ドルカナダ売り

実はかねてより注目している通貨があった。

 

ドルカナダ、である。

 

ドルカナダは2019年初頭にピークアウトし下落をはじめてから、2月にいったん底打ちしてから、レンジのような動きとなっていた。

 

5月の米中問題で豪ドルなどの資源国通貨が大幅に売られるなかにあっても

異様な踏ん張りを見せ続け、

米中問題で加熱していた5月を通過し

戻りのピークを終えたのは、なんと、5月末からとなった。

 

このあたりから売りを考えてはいたが、

戻りを待とうにも下落が一方的過ぎて、

まったく入るタイミングを取ることができなかった。

 

ようやく反転の兆しが見えてきたのは

日足の200日移動平均線にぶつかってからで、

 

今週初めにドル買い方向で窓消したのに合わせて

ドルカナダは下窓を開けるとともに

そこを底にして、今週3日間は戻してきている。

 

戻りは3日間続いたが

その値幅は70pipsほどで

ドルカナダのボラティリティとしては、

かなり戻りの幅は弱い。

 

戻りのメドは1.33あたりに見ていたので

このあたりから売りを仕掛けることにした。

 

ドルカナダは、ドル円と逆相関のようになっており

見慣れていないと方向がよくわからなくなりやすい通貨である。

 

通常、ドル円が上昇するなら、円売りドル買いで

 

ドルカナダもドル買い方向で上昇するように見えるが、

 

ドル買い地合いのとき、ドルカナダにおいては、

ドルではなく、カナダが買われることが多い。

 

つまり、ドル売り地合いの時は、ドルカナダにおいてはドルが買われてカナダが売られ

ドル買い地合いのときは

ドルが売られ、カナダが買われるのである。

 

要するにドル買いリスクオンの流れの時には

ドルカナダにおいては、むしろカナダが買われるわけで

 

この逆相関は、豪ドルよりもあからさまかつ顕著である。

 

話は少し飛ぶが

ユーロポンドがついにピークアウトしたような感じで

 

ユーロポンドは本日も下値を追っている。

 

これはポンドの戻りを意味しており

ポンド買い。

 

このとき、ユーロポンドで売られる方向のユーロは、ポンドドルにおけるドル売りに挟まれて、下値はそれほど追わないだろう。

 

ということで、ユーロドルは本日は見送り。

 

またポンドドルがドル売りに傾斜しようとも

ポンドが強ければ、ポンド円における円売りがおこり、

ドル円も下値は限定的で、むしろ上昇の可能性もある。

 

とうことで、ドル円は108.20アッパーから買いを仕込んだ。

 

そして、ここからドルカナダの話にまた戻るが、

ドル円が上昇するとき、ドルカナダは下落しやすい。

 

ということで、本日はドル円買いのドルカナダ売り、で勝負。

 

ポジション

USD/CAD  S  1.33023

USD/JPY  L 108.259