昨日はノートレード、しかし、ユーロ豪ドル…

昨日は祝日で、自分も私用があり

ノートレードとした。

 

本日から相場を再開するつもりだが、

現状、はっきりとした戦略は見えていない。

 

ざっくり見るかぎり、先週やられはしたものの、ドル円の継続的な下落には怪しさを感じ、豪ドルドルをのぞいたユーロドル他、ドルストレート全般が、ドル売り圧力で上方向に放れていくイメージもわかない。

 

つまり、ドル売り相場に限界を見始めているのがいまの第一印象だが

とはいえ、ロンドン、NYの流れ次第では、やはりドル売り、となるかもしれない。

 

現状の東京市場からは、相場の力関係はまったく見えてこない。

 

昨日の休場から戻ってきた東京勢だが、先週のファインプレイから、はやくもいつもの精彩の欠いた踊り場市場に戻りつつあるのが残念である。

 

先週、東京勢は前営業日、いつものようにロンアニとNYが結託して、107.85まで売り進んだ東京勢を刈り取るドル買いで、そのレートを108円ミドルあたりまで伸ばしたバトンを回されたにもかかわらず、その罠?によだれを垂らして食いつくいたのはNY追随のオセアニアだけで、東京勢はむしろ叛逆のドル売りに走った。売りで負けたから翌日は買い、といった具合に、毎回NY様に節操なくNY様についていき結局最後は刈られる、といったような往復びんたになりかねない無様な真似をしなかったおかげで、結果、見事にドル円の戻り売りの起点となって、ロンドン、NYを殲滅する大金星を挙げた。

 

週末、ドル円が本格的な下落を開始したのは、ロンドン市場午後以降あたりからで、続落を主導したのはロンドン、NY自身であることから、先週のロンアニ、NYの死亡遊戯は、こいつらが自滅した面も大きいところはあるにはあるが、

 

こいつらの自滅をもたらした遠因を探れば、やはり東京勢が、NYに乗っかってさらなる買いを入れたり、ロンアニの安易な買い仕掛けで108.50アンダーまで持ち上げたレートに損切りなどで屈しドル円の戻りの燃料となることがなかった、という気概も大きかったように思う。

 

これが、まずはロンアニの焦りを生み、その後のNY勢には失望感を与え、その前日のドル買い仕掛けをほどかせることになった。

 

これによって、前日、東京勢を刈り上げるためににわかのクソどもすらが、東京刈り祭りに群がり、スクラムを組んで買っていたレートがどんどん高値位置の取り残される結果となり、このにわかの買い豚どもの投げも誘発させることもはじまり、ドル円は、結局、前日安値も割り込み、NYの時間すべてをかけて週足ベースでも先週一週間で最も安いレートまで沈むこととなった。

 

これまでの為替市場は、NYがドル円がどんな戻り高値圏でも無理やり買い続けておけば、それを東京勢にパスすれば、東京勢はNYの奴隷のようにバカみたいにさらに買い、NY勢に格好の利食い場を提供し得てくれることが圧倒的に多かった。

 

だから、ロンドン、NYどももいつもそんな楽観にもとづいているとしか思えない、無茶な順張りをいつもいつも続けてきた。

次のエサ(東京)が毎度毎度追随してくれるのだから、どれだけ高くてもさらに買い上げ、どれだけ安くてもさらに売るということをNY市場クローズまでやっておきさえすればいい、といった、東京勢をなめくさったディールを毎度毎度繰り返してきたわけだ。

 

先週末、そんなクズどものふざけた思惑をまんまと裏切った東京勢は、先週末はこいつらの養分となることを回避し、むしろエサを失ったクズどもは自らでポジションを投げ共食いせせ、むしろ、こいつらのポジションの投げを、自らの利食いとすることができた。

 

先週のドル円の戻り高値から反落は、週末のよくある一方的なトレンド継続の日となり、それは下落方向ではあったものの、その値幅も1円もなく、大相場というにはものたりない、為替の日常レベルと言っていい変動幅ではあった。

しかし、その一連の流れを東京時間から遡って眺めた時、自分が東京勢に抱いていた10年以上ものイメージを覆すには十分な日となった。

 

東京勢もやればできるのだ。

 

だから、これからもNYどもを妄信したノータリン追従トレンドばかりすることなく、自らのディールでロンドン、NYを出し抜いてほしいと思う。

 

そうなれば、東京、ロンドン、NYは三国志のように、各エリアで健全に戦う相場となり、

これまでのように、戦いはあくまでも

ロンドン vs NYで

そのNYに追随するコバンザメのような東京勢は為替市場最低の無能な養分として、この2大強者に視界にすら入れてもらえず、ただただ毎回エサになるだけ、というこれまでの為替相場のテンプレから脱し、もっとその存在感を示すことができるようになるだろう。

 

まあ、それはさておき、ユーロ豪ドルである。

 

今朝がたチャートを見ると、ユーロ豪ドルが1.6をついに割れていた。

 

本日正午前現在、ふたたび1.6を超えて推移はしているが、明らかな下落トレンドはいまも継続している。

 

5月めちゃくちゃに負けたユーロ豪ドルだが

結局、1.6より下は、

5月に自分が売りまくっていたいかなる安値よりも下の位置にある。

 

5月6月は豪ドルの売りムードから、1.64越えまで買われたユーロ豪ドルだが

結局、その仕掛けも5月の戻り相場においても500pipsすら担ぎ上げることはできていない。

 

米中貿易問題を口実にして

豪ドル安を囃し立てることがいかにまやかしで、当時、豪ドルを売っていた連中、ユーロ豪ドルを買っていた輩どもは

結局、モメンタムのみでこのまやかしの豪ドル安相場を作り上げてきたか、と自分としてはあらためて怒りを覚える。

 

今年の自分の損失の実に90%くらいが、ユーロ豪ドルのショートでやられている。

これがはっきりとした上昇トレンドで決まりだったのならば、負けを潔く認められもするが、結局は大きなレンジの上限まで投機的に買われたのみであったと考えると、5月6月、ユーロ豪ドルを買っていた豚、豪ドルを売っていた豚、これら豚すべてに殺意さえ覚える。

 

そもそも、豪ドルドルの下落もそうだが、

米中貿易懸念云々はもちろん、金利差がドル側に分があるにしても、豪ドルがドルに対して売られること自体が、違和感しか覚えない(豪ドルがドルに劣っているとはまったく思っていない)なかで、

金利差すら豪ドルが勝っている状況で、好景気が記録的な年数継続している豪ドルと、近隣の英国問題はもちろん、域内の不安も枚挙にいとまがなく、追加緩和すら検討されるほどのユーロによもや劣るなどというのは、狂気の沙汰としか思えず、そもそも豪ドルに勝てるところか、ユーロに劣後する通貨が、先進国の中でドル以外に存在するのか、と思えるなか、5月6月のユーロ豪ドルの上昇は、まったく理不尽な投機月間であったとしか思えない。

 

本質的な価値を全く無視して、ただただ、ユーロ豪ドルが買われるから買い仕掛け、それがさらなる買いを生むという歪んだプチバブル以外にその動機付けが見当たらない投機の宴はいま完全に終わり、

現在は、その巻き戻しが延々続いている状況だが、巻き戻しどころか、これこそが、本来の姿であると自分は確信している。

 

もとはといえば、このユーロ豪ドルを買うという狂ったディールが起こったはいまにはじまったことではなく、

フラッシュクラッシュで1.67手前まで暴騰したユーロ豪ドル(これも常軌を逸している…)が、そこからの反落を今年4月半に1.57割れあたりで止めて、それを足場として短期アップトレンドが作られてしまったところからはじまっている。

 

そのトレンドを助長したのが米中貿易懸念であったり、豪州の利下げであったりしたのだが、そこでの豪ドル売りはあまりにもヒステリックで、いつしか、一部のアナライザーや著名トレーダーが、豪ドルがまだまだ下落する、といったようなトレンドフォローを見立てだす、といったような愚かな相場観が跋扈し始めるような事態にまでなっていった。

 

それも、さらにさらにさかのぼれば、そもそものそもそも、

もとをただせば2018年8月あたりに、1.17アッパーを底にして4年あまりものユーロ豪ドルの下落が反転上昇したところから始まっている。

 

この底値は、それよりさらにさかのぼった2008年のリーマンショック、2009年のギリシャショックで数年来ユーロが売られ続けた巻き戻しが起こった安値の起点とも重なり、ユーロ豪ドルはそこから5000pipsもレートが戻すこととなった。

 

5月の豪ドル下落を見立てる悲観的な相場観は、この長期的な戻り相場を信じた延長線上にあるように思う。

 

あの当時、ユーロはたしかに過剰に売られすぎたところもあるため

 

その巻き戻しがある程度は起こってしかるべきだが、

とはいえ、根本的にこの10年以上の間で見ても、豪ドルがユーロに劣後する要素など絶無のような状況で

 

この戻り過程自体が、ありうべき重力からは大きく逆らったものであると自分は考えている。

 

汚いたとえだが、糞とカレーが似ているからと言って、食べ物として、糞がカレーに勝るという見立てなど100年あってもありえるはずもないことなのに、それをあり得るといい始めるバカが現れ始めたのが5月の話である。

 

糞が食べ物としてカレーにまさる、という人間は、一部のスカトロマニアを除いて、いるはずもない話である。しかも、スカトロマニアであっても、皆が皆そう思うとはかぎらない。

 

しかし、相場のグリードどもが集まると、スカトロマニアのなかの、しかも、その全員ではないはずの、糞がカレーよりもうまい、という人間の数が、その他のスカトロマニアはもちろん、大多数の一般人をすべて合わせた総数よりも多いという無茶苦茶な話が成立してしまう。

 

それがいまユーロ豪ドルが底打ちした後、なおも底打の後の戻り高値圏での大きな持ち合い相場を形成するという無茶苦茶な状況を、2013年なかばころから、2019の同時期くらいまで、実に6年あまりもの続けてくることになった。

 

そんなレンジが近い将来上下どちらに割れるのか、と言われたら、自分は下としか思っておらず、その意味で言えば、自分がいま中期的なターゲットとみている1.4などというのは全然甘い水準で、1.3は下回るのは当然として、パリティ、1.00を割っていき、0.8も割り込むあたりが順当な位置で、もっとも相場がオーバーシュートすれば、0.25割れまで進んでもいいとすら思っており、遅かれ早かれ、ユーロ豪ドルはどこかのタイミングで史上最安値を更新すると自分は思っている。

 

そういう意味では、いまの1.6というレートすら、まだまだ高すぎる水準で、ここから13000pipsほど下にいっても当然だとすら思っている。

 

1300pipsではない。

1万3000pipsである。

 

ドル円で言えば、10円ではなく、100円クラスの下落、という意味である。

 

ユーロと豪ドルの関係で言えば、そこまで下落しても自分にはなんの驚きもない。

 

その意味では、5月6月に上昇したとはいえ、これだけの下落を見込む自分からすれば、その戻りはたかだか500pipsほどの戻りで、ドル円で言えば5円ほど。100円クラスの下落を考える自分からすれば、その戻り幅は、綾のなかの綾とってもいいほどの値幅である。

 

とはいえ、短期ディールでハイレバレッジというトレードであれば、500pipsは大きな値幅で、同様に、現在のレート1.600アラウンドからまたある程度の戻りはまだまだ起こりうる、ということは言える。

 

無論、もう二度と1.64などという狂ったレートまで戻ることはありえないにせよ、ここから50~100pipsていどは戻る可能性は十分にあるわけで、

いまのレートからそこまでの戻り幅を耐える前提でショートは構築したくない。

 

ユーロ豪ドルのいまの下落は本来の下落価値があり、ここからさらに1万pips落ちても驚かないレベルであるとはいえ

いまの下落角度があまりに鋭角すぎて、突っ込み売りとなりかねないショートは作りたくない。

 

もちろん、この鋭角の下落角度でまだまだ続落する可能性は十分にあるにせよ

そうなったそうなったで仕方ない話で

いまから数百pips下から売らねばならないことになったとしても、

まずは、いまの一方的な下落から、どっかの欲豚たちが買い攻勢に入り、短期レベルで上昇トレンドを作り上げ、それが崩壊するときまで売りには入らないつもりである。

 

要は戻り売りである。

 

自分としては、いまのレートからは1.62近くまでは戻ってほしい。

 

もし、このまま続落して1.58や1.57まで落ちたとしたら、1.6手前で売りに入りたい。

 

つまり波の考え、ボトムから200pipsくらは自律反発したユーロ豪ドルを叩き売りしたいのがいまである。

 

それが、1.5であろうが、1.4であろうがかまわない。

 

まあ、そこまで垂直下落してもいいほどにこの通貨ペアには怒りしかわかないため

そうなったらそうなったで、そのナイヤガラをただただ眺めておこうと思う。

 

しかし、落ちるときはここまで鋭角に下落角度を作っていくほど我先に売ろうとする為替相場に巣くうグリードどもについては

 

本当に節操のない狂った豚どもで

軽蔑の思いしか、わかない。