握力弱すぎて下手すぎる。今月、最後の最後にドルカナダを売る。

結局、ドルカナダは予想通り

1.3450アッパーに到達。

 

昨夜、ドルカナダのロングは、1.3360あたりで利食いしてしまっており、現在、ポジションはなしである。

 

昨夜のNY時間、あまりのユーロ高から連れ高になるドルカナダを利食いしスクエアしたのち

 

昨晩はスキャル的にユーロ豪ドルの売りと、ドル円の売り買いをした。

 

結果的には総収益が微損に終わり、やるべきではなかった。

 

まず、ユーロ豪ドルは1.67を抜けたところで逆張りの売りを入れた。

何度か損切りを繰り返したが、

いったんは下落し、1.67アッパーからのショートは1.6670あたりで利食いしてなんとか利益で終わった。

 

次にドル円

 

ドル円は深夜にいったん110.30まで噴いたところで、下押しする最中にあった。

 

短期的には直近高値を抜けた形が110.30であったことから

 

110.10から買いを入れたが、これが109.90割れまで進み損切り

 

再度、買って、110円タッチまで進んだが、ここからまた下押ししたため、微益で決済、ドテンの売りを109.98あたりから取り、

本日早朝の午前6時くらいに109.80アッパーで利食いしたら、利食いしたとたん、レートが下抜け、109.60まで下落、この下落は取れなかった。

 

結局、朝までスキャル的な取引をし

上記の結果でスクエアとして微損でフィニッシュである。

 

今週の相場はいろいろな通貨ペアに手を出し右往左往してしまったが

 

結局のところ、スイングベースで見てみると、先週からのドルカナダのロングをそのままホールドしておけばなんの問題もなかった週だった、という流れのままに

 

週末で月末の本日金曜を迎えている。

 

今回、ドルカナダのロングを持ちきれなかった最大の理由は

 

カナダドルの売り相場でありながら、ドルカナダの上昇がドル買いではなくユーロ買いによってもたらされた点にある。

 

リスクオフのドル買い相場が進んだ中でのドルカナダの上昇なら、違和感なくホールドし続けらたと思うが、

 

今週一貫して進んでいたのはドル売り。

 

でありながら、ドルカナダが上値を追うということにはずっと違和感があった。

 

今回のドルカナダの上昇は、

カナダドル原油安から売られるという地合いのなかで、

ドルの力ではなく、

ユーロ買いに伴うユーロカナダの反騰から促された結果であり、

 

リスクオフからのドル買いイメージとしてのドルカナダの上昇、というところではイメージとギャップがあり、追いかけ続けることができなかった。

 

今週、ドルカナダは一貫して上昇したが、

自分のなかで違和があるのは

カナダドルが売られる局面はリスクオフの局面であるが

 

でありながら、リスクオフでドルが買われるどころかむしろ売られ

このリスクオフ地合いにおいて一貫して買われたのがユーロだったという点にある。

 

先週2円急騰しただけで

日本売りが始まっただの、悪い円安がはじまっただのという話は

近視眼な邪説だとは思っていたが

 

いま低金利にあるユーロが

かつての日本円のようなファインディング通貨に変わりつつある、という説は

自分がかねてより体感的に感じていた理解と符合する。

 

つまり、リスクオンの時には低金利のユーロを売って、その他通貨を買って投機に走り

リスクオフ相場となれば、この売られていたユーロの巻き戻しが生じるというこことである。

 

これまでのリスクオフ時の動きといえば

ドル買い円買い、と相場が決まっていたが

 

現在のリスクオフは

ユーロ買い円買い、のような相場に変わってしまったのではないか、と思っている。

 

結果的に、リスクオフ時に円が全面的に買われるように、今回はユーロが全面的に買われることになっている、ということなのだろうと思う。

 

そうなれば、日本円よりも取引量の大きいユーロであることから

 

これまでのリスクオフ時は

ドル買い円買いとできていた流れが

 

ユーロ買い円買いでドル売り、という流れに進みやすくなってしまっているのではないか、と思っている。

 

 

 

とにかく今週はユーロの戻りがすさまじく、ユーロ買い円買いの総攻撃で、米ドルは弱含み、2月は一方的なドル安相場となった。

 

結局、112円の上昇はなんだったんだ…

というほど、ドル円は下押しし、株安に伴うドル売り円買いユーロ買いが継続したのが今月の相場であるが、

 

奇妙なことは、

ユーロ買い円買いにともなうドル売りは、

対円対ユーロ以外にはほとんどワークしていない、ということである。

 

ドル安は円とユーロ以外には効果を発揮し切れず

ユーロと円をのぞけば、地合いはむしろドル高である。

 

実際、豪ドルやカナダドル、ポンドドルなどにドル安が派生しておらず、むしろドル高、ユーロと円以外にはドル安の流れが通用していない。

 

このユーロの強さが、

市場に一定のドル売りの効果を促しているためか

ポンドにおいては

その下落を限定的なものとはしているが、

 

豪ドルドルなどは明らかにドル高基調である。

 

これが基軸通貨にはなりきれていないユーロや、もともと基軸通貨でもなんでもない日本円の不完全さであり

 

ユーロ高円高によって対ユーロ対円においてはドル安に追い込めていても

 

米ドルはその他通貨においては、ひそかに(?)リスクオフにおける安全通貨とみなされる米ドルの強みを米ドル高という形で、発揮しているいるのである。

 

しかし、今週一貫して下落を続けている米株にあっても、

 

米ドルはこんな局所的なゲリラ的ドル高しか発揮できていない。

 

 

現在の各通貨の

強弱関係は

円>ユーロ>ドル>>豪ドル、カナダドル

 

となっており、

この構図は、為替相場のセオリーからすれば、明らかに矛盾する形状である。

 

というのも、為替市場におけるいわゆる基軸通貨とみなされているのは、言うまでもなく米ドルであり、基本は米ドル中心に相場は動いている。

 

米ドルは取引量が為替市場最大の規模を有しており、この通貨をまるごとカバーできる通貨は現状ユーロをおいてほかにない。

 

つまり、ユーロドルの関係を見れば、

現在の米ドルの強弱感がはかれるということで

 

現在のユーロドルの上昇を見れば明らかなように

相場の趨勢は米ドル安である。

 

一般には、米ドルの基調が、その他通貨の趨勢も決定することとなり、

 

米ドル安と決まれば

ユーロドルのみならず、

ポンドドルや豪ドルドルも米ドル安によって上昇し

ドルカナダなどは、米ドル安によって下落するのが普通である。

 

つまり、米ドルはあらゆる通貨に対してドル高もしくはドル安の圧力をかけやすいのがノーマルだが、

しかし、現状は米ドル安があらゆる通貨ペアに派生していない。

 

米ドルがあらゆる通貨に対してその強弱の影響を与える、ということは

米ドルがマイナー通貨であるかのように

 

ユーロ>米ドル>豪ドル

 

のような中間位置につくことは普通ではなく

 

米ドル>ユーロ>豪ドル

 

もしくは

 

ユーロ>豪ドル>米ドル

 

と最上位か最下位に位置するのが普通である。

 

しかし、現状は、ユーロドルの上昇からドル売りであるにもかかわらず

 

ドルカナダは上値を追い

豪ドルドルは下値を追って

ポンドドルは持ち合い状況にある。

 

この強弱まちまち感は

ドル安という流れが相場を支配しているのではなく、

別の通貨が臨時の基軸通貨のような存在となり、その通貨の状況があらゆる通貨ペアに派生しているということである。

 

それはどの通貨か、といえば

いうまでもなく、ユーロである。

 

昨日まで、自分はその中心的な通貨を豪ドルとみていたが

その取引量の厚みから、やはり豪ドルのみで、あらゆる通貨ペアにその圧力を派生させることはできない。

 

それに対してユーロは、

米ドルに匹敵する取引量を持つことから

その影響をあらゆる通貨ペアに派生させることができる。

 

実際、ユーロ関係の通貨ペアはあらゆる通貨ペアにおいてユーロ高である。

 

ユーロドルもユーロポンドもユーロ豪ドルもユーロカナダも、ユーロトルコですらも

 

すべてユーロが強含んでいる。

 

ここで注目すべきは、この最強のユーロが唯一負けている通貨がある。

 

それが日本円である。

 

これだけ強いユーロにあって

ユーロは日本円に対してのみ劣り

ユーロ円のみは、下落基調にある。

 

現状は、ユーロがあらゆる通貨に対して強いにもかかわらず、実は日本円にのみ劣っているということは、現状、最強の通貨は日本円である、ということになる。

 

その意味で、現状の通貨の強弱感は

 

日本円>ユーロ>米ドル>>>豪ドル、カナダドル

 

という状況にあり、短期的な最強、最弱通貨の組み合わせで考えると

 

ドル円もしくはカナダ円を売る、といことになる。

 

実際、これらクロス円は一方的な下落を続けている。

 

ただ、為替市場における王者は、現状ではやはり米ドルであり、この構造はやはりねじれた状況であると考えざるを得ない。

 

米ドルはあらゆる通貨ぺアに支配的な買いもしくは売りの圧力を与えるものであり、

 

日本円>ユーロ>米ドル>>>豪ドル、カナダドル

 

上記のような構図にはやはりかなり無理がある。

 

為替市場のノーマルな強弱感で考えると、

 

本来、米ドルがあるべき位置は、相場全体を支配する位置

 

つまり、繰り返しとなるが、全体の通貨の中でトップに位置するか、最下位に位置するのが普通である。

 

日本円>ユーロ>米ドル>>>豪ドル、カナダドル

 

ではなくて

 

①米ドル>日本円>ユーロ>>>豪ドル、カナダドル

 

もしくは

 

②日本円>ユーロ>>>豪ドル、カナダドル>米ドル

 

どちらかとなるのがノーマルな形である。

 

では、現在の地合いを考えた時

①と②

どちらの流れに動くことが自然かと考えると

 

3月の利下げもささやかれ始めている米ドルの状況を考えると

 

②日本円>ユーロ>>>豪ドル、カナダドル>米ドル

 

となることがもっとも自然な為替市場の原理原則に見合った形となる。

 

これこそまさに、トランプ大統領が望んでいる米ドル安である。

 

トランプはやはりすごいと自分が思えるのは

 

トランプ大統領が望む、米株高、ドル安、

これらをシーソーさせながらも、常に達成し続けているということである。

 

現在は、ユーロ高に顕著なように、一方的なドル安が続いているが、

 

ドル安でありながら、豪ドル、カナダドルに対しては米ドルが強い、

という状況はどこかで調整される必要がある。

 

その流れが、米ドルがやがて豪ドル、カナダドルにも劣る米ドル全面安となるか

 

米ドルが資源通貨にまさっている流れのままに、ユーロにも最終的には勝り、米ドル高相場に転換し、豪ドルカナダドルは変わらず売られ続けるか

 

そのどちらかであろうと思っているが、

 

現状、やはり米ドルはどんどん下位に進み、やがて、豪ドル、カナダドルにも劣る状況になるのではないか、と思っている。

 

その最も大きな理由は、米ドルにまたあらためて利下げがささやかれ始めているということである。

 

現在のカナダドルや豪ドルの安さは

新型コロナウイルスの拡大懸念が唯一の材料とってよい

 

これが中国経済の減速懸念を生み、中国経済に関係が深い豪ドルの下押しと

経済減速に伴う需要不足からイメージされる原油安を生んでいる。

 

ただ、この材料がまだら模様の下押し効果しか為替相場に与えられていない、と自分は考えている。

 

中国経済の減速から豪ドル経済が弱含むとするなら

貿易依存度が現在10%超にまで拡大している欧州経済が無傷であるはずはない。

 

であるのに、なぜユーロだけがここまで買われるのか、ということである。

 

つまり、コロナウイルス問題は、いまだ為替市場全体を支配する材料とはみなされておらず、市場では局所的なリスクと考えられているのだろうと思う。

 

これが神の手のように未来を予見しているものなのか、市場に楽観が過ぎるのかは未来にならねばわからないことではあるが、

 

米ドルの利下げ観測という米ドルの先安観は、ある程度未来に向けて織り込める米ドルの弱気材料である。

 

来月のFOMCを通過するまでは

ユーロは米ドル売りの受け皿となり続ける可能性が高く

 

ユーロ>米ドルという構図はまだ転換するような感じがしない。

 

となれば、

 

現在の

日本円>ユーロ>米ドル>>>豪ドル、カナダドル

 

という流れは、

 

日本円>ユーロ>>>豪ドル、カナダドル>米ドル

 

と、米ドルの順位をどんどん下位に切り下げていくように思う。

 

ということで、ほぼほぼ自分のターゲットなる1.3450に到達したドルカナダが、

ここからさらに高値を追って1.35に向かうという可能性よりも

ここをいったんの天井として反落する可能性の方が高いのではないか、という結論に至った。

 

個人投資家のポジション比率を見ると

まだまだドルカナダのポジションはかなり売りに傾いており

相場が1.34ミドルに到達してすら

いまだその多くのポジションが投げられていないことについては、かなり嫌な感じもするが、

 

カナダドルは、ドル円ほど、

偏ったポジションを投機の豚たちに狙い打たれる頻度は少なく、

 

ただただ投機的な意図のみでドルカナダに買いが加えられ続ける可能性は低いように思える。

 

今回も前置きとなるの能書きだけは長くなってしまったが、ということで、週末で今月最後の本日は、あえて、ドルカナダを1.6450を背中に見て売ることにした。

 

 

週末に至り、ユーロドルは、1.1050アッパーでトップアウトし、

いきなり50PIPS超下落している。

 

最後の最後にドル買いか?

という流れになりつつあるが

 

昨日までユーロカナダの浮動に振り回されてきたドルカナダが

 

ここにきてドル買い圧力を今度を推進力にしはじめ底堅く動き始めている。

 

まったくご都合主義この上のない動きだが、

 

ユーロの下落調整は

ドル高相場への転換ではなく

 

ユーロのみの事情であるように思う。

 

ユーロが下落しようとなんだろうと、現状、ドル売りという目線に変更はない。

 

 

再三再四述べることとなるが

 

ドルカナダの今週の上昇は、

ドル買いの力ではなく

ユーロ買いの力である。

 

市場は明らかなドル売り地合いであるにもかかわらず

ドル売りという流れを一切無視して

ユーロ高にのみ追随し売られていったのが今週のカナダドルである。

 

たしかに、今週のカナダドルは対ユーロにおいては、売られ続けてきた。

 

これがユーロが売られだしたかと言って

こんどはそのバトンを米ドルに移し

こんどは対米ドルでカナダドルが売られる

というほど

各通貨に対していちいち滅多打ちにされるほど

カナダドルは悲惨な通貨ではないと思う。

 

ドルカナダはたしかにしばらくはユーロの影響を受けるだろうから

ユーロの下落、それにともなうユーロカナダの下落の力を借りないと、初動の下落波作れないように思う。

 

 

なぜなら、ユーロの一方的な上昇が

カナダドルを不当に押し下げ

結果、ドルカナダは上昇したからである。

 

ただ、このある程度の下押しを

ユーロとともに進んだのちは

本来のドル売り相場によって下落をよりたしかなものにするだろうというのが、

いまのドルカナダに対する自分の見立てである。

 

ユーロの上昇とともにユーロカナダの上昇の連れ高で引っ張られたドルカナダが

ユーロの上昇一服からは

今度はドル買いを推進力として、さらに上値を追う、

という形ではなく

 

ユーロの上昇とともにユーロカナダの連れ高で引っ張られたドルカナダが

ユーロの上昇一服から

ユーロカナダの下落とともに

トップアウトし

 

ドル売り相場が本格化したときには

そのバトンをドル売りに移し

さらに下げ足を強める

 

というのが、現在のドルカナダにおける自身のイメージである。

 

現在、利下げを織り込み始めた米ドルは

買われていく必然性に欠け

カナダドルと米ドルの金利差はより縮まるどころかむしろ逆転する。

 

現在の政策金利

米ドル、カナダドルともに1.75%

米ドルが利下げされれば

政策金利カナダドルが米ドルを上回ることとなる。

 

もちろん、カナダ中銀がこの緩和競争に参入し

カナダドルも利下げされ、その金利差が再びなくなる、という可能性も十分にある。

 

ただ、それはFRBが許しても、トランプ大統領が許さないだろう。

 

各国が利下げ競争に入ってしまうようだと

米ドルの利下げは効果を減じられてしまうからである。

 

カナダ中銀(BOC)も現在、利下げの思惑が台頭しているところがあり

これがカナダドルの弱さを裏付けていた大きな要因のひとつとなっていたが、

 

米ドルがほぼ利下げを行うことが見えてきたいまとなっては

たとえBOCが利下げを行ったとしても

金利差における利下げの優位性は、

少なくとも米ドルに対しては作ることができない。

 

上述の通りもしも金利を据え置きでもしたら

金利差で米ドルを上回り

カナダドルは、主要各国のなかで

最高金利の通貨ということとなる。

 

そんなカナダドル

ユーロの買い戻しと原油安という材料のみで、一部のグリードどもが、自己の都合だけで売り倒してきたのが今週である。

 

以上から、ドルカナダは

1.34ミドルが戻り天井となった可能性が高いと考え、

 

ドルカナダを全力で売ることにする。

 

最後に蛇足(?)ながら、ユーロ豪ドルについて。

 

これまで絶対に買いで入らないと決めていたユーロ豪ドルは中長期のレジスタンス1.67後半のラインも上に突破し、1.69越えまで。

 

中長期の下落の可能性をテクニカル的に完全に否定されったユーロ豪ドルは、もはや売りオンリーで見ることが不可能な状況となっている。

 

本日をもって、ユーロ豪ドルは売りのみ、という自分の中での大原則を転換し、

 

来月からは、ユーロ豪ドルについては、買いについても、選択肢にいれようと思う。

 

カナダドルは市場が過小評価しているという考えは変わらないが、

 

豪ドルについては、利下げを繰り返し続け、その通貨価値を毀損し続けている中銀のこれまでのアクションを見ている限り

買いの魅力がほぼ失われた通貨であるという評価は変わらない。

 

無論、それであっても豪ドルがユーロに劣る、という評価は自分のなかにはまったくないが、

 

今週のようなユーロの巨大な綾戻しが生じれば

ユーロ豪ドルとて大きく上値を追うのである。

 

ポジション

USD/CAD  S  1.34527 1.32486  1.32483  1.32477