雇用統計後、ドル安地合いに助けられ、ドル売りメインで薄氷の勝利。しかしユーロ円がむかつきすぎる…

今夜は当初の予定通り、雇用統計後からの第2ラウンド。

現在は、もはやスクエアにつき、結果のみ。

雇用統計の結果は、予想上振れのようで、
まずドル円が108円ミドルあたりまで跳ねた。
そこから下押ししたことから、まずはショートから。

108.30アッパーあたりでショートし、108.20割れでいったん微益を取るも
そこからなんだか下値が堅い。

ユーロドルは1.14を一気に割り込んだのち、上値が重い、という状況から


ドル円を売りあがることはできず、
まずはユーロドルを安めのところ、1.1360アンダーから売り。

けっこう怖い突っ込み売りの感じがしたが
ドル円の高値更新より一足先に安値を更新し、1.13ミドルあたりまで
そこで利食い

ほどなくして、ドル円も高値を更新し、108円ミドルを超えてきた。

ここからさすがに売る勇気はなく様子見。

ユーロドルのみさらに突っ込み売りをし、微益でスクエア。

ここからしばらくやりようがなく相場を眺めていたところ

ユーロドルは1.13ミドルを割ったものの、そこから底堅く

1.13ミドルあたりから買いを入れた。

ドル円はその後、108.30割れあたりまで下押し、
そろそろ売り参入も考えたが、

短期的なドル買い地合いから、さらなる下はないとイメージし

ドル円がまたも戻しを試しつつ、ユーロドルが下値が硬いとしたら

ユーロ円を買うのがベストバイと考え

123.05あたりで買いを入れた。

しかし、ドル円は108.20も割れ

その過程で、ユーロ円は、122.85割れまで進み損切…。

そのあたりでパウエルの発言、とやらがはじまったところから

急激なドル売りが発生してきた…ただし、ドル円以外。
さすが、腐れ幻通貨である。

結果、ユーロドルの1.1350あたりのロングは、
1.14を抜けるまで伸びたことで大きな含み益に。

ドル円は、108.40〜108.30あたりで浮動。

その掛け合わせで、なんと、ユーロ円が、123円ミドルへと
当初の買いを保持できていれば、
50pips以上もの上昇をみせ利益を取り逃した…。

であれば、安値を更新するなよ、ほんとに…。
クロス通貨はほんと苦手である。

ただ、当初は、ドル円がさらに戻りを試し、ユーロドルが停滞
というイメージでのユーロ円の上昇見立てだったが

結果的には、ドル円が停滞の、ユーロドルが急上昇
という組み合わせで、ユーロドルが吹いたので
そもそも見立て自体は間違っていた。

結果的には、パウエル発言以降、ダウが600ドル以上も上昇した。

その過程で、ユーロドルやポンドドルなど、主要ドルストレート通貨は
のきなみドル売りで上昇する中で

我が国の米国追従通貨・円を擁するドル円のみが
円売り地合いを働かせ、
結果、ドル売り円売りの流れのような形で
ドル円以上に、クロス円に大きな恩恵を与える結果となった。

その後は、ユーロドルが1.14をいったん割れて押した1.1380あたりで買い増し
ドル円もなんだかなんだドル売りの影響は受けると考え
108.30アッパーからの売り、とドル売りベースでポジションを取ったところ、

午前1時前に、ユーロドルが1.1410アンダー、ドル円が108.10アッパーまで
それぞれドル売りが進み
そのあたりで、すべてを全決裁し、スクエアとした。

今夜のような米株の大幅な反発が起これば
少し前のドル円なら、バカみたいに上昇していたであろうが
やはり、現在はまだドル売り地合いの影響があるようで
米株の上昇の流れにドルストレートのドル売りは反応しても
円売りがドル売りに勝てず、ドル円がそれほど伸びないでくれたのは幸いである。

少し前、まだドル買いお花畑相場が起こっていたころは、
今夜と全く逆のような感じだった。

たとえば、前回、FOMCで利上げが行われたとき
株は大きく下落したにもかかわらず、ドル円は大きく上昇したのである。

その後、その無理がたたったかのように、
ドル円は翌営業日に大きく下落したように記憶しているが、
そもそも株価大幅下落でもドル買い地合いのみで、
ドル円が上がるということ自体がかなりの無理筋だったようで、
そうした虚飾がついにはがされたこのあたりも、
ドル買いお花畑相場をようやくドル売りに転換した契機となったように思う。

かくも地合いというのは、
いかに株価や要素がドル買いを示していても、ドル売り地合いなれば
ドル売り圧力が、そのドル買いの要素を打ち消してくれる。

かくも地合いというのは、相場を支配し、
大きな力となることを、今夜あらためて認識させられた。

基本、自分は常にドル売り目線がデフォルトなので
こうしたドル売り地合いに支えられた今週は、全勝、という形で終われた。

ただ、現在のようなドル売り圧力の空気がなかったなら
本日の雇用統計の好結果や、株高などは、
ドル円の大きな上昇を促したに違いないので、
ユーロドルの買い下がりや、ドル円の戻り売り狙いは
場合が場合なら、かなりの損失を被った可能性もある。

昨年10月までの(というかその以前からの何年も続いた)
無茶なドル買い地合いが、
いかなるときもあらゆるドル売り要素を無視し続けるように
じり上げを繰り返し続けていたツケは
どろどろの汚物のように溜まり続けていたのかもしれない。

欲にまみれたドル買い豚たちの、腐臭すらする大量のロング残留ポジション。

1月3日のフラッシュクラッシュとかみんなが呼んでる名の大きな下落は、
その汚物ががついにガス爆発したとすら思えてしまう。

そういう意味では、
今後、ドル買いの材料が出続けても、それを無視して
地合いのみに支えられたドル売り相場で強引にドルを売るようなことがあれば、
今度は逆に無理なドル売りのマグマが溜まりかねず
それがブレイクしてしまえば、
1月3日の真逆の、ドルの大暴騰、のような悪夢も起こりかねず、
結果、現下のドル売り相場も早晩危うくなる可能性が高くもなりかねないことは
ゆめゆめ警戒しておこうと思う。

ということで、今後、相場参加者にはなんでもかんでもドル売り
みたいな、バカ丸出しの地面を掘る豚のようなことは繰り返さないでほしいと願う。