目を離している間にユーロ豪ドルが切られていた。ドルカナダ売り直し

EUR/AUD  L 1.62989 1.62991 1.62992 1.62994 → 1.6220 損切り

 

午後相場が見られず、いつのまにか上記で切られていた。

 

結局、1.6250まで戻りしてはいので、ど底で刈られた感じであるが、相場を見れていなかったがゆえ、どうしようもない。

 

やはり豪ドルの強さというか、ドル弱さというか、現状のリスクオンムードが消えない状況ではたとえユーロが強くとも、ユーロ豪ドルも浮上は困難なのか…。

 

豪ドルドルがはっきりとダウントレンドが確認されない限り、もうユーロ豪ドルに手を出すのはやめておこうと思う。

 

結局、利食いして消したドルカナダは1.34を割り込んでおり、早めに利食いしたことが裏目に出てしまった。

 

昨日戻り高値で利食いしてしまったドル円は107.30まで下げが進み、もともと最初に1.1260あたりから買おうとしていたユーロドルも続伸。

 

全てが裏目である。

 

結局、ドルカナダの下割れはロンドンまで待たねばならなかったわけで、

昨夜のNYのロンアニとの馴れ合いには腹が立ったしょうがない。

 

もともと1.3450アンダーからからドルカナダは売り持ちできていたのに、1.34割れからの再エントリーには躊躇があるが

 

ロンアニのカウンターにより日通し安値から30pipsあまり戻した1.34に近い水準で売り直せただけまだマシか。

 

昨日のポジションは1.3405で利食いできてはいるから、そこから少し下からの再エントリーなので、まだ許容できる。

 

ロンアニのカウンターロングは1.34声まで続き、そこでも売り増しをした。

 

ドルカナダはドル安相場にあっても、むしろ底値買いを狙われている節があるが、この通貨ペアの最後の牙城は1.3330あたりで、

ここが中長期のブレイクされたレジスタンスとなり、現状はかなり強いサポートとして想定される。

 

ゆえに、ここが割れれば相場は大きく走ることになるし、ドルカナダも豪ドルドルなどとともにコロナ以前の水準に戻る。

だからこそ、1.33ミドルあたりから、このラインを背中にした旺盛な底値買いや、

売り豚どもの利食い買いなどがあるのだろう。

 

ただ、ドルカナダの1.3330から超過した現在の水準は、原油安やコロナなショックでのパニッを背景としたリスクオフのゾーンであり、金融市場全体が楽観のユーフォリアに支配されているいま、ドルカナダのみ、時が止まっていまだコロナショックを背景としたリスクオフを前提としたゾーンのなかにいるような状況がいまである。

 

今朝方、ドルカナダのショートを諦めたのは、ユーロ豪ドルの続伸を期待したからで、

ユーロ豪ドルが続伸するならリスクオフの再開で、ドルカナダも上昇となりかねないと思ったからである。

 

ただ、本日の日本株軟調に終えたものの、米株先物は大きく崩れておらず、

そこに乗じてのリスクオフのドル安相場が欧州時間から徐々に強まったことから、ユーロ豪ドルもあえなく崩れ落ちてしまった。

 

結局、リスクオフは昨日今日の一過性の調整で終わりそうで、ドル円の続落を見るにつけ、為替相場を強烈に支配しているメイントレンドはやはりドル安である。

 

ドルカナダはいったん崩れると値が走りやすいが、崩れるまでは値動きがかなりか細いものになりやすい。

 

いまのドルカナダの日足の形は、昨年の前半、ユーロ豪ドルが下に大きく崩れたときの形に酷似している。

 

そう、米中貿易摩擦が起きる前は、ユーロ豪ドルもそんな弱い時代があったのだ。

 

下落の意味では今も同じだろう、という話もあるが、

現在のような投機的な豪ドル売りが一気に解消され結果的に弱いという状況ではなく

昨年の前半にあったのは、安定した相場の中での豪ドル高の時代の話である。

 

現在はドル安相場の豪ドル高で、豪ドルの強さによる上昇ではないというのは、これまで再三述べてきたが、であっても、ドル安が続く限りは、豪ドルもユーロもポンドも上値を追い続けていくことになるし、実際そうなっている。

 

そんななか、ドルカナダのみその下落が軽微なのは、欧州通貨に対してカナダドルが売られているからで、EUコロナ基金の期待感などもあり、ユーロはドルには弱いが、その他通貨には強含みやすく、それがユーロカナダを押し上げ、ドルカナダの底値を固くしている。

 

ただ、そんなユーロも豪ドルには勝てないことから、ユーロ豪ドルの上値は重い。

 

現在の相場は

 

ドル安 株高 EU基金

 

の順に相関の強さがあり、

これは、

 

ドル売 豪ドル買い ユーロ買い

 

の順に効果を発揮しやすいということを意味している。

 

その意味では、

やはり昨日最初に考えたユーロドル買いはまだわるくなく、ドル円売りもそうで

最もワークするのがここまで買われた上でもなおも豪ドルドル買い、ということになるだろう。

 

ただ、これらは上記方程式を織り込むように、いずれも売り買いの加熱がかなり進んでおり、その優位性のほとんどが食い尽くされてしまい、いまさら入ることには躊躇する。

 

となれば、ドル安でもまだ崩れ切れていないドルカナダの売りを選ぶしかない、というのが昨日と変わらぬ今日の選択である。

 

ドルカナダも日足を見れば、ここまでで大きく下落しており、日足のオシレーターら売られすぎの水準達し、その他ドルストレート通貨と変わらないかなりのドル売られすぎ水準にあるが、ドルカナダは日足ベースの長期的なクリティカルゾーン抜けからの加速が、豪ドルドルやユーロドルと異なり、まだ発生していない唯一と言っていい通貨ペアである。

 

さらに言えば、自分のテクニカル分析では、

豪ドルドルやユーロドルの強さがあるなか、

実はこれら通貨ペアは長期目線での下落トレンド転換はまだ行えていないのに対して、

ドルカナダは、これまでの原油安やコロナ禍にで急騰したなかにあっても、長期目線における下落トレンドの転換が起こらなかった。

 

その意味で、現時点のチャート分析からすれば、ユーロドルや豪ドルドルは長期スパンで見たとき、どこかで上げ止まる可能性があるが、

ドルカナダは下げ止まるどころか下げが今後継続的に加速する可能性があることが読み取れる。

 

現在のドルカナダの問題は、

ユーロ買いによるユーロカナダの上昇によって、ドル安相場にあってもその下落が阻害され続けていることで、

ユーロカナダがいまレンジに留まりレンジ上限を目指しているとすれば、まだ上値余地が100pipsあまりあることで、

ドルカナダの継続的な下落が阻害され続けていることである。

 

 

ポジション

USD/CAD  S 1.34032 1.33958 1.33955