現在の相場は、アベノミクス、トランプ相場に次いでの、コロナバブル相場なのかもしれない…

まったく歯が立たない…。

 

リスクオンの相場はどこまでも続き

あらゆるドルストレート通貨がドル安方向に進みながら

クロス円も上昇することで、ドル円もまったく下がらない。

 

この一方的な投機的なリスクオンは、

トランプ相場のころを彷彿とさせる。

 

あの当時も、ドル円など、

どこからでも押しが入り、延々と上に買いあげられていった。

 

今回は、その傾向がその頃以上で、

ドル円、クロス円、ユーロドル、ポンドドル、豪ドルドルと

軒並上昇。

 

いまはトランプ相場のように

とにかく、バカになって、

どんな高値からでもドルを売り円を売っていくというのが

ベストなトレードなのかもしれない。

 

FRBをはじめとした各国当局の過剰流動性

金融市場をまたお祭り騒ぎにしてしまっている。

 

アベノミクスしかり、トランプ相場しかり…

 

同様のバブルがまたも繰り返されるのか…。

 

ただ、アベノミクスやトランプ相場は

その効果のほどはともかくとして、

実体経済への実効性がまだイメージされる状況でもあったため、

ドル円の上昇や、株価の上昇なども

わからなくはない。

 

しかし、今回のバブルは、

世界を覆ったコロナ禍の状況を思えば

さすがに悪質極まりないものであるように思う。

 

実体経済はいまだ痛み、多くの庶民が苦しんでいる。

 

それをまるでなかったかのように、株が買われ債権が売られ

ドルが売られ円が売られる、という状況は

理解できないことはもちろん。

怒りすら湧く。

 

しかし、相場は相場。

 

こんな滅茶苦茶に見えるようなリスクオン地合いも

それが市場参加者の総意である。

 

グリードどもが、リスクオン方向への投機をやめないかぎり

この流れに抗うことはできないのか…。

 

実体経済とはあまりにも乖離しているように見える

金融市場を眺めるにつけ。

 

さすがにこの相場にはついていけない。

 

自分も下手くそなりに、10年以上、相場を眺めてきているが

 

現在の金融市場におけるこんな違和感は、初めてである。

 

しかし、金融グリードたちは、この流れについていき

株を買い、ドルを売り、円を売るのか…。

 

まじでついていけない…。