ドルカナダ売り増し

今週は、ロンアニがドルカナダの底値買いを狙い続けている。

 

ドルカナダは1.34を再び上抜いたことには飽き足らず、

さらに1.3415あたりまで上値を伸ばした。

 

ドルカナダ売り増し。

 

昨日からロンアニは逆張りのドルカナダ買いを繰り返しているが、

その危険極まりない逆張りに対して

ロンアニとなれ合うNYはそれに水を差すことがないため、なれ合い

翌東京勢は、NYの背中を見て動くことしかしない動き。

 

そして欧州勢がふたたびトレンドフォローで下値アタックを試すが

再びロンアニがカウンターで買いを入れ

底値圏レンジを継続させる、という状況が本日の相場である。

 

かつてドルカナダが1.3330を超えるまでは

このゾーンがかなり強烈なレジスタンスとなっておいて

上抜けが狙われると幾度となく上から叩かれ、その上昇を拒んでいたが

現在は、その逆で下割れをしそうになれば、底値買いを繰り返す

ということが繰り返されている。

 

昨日、1.3380あたりから底値買いしたロンアニは

本日の東京午後からの欧州勢らしき売りに崩されたが

なおもあきらめず、そこから買いあがっている。

 

おそらく、自分たちが底を割れないことからの当てつけだと思うが

自らがトレンドの起点になれないとなると

徹底的にトレンドフォローわーをいじめる逆張りに走りたがるのもロンアニどもである。

 

ロンアニはトレードはときに子供みたいな態度に見えることも多く、

そんな子供じみた感情ひとつで相場が動かないなら

そんな意地などどうでもいいことだが、

ロンアニはそんな独りよがりの独善が通用するだけの

資金量を持っているからたちが悪い。

 

たしかに、ドルカナダは日足レベルでも現状売られすぎの領域にある。

 

ここまで売られてきてさらに売られるというのは

もはや過熱感以外にないが、

トレンドが発生すれば、こうした売られすぎなど無視した形で

どんどん方向が進むというのも為替相場である。

 

そしてそんなトレンドにのみ殉じ

テクニカル的な過熱感を無視して順張りで相場をぶっ壊していく筆頭がロンアニどもである。

 

現在はドル安の圧力が為替市場に蔓延しており

たとえ売りの過熱感が極まっていようと

それに抗ってドルカナダを買うというのは完全に逆張りであり

そうした過熱感ベースでの逆張りから最も遠いところにあるのが

世界屈指の順張りの獣たちであるロンアニである。

 

その意味では、現在のドルカナダの底値買いは

ロンアニの本質的な強欲からすればいかにその本能に反しているかがわかろうというものである。

 

それでも本日のロンアニがドルカナダを買ってきたのは

東京時間も上値も重く、その後の欧州もドルカナダを売り崩してきたことに対しての子供じみた反発心のみであろうと思う。

 

そんなトレンドにまったく逆らった買いであっても

東京午後から欧州勢にかけての下げの起点となった1.3400の戻り高値をぶち抜いて、1.3415あたりまで踏みあげてきたのはさすがとはいえるが、

 

やれてそこまでであろうと思う。

 

現在の金融市場の潮流が完全にドル安で傾いているなかで

世界最大の金融街シティであったとしても

ロンアニの子供じみた意地一つで

世界の潮流を覆すまでの力はない。

 

ロンアニが本来得意とすることは

トレンドに乗じながらも

さすがにいくらトレンドとは言っても、それ以上はいかないだろう

という高値や安値を、その資金量に任せてぶち破り

相場の過熱感をより加熱させたバブルを醸造することである。

 

この手の投機の方が本質的に悪質で

世界経済の害悪でしかないが、

こうしたバブルの醸造と破裂で富を貪ってきたのが

この手の連中である。

 

ポジション

USD/CAD  S 1.34126 1.34032 1.33958 1.33955