ドル円が日通し安値を更新し、また損切り。買い直し。
108.10-15
このゾーンは、
自分がドル円の昨日の戻り過程からの押しの限界と考えているラインであり
ここを明確に下回るようなら、ドル円は昨日の短期戻り相場を全否定する起点になるとことになると覚悟している。
18:30から30分足レベルで確認できる突然のスクイーズは、
下方ブレイクのためのスクイーズで
自分の見立てはまんまと外れてしまった。
もともと東京勢の売りから、方向は下落の流れとなっていたところで、いったんスクイーズして再度下方へのエキスパンションが起こったということは、
ロンアニの買い仕掛けがまんまと失敗したことを意味し、本日のロンドンVS 東京については、
東京勢の完全勝利である。
たしかに108.45あたりには強めのレジスタンスがあったが、ここを一度試したのみで、V字に下落していくということも想定外で、
やはり、東京勢の戻り高値108.44あたりを上抜いたところで、相場がうんともすんとも言わなかった段階で
ロンアニどもも本日の負けを悟ったのだろう。
108.45アッパーから、108.10割れまでの下落の燃料は、本日はロンアニどもである。
為替相場は敗者がすべての損失を受け入れねばならず
昨夜東京を焼き尽くしたロンアニは
本日は自らで焼け死んだ、という感じである。
先ほどはロンドン時間だけを切り取って、下落より上昇の方がパフォーマンスがいい、と述べたが
東京時間からこれまでのローソク足を俯瞰してみれば、陰線が多く
これほど下落パフォーマンスのよい日もなかなかないんじゃないか、と思えるほどに、綺麗に下げている。
自分が取れたドル円のロングは、
30分足のローソク足で言えば、たかだか2本分の陽線で
その後の下げは場では、1本分のローソク足で下げているのだから、
今日はいかに割の悪い勝負をしていたんだ、と思える。
こちらは、下落以降も買い下がっては損切り、買い下がっては損切りと繰り返しているが、
時間足が切り替わる寸前までドル円は売られ続ける始末で
最後の最後、23時になろうという数秒前にもまた安値が更新されて、
22時から30分足レベルで2連続の陰線丸坊主である。
さっきよりも今、いまよりも先、つねに現在が最も安いレートをつけているというほどの下落圧力で、ここまでドル円ショートに分が悪いというのも珍しい。
本日はまさに東京勢の完全勝利である。
昨日、NYが買い上げまくり、
オセアニアがさらに高値ブレイクをさせたあと、それにいっさい追随せず、むしろ売り叩いた本日の東京勢はお見事です。
昨日のロンアニとNYは、本日東京に絶好の戻り目を提供してあげた状態で、東京勢はそれを華麗に叩いた。
ロンアニの東京刈りでの東京時間正午するの戻り高値更新にも東京勢は微動だにせず、結局、ロンドン勢の完全撤退を生んだ。
東京勢についていくと最後には殺される、とじぶんは思っていたが
ドル買い大好きな東京勢が、よもやドル売りで完全勝利を果たしたとなると
今後の東京勢の見方をあらためないとならないかしれない。
10年以上も抱いていたイメージを覆すことになるのだから、自分にとってはパラダイムシフトに等しい大転換である。
自分もドル円はそもそも売り目線ではあるものの、東京勢を侮り、東京高値が抜かれるまではドル売りに転向しないとしていた自分の浅ましさが裏目に出た。
しかし、ロンアニどもの買い上げが、108円ミドルすら超えらえず、ここまで完全失敗になるとは思わなかった。
18:30からのドル円の売りは、止まることなく、結局、経済指標を発表を待たずして日通し安値も108.20アッパーまで更新された。
経済指標発表後にも、売りの勢いはとまらず、さらに安値を更新。
そしていまやドル円は108.10割れの水準である。
経済指標の発表を待たずして、作り直した、108.27あたりの新規ロングは経済指標発表後の戻りで一時プラスになるものの、戻せたレートは、108.40にも届かず、そこから再度叩かれたため、ロングポジションはまたも全損。
やはり、朝の見立ての通り、108.30のラインは押し目とはならず、最終防衛ラインとして考えていた108.10割れまでの売りである。
もはや逆張りに近いロングになってきたが、108.10アンダーから、最後にロングを作った。
108.10~15が自分のなかでの本来の待ちたかった押し目のゾーンで、いまだ108.10を割り込んではいるものの、108.08あたりというのは、まだまだサポートの許容内である。
これも切られ、108.10に回復ができないようだと、もう自分のなかでドル円をサポートするラインは、107.80あたりまでなくなり、今夜は負けを認めようと思う。
もしこの最終ロングが大きく戻し、東京勢の高値を超えたところで、東京勢を批判するつもりはない。
108.60アンダーから、108.10割れまでの下げ幅を取っている段階で、もう十分で、この状況でショートポジションを利食いせず、108.60が抜かれ損切されるようなら、それはもう自業自得である。
50pipsものバジェットを稼げいるのだから、賢明なデイトレーダーなら、いつでも利食いしてよい水準である。
ちなみにドル円が売り込まれたとはいえ、
それ以上に弱いのがユーロドルで
ドル円がこれだけ一方的に売り叩かれても上値が重い状態で
ユーロドルのショートポジションはいまだにすべて残存している。
しかし、今夜の米経済指標、PPI。
予想を上振れていながら、ユーロと同じような感じで、
ドル円は最初こそ少し戻ったが、あとは圧倒的な下落である。
経済指標発表後に伸びたドル円の上げ幅は、ユーロドルと同じように
まるまる食われた。
いや、その下げ幅を考えれば、ユーロドルよりもむしろドル円の売りのほうがひどい。
米株が堅調にもかかわらず、米債利回りが低下基調で、ドル円はそのぶん上値が重い。
もろ、ドル円の利下げ期待に連動した値動きである。
ただ、ドルの利下げ期待があるわりには、米10年債利回りはひところの2%割れというような事態にならず、2.1%越えをキープしている。
そしてドル円も、105円どころか、108円をキープしているのに違和感を覚える。
まあ自分自身、もともとドル売りムードのなかでドルを買っているというポジショントークも多分にあるが、
いまの利下げ材料というのはあくまでもムードであって、本質的にドル円は戻り基調継続なのではないか、という思惑もなくはない。
まあ、負けてる自分の意見など、いずれも御託で、結果は相場が教えてくれるだろう。
しかし、本日は週末というのあってか、異質な1日である。
まず、東京勢の戻り売りが決まる、というのも、これまでにほとんど見たことのない快挙であり、
ロンドン時間も東京を刈れるどころかお互いで殺しあっていた。
まず、東京安値をロンアニが更新せることで、東京勢に利益をもたらし、
その後は、東京勢ではなくその戻り売りを仕掛けたロンアニが、ロンアニに上に刈られ
今度はドル円を108.45アッパーまで担ぎ上げたロンアニが、
NY本格参入前に、これまたロンアニと、後に参戦してきたNY勢とのツープラトンで日通し安値を更新する下落で切られている。
この上下の乱高下は東京時間初動にショートするか、NY参入後にショートしないと
デイトレベースですら、ポジションのホールドを許さない状況で
スキャルパーと東京勢以外は全員損失を食らっている、といった状況である。
本日戻り売りを仕掛けた東京勢だけが、高みの見物でバジェットを稼いでいるということが、本日、最も違和感を感じる点である。
本日、もっとも負けているのはロンアニのはずで
108.47まで値を上げたものの
しまいには、18:30より、下に掘られる。
本日のロンアニのトレードは、東京勢を彷彿とさせるほどしょっぱいほどで
ロンアニについていくと、むしろ負ける、というような体たらくであった。
そして自分はそんなロンアニについていき、下落過程でめためたに損切されてしまった。
本日のロンアニは孤独な舞をひとり繰り返しており、まったくもって精彩を欠いていた。
ロンアニは、その他ロンアニやNYどもと徒党を組み同一方向で、よってたかって弱いものをいたぶるからこそ強いのであって、
孤高の気高きファイターなどではない。
とにかく、本日のロンアニどもは、ひざまずいて、おのれのさもしいトレードを反省するとよい。
自分も今日は大いに反省します。
ポジション
USD/JPY L 108.070 108.073
EUR/USD S 1.12655 1.12515 1.12478