ドル円のポジションが全滅、同値で切られる…
調子に乗って、ドル高相場を前頁で述べていたら、18:30あたりからドル円のボラティリティが急速に低下していき、108.30を再び割れてしまった。
ドル円の買いポジションは、損切位置を108.30あたりに引き上げていたので、これらが一気に切られてしまった。
途中途中で小幅に利食いしていたことが功を奏し、現状、損益はプラスを維持しているが、含み益をすべて失ってしまったのは痛い…。
自分はよく30分足を見ているのだが
108.25から反発したドル円は、+2σにタッチすることもなく、+1σから突然、売られはじめ、一気にバンド幅がスクイーズしていった。
自もほとんど見ることのないパターンで、まさかポジションが切られるとは思わなかった。
米10年債利回りが急低下しており、そこに反応している面もあるだろう。
それ以外の心理的な面を考察すれば、ロンアニが東京勢を刈りにドル買いに走ったはいいものの東京勢が戻り売りをしかけた108.45アンダーを上抜いても損切が走らないことから、うんざりしてポジションを投げた連中がいたようにも思う。
東京勢に戻り売りを作らせず、自分らの戻り108.47こそが戻り売りだという自己満足な自負で、ドル買い撤退を正当化する筋もいるのかもしれない。
ただ、ロンアニが戻り高値を取ったったー、というのは、いいとして、それより先、108.60から下で戻り高値からの戻り売りを実行し、現下のドル売りのトレンドメイカーの起点となっているのは東京勢である。
その現実を受け入れ、東京様のトレンドフォローで追随し、17時あたりから買ってきたロンドン勢が養分になる、という構図でよいというなら、ロンドン勢の敗北ということでかまわないが、
そんな敗北を受け入れがたいロンアニもいるはずである。
この敗北を受け入れる、ということは
ロンアニのみならず、昨夜、東京勢を担ぎ上げたNY勢すら逆張り勢力として、トレンドフォローの東京勢に屈するということである。
しかも、世界で最もドル円買いが好きで、ドル売りを世界の誰よりも嫌う東京勢にロンドン、NYがまとめて敗北するということである。
そんな屈辱をロンアニも受け入れるとは思えないので、
現在の突然のドル売り転換から生じたスクイーズが再び開くときは、
やはり上方向であると考え、再度ドル円買い。
突然のドル円の下落によって、
ドル円はロンアニが作った上げ幅のすべてを失ったが、
テクニカル的に見ても、ロンアニが1時間で上げた上げ幅を、2時間半かけて打ち消している、という段階で、売りのパフォーマンスは、買いに比べて強いとはいいがたい。
ただ、この一方的な下落は、下落したとはいえいまだ高値圏にある米債利回りの低下だけでは説明がつかず
またも今夜の米系指標(PPI)の結果を知っている筋のインサイダー的な売りなのかもしれない。
となれば今夜の米指標結果は予想を下振れている、ということになるが、
指標前に結果を知っていたところで、結果からの市場の動きまでは操ることはできない。
とはいえ、指標が予想を下回れば、一時的にはドルは売られる可能性はたかいがゆえに
やはり、当初考えていた108.15あたりまでの押しは覚悟しておかないとならないのかもしれない。
ユーロドルのショートそのままホールド。さらに売りを追加。
ポジション
USD/JPY L 108.261
EUR/USD S 1.12655 1.12587