一部損切り…ドルカナダ売り増し

東京勢、欧州勢、

ドルカナダの買いを選んだあと

 

ロンアニも、買いを選んでいる。

 

その意図はわかるが、こいつら…相変わらずである。

 

あらゆる通貨ペアのうち、ブレイク目の通貨ペアがあると目ざとくそこに群がり、トレンド増幅を狙ってくる、ロンアニにはいつも感心させられるとともに、

 

またロンアニにしてやられて、踏みあげられている状況には嫌気がさす。

 

本日は、やはり含み損を抱えすぎることはよくないと思い、1.3200手前で損切りを置いておいたら

そこがきっちり撃ち込まれて損切り

 

そこから、再度、ロンアニ買い仕掛けが起こり、再度、1.3200越え、ピークとして、1.3203あたりまで上に跳ねた。

 

ロンアニの執拗な買いにちょこちょこ損切を食らわされているような状況である。

 

ロンアニは、徹底して買いを繰り返しており

売る気配はゼロ。ほんと、すげえよ、お前ら…。

 

現在のドルカナダの状況は

 

週足が陽線で推移しており、

しかも週足は200SMAを上回り

1.3110アッパーでの底値も確認。

 

さらには4時間200SMAも真上に控え、上抜け間際である。

 

先週の急騰地合いも引きついでいることを考えると

 

普通は買いを選ぶのが無難で

ロンアニの買いも奇をてらったものではない

 

あえてロンアニらしいといえば、

1.3190をきっちろ割り込ませ、短期の買い方を損切りさせてからは、いっさい売らず買いっぱなし、

という、ロンアニならでは投機ディールである。

 

こんなクソなディールはともなくとして、

自分も、普通なら買いを選んでいることだろう(ロンアニのように、ここまでの高値圏から買うかはともかくとして)

 

しかし、いまはドルカナダが上昇するための普通の状態、ではない、と思っている。

 

ドルカナダが上昇するとき、ドル円は通常下落する。

 

しかし、今週のドル円を見れば

それが真逆であることはいうまでもない。

 

ドルカナダが底値を守った、1.31115あたりは

現状の状況、1.3200越えを再度狙う状況が失敗したとしたた場合、

押し安値ではなく

ダブルトップのネックラインとなる。

 

現在のドルカナダが上抜けを失敗し

このネックラインを割り込めば

 

そのターゲットは、10月安値1.3040アッパーを割り込むこととなり、下落トレンドは鮮明化する。

 

とういうことで、ドルカナダ売り増し。

 

本日、東京勢からはじまったドルカナダの買いに、欧州はともかく、ロンアニすら一切の売りもせずついてくるとは思わなかったが、

 

昨日と真逆に下落しっぱなしの原油相場を見れば

カナダドルを買う(つまりドルカナダ売り)

必然性には欠けていたのだろう。

 

昨日、原油相場は上昇したが

その上昇には、ドルカナダは下落にそれほど反応せず、

本日の原油安ではは、一本調子で上昇する、という状況を眺めれば

 

ドルカナダはやはり底堅い、とみることもできるが

 

それを台無しにしているのが、今週のドル円の一方的な上昇である。

 

原油安にも支えられ、

 

東京、欧州、ロンドンと

 

オールロング状態になったドルカナダは

もはや買い豚ばかりで、売り豚はほぼ絶滅で、1.3110アッパーで捕まったにわかの売り豚の最後の残滓がちろちろ残存している程度であろう。

 

1.6050から1.6200までのドルカナダの売り買いの比重を勝手に推測すると

 

かなり単純化した構成だが

 

1.3070を超えるあたりまでは、売り豚ばかりで、もうないという水準でもにわかの売り豚が次々湧いて出てきていた。

 

かなり異常な状況で、あの水準で売っているのはアホとしか思えない状況だった(最後は自分もそのアホになり、大敗したわけだが…)

 

ここでグリードが買いをついに仕掛けてきた。

まず買う気のくせに、わざとさらに売り

安値をさらに更新させ、買い豚には絶望を

売り豚には希望を与える。

 

そこから一気に買い上げ。

 

売り豚は底割れと思っているので、再度売りが入り

安値に面合わせするが

この二回目の売りはグリードのものではなく

群がってきた最後のにわかの売り豚どもである(自分も含む)

 

この底値もグリードどもに広がれ、ついに上昇。

ダブルボトムのような形となり

そこからは底値で引っ掛かったにわかの売り豚の損切りが誘発されまくる。

 

そこから、さらにグリードどもが買いが強烈な買いをぶつけ続け、これら売り豚の損切りが誘発され始めた。

 

この日は、1.3100手前でその上昇を終えたが

翌日、グリードどもは本格的な買いを再開。

 

カナダドル政策金利発表。

 

金利は据え置きで、若干声明で景気の先行き不安をふれたのみで、カナダドルが売られる理由は皆無ななか

 

一気にグリードどもは大玉の買いを入れてきた。

 

ここで一気に大陽線。

 

粘っていたにわかの売り豚も一気に損切に巻き込まれ

火柱状態となって、そこからはドルカナダの上昇はお祭り騒ぎで、にわかの買い豚が一気に参入をはじめる。

 

これが、1.3150を超えたあたりになると、上昇はより加速し、その過熱感は、1.32を超えるまで収まらず、10月末期のにわかの売り豚を筆頭に、売り豚どもは、もう惨殺に近いレベルで損切りされまくった。

 

これが、先週のドルカナダの急騰の流れである。

 

その後は、1.32をなんどかなでたあとにピークアウトし、1.31~1.32のレンジを作るにいたり、

現在は、ふたたび上に張り付いている。

 

これを表にすると以下である。

通常の豚をA、にわかの豚をBとする

 

1.3100以下~ 下落 

売り豚(A sell)がベースにいるところで、にわかの売り豚がじんわり増加(B sell) 買い豚(A buy)が暫時損切されながらも踏ん張っている

現在構成 A sell Bsell Abuy

 

1.3050 下落ピーク 

にわかの売り豚(Bsell)が増加、売りのピーク 買いを粘っていた買い豚(A buy)もここでほぼ全滅させられる しかし、ここで新たな買い豚が買いを積む

現在構成 A sell Bsell A buy

 

1.3070~1.3150 上昇 

買い豚増加(A buy) にわかの売り豚の損切り(Bsell)と、にわかの買い豚(B buy)の増加 

現在構成 

現在構成 A sell  B buy A buy

 

1.3150~1.3200  上昇

上昇残りかすのにわかの売り豚(B sell)もほぼ消滅 にわかを買い豚増加する流れで、新たな売り豚(A sell)登場

現在構成 A buy B buy A sell

 

1.3200~1.3150 下落

にわかの買い豚(B buy)壊滅状態、しかし、まだ生き残りはあり、売り豚増加 

現在構成 B buy(瀕死) A buy  A sell

 

1.3150~1.3110 

にわかの売り豚増加、にわかの買い豚はほぼ全滅

現在構成 A buy A sell B sell

 

1.3110~1.3190(現在) にわかの売り豚(B sell)が損切られ中、壊滅状態

現在構成 A buy A sell B sell(壊滅状態)

 

ざっくり行ってしまえば上記で

 

現状は、にわかの買い豚が消えた状況のなかで

にわかの売り豚が虫の息で

本物の売り買い豚は拮抗した状況である。

 

にわか勢としては

週初めのドルカナダの押しの過程で現れたにわかの売り豚がまだしこり玉として残っているのみ、というのが現状のイメージである。

 

がちの買い豚と売り豚は上下で構えており、まだポジションは投げない。

 

これらガチ勢の売り買いの決着するゾーンは

買いが勝利の場合、1.32越え

売りが勝利の場合は、1.31割れ

あたりである。

 

ただ、厳密には上下にはバッファーのようなものがあるため

 

売りが完全にショートカバーに入りそうなのは

1.3220オーバー

買いが完全に売りに転じるのは

1.3070割れ、あたりであろうと推測している。

 

で、現在、どちらの領域が近いかといえば

売り方が敗北する1.32の側である

 

しかも、にわか豚の残りかすとして残るのは、買いではなく売りの側である。

 

それゆえに東京、欧州がドルカナダを買った後

ロンアニも買いに回っているのであろうと思う。

 

ロンアニはにわかの豚側に回ることはまずないので、

現状のロンアニの買いは、残存するにわかの売る豚を切りにいっているのであろうと思う。

 

にわかを刈る方が値を伸ばしやすい。

 

にわかはすぐに損切りするからである。

 

最高値からさらに高値を追う。

というレートの変動は、通常、売り豚の損切りである。

 

通常、買いたい豚が、わずかの押しも待たず最高値のレートからさらに買う、ということはしない。

 

現在の高値追いは、ロンアニのまさかの東京欧州追随から

おそれをなしたにわかの売り豚が損切のショートカバーをかけているところであろうと思う。

 

にわかの売り豚にそんな恐怖感を与える意味でロンアニは、短ちょこちょこと短期的なレンジをブレイクさせるときだけ買いに回り、にわかの売り豚をあぶりだしているように見える。

 

16時前から作られた、1.3192の戻り高値圏をロンアニは抜いてくることをまず選んだ。

 

ロンアニは、この手の高値ブレイクが大好きである。

 

ロンアニすらもドルカナダを買ってくるのは、ほんとがっかりだが、カナダドルを自信をもって売れる理由はひとつある。

 

それは原油の下落である。

 

原油安はカナダドル売り要因で、ドルカナダの上昇要因となる。

 

ドルカナダ(だけ)のテクニカルからみれば、1.3200のブレイク狙いは、教科書ディールの王道である。

 

しかし、米中貿易問題の楽観のみで進む株高という異常なリスクオンムードを考えると

 

テクニカル的にドルカナダのブレイクチャンスで、かつ原油安が進んでいるとはいえ、

 

現在のリスクオン地合いが続く限り、ドルカナダの戻りには限界があるように思えてしまう。

 

がゆえに、いまの自分はドルカナダを買おうとはまったく思えない。

 

そもそも、ドルカナダのブレイクが成功するならば、いまの金融市場はこんな異様なリスクオンムードであるはずがない。

 

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