ドルカナダ買い

ドルカナダは昨夜、1.6160アンダーで利食いしスクエアとなったが

その後、下値を追っていったことを考えれば、利食いでいったんはなれたことは、結果的にはよかった。

 

ドルカナダは、昨夜のNYのじり安推移から継続し、1.6130を割れるまでに至っている。

 

まだ押しとしては甘いようにも思えるが、

カナダ中銀の政策金利発表の急騰の天底を結んだ時、昨日と今の下落で

すでにドルカナダは38.2%押しの水準まで押しを進めている。

 

本日のロンアニは、昨日のNYの下げを引き継ぎ、さらなる下値を追っているようなロンドン序盤ながら

 

昨夜のドルカナダの下落は

ユーロ売りに伴う、ユーロカナダ売りなどのユーロ売りの相対としてカナダドルが買われたにすぎず、主体的なカナダドル買いというまでには至っていないように思う。

 

さらに、昨夜はドル円も下落していたため

ユーロ安、ドル安、円高のような流れが進み、

 

ここで生じたリスクオフの流れからのドル売りもドルカナダを弱くしたものであろうと思う。

 

カナダドル売りの相場は、一昨日よりいよいよ本格化し始めたと考えている。

 

トレンド転換は、大き目の棒上げや棒下げがその号砲となることが多いが

 

現状、短中期アップトレンドを完成させたドルカナダに、昨夜、棒下げのような売りはでていない。

 

その意味で今月のドルカナダの戻り相場は、まだトップアウトはしていない、と考えている。

 

問題は、現時点でドルカナダの売りの調整が終わったかどうかである。

 

実際、欧州序盤に1.3130を超えてきたドルカナダを17時からのロンアニは即座に売り叩いており、2pipsもない値幅ではあるが、日通し安値を更新させてきた。

 

自分は、1.3130アンダーからロングに入っところが、ロンアニが売り仕掛けしたいったんの短期高値となり、

最初の損切りを日通し安値ジャストにおいていたので、

このわずかな更新で、いきなりロングポジションの20%くらいの量が損切された始末である。

 

ここで値ごろ感の逆張り目線でチャート分析し売り時を考えると、

 

ボリンジャーバンド逆張りの指針とできる。

 

現在、ドルカナダは4時間足でのボリンジャーバンドスクイーズさせつつあり

かつ+1σを下回っている。

 

ボリンジャーバンドのバンド内に収まる確率は95%ともいわれる。

 

ボリンジャーバンドの現在の4時間足の幅を見れば、逆サイドの-2σ、場合によっては-3σまで進めば、1.300どころか、それすら割り込むほどの位置となる。

 

皮算用で鉛筆をなめなめして計算すれば

現在のドルカナダはかなり高いところから売れるわけで、下落が進めば大量利益のチャンス! である。

 

…とそんな都合よくいけば、為替相場も簡単である。

しかし、そんな値ごろ感の逆張りは、たいてい裏目にでる、というのが為替相場である。

 

たしかに、4時間足のボリンジャーバンドの+1σ抜けが、逆張り売りの優位性があるときもある。

しかし、そういう場合はレートは即座に逆側を追っかけ、

瞬く間に下のレートのバンドに到達しているはずである。

 

金融相場に巣くう豚たちの利益に対する貪欲さは尋常ではない。

 

相場にわずかでも優位性があれば、その優位性はたちどころに豚たちの食い物にされ

その優位性は一瞬のうちに失われ、また不確実性だけが残る位置にレートはとどまる。

 

ボリンジャーバンドを安易な取引ツールとして、ゆったり逆張りディールできるほど、相場は甘いものではない。

 

いま見るべきは、4時間足ボリンジャーバンド+1σを下回っていながら、下落が素直に進まない現状であり、

 

これは裏を返せば、逆張りの売り豚から見たら売りのチャンスに見える現在の形状を逆手にとって、これら売り豚の売り玉を養分としようと考えている豚が潜んでいる、という証左ではないかと思っている。

 

とはいえ、ロンアニは、ロンドン市場が開いてから一貫してドルカナダを売ろうとしている。

 

本日のロンアニは、東京とそれに続く欧州序盤勢を刈りたいがために、必死にドルカナダを売っている感じだが、

これで、本日の東京や欧州を刈れたところで、

ドルカナダのロングを大きく投げさせるレートは、

高く見ても、1.3070より下、安ければ、1.3050を割るくらいまで売り込まないことには、ドルカナダを下げ転換させることは困難である。

 

しかし、現状、ロンアニの売り浴びせはまったく止む気配がない…。

 

一昨日、あれだけ一方的な投機売りがすべて踏みあげられ殲滅されたのにも懲りず

本日もまたドルカナダを売り崩そうとするロンアニ。

 

その動機は、自分たちの前の東京勢や欧州勢がドルカナダを買い気味に進めていたからであろうから、それを食らおうと売り。

 

長期はおろか、中期的な目線すら無視しての、近視眼な投機売りである。

 

一昨日もそうだが、ロンアニの狙いはただ東京勢を刈る、というゴミクズのような動機のみを基本の推進力とする。

 

今回も、この動機のみでロンアニはドルカナダを売ってくるようにしか見えない。

 

ただ、ロンアニがどれだけパワープレイヤーであろうとも、

現在講じている不当なドルカナダ売りは

素人の値ごろ感ショートと同様、逆張り、である。

 

それでも我々なら値を崩せる、とでも思っているのか。

 

傲慢にもほどがある。

 

たいがいにしろよ、クズども。

 

ポジション

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