悪手のオンパレード(by 欧州)

移動平均線からの下方乖離が進んでいるところから、

まともな振り上げもないまま、さらに乖離を進め

 

オシレーターが20%を割り込むほどに売られすぎているところから

さらに売り込む。

 

しかも本日は英米市場が休場で

ここから先トレンドが増幅する見込みが薄いなかでの

 

安値追いは

 

教科書的に言えば、NGだらけのトレードで

勝てた人がいたとしても

それはギャンブルの運試しで勝ったのと同様の

リスクリワードはもちろん、そこにまともな優位性というものは見当たらない。

 

こうしたトレンドレスな状況が見えているなかである

売られすぎ圏内からのさらなる突っ込み売りは、

順張りであるにせよ、やってはだめな追っかけ売りの典型である。

 

本当のトレンド発生の時に起こることは、

例えば、ブレイクアウトで売り崩すときには、

 

ロンアニも下に突っ込む前に

上にカウンターをかけ、高値掴みの買い豚を引っかけてから突き落とすし

 

東京勢すら、買われすぎの水準まで引き付けて逆張り的に売ってくる。

 

たしかに、本日の欧州は、ユーロドルを突っ込んで売ることで

先週安値の1.0880アッパーを下に抜いた。

 

しかし、これが下に抜けたのも

せいぜい、先週末のNY市場での底値買いを講じた短期の買い豚の損切りを巻き込んだくらいであろう。

 

実際、先週末の安値から10pipsほどしか下に追いえていない。

 

中長期の買い豚を切り崩すまで下にぶち抜いていくためには

もっと買い玉の燃料が必要である。

 

というか、そもそも米英という二大怪物が不在の市場で

トレンド狙いをすること自体が無謀の極みである。

 

本日、別の頁ですでに述べているが、

ユーロドルがナイアガラ状態でダウントレンド化するならば

先週末の段階で、1.0880どころか、1.0850すら割れて

下値張り付きで先週末の相場がクローズしてたことだろう。

 

ロンアニ、NYは

本日、東京勢に底値掴みさせたかったように思えるが、

東京勢に追随する欧州が、さらなる底に突っ込んできたのだから

もう、ロンドン、NYも欧州勢をフォローできる内容ではないだろう。