ドル円とドルカナダ、どちらかの方向が間違っている

ドルカナダは、本日、1.3270アッパーまで下押ししたのち

またも1.33アッパーの水準に値を戻している。

 

ドルカナダの上昇はリスクオフの典型的な動きであり

ドル円の上昇はリスクオンの典型的な動きである。

 

ドル円とドルカナダが相関を持って動きが、

為替相場全体の動きから起こるときは

ドルの単独高の状況の時であり

 

実際、各ドルストレート通貨はドル買い方向で進んでいる。

 

ただ、為替相場はドルのみで動いているわけではなく

ドル独歩高という状況はいずれどこかで解消される。

 

市場がリスクオンとして進んでいるとするなら、

ドル円はこのまま上昇し、ドルカナダは反落することになるが

 

市場がリスクオフに進むとするなら

ドル円の上昇はどこかでピークアウトし

ドルカナダは上昇を強めることになる。

 

金融市場が根源的にリスクオン、リスクオフ

どちらかの色合いで進むとしたとき

 

現在、ドル円の上昇と、ドルカナダの上昇がともに成立することはありえず

どちらかの上昇が間違っている、ということになる。

 

現状、そのどちらが間違っているのかははっきりと判断できない。

 

テクニカル的にはドル円は短期アップトレンドを示しているものの

ドルカナダがレンジ中間域から上にも下にも進まないからである。

 

現在、ドルカナダのレンジ中間域と自分がみなしているゾーンは1.3305あたり

そのレンジの上下限は、1.3330~1.3280あたりである。

 

ドルカナダは現在、1.3300あたりを推移しており

どちらの方向に進むかはっきりしない。

 

いろいろ考えた結果、ドル円を売ることにした。

 

そもそもいまの市場がリスクオンかと考えれば

リスクオン相場とは思えず

それでありながらドル高、という状況は、やはりどこかに間違いがあり

104.50アンダーからの戻り相場が極端なショートカバーを生んでいるのがいまであるように思える。

 

105.50あたりまでなら、綾戻しでのロングも考えられたが

106.40までも戻ってきたドル円を、これ以上買ってこうとは思えない。

 

ドルカナダに変わらぬ膠着感がある段階で

米株が本日は堅調に推移しているとは言うものの

市場がリスクオンの状況に戻ったとは思えず

ドル円の戻りがそろそろ限界域にあると考えられる。

 

ドル円は、月曜の戻り高値、106.40を上に更新したが

それでありながらも、そこからの戻りが少し緩慢すぎる。

 

ドル円をショートしてみる。

 

ポジション

USD/JPY  S 106.467 106.454 106.434