詐欺まがいのリスクオンに乗じたアップトレンド、それからトレンドレス、でありながら小トレンドを発生させる。ほんとどうしようもない輩ども。ユーロポンド売り。

今週は仕事も忙しく、ほとんどトレードできないまま週末まで来てしまった。

 

ただ、相場を見ていると、今週は完全にトレンドレスな相場で

やったらやっただけ負けてたのではないかと思わせるほど

まともなトレンドが出ないような週になった。

 

あらゆるトレンド気配がことごとくダマシになったような週とはなったが、

より俯瞰してみれば、

それ以前からのドル売りの流れからの、

オセアニア通貨を筆頭としたその他通貨が買いも、

これら通貨ペアはなんだったんだ、というほどに下に押されているような週である。

 

特に悪質だったのが、やはりさすがのユーロで

やはりEUコロナ基金なる強気材料は

やはりのEU加盟各国の全会一致など即座にはかれるはずもなく、

与太話に近いような状況となっており、

浮かれて上昇してきたユーロは、その上げ幅をどんどん削っていっているような状況である。

 

ユーロ円についても、やはり120円オーバーは高すぎたようで

現在は119円代に沈んでおり、

保有していたユーロの現金を120円超の水準で、すべて日本円に戻しておいて正解だった思わせるような状況が現在の相場である。

 

そんな先週までの詐欺まがいのトレンドを帳消しにしながらも、

レンジに移行する現在においても

トレンドを取りたがる強欲どもが

そんなトレンドレスななかでも盗人に追い銭のように

小トレンドを発生させたがっているのが、ユーロポンドである。

 

ユーロポンドはレンジ上限の戻り高値が0.9050あたりにあり

そこを抜ければレンジブレイクということになるような状況で

 

ロンドン時間、この0.9050水準を明確に上抜いてきたが

現下のトレンドレスな状況の中

ユーロポンドのみがトレンドを形成していくのはいかにも怪しい。

 

この仕掛けのエッセンスとして使われているのがいつもながらの

投機のおもちゃポンドであるが

 

ユーロを底堅くしながらポンドを下に沈めていくというやりざまも

ポンドが現在の相場の中心でない現状、

かなり無理があり

ポンドが下落ならばユーロも相関して下落してしかるべきで

ポンドだけが沈められ、ユーロが上昇するという

逆相関の股裂けは、

かなり無理があるように思う。

 

しかし、この無理が通れば道理が引っ込むではないが、

この無理筋が突き進められるがゆえに

ユーロポンドの売り豚はそれだけ損切されるわけで

まあ、当然、いくわけのないところに持っていかれるのだから

損切りも発動されるだろうよ、というところだが、

 

実際、自分も0.9050アンダーから売って、0.9050アッパーで損切りされた。

 

では買いでついていきますか。

 

というのも、これほど馬鹿げた話もなく、

 

週末かつトレンドレスな現在の相場付きにおいて、

 

またとない売りのチャンスであり、

 

売りてからすれば、これほどのバーゲンプライスはない。

 

 

現状、0.9050から上の水準は

一過性の短期のロンアニ投機豚どもが無理を承知で高値買いをしている

投機がゆえに生み出された幻のゾーンのようにも自分には見えており、

 

ドル円でいえば、コロナショック時に突っ込んでいった101円のような状況にも見える。

 

ユーロポンドは今月初めからの下落調整において

健全な需給のバランスが整う水準まで下押すことなく、

高値を更新することになったが、

これは内部的には大きく偏った買い豚の買い玉の増加を生むことになり

テクニカル的には、強烈なダイバージェンスを発生させることとなる。

 

ということで、週末の最後の最後に、ユーロポンド売り。

 

現状、ユーロポンドはテクニカル的にみて、下げの一択にしか見えない。

 

本日の相場が調整局面であれば、

現在はレンジの最高値水準で下押しされるだろうし、

トレンドが発生するとすれば

ユーロポンドはむしろ、大きくダウントレンドに傾斜する状況に見える。

 

その意味ではトレンドレスなロンドン市場の状況において

下げるどころか、むしろプチトレンド的に

上値を追ったユーロポンドは

悪質なダマシ上げであるとしか見えない。

 

ポジション

EUR/GBP  S 0.90653  0.90576  0.90574