NY追随を順張りで東京勢がついてきたとき、その相場は終わる。ドルカナダ買い
今週からドルカナダを買うことに決めた。
先週末、1.3145で、すべてのドルカナダのショートを損切りしたが、
今週からは買うことに決めた。
にわかの買い豚どものなかに入ることには少し躊躇もあったが、もはやにわかの買豚も、馬鹿すぎる買い豚はすでに殺されていると見え、にわかの買豚の数もかなり減ってきている印象である。
そんななかにあって、東京時間を見ていると少なくとも売る気は完全に失せた。
先週の下押しで、1.3160より上のど高めですら、にわかで買ってきた欲に駆られた豚以下の豚(ほとんどがロンドン、NYの一部)はあらかた切られたことだろう。
自分がドルカナダを買うことに決めた理由は、
東京勢の先週からの追随。
東京勢は先週のドルカナダの戻り局面ですらも売りに挑み、毎回、ロンドン以下の養分とされて、上にあげられてきた。
強欲にまみれたにわかの買い豚の勢いに飲み込まれ、次々損切りが誘発された。
そして週を開けて、東京勢はまたドルカナダを売ってきている。
これがまたロンアニ以下に食われる、という構図はまあ、先週と同じ見立てだが、
今回はその内実が少し違う。
先週の場合は、ロンドンNYが買ってきた流れから、翌営業日の東京は、それに逆向かって売ってきて、それが刈られた。
かなりの戻り過程において、先週、東京勢を踏み上げて買ってきた連中はにわかの買い豚どもである。
押し安値からの買いとしても、戻り高値の高値圏で、さらに買おうとする筋にまともな?グリード、つまり大口の投機はいない。
この連中はもっと下から買っているはずで、
そんな高いところから追加の買いはしてこない。
こいつらは、もっと下で買ってくる。
そして先週までの東京は、これまではロンドンNYまでの買豚に抗う形で売ってきた。
その流れはたとえ東京勢とはいえ、自分の考えと同じだったため、自分もショートした。
しかし本日はちがう。
本日の東京は先週にNYが売って下げてきた流れに追随する形で売ってきているのである。
先週までの売りは、にわかの買い豚がかなり残存する形での売りだったと思うので、
そのチャレンジには切り崩しの意味もあったが、
本日の売りは、それらど高めでも買っていたにわかの豚があらかた刈られたあとで、
売るにしても、ロンアニやNYのさらなる売りで続落を確認してから売るならまだしも、
カナダドルになんな関係もない東京勢が売って切り崩せるレベルではない。
たしかに1.3130より下にはさらなるにわかの買豚もいるが、ここのにわかはちと手強い。
このゾーンでにわかで買っていた豚は数が少ないはずだ。戻り相場が激しかったゾーンで、高値をどんどん更新する中での買いなので、かなり追っかけて買わねばならず、そこで突っ込める勇気?をもったにわかの買豚の数は少ないはずだならだ。
ここでの戻りはにわかの買豚の増加というよりは、むしろにわかの売り豚が損切りしていたゾーンで、売り方の減少ばかりが生じていたゾーンであろうと思う。
しかも1.3130あたりで参入したにわかの買豚は機動力があるために、1.32に近づいたあたりですでに利食いで逃げている可能性もある。
となると、1.3140-1.3130のゾーンにはにかわかの買豚はほぼおらず、下げるための燃料は不足しているということである。
でありながら、そのゾーンで売りで突っ込んできた東京勢はむしろ、自らでここからの上昇の燃料となるような愚行を犯しているとしか思えず、
ドルカナダの下落の目は、東京勢のおかげで、完全に遠のいてしまった、と自分は考える。
自分が考える、いつもこんなNYの追随ばかりして結局焼かれる東京勢には、実は本邦勢は少ない。だいたいが東京時間に順張りを気取って仕掛けてくる。米系の短期筋を言う。
こいつらが為替相場きっての養分であり、世界一の下手くそどもで、その多くは、シンガポール、香港あたりに生息していると自分な考えている。
こいつらの順張りとは、ただNY様についていくことだけである。
そんな妄想をこの米系東京勢だけは抱いているが、
それは妄想である。
先週の東京勢はNYに逆張りして殺されたが、
本日の東京勢は、NYのグリードが売ってるわけでもないのに、それを売りと盲信し、売りで追随してきている。
先週のドルカナダはたしかに下げたが、
それは週末のポジション調整の買豚の利食いと、それに便乗した逆張りのコントラリアンが、逃げ遅れた高値圏のにわかの買豚を焼いただけで、
逆張りの綾狙いの売り豚連中はレンジの下限で買い戻す。
現在のドルカナダのレンジは、大きく見ると、1.3170-1.3070あたりと見ているが、
小さく見ると、1.3200-1.3130あたりである。
東京勢の本日の売りは、その小さなレンジ、NYのコントラリアンが買い戻しに入りたくなるレートを提供してあげたに過ぎない。
まあ、どのみち東京勢は買っても売っても殺されはする。
もし本日東京勢が買っていたら、その買いのポジションが後に損切りとしての下げの燃料にして、レンジをさらに広げて、1.3070あたりまで押した可能性は高い。
しかし、本日のNY様について行きさえすれば順張り、とでも思っているかのような東京勢の売りは、後の戻りの燃料となるような状況となってしまったといえ、
現在の戻り相場の高値圏レンジの下限を1.3130に規定してしまったようにも思う。
いまこのゾーンにはにわかの買豚はすでにほとんどいないとみており、となると上げを阻むものはほとんどない。
買いが増えすぎると相場はむしろ上がりにくくなるが、いまこのゾーンには買いがあまりいないのである。
つまり、ここのにわかの買豚の数が少ないゾーンの下限で売りを積み続ける東京勢の行為は、むしろ、レンジの上限を突破する可能性を高めてしまった。
ここからあと、もし自分の見立て通りに、東京勢の本日の売りが3度目の1.32を目指す戻りの燃料となったとき、
さらなる高値であらわれてくるのは、値頃感からの逆張り売りの勢力である。
既存のポジションが損切りされるところに現れる新規の逆張りポジションは、それが大玉でないかぎり、まず飲み込まれる。
その逆張りポジションは、損切りが続くポジションと同じ方向を向いており、やがで、そのポジションも同様にさらなる続伸の燃料となって損切りされやすいからだ。
もしその損切りの連鎖が続き、三度めの挑戦で1.32を超えてしまった場合、いよいよもう戻る可能性はほぼなくなる。
短期レベル高値圏のレンジを上抜けしてしまうと、それは中期ベースの踊り場の通過を意味してしまうからだ。
さらにこれは日足高値の更新を意味するのみならず、先週の週足高値も更新し、今月の月足高値も更新することにもなる。
先月、今回とは逆に、1.3040を割り込んだドルカナダは日足週足月足の安値を同時に更新したが、いま思えば、その日柄は10月末の寸前で、残された日のないなかで、ここが下げの極みとなり反発をした。
この反発により、10月に起こったドルカナダの下落相場は、10月の完成と11月への続落、という狭間の寸前に、切り返されることとなった。
しかし今回は違う。
11月は始まったばかりである。
11月早々から月足高値を更新するとすれば、
前月足高値1.3350までに面合わせするとしても、さらに150pips上値余地があり、
それすら超えると、次は1.35、1.36と上値余地が伸びて、それすら超えると、
月足でまた時、ドルカナダのアップトレンドが終了しレンジに入っていた流れが、下抜きのダウントレンド転換が失敗し、ふたたび上昇トレンドに回帰するという状況も現実を帯びる。
ドルカナダがふたたび、アップトレンドに戻れば、その高音は1.33どころか1.4すら超えて、1.45すら超えていく。
今のレートから見ても軽く1500pipsに迫るほどの上昇である。
そうなれば、自分のドルカナダ下落の長期的見立ては完全に崩れ、ドルカナダはもう二度と売れないくらいのような状況である。
東京勢の本日の売りは、そんな絶望的流れを決定づけかねない、最悪の流れである。
ドルカナダ暴落のためには、本日の東京には買って欲しかった。
東京勢は買っても売っても最後はほぼ確実に負ける。
なぜなら、為替相場はゼロサムゲームで誰かの勝ちの裏には誰かの負けがある。
ロンアニNYがともに負ける気がさらさらないのだから、負けを引き受けるのは東京しかない。
どうせ東京勢は負けるのだから、ドルカナダ暴落のためにも東京勢は本日、ドルカナダを買って欲しかった。
自分たちも暴落のおこぼれに与ろうと、1.3130のネック割れ手前からの売りですか。
だから、無理だって…。
ブレグジッドのポンドじゃあるまいし、
カナダドル単体で、ドルカナダを暴落させるだけの理由はない。
もちろん、ドルカナダを暴騰させる理由もない。
だから、ドルカナダはずっと気迷いの動きをしているのだが、
東京勢が下落に便乗しようと売ってきている段階で、ドルカナダの続落の目は自分の中ではほぼ消えた。
テクニカル的には4時間足MACDではシグナルラインをMACDが割り込み、オシレータートレーダーからしたら下げのサインであろうが、残念ながら、この下げのシグナルはダマシとなる可能性が高い。
東京勢が売ってこなければ、自分はまだまだ売りをあきらめてはなかった。
残念である…。
ということで、ドルカナダ、全力買い!
ポジション
USD/CAD L 1.31336