人の行く裏に道あり花の山(USD/CAD 1.3303 → 1.3275 利食い)

ドル円はやっぱりしんどい。

その他通貨ペアほどではないが

投機的なロスカット狙いや、むやみな押しや上げでヒゲを作り

短期トレードでは振り回されてしまう。

 

108.25あたりにおいていたロングは

108.45あたりまでの戻しで半分ほど利食い

指値を、直近安値の108.30割れにおいて

ロングを積み増ししておいた。

 

で、今夜の指標発表CPIとかが予想を0.1%下回っ

たというだけでドル円は下窓を開けて下落

 

指値のラインはしっかり試されるかのように、

108.30が強引にこじ開けられ割り込み

このラインに逆指値を置いていたドル円ロングは

すべて逆指値でスクエアとなった。

 

で、108.30アンダーから

ドテン売りで、108.30アッパーを少し損切りにショートしてみたが

なんだか底打ちムードを感じるため、

すぐに決済で

やはりショートを投げてロングを取り直した。

結局、瞬間開いた窓も埋めて、レートは108.40前後に戻っている。

 

結局、ドル円は108.29と、値が悪いところでロングの持ち直しとなっている。

 

こういうのばかりあるのが為替相場である…。

 

それに比べてドルカナダは不当な投機にさらされにくい。

 

ドル円のみならず、

ポンド円、ポンドドル、ユーロドルなど(こちらの方がよりたちが悪い)は

 

取引量も多い代わりに

お互いをダマシ合い殺しあうような市場で

ヘッドフェイクのようなカウンターや

上ヒゲ下ヒゲが起こりやすく

とにかく、相手のポジションを刈りに来るような動きが連続する。

 

ダマシも多く、

いかに相手を出し抜き利益を奪うかというグリードどもがしのぎを削っている。

 

それに比べてドルカナダは

チャートを見れば明らかだが

妙なヒゲが発生しにくく

相場が進めばそのトレンドを素直になぞりやすい。

 

つまり上昇相場のときは素直に買えばよく

下落相場では素直に売ればよい感じで

 

ヒゲのような振り落としも

よほど近いLCを置かないかぎりはやれにくい。

 

経済指標においても

売り買いが交錯するようなヒゲが出まくることも少なく

素直にポジションが投げられたり買われたりすることも多いため

経済指標時においても、それほど警戒しなくてもよいところがある。

 

今夜の指標発表では、序盤のドル売り、買い戻しのドル買い、という

 

ドルベースの動きで、多少上下にさらされたが

 

ドルカナダそのものが攻撃を受けたというよりは

ドルの売り買いの相関で値を動かされただけで

 

落ち着いたあとは、自分が現在狙っている下落方向にまた動き始めている。

 

経済指標の発表のときは

ドルの売り買いの大きなポジション整理が起こったこともあり、

ドルカナダもドル円と相関するような動きを見せてはいたが

 

複雑な各通貨の相関のなかの組み合わせの妙からか

ドルカナダは、ドル円と逆相関を描きやすい通貨ペアで、

 

本日、17時半前に

ロンアニによって、ドルカナダは強めの陽線を作ったが

そもそもドルともカナダとも関係のないロンドンどもが

ドルカナダを買い上げたところで

相場は限定的だと思うし

そもそもこの戻りも

ロンドン時間のドル売り仕掛けからの相関で

計らずして生じた陽線であり

ドルカナダが仕掛け対象として見られているものではないように思う。

 

ここ3日間の戻りは

昨夜NYの株安転換のドル売りの流れから派生したものではあるが、

現下の下落圧力を転換させるほどの力はないはずで

昨日のNYで戻してきた1.1310あたりが戻りのピークではあったのかとは思う。

 

戻り売りを試すには、1.1310よりかなり下からと思っていたが

 

ロンアニどもが、1.3305あたりまで買い上げてくれたおかげで

1.33アッパーからの売りを持てたのはよかったが、

 

やはり大きく値が取れたのは先週までだったかもしれない。

 

先週の流れが、やはりドルカナダの身の部分で

ここで売れなかった段階で

 

現在の戻り売りは出がらしみたいなところがある。

 

1.33アッパーからの戻り売りが

30pipsも下に押し下げられないのは

やはり、日足の200日移動平均線がサポートになっているようで、

ここを底と見立てる買い豚たちの買いか

ここを下げのいったんのメドとしての利食いかで

 

とにかく、このラインあたりが相当硬いサポートになってしまっている。

 

ということで、ドルカナダ1.33アッパーからの売りは1.3280割れのところで、あらかたを利食いした。

 

ドル円もまた膠着状態にあるが

ドル円の、108.30アンダーのロングはまだホールドしている。

 

ドル円ががんがん戻していくというイメージは

自分のなかには全然ないが

 

戻りのメドしては昨日の108.70アッパーというのは、やはり甘すぎなように思え

 

少なくとも108.80越え、流れ次第では109.15あたりまでの戻りを確かめないことには

 

いまの戻り相場の終了を買い豚たちがイメージするまでにはいかないように思える。

 

ということで、ドル円ももう少し持っておこうと思う。

 

ポジション

USD/JPY  L 108.294

USD/CAD  S 1.33023