ユーロドル、週末にロンアニが売ってきたゾーンまで戻る。こちらは買い増し。
週末週初めと下値に張り付かされ続けてきたユーロドルが
1.0930アンダーと、
週末のロンアニの売り崩されたラインに
ようやく戻ってきた。
一見すれば、ここは戻り売りのスィートスポットの見えるが、
先週末のロンアニのユーロドルの売りがどのような売りだったか
という点で、そのイメージは変わってくる。
ロンアニが、1.0930アンダーから新規の売り仕掛けを仕掛けていたのだとすれば、
現在の1.0930アンダーの戻りは
ショートカバーをまだしていない売り豚にっては
いま一度値を沈める戻り売りのゾーンとなるだろう。
ただ、ここ数日再三述べてきたことだが
自分は先週末のロンアニの売りは新規の売り仕掛けではなく
むしろその以前に仕掛けていた買い仕掛けの買い玉の投げ
となれば、現状、先週末のロンアニはポジションを減らしたのみで
現状、踏みあげられている、といわけではなく
上がろうが下がろうが、痛手はないといことになる。
すごく大雑把なイメージで言えば
現状のユーロドルの売りの偏りが
買い:売り=8:2
であるとする。
これをいわゆる機関投資家、プロと考える。
これが、新規の売り玉の増加であり
それが単位2であるとすれば、
買い:売り=8:4 となるが
この単位が、買い玉の減少であれば
買い:売り=6:2 となる。
どちらにしても、ユーロドルはその後、1.09すら割って、
週末と週明けは、下値に張り付く展開となったが
ここで新規の売り玉が積まれたのだろうとは思うが、
ここで新規の売り玉を積んだのは
東京勢であったり、個人投資家であろうと思う。
これらをまとめて素人、と呼称し
彼らがポジションをこのときはじめて持ったとすれば
買い:売り=0:2
自分は、ロンアニの週末のユーロドル売りは、
売り玉の増加ではなく、買い玉の減少であると思っているため
現状のいわゆるプロのポジションは、
プロ 買い:売り=6:2
一方、素人のポジションは
素人 買い:売り=0:2
上記のイメージから考えた時
現在、苦しんでいるのは、
素人の売り玉である。
プロは売り玉を積むどころか、
買い玉を減らしていることから、
むしろ、あらためて買いを入れる余力があり、
元の買い玉の偏り方向にポジションを戻すことも可能である。
ということで、現状、チャート的には戻り売りと見えなくもないところから、昨日のポジションからさらに買い増し。
ひとつ問題は、現状のユーロドルの戻りは
円売りドル売りのいわゆるリスクオン相場から生じたものであり
ポンドドルもまた上値を追っていることで
ユーロドルは下値を追い始めている。
ユーロポンドについては
自分としては、ポンドドルが大きく戻せば
本格的に下落加速する、と考えていたため
このままポンドドルが上値を追っていけば
ユーロポンドが下値を追いかねない形となり
ユーロドルの頭が重くなりそうである。
ただ、現状は、欧州通貨相場ではなく
ドル相場であるように思うため
ポンドドルが大きく戻しても、
ユーロポンドはそれほど崩れないのではないかという甘い期待を抱いている。
ユーロポンドが崩れなければ、
ドル売り相場でのポンドドルの上昇にユーロドルは連れ高となり
このまま上値を追える状況とはなる。
とはいえ、通貨ペアの選択として考えると
ユーロポンドの重さを考えると
ユーロドルの買いではなく、
ポンドドルの買いの方がよかったようにも思う。
ユーロドルのロングについては、
前回のブログを書いていこう買い増ししたり、
昨日の底値圏の上げ下げで、チキン利食いを重ねたり
細かな損切を繰り返したりもしたため
そのポジション構成が昨日のものと少し違った形となっている。
ポジション
EUR/USD L 1.08722 1.08755 1.08873 1.08954 1.09083 1.09099 1.09176 1.09177 1.09223 1.09253 1.09263 1.09263