リーマン前夜の楽観のユーフォリアにも似た金融市場……かどうかはともかくとして、そんな地合いならば、ドルカナダは引き続き売り続ける。毎回、ロンアニどもには殺意しか覚えない…

先週末から昨日まで

イースター休暇での流動性の低下を考え、取引を控えていたが、本日からまた取引を再開。

 

結果としては、初戦のみ勝ち、そこから4連敗である…。

 

昨日までの相場は、値動きがないかと思っていたが、そんななかでも豚どもについては、トレンド作りに余念がないようで、

ドルカナダは結局下値を割れ

ドルカナダはダウントレンドをより鮮明化させた。

 

本日ロンドン市場までの相場で

ドルカナダは

自分が先週最後に利食いした1.39ミドルあたりからさらに1.39割れまで下げが進んでしまった。

 

さらに前回売ったところのさらに下から売るというのにはまったく躊躇がないわけでもないが、

 

豪ドルの強さがユーロ豪ドルの継続的な下割れを作っている(これが最も悔しい…)

となれば、まだまだドルカナダには下値余地が残っていると考えざるを得ない。

 

今月の楽観のリスクオン相場で最もターゲットにされたのが豪ドルで

 

結果、豪ドルは短期レベルではもう買われすぎの極致のようなところまで買われてしまった。

 

だから、豪ドルはもう下がる、などといまさら言う気もないし、豪ドルはまだ上がるとすら思えるが

 

先食いが繰り返されてしまった結果、

豪ドルの上値余地はかなり食われてしまった状況であるように思っている。

 

豪ドルがここまで買われた推進力は

豪ドルの強さではなく、米ドルの弱さにあると思うが、

 

現在のリスクオンのドル売り相場が続いているが、でありながら

ドルカナダがクリアに下割れしていかないのは、原油安がなおも収束しないからだろうと思う。

 

このリスクオンの地合いに乗って、

原油安がもし解消されでもしたら

 

カナダドルはいまの豪ドル以上に強烈に買われる(つまりドルカナダの下落)こととなっただろう。

 

そうであったなら、現在の豪ドルの強さを筆頭にしたドル安リスクオン相場に肩を並べる筆頭格にカナダドルも躍り出て、ドルカナダも現下のドル売り相場に容易どころか、過剰なまでに反応し、強烈に下げ足を強めることととなるように思うが

 

現下の株高相場にあっても

原油相場が未だ下を試したがる流れの中では、

ドルカナダもそう簡単に下割れしないのだろうと思う。

 

現在、株などの金融相場は完全に実体経済と乖離した、楽観のユーフォリアが支配しているが、こと商品市場においては、そこまで実体経済を無視した流れになっていない。

 

それが株高でありながら崩れるどころか、むしろ上昇する金であったり、原油の下落であろうと思う。

 

とにかくまるで現代ではなく、別の時代に生きているかのように実体経済との関係性を無視するかのような堅調さを保っているのは、目下、株だけ、と言ってもいいような状況である。

 

株だけで言えば、現在の株高は、あたかもリーマンショック前夜、サブプライム問題で下落した株価が安易な楽観から反騰したときの状況と酷似知している。

 

その後、株価は、リーマンショックでその楽観の戻しをすべて帳消しにし、さらにその後は、数倍にもなる暴落で底割れしたが、その暴落前夜のユーフォリアにも似た株高が、現在の株式市場であるように思える。

 

いまでも記憶に残っているが

リーマンショックが起こった年

サブプライム問題が本格化しはじめ、株価が大きく下割れしたさなか

なぜか、そこから大き目の戻しが来た。

 

誰からはじまった楽観かはともかく

市場全体がサブプライム問題を過小評価し始め

それまで続いていた株安は反転し、円高もまた円安に反転した。

 

リーマンショックはこの年の9月に発生したが、その楽観で支配されたリスクオン相場は2月ごろから、リーマンショック発生の数か月前まで続き、そこからリーマン破綻の報から一気にクラッシュしたことを覚えている。

 

サブプライム問題が明るみに出た後、金融市場に巣くうグリードどもは、それを楽観視し、リーマンショックで市場がパニックになる直前まで株を買い進め、ドルや円を売っていった。

 

結果、株価は上昇し、為替は円安で進み

市場全体は日々サブプライム問題が深刻化しつつあったにもかかわらず、それに反比例するかのように、安易な楽観のもとづくリスクオンは、リーマンショックの生じるその間際まで続いたのである。

 

そして、現在のコロナウイルス問題については、同じように(どころかリーマンショック以上に)、今後、実体経済がどんどん蝕まれていくことが明らかであるにもかかわらず、それに反比例するかのような株買いが続いている。

 

かくも人間の欲は10年以上たっても変わることはなく、同じようなことを繰り返すのか…という感じだが、

 

ここから先、今回のコロナウイスる問題もまたリーマンショックに似たより大事件が発生し、それがトリガーとなり、株価がクラッシュするかどうかはわからない。

 

未来は神のみぞ知る状況だが、歴史が繰り返すようにまたトリガーとなるような大事件が発生し、同じような株価のクラッシュが生じたとすれば、

現在のコロナ問題があらゆる経済活動を強制的に縛ったなかでのそれら自体は

リーマンショックどころの規模ではない災難が世界経済を覆うこととなってしまうだろう。

 

今回の問題は、一部の強欲どもだけが失敗し、その尻拭いを実体経済が追わされたという、「金融カジノ」だけの問題ではなく、実体経済によりダイレクトに打撃が加わる、パンデミックのような事態であることから

取引云々以前に、個人的には、そんなリーマンショック級の大事件の到来は望んでいない。

 

ならば、いまのユーフォリアを信じて、自身もリスクオンで進むことを黙認する他なく、

 

とはいえ、ならば、コロナウイルス問題が解決に向かっていったとするなら、次に金融相場に生じるのは新たなバブルであることも明らかであるという暗澹たる気持ちにもなる。

 

現在のコロナウイルス問題を、各国当局は金融政策で解決しようとしている結果、リーマンショック以上の金融緩和が強烈に進んでしまっているように思え、これはコロナウイルス問題が解消されれば、歴史を塗り替えるレベルでのバブルが生じる危険性も孕んでいるように思う。

 

これも自身としては全く望まない未来ではある。

 

コロナウイルス問題がより深刻化し、金融グリードどもが根絶やしになる代わりに、実体経済にも深刻な被害をもたらし、一般市民がより過酷な状況に置かれるか、

 

それともコロナウイルス問題が解決に向かい、その反動として新たなバブルが発生し、金融グリードどもはより肥え太り、世界の格差がより大きく広がっていくか…。

 

どちらも、明るい未来とは言い難い世界ではあるが、これら二択しか選択肢がないとするなら、

 

企業の倒産件数が増し、失業者が街にあふれ、飢えや貧困が加速し、自殺者が増えていきかねない前者の未来よりは、金持ちがより肥え太ることとなろうと、格差が広がろうと、下々大衆がより貧しいながらも、なんとか生きながらえることができる後者の未来の方がましなように思えてしまう。

 

世界の安定=格差の助長、という現在の世界経済の根本的な病巣を取り除く力は、やはり政治にしかないように思えるが、

 

そんな政治を実行できる救世主のような政治家が果たして、今後現れてくるのかということについては、庶民にできることは、ただその登場を願う他ないようにも思う。

 

トレードにおいては、そんな希望を心に抱いたところで、なんの利益ももたらさない。

 

現実に各金融市場がどのように動いているかを冷静に眺める以外に方法はないのである。

 

現在、株価の堅調さに反して

実体経済の好転が未だ見えない中で、需要が高まりそうもない原油相場は、相変わらず上値の重い展開が続いている。

 

原油が20ドルだとか、ここまでの歴史的な安値を付けるとなれば

素人投資家などは、底値買いと称して、原油の買いに妙味を覚えそうにも思える。

 

ただ、これが原油相場の戻りをより困難にしている状況のようにも思える。

 

素人や大衆が底値買いと称して買いを入れれば入れるとき、たいてい、そこは底値にならない。

 

素人を含め誰もかれもが転換のシグナルもでていない底値圏でフライングの買いを積み上げてしまうと、

 

相場はむしろ戻り難くなり、より底割れのリスクが増すことも多々ある。

 

そして、これら底値圏の市場は、

スケベロングする大衆を根こそぎ刈り取るようなさらなる下落を経たのちに、ようやく底打ちするというのが、金融相場の意地の悪い特性であったりもする。

 

大衆が底なしの恐怖を覚えて買いに手を出せない時こそ、グリードどもは買いを仕込んでくるわけで、

 

それが最近の典型例を為替相場でいえば、ドル円の101円代であった。

 

このレートを底値買いで買い向かえた大衆はかなり少数だったと思う。

 

底値買いを阻むため(?)にゴールドマンサックスなど、ドル円が95円にいくだなどと、詐欺同然の脅しすらかけていたのだから、なおのこと、素人はドル円の買いには入れず、一部のグリードどもだけが、入れ食いの様に変えたのが、ドル円の101円代の相場であったように思う。

 

その意味では、原油相場の底入れは、まだまだ期待薄な感じがする。

 

またぞろゴールドマンあたりが、原油相場が10ドルに行く、などというたわごと(?)をほざきだせば、原油の底打ちも近いように思えるが、

こうした嘘くさい下値ターゲットがまだ出てこない段階で

 

多くのグリードの原油に対するポジションは売り持ちなのだろうと思う。

 

で、ここに買い向かおうとしているのが、現在の大衆である。

 

その意味で、自分はドルカナダを売り目線で見ているが、とはいえ、原油相場が堅調に値を戻していくとは思っていない。

 

個人投資家をはじめとした大衆が、原油相場に注目すればするほど、原油相場の戻りの日は遠のき、むしろさらに下落すると、とすら思っているが、

 

では、その上値の重い原油相場に対して

それにあからさまに相関しやすいカナダドルも売られ続けるのか(つまりドルカナダが上昇するのか)、となると

 

現状、は自分はそうは考えていない。

 

それは為替市場がドル売りの動きから脱していないからである。

 

カナダドルは3月半ばに1.47という高値を付けて以降、ドル売りの圧力に押され

1.39割れまで下押しが続いているが、そのカナダドルに相関しやすいといわれる原油相場は、その間、急騰したわけでもなく、大枠では底入れのような戻しを見せているとも言い切れない。

 

でありながら、ドルカナダは最高値から700pips以上も下落している。

 

これは原油相場を無視して、ドル売り圧力がドルカナダに派生しているからだろうと思う。

 

これは、現在のドルカナダは原油相場よりもドル安相場の方に、強烈に影響を受けているという兆しで

 

であれば、

 

今後、原油相場が当面20ドルあたりの安値圏にずっと張り続け、場合によっては20ドルを割り込むようなことがあったとしても、

それに追随してドルカナダが上値に張り付き続けたり、大きく上値を追ったりするとは限らない、ということである。

 

この原油カナダドルとの相関性の減退を見るにつけ、

ドルカナダの上昇相場はすでに終了している、と自分はイメージしている。

 

それでも豪ドルほど買いが高まらないのは

やはり原油相場の弱気を横目に見れば、カナダドルを買うことは逆相関にもなりかねないからであろうと思う。

 

カナダドル原油の相関が弱まっているとはいえ、産油国でもあるカナダが、原油安を無視して買われまくる、というのは、さすがに無理がある。

 

ただ、現下のドル安相場で、対米ドルに対してカナダドルのみは売られまくるというのにも無理がある。

 

この板挟み状態に陥っているのが、現在のカナダドル相場であろうとは思う。

 

無論、原油がさらに暴落し、10ドルだとか55ドルだとか進んでしまえば、さすがにカナダドルもそれに追随せざるを得ず、いくらドル安が進もうがカナダドルは強烈に買われる可能性は高まってしまうが

 

大衆の損切りを誘発させ、大衆を焼き尽くす意味での下落だけしか原油相場に起こらないとすれば、カナダドルがそこまで原油相場に相関することはないように思う。

 

まず、株や為替ほど、大衆は原油相場を取引しているわけではないのだ。

 

原油の売り仕掛けによって、大衆の損切りを狙ったところで、その取引量からみて、原油の下げ幅は限定的にならざるをえないだろうと思う。

 

もちろん、これら損切りを狙うために、原油は今後、さらなる安値更新のような下落は生じる可能性はあるが、

 

上記の理由から、だとしても、原油が15ドルや10ドルといった安値にまで沈み込む可能性は低いように思う。

 

以上から、現在の水準の範囲で原油相場がいかに安値追いをしようとも、

原油が18ドルや15ドルだとか、との程度の下落であれば

原油を買っている個人投資家を焼くのがせいぜいで、

ドルカナダを大きく上昇させる推進力にまでにはならないのではないか、と思う。

 

逆に少しでも原油相場に戻り局面が発生した場合は

カナダドルは買われ、原油の上昇にドルカナダは強烈に下落方向でついていく可能性があることを、現在のドルカナダのレートからはイメージすることができる。

 

繰り返しとなるが、いまのドルカナダは為替の相関からは米ドル売りの圧力を受けやすく、原油相場の相関からはカナダドル売りの圧力が受けやすい状況となっている。

 

上記より、原油が20ドルというキリのいいレートをつけていることで底値買いを試みる大衆たちのスケベロングの奏功はイメージしていない(むしろより下落するのではないかとすら思っている)が、

 

為替相場のみをみて判断したとき

やはり自分としてはカナダドル売を選ぶこととした。

 

今月は、明らかにドル売りのリスクオン方向で相場が動いている。

 

大口のグリードども月の初旬までに作られた方向性を月末あたりまでは維持するところがある。

 

今月はこの方針、のような取引計画を立てポートフォリオを組んでいけば、ファンダメンタルズ的なよほどの急変事態が生じない限り、その方向で動きやすい。

 

これはこの手の連中は資金量が大きすぎるゆえに

短期トレードのような回転売買を行いにくいだろうからだと思う。

 

で、今月の流れを見ていると、大局は明らかに株高ドル安である。

 

であれば、少なくとも今月いっぱいは、この方向で相場が進んでいくのではないかと思う。

 

自分は先週初め豪ドル売りをイメージしていたが、これは翻り株安をイメージしていたということである。

 

これが裏切られ、豪ドルの上昇したということは、当然のように株価も一方的な上昇を見せた。

 

そんな先週の一連の流れを見る限り

 

今月の大口どもの方針は

コロナウイルス問題がよほどの危機的な状況を見せない限りは

楽観の株買いやドル売りで動くことに決めたのではないかと思う。

 

たしかに、欧米はもちろん、我が国さえもが緊急事態宣言を発し、コロナウイルスの拡大を囲い込もうとしている今月

 

各国政府当局が最も過敏にこれら問題を意識しているのが今月で、ならばこそ、それを大きく裏切るような巨大な災厄が起こる可能性は低くなっている。

 

がゆえに、いまの当局の緊張感で悪化の大幅な拡大が起こりにくいという現状をサポートと見立てて楽観という口実の株買いを続けていきやすいのかもしれない。

 

では、この楽観を悲観へと真逆に転換させるトリガーはなにか、といえば

今後次々発表される各経済指標や各企業の決算などの具体的な数字の悪化状況であろうと思う。

 

リーマンショックのときも、サブプライム問題の楽観からの株買いが真逆に転換した景気は、これら具体的な数値が次々に明るみになった時だった。

 

今後、各国で示されるこれら各数値は、サブプライム問題のころの比ではなく、ほぼ鉄板レベルで最悪の数字であろうと思うが、

 

現在の市場の豚どもは、確信犯的にその鉄板の結果をあえて織り込まないでいるように見える。

 

そういう織り込みよりもいまは楽観ムードに乗っかって株を買っていく方が、モメンタムに則った値幅を取れると思っているからなのかもしれない。

 

ただ、これら連中は、どこかのタイミングで、一気に利食いや投げ売りをする気満々であるとも思っている。

 

ただ、そのタイミングはもう少し先の話である。

 

大きな経済指標や金融政策発表も今月は今後しばらくなく、各企業の決算発表についても、今月の下旬あたりまでは本格化しない。

 

ただ、これら数字が次々に発表される時期になってくれば、

これらタイミングで株は強烈に売られ、

ドルも強烈に買われ

豪ドルやドルカナダは急速に売られていくとう流れが発生する可能性は高い。

 

そのタイミングか来たら

豪ドルドルを叩き売り

ユーロ豪ドルやドルカナダを買いまくろと思っているが、

 

いまはやはり取引をするならリスクオン相場のドル売り地合いに乗っかるしかないと思っている。

 

ということで、前置きが長くなったが、ドルカナダについては、まず、1.3890アンダーから売りを入れ、ここでの戻り売りの短期底割れの流れに合わせて、

1.3860アッパーで2割ほどをポジションを利食いた。

 

しかし、そこから、おかしなことが起こる。

 

ロンアニはロンドン市場が開いた自分たちのターンになった途端、豪ドルを売りカナダドルを売るという資源国通貨売りに走ってきた。

 

結果、ドルカナダはじり高で切り返され

1.3892あたりにおいていた損切にヒットされ最初のポジションはすべて損切り…。

 

1.38ミドルで今朝未明に反転した安値を底と見たレンジディールにアルゴが反応しているのか、それともはなからロンアニどもが一斉に逆張りに走ったのかはわからない。

 

それともイースター明けで張り切ったロンアニが、無理やりな逆張りディールで値幅を取りに来たのかのように

いきなりのレンジ底値圏からのじり上げである。

 

カナダドルのロンドン時間は

ドルカナダよりもユーロカナダ主体で動きやすく、

ユーロ買いのオペレーションが生じると

その燃料として対ユーロにおいてカナダドルが売られやすくなり、その連れ高でドルカナダが上に持ち上げられることが多くなってしまう。

 

そのユーロカナダだが、本日のロンアニがそうした逆張りディールを強引に進めることに決めたのか、

一方的な上昇を続けられた。

 

これは豪ドルを売るために生じる、ユーロ豪ドルにおいても同様である。

ユーロ豪ドルはロンアニが参入して以降、1.70ミドルあたりから、1.7180までと、150pi[ps近く上値を追っていった。

その反動で豪ドルドルは売られることとなった。

 

わざとらしく、としか思えないが、

 

ロンドン市場においては、

原油安にも過剰に反応しての豪ドル、カナダドル売り、を狙うがためのユーロやポンドなどの欧州通貨買いである。

 

カナダドルや豪ドルを売ってユーロやポンドを買うというオペレーション起こると、

ドルカナダも連れ高にさらされやすくなり、豪ドルドルなどは連れ安にさらされやすくなる。

 

ロンアニは今回の自分の時間、ロンドン時間午前を

カナダドル売り、豪ドル売りといった

これまでのトレンドと真逆になるようなオペレーションに費やし続けた結果、

 

ドルカナダは数時間にわたって上昇を継続する、という状況となってしまった。

 

本日のロンアニどもの狙いは

欧州通貨(ユーロ、ポンド)買いからの

資源通貨(豪ドル、カナダドル)売り、というオペレーションで

 

こと資源国通貨においては

昨日まで続くトレンドとは真逆の方向を狙ってきた。

 

ロンアニが仕掛けたい欧州通貨買い資源国通貨売りの仕掛けからすれば、

カナダドルを対欧州通貨で買うこと(つまり、ユーロカナダ売り)は、避けたいところとなるが、

 

欧州通貨買いは、米ドル売りに派生せざるをえなくなるため、

ドルカナダについては上値追いはやはり困難となると思い、ドルカナダ売りを継続。

 

 

欧州通貨買いにてしても、それに早退するドル安圧力が起こるなかにおいて、ドルカナダのみはドル買いで上値を追っていくということは、考えにくい。

 

ということで、あらためて1.3890アッパーから再度、カナダドル売り。

 

しかし、1.39を超えられまた損切り…。

 

1.39アッパーからまたも売りを仕掛け、1.3910タッチされまた損切り

 

最終的には、1.3920も超えて、日通し高値すらドルカナダは更新されてしまった。

 

ほんと…ふざけんなよ、こいつら…。

 

 

豪ドルにおいても、本日、東京勢がまたもすっ高値を追っていったという天井を作りかねないユーフォリア買いを

ロンアニの売りは削り取る形となった。

 

豪ドルの買い相場はまだ消えていないと思っているが

少なくとも本日においては

東京時間に豪ドルを買った東京勢は、全員アゲインストに追い込まれたこととなる。

 

東京時間の安値0.64アンダーをロンアニどもはぶった切ったわけなので

東京安値割れに損切りを置いて、豪ドルを買っていった東京勢は高値買いとなってしまい、すべて損失確定となってしまったことだろう。

 

しかし、だからといって、豪ドル買いの相場がピークアウトし、ふたたび下落トレンドに転換したとの判断はまだ自分なかでは皆無である。

 

通貨が豪ドルである、という意味ではなおさらである。

 

豪ドルの上昇相場が転換するとして、

それが、NY時間に生じるならまだしも

東京でもNYでもない、ロンドンがそれを完成させる、というのは、

通貨の交換、という実体的な為替相場の価値を、無意味にさえするようなロンアニの傲岸な行動であると思う。

 

オセアニア通貨の取引において

東京、NY、ロンドンのうち

最もそれに無関係なのは、ロンドンである。

 

オセアニア通貨の買いがトップアウトし、トレンドがまた売り方向に逆流する転換点がロンドン時間から生じるというなら

 

ユーロ豪ドルなどのここまでで下押しも底打ちということとなり、

相場はリスクオフ方向、ということになる。

 

そして、ドルカナダは下値余地を残したまま、

また上値追いに回帰することになる。

 

はたして、そんな今月のトレンドを、いかに強大なロンアニといえども、単独で転換させられるか。

 

現状、ロンアニが講じる

リスクオフ的な資源国通貨売り、

特に豪ドルの執拗な売りについては

いくらロンアニが大量の資金量をもってしても、カウンター的な綾取りでしかなく、

結局は一過性の東京刈りに過ぎない、

というのが、現状での自分の判断である。

 

ロンアニが本日のロンドン時間に限ってならば

豪ドルを売り込むことは容易い。

 

まず、ここまでの戻り相場において0.6400より上のゾーンをはしゃいで買っていったのは、本日の東京勢のみである。

 

ロンドン市場は東京市場の取引量をはるかにしのぐことから

 

東京勢のみが相対の敵であるなら

東京勢以上の売り玉をぶつければ

東京市場の作った上げ幅など、簡単にすべて削り取ることができるだろう。

 

ただ、そこから下まで突っ込むことはロンアニ単独では困難である。

 

まず、その以前に、自分たちはもちろん、NY勢も加えた買いのゾーンが0.6360より下には密集している。

 

がゆえに、0.6460から下に相場を押し下げることはロンアニどもには困難だが、

逆にそこから上のゾーンはその値幅があればあるだけ、刈り取ることは容易である。

 

なぜなら、このゾーンの買い方は東京勢しかいないからである。

 

かくして、ロンアニは0.64より上のゾーンから、0.6360手前までは売り崩せることになる。

 

そんな思惑にきっちりはまるかのように

ロンアニは豪ドルドルをきっちり売り崩しながら、きっちりその手前で売りをやめた。

つまり、ロンアニの売りは、0.6370アッパーまでである。

 

今回のロンアニの仕掛けは、東京勢の豪ドルの買いを潰すための、東京刈りそのものであったように思うが、

結果的には、ドルカナダもその影響を受け、

 

ドルカナダはロンドン午前は断続的に高値が更新され、

 

そこに売り向かっている自分は

都合、4回損切された。

 

現在ホールドしているドルカナダの売りは五度目の売りである。

 

結局、自分はドルカナダの1.3890からの何度も繰り返した売り上がりを、.3920アッパーまで切り刻まれたこととなるが、

 

ならば、ロンアニ本格参入の17時あたりからロンアニが取っていったロングについていけば、

しかし…17時前のドルカナダが1.3860アッパーが速すぎたとしても、1.3880あたりからは十分についていけたわけで、であれば、それでもロンドン序盤の買い仕掛けに便乗していれば、ドルカナダロングは50pips以上の上げ幅を取れていたこととなるが…。

 

現状、4時間足レベルで、ドルカナダは明らかなダウントレンド入りしており

それを1.3850あたりを値ごろ感的に底と見立てて買って行くのは、個人的にはトレンドを完全に無視した値ごろ感の逆張りにしか思えない。

 

下落トレンドが起こっていることが明らか(と思っている)流れに、買いを入れることは完全に逆張りで、

これで利益を取れたといしても

そこでの成功体験は、強烈な悪癖となり

将来のトレンドフォローへの目線を確実に曇らせてしまうこととなるだろう。

 

ということで、底値買いがいくらスウィーティーに見えても

やはり、本日はドルカナダを買いでは入れなかったし、本日においては、それについてだけは徹底したい。

 

この値位置からドルカナダを買っていったロンアニはすごいし、またその買いでドルカナダにおいて50pipsも上げ幅を作れてしまう

ロンアニの逆張りはやはりえぐい…

 

明らかな逆張りに見えても、

世界最大の取引量を持つロンアニがそれをやれば、

短期足レベルのレジスタンスくらいは切り崩せていけるだろうから、

 

それらの損切りをヒットさせ続けていけば、50pipsくらいは上に伸ばせてしまう。

 

さらに言えば、東京勢もしばしば逆張りディールをやってくるが、

東京勢の逆張りが東京時間の途中から順張りの身内を裏切るような逆張りで共食いとなり、しかもその逆張りとて継続性の危うい値幅のなさが圧倒的に多いのに加え

 

ロンアニどもの逆張りはロンドン市場の序盤早々に繰り出され、その継続力もまた持続する。

 

だから、別のロンアニがその逆張りの流れに便乗しても裏切られにくくなり、値も上に続きやすい。

 

つまり、身内は殺さず、むしろ身内で利益を共有するチームロンアニ。

つまり、ロンアニが行う逆張りは、たいていが東京勢だけを殺すためのディールである。

 

その意味で、ロンアニの逆張りは、逆張りで終わらず、トレンド転換を促す底値買いに成長することすらある。

 

とはいえ、たとえロンアニとはいえども

自分たちにまったく関係のないカナダドルや豪ドルを、いまの地合いのなかでトレンド転換させるほどのパワーはないように思う。

 

豪ドルの取引時間のご当地となる東京市場や、カナダドルにおけるそれとなるNYの市場が、昨日までの相場の流れにおいて、その転換を承認するような値動きをまったく見せていない段階で

 

本日のロンアニによる資源通貨国売りは、自身の力を過信した、ロンアニどものみの一人芝居であろうと現状ではまだ考えている。

 

しかし自分たちのターンで、高値の限界の限界まで追おうとするロンアニどもの強引さには、いつもながら虫唾が走る。

 

ポジション

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