あれだけしつこく、108.30界隈を狙ってきたのは、こういうことか…

どれだけ戻りを試しても

108.70を超えられないドル円こそ、戻り売りを仕込むべきだった。

 

しかし、いまさら遅い…。

 

今夜のFOMCは据え置きながら

市場は来月の利下げをすでに織り込み始めている。

 

結局、108.20~70のレンジは下に決壊した。

 

最初こそ、107.98あたりからから買ってはみたものの

上値は重く、108.10手前で利食いした。

そしてショート。

いまのドル円はじりじり買い戻しているように見えるが、

まったく信用ならない。

 

今夜こそ、107.80割れは回避したものの

108.20アッパーが今後は壁になるように思える波形である。

 

現在までドル円の下値を107.80ありで支えているのは

本邦の大口だと思うが、

 

NYはそれを食い殺さずにいてくれたが、

結局、本日の東京は

共食いのように、その本邦の底値をぶち破っていくように思う。

 

NYどもは、その東京勢通しの殺し合いを

高みの見物でもしているのだろう。

 

本日は完敗で

一方的に戻るユーロ豪ドルのおかげで

ただただ損失を食らいまくっただけだった。

 

ユーロポンドの下落でユーロ売りを期待したものの

 

ここで生じたのは

ユーロ売りではなくポンド買いで

 

このポンド買いは

ポンド豪ドルをすさまじく引き上げ

結果として、ユーロ豪ドルも連れ高となり

高値張り付きでクローズしそうである。

 

本日の流れと無関係なユーロ豪ドルは

結局、ロンドン以降ずっと買われ続け

狂った高値をキープし続けている。

 

FOMCの乱高下で、結局、ユーロ豪ドルはポジションを縮小させ、1.163割れのところで、またあらためてショートを積みなおしたが

あっという間に1.63越えまで戻り

積みなおした途端、また20pips以上アゲインストにさらされている。

 

どれだけ、戻りを試すんだ…。

 

本日は豪ドルドルがとにかく弱い。

 

ドル買い地合いでは当然のように売られ

ドル売り地合いでは戻りが弱い。

 

すべての原因は、本日のポンドの戻りである。

 

ポンドの戻りはあらゆる通貨ペアに派生し

 

ポンドドルの上昇はもちろん

ユーロポンドの下落

ポンド豪ドルの上昇を引き起こしている。

 

ポンド豪ドルの上昇は

豪ドル安の圧力をかけることで成立しており

結果として、ユーロポンドにおいては売られているユーロがまたも漁夫の利を得ての上昇である。

 

いまさらながら、対豪ドルにおいては

ポンドの方がはるかにトレードがしやすい。

 

その理由は、売られるにせよ買われるにせよ

ポンドはユーロと異なり主体的な動きを見せるからである。

 

ポンドが買われるとき、ポンド豪ドルは上昇しやすく、売られるときは下落しやすい。

 

ユーロ豪ドルは、ユーロが買われるときでも下がるときは下がるし

ユーロが売られるときでも上昇するときがある。

 

ユーロにはいま主体性がないゆえに

ユーロクロスである

ユーロ豪ドルはもちろん

ユーロ円も、ユーロカナダドルすらも

他通貨の関連性でレートが決まり

主体的にレートを刻むことができない。

 

その意味で、昨日はユーロが主体的に下落をしてくれたものの

 

トランプのノイズだとか、目下のドル売りで素直に下値は追わせてくれない。

 

とりあえず、今日のユーロ豪ドルは調整相場だったと考え、

マタギで引き続きショートをホールドしておこうと思う。

 

ユーロドルの下落は、ドル安地合いにあってもも望み薄なので

少し距離を置きたい。

 

現状、ドル円の売り、ユーロ豪ドルの売り。

 

ポジション

USD/JPY  S 108.085

EUR/AUD  S 1.6317 ~ 1.6285