ユーロドル、1.0960のターゲットに到達するも、途中で振り落とされ、高いところからの買い直しで結局、利益を取る。現在、ドル円のショートのみ。
昨日から、ある程度は利食いしながらもキープし続けていたユーロドル。
0時前に、ユーロドルは自分が利食いのポイントと思っていた1.0960に到達したが、
ここでの利食いは以下のような形となった。
本来は、以下のようなポジションだったのだが
EUR/USD L 1.08425 1.08427 1.08433 1.08436
これが今夜22時にいきなり振り落としを食らい、
昨日の押し安値を更新されところで損切り。
EUR/USD L 1.08425 1.08427 1.08433 1.08436 → 1.8033 損切り。
昨日の日通し安値はさらに下(1.0810アッパーあたり)にあったがそこからの戻りの過程においてあ、1.8040アンダーあたりが昨日からサポートとして効き続けていたため、
ここを割れれば、まずい、と思っていた。
結果的に、この22時の売り仕掛けがくるまでは1.0840はおろか、1.0850すらクリアに割れていかなかったため、少し楽観があった。
しかし、昨夜のFOMCから右往左往ありながらも耐え続けたユーロドルショートは、
ユーロドルは1.0890水準を何度も試したのち、結局、強引なロンドンどものコントラリアン(逆張り勢)によって、短期サポートが割り込まれ、
一気に昨日のサポート水準が切られたのである。
しかし、結局、この売りは、その後の買い上げを行うためのロング勢の振り落としのダマシの売りで
そこから、一気に高値更新した。
ただ、1.0830アッパーまで突っ込まれたとき、自分はよもや、1.0840すらわれないとおもっていたため
この売り崩しに一瞬混乱し、
ここから自分はなにをとち狂ったか
ユーロドルのドテンの売りをしてしまい、
1.0950あたりから、踏みあげられ、
これは、10~20pipsあたりで損切りはしたものの、結果的には、往復ビンタとなった。
結局、自分の相場観を信じて買いに入れたのは、
1.0830アッパーの安値から60pipsも戻した1.0890アンダーあたりからで
本日の日通し高値を更新したあたり。
ここまで上がればそりゃ、続伸だろうよ…というようなあからさまな上値追いだったが、
自分はこんなにわかの買い豚がうじゃうじゃ現れる前から本当は買いを仕込めていたのだ。
そう思うと、22時あたりにロンアニおよびNY早出組の混成軍であろう
この連中に昨日からのロングポジションを一気に刻まれたことは、相当にショックである
結局、ユーロドルは、かなり遅めな買いながらも
結果的には自身がターゲットとみていた1.0960まで引っ張れたので
60pips超の利益は獲得できたものの
それより前、1.8050アンダーからロングをすでに持って、1日以上、ホールドし続けたロングはダマシの売りで切らされ、
あらためて買いの勢いに乗りなおして60pips取ったのは、エントリーからたかだか30分くらいの話である。
こうした金融市場における時間効率の理不尽さを思うと虚しさを覚えざるを得ない。
ドル円は、ユーロドルが切られた段階で
106.70前後でショートポジションを持っていたが、
ユーロドルの下落にはドル買いで反応しているのにもかかわらず、
ユーロドルの戻りにおいては
ドル売りに反応しにくいことに嫌な気配を感じ始めていた。
月末のロンドンフィキシングに向けての大口どものポジショニングは、ドル売りではあっても円買いではない、つまり円安で、むしろドル円は下がらない、と考え、
106円ミドルあたりであらかた微益決済でスクエアにした。
その後、案の定、ユーロドルほか、ドルストレート全般の上昇に合わせ、ユーロ円、豪ドル円、ポンド円などのクロス円の上昇ももたらされるクロス円相場も強まることで、ドル円は107を抜け、107.20アッパーまで戻していたことから、
ドル円のショートはいったん、逃げておいてよかったと思う。
現状、ユーロドルは、自分が考えていた1.0960というターゲットに到達したため
もうロングし続ける目的はいったん達成したと考え、とりあえず、もうユーロドルは当面、触るつもりはないが、
ドル円については、
自身の考えているターゲットレベルは106.20あたりで、今夜のクロス円相場で踏みあげられたドル円は、
そこにまったく到達できていない。
昨日からのドル円は
ロンアニどもが下を突っついて106.40アンダーから買い戻してをはじめて以降
そこがあたかもボトムであるかのような上値追いがNY時間に繰り出されることとなったが
こんなロンアニどもの投機の突っつきが、
現在のドル安相場において、
ドル円におけるドル安相場が終了の底になった
などというのは、
なんとも人を馬鹿にした話である。
昨日のドル円の仕掛け売りによる106.40割れは、下落波形のモメンタムからロンアニどもが強引に安値更新を仕掛けてきたグリードそのもののショートではあったが
ロンアニどものスケベ根性そのものの、突っ込み売りと、そこからの買い戻しが
現在の為替市場を覆っているドル安相場の終了となるなら
実需を含めた世界中のあらゆる投資家、投機家たちの売り買いの総意は、
このロンアニどもの気軽な戯れひとつで、すべてひっくり返されるということとなる。
こんな稚戯に等しい、ロンアニどもの底値買いを否定するどころか
むしろ、買いで追随し続ける
東京午前の東京勢などもどうかと思うが、
その後の欧州も、NYさえもが、106.50が割れそうになるとあらゆる防戦買いを入れてきた本日の為替市場は
結果的に、ロンアニどもの独善的な底値買いを、世界中で守ってあげてきたようなものである。
ここでババを引かされたのが、ドル売り地合いに殉じて
ドル円を売っていた豚たちで、
彼らはとんだピエロとなり、彼らの売り玉は、
ロンアニの逆張りロングを是認する東京勢や欧州勢、NY勢などあらゆる豚たちの買いによって守られ、ロンドンフィキシングの投機的な買い上げを狙う豚たちの発射台をご用意することとなり、結果、そのミサイル発射は成功し、売り豚たちの売り玉はことごとく上昇の燃料となる養分とされてしまった。
ドル円は、こうした売り豚の燃料が主たる原因となって、107.20アッパーまで急伸したと思っているが、
そこからとたんに107より上が重くなっているのは、
昨日今日のドル円買いの世界中の防戦と、ロンドンフィキシングによる、仕上げの投機買いという買い圧力によって
それが相場のドル売り圧力から逆行した買いだあっても、いや、逆行する買いであればこそ、それに裏切られた売り豚の玉は、燃料として切り刻まれ、やがて、107.20アッパーまでの急伸で、これら底値圏での売り豚は、燃え尽きたのだろうと考えている。
つまり、現状、ドル円をさらに踏みあげるための売り玉の燃料は残っていない、というのが自分の結論である。
本日は欧州通貨や相変わらずの豪ドルなどなどあらゆる通貨に対してドルが売られ、そこで生じたドルストレートの急騰に併せて
それらに該当する、豪ドル円やユーロ円、ポンド円などなどのクロス円の急騰も招いたが、
いや、今回については、ドル売りよりも円売りの方が強烈だったようにも見える。
現在の相場は、欧州通貨はもちろん、
オセアニア通貨であっても
これらが積極的に買われる相場であるというよりも
FRBがじゃぶじゃぶに膨らませた緩和政策によるドルの供給過多を見込んだ
ドル売りからの、消去法として買われているに過ぎないと考えている。
そういう意味では
ユーロドルやポンドドル、豪ドルドルなど
あらゆる通貨が、ドル売りの反動として買われることは理解できるが
対円ですらもそのオペレーションが繰り返されという状況は、少し理解ができないところではあるが、
月末のフローが強烈なクロス円買いに走ったのは現実で、
その理由を考えても仕方ないところがある。
すでに日本円はリスクオン時に米ドルとともに売られやすくなるところはあるにせよ、
現下のリスクオンでドル売り地合いが進みやすい相場において、円もまた米ドルとともに売られるというような状況は、かつてはあったが、いまは少し違うように思う。
たしかに、リーマンショック以前の円キャリートレード全盛のときは
円売りドル売り、他通貨買い、というう方程式が何年いわたって通用し
クロス円はもちろん、ドル円も継続的な上昇を続けたが、
現在のコロナウイルス問題への対策で、
主要各国は足並みをそろえて低金利にかじを取っており、
かつての習い性のように、リスクオンであったもただただ円を売ればよい、というような状況ではなくなっているように思っている。
しかも、月末である本日の米株は軟調に推移しており、
日経先物の2万円を割り込み
リスクオンどころか、むしろ月末の相場はリスクオフ気味に相場が動いている。
リスクオフ時にドルが買われるという状況はしばしば起こるが
リスクオフ時に円が売られる、というような状況は自分のなかではピンとこない。
ということで、107円界隈から、あらためてドル円を売っていくこととした。
自分のなかでのユーロドルのロング劇場はすでに終わっており、
目下、ドル円の売り以外に、売り買いしたい通貨ペアは見当たらない。
ということで、月末の深夜のこんな日に、
ドル円のみを売り、とする。
ポジション
USD/JPY S 107.059 107.019 106.986 106.901 106.893 106.846 106.840 106.832