が陰線となるだろう。

 

その数は15本近く。

実におよそ450分、時間にすれば8時間かそこら、延々とドル売りが続いたのである。

 

これって、NY市場ならば、どこでショートに入っても、すべて利益だったということである。

 

チャートを見る必要もなく、飛び乗ればすべて利益である。

 

この流れの初動に乗ることができたら、NY時間からの参入で50pips以上の利益を取れていたということになるが、

 

自分には無理である。

 

いま、チャートを見直せば、ルール通りにやっていれば軌道修正で来ていた場面は何度もあったことがわかるが

リアルタイムで、ドル買いという予断をもってトレードしたときは、これらシグナルにまったく気づくことができかった。

 

本日の最大の反省は、東京勢を侮りすぎ、戻り目ジャストでの東京勢の売りを、やがてかられる目標の高値、とみてしまったこと。

本日のシナリオは、108.60を軸にしてのショート戦略とロング戦略を考えていた。

つまり、どちらに転んでも、まず東京勢が切られてから、と思ってしまっていた段階でシナリオが間違っていた。

 

これは本日の大きな発見だが、東京勢も考えてトレードするのだな、というのを初めて実感したような日となった。10年以上相場を見ていて、東京勢がこんなファインプレイをするのか、と思ったのは、おそらくはじめてである。

 

自分は基本、東京勢はNYが買ってくれば、翌日さらに買って、売ってくれば翌日さらに売って、しかも基本はドル買いしかしたくない。みたいな単細胞なトレードの集合体と思って井ノ出、本日の、いきなりの売りは、とても驚きだった。

 

そして、ロンアニが108.60どころか、108.50にすら届けない、という現実を見てもなお、後のNYがやってくれると考え

NYが指標発表ののち、それでも108.35までしか届けない、という段階でも、まだ戻りに執着していた。

で、108.10の最終押し目ラインが割られて、本日の買い戦略は破綻した。

 

 

ここからは売り、だったが、週末でそれほど値が進むと思わず、ショートを取れなかったのも反省点である。

 

ドル円はさんざん下を掘った後、107.80ゾーンの買い領域でようやく下げ止まったようだ。

 

しかし、NYクローズ寸前の、こんなところで下げ止まったところでいまさら手遅れである。

 

あと、これは反省ではないが

本日、ショートを見送ったユーロ豪ドルがよりによって、今週最も下落し、

かつ、その値幅は全通貨ペア中トップの下げ幅であった。

 

さんざん、ユーロ豪ドルを叩き売りたいと考えていて、こういう日を逃すのも、今日のダメさ加減を物語っている。

 

結局、ユーロ豪ドルは昨日まで週足陽線だったものが、本日、週足陰線に転換した。

 

無論、まだまだ下げると思うので、来週はユーロ豪ドルのショートを再開する。

 

ドル円やユーロドルは、買いか売りかをその日ごとに考えているが

 

ユーロ豪ドルはショート以外、自分は考えていないので、その点だけは楽である。

 

いま5時を過ぎ、さんざん下値を掘っていた、ドル円が、はじめて10pipsほどの上げをみせて、107.90アッパーに戻ってきた。

 

午前5時を過ぎて、はじめて30分足レベルで短期移動平均線(10sma以下)を上抜く戻りを見せてきているが

 

すべてが遅すぎる。

 

自分はもうポジションはスクエアになっているし

 

そもそも国内のFX会社は午前5時以降、取引することはできない。

 

来週のドル円は、ここまで理不尽なことしておきながら、また戻りを試す可能性がある。

 

4時間足ベースでのアップトレンドは、なんだかんだいってまだ崩れていないのである。

 

来週、ドル円が戻すようなら、ほんと、今日の自分のドル円買いはなんだったんだ…という感じである。

 

本日は、ロンドン時間に一気に利益を上げて、いいかたちで週末を終われると思っていたら、最後のオチは、またも週末の大敗である。しかもNYクローズまでつきあっての大敗なので、体力的にも精神的にも資金的にも最悪の負けである。

 

週末のこのパターンの負けだけはしたくないのに、今回でたぶん4回目くらいである。

 

いいかげん、学べよ、アホ…。