ユーロドル、東京時間に切られて買い直し、報道相場で伸びるがドル円も伸びる…ユーロドルは利食いでスクエア、ドル円は損切と売り増しの繰り返し。さらにユーロポンド買い。

NY時間に持ったユーロドルは

東京時間に仕掛け売られ、前日安値を割り込んだところで損切り

 

EUR/USD  L 1.10667  1.10685 → 1.1061損切り

 

前日安値も更新したわけで、日足でダブルトップが完成した。

 

しかし、為替相場はダマシ合いの殺し合い。

こういうベアトラップは、為替相場においてしばしば起こるため、

 

ユーロドルを買い直しをしたら、

ユーロドルは1.1050アッパーから、1.1090アンダーまで跳ね上がった。

 

この戻りはよかったが、その材料がまずかった。

ユーロドルが跳ねたのは、リスクオフ的なドル売りではなく

円売りドル売りのリスクオン圧力によるドル売りで

ドル円も急騰した。

 

その材料とは、またもの米中貿易問題のポジティブ報道。

 

関税の段階的撤廃、といったような、米中の雪解けムードをさらに強めるような内容となった。

 

これに驚いた売り豚がいっせいに買い戻し。

押し目買いを狙っていた新規の買い豚もあわさることで、

 

109.70あたりにあったドル円は、109.10アッパまで

わずか30分もたたないうちに、40pipsも上昇した。

 

これは為替市場のみならず

米株先物、米債利回り、日経先物すべてに反応したことで

これら相場は、ほぼ垂直上昇のような形で高値を更新していった。

 

為替市場は、この株高債券安の強烈な圧力に連れ高となってしまったのだろう。

 

今回の急騰はドルのみならずユーロドルなどドルストレート通貨も上昇するという、いわゆる円売り相場となってしまったことから

 

ドル円のみならずクロス円も軒並み上昇していた。

 

ユーロドルは、1.1058あたりからロングしていたが

1.1090アンダーあたりで、30pipsほどの利益を取ってスクエアにした。

 

現在の米中貿易関連の報道相場は

ドル買い、もしくは円売り、豪ドル買いなどにダイレクトに派生する状況なので

 

ユーロドルについては、合成の妙で上を追うとしても

さらに続伸を促すような純然たるドル売りには派生しにくいと思ったからだ。

 

さらに、それよりも個人的に重要なのが、

ドル円のショートポジションを、ほぼ9割がた利食いせずにホールドしていたことから、

またもそのポジション許容量が耐えられなくなったことも大きい。

 

 

 

東京時間に売り仕掛けをくらったユーロドルは

昨夜にロングしたユーロドルをいったんは損切りさせることとなり

結局、水曜日につき3日分のマイナススワップだけ払わされての損切りなので、完全な犬死である。

 

いまの米中ネタは、はじめはドル主体で動いていたが、本日は円殺しの方向に動いていて

 

ドル円の動きとドルストレートの動きが連動するような状況となっている。

 

つまり、ドル円以外ではあまりドルが買われにくくなってきていて

代わって、円が売られているというような状況である。

 

本日、東京時間の間についてのドル円下落はその真逆で

 

ドル円こそ下落していたものの

ドルストレートにおいてはドル買いが起こっており

円買いドル買い、という流れで

ユーロドルが下に沈められた。

 

本日のドル円の下落は、自分の仮眠している間に起こっており、

 

目を覚ますと、ドル円は109.60アッパーで底を打ち、

109.70アッパーに戻っているところだった。

 

昨夜のNY勢のドルロングの投げを引き継いでの東京勢の追随売りからの戻りだが

 

東京時間の戻り売りや押し目買いがうまくいくことはほとんどなく、

 

ここで売り増しするどころか、108.90アンダーのポジションを一部、利食いして減らすことをした。

 

自分のなかではチキン利食いとも思ったが、結果的には、そこでポジションを少しでも減らしていたことが

後のロンアニの買い上げを考えると、奏功していたということになる。

 

結果的に16時からの米中がらみのポジティブ報道から

ドル円は、突如、108.70あたりから、一気にレートを切り上げ続け続け

109すら超えて、109.10を超えるまでの急騰をみせた。

 

昨夜1時半過ぎに、報道相場でドル円のロングを投げた大口筋も、この戻りで一定数の買い戻しをしていったのではないかと思う。

 

ボリンジャーバンドが広がったとき

それを一切縮小させず

その広がったバンド幅の真逆に進んでいくときは

トレンドがその方向に強まる傾向が高く。

 

108.60アッパーまで下げてそこから109.10まで切り返すという流れは

残念ながら、ドル円の上昇圧力の継続をしさしている。

 

ということで、108.90アンダーでのドル円ショートのポジションを109.10を超えたことでさらに損切りした。

 

一時、108.70割れまで進んで、含み益が20pips近くあったポジションが、結果的に20pips以上のマイナスで損切りするという、ダメダメな展開で

今月の自分の運のなさをまたも示すような結果となった。

 

この切ったドル円ショートについては、ユーロドルと同じく、

結局、日マタギで3日分のマイナススワップだけ取られ

結局損切りしているので、ダメなところだけを取らされた感じである。

 

いまの市場は、すべて報道相場に踊らされていて高値を追い続けているが

 

米国の各経済指標は決して良好なものではなく

ドル円の今週の上昇を裏付けるファンダメンタルズ的な要素は

 

先週末の雇用統計の結果がよかった、という1点のみである。

 

 

今週のドル円は、テクニカル的な下落のシグナルはことごとく無視し、上昇のシグナルには過剰なまでに反応するという状況で、買い優勢の動きばかりを繰り返す状況を見れば

どんどんにわかの買い豚が増えていっている感じがする。

 

これだけ底堅いと、自分もドル円を買い目線に移りそうになってしまうが

 

これで先週失敗したのがドルカナダで

ぎりぎりまでにわかの売り豚が増えすぎた状況に辟易しながらも

最後は自分も売り側についてしまい、売りで大底をつかみ、

そこから一気に踏みあげられてしまった。

 

ドル円は、もう一二段上を試しそうではあるから

いまの地合いからはドル円を素直に買っていった方が

こまごました利益は取れそうには思えるが

 

そんな高値圏順張りでの得られるであろう、高値更新の利幅よりも、反落した場合の下げ余地のほうがはるかに大きいため、109.30あたりを明確に抜けない限りは、買い目線に変えるつもりはない。

 

 

最初は東京勢の買い戻しとにわかの買い豚の参入を許し急騰したドル円は、

いったん、108.95あたりまで下押ししたものの

その後のロンアニにそれらをすべて拾い集められ

日通し高値を更新する、109.20アンダーまで上値を追われた。

 

109.20アンダーで、さらにショートを積み増ししたが

このまま反落するかどうかはわからない。

 

とにかく史上最高値を更新し続ける米株がピークアウトしないことには、ドル円の本格的な下落は基本、望めないだろう。

 

米株はさらに高値を更新する可能性が高い。

 

これだけ連日最高値を更新していくと

そろそろ天井だと逆張り売りをしてくる豚も増えてくるはずで

それがさらなる上昇の燃料となって最高値をなおも更新する、という悪循環が繰り返されているように思う。

 

これら売り豚が一掃されるもう一段の上げ、バイイングクライマックスのようなものが起こらないかぎり

米株のバブル相場は収束する感じはしない。

 

問題は、この米株のさらなる急騰に

ドル円が耐えきれるか、ということである。

 

結局、東京時間の流れから現在は

1.1068あたりのユーロドルが1.1061で損切されて、1.1058あたりで買い直し。1.1090アンダーで利食いスクエア。

 

ドル円が、急騰されて、109.90アンダーでのショートを損切りし(これが20pips以上もやられている…)

 

109.20アンダーからショートを追加した、という状況である。

 

東京時間に108.70アッパーのころ

チキン利食いながら、少し利食いしておこうと

108.90アンダーのショートを少し利食いでポジションを減らしたが

ここでのわずかなプラスが

109.10アッパーで損切りをしてしまった一部のマイナスを、結果的に少しだけ埋められた、という感じである。

 

結果的には東京時間は、教科書のようなテクニカルムーブをしていた。

 

ドル円の108.60アッパーにサポート帯が作られており、

そこをバックに東京勢は買い戻し、

そこから米中報道の急騰から、

東京時間の下げ幅をすべて埋める結果となり

 

押し目買いは成功、というような形である。

 

108.80割れから突っ込んで売っていた東京時間の豚筋は

16時に突然現れた大陽線によって

すべて焼き尽くされた形である。

 

本日のドル円は東京勢の突っ込み売りにより

前日安値を下に更新したが

それがまるまるまくり上げられてしまったことで

東京勢のショートはすべて消え去り

買い豚のみが残ることとなった。

 

ここにさらに買い参入してきたのがロンアニで

 

ドル円は、東京勢の売り豚が全滅した代わりに

東京勢、欧州勢、ロンアニの買い豚が密集する事態に。

 

東京勢の買いや売りのポジションは

刈られることがデフォルトだが

ロンアニのポジションは、基本、刈られることはない。

 

ロンアニを刈れるだけの強者が為替市場には存在しないからである。

 

がゆえに、ロンアニが買い続ける限り、

それに抵抗するものはおらず、

ロンアニ参入前から買いで入っていた東京勢と欧州勢は

ロンアニにお姫様抱っこされるかのように

オートマチックに上を追う。

 

ロンアニはチームロンアニで徒党も組むため

売り豚をまくり上げることはたやすく

ロンアニの買い上げによって次々損切されて、さらに値を伸ばし、日通し高値を更新させた。

 

 

ただ、ロンアニにとって面白くないだろうことは

108.70から109.10までと、40pips以上もの値幅を

自分たちが参入前に取られ

自分たちは、自分たちが買う前から買っていた豚たちに利益をもたらすための上値追いをすることになるのみならず

 

そのわりに、ロンアニが奪えた上げ幅は、20pipsもない。

 

自分がもしもロンアニならば

東京勢、欧州勢をおんぶしてさらに高値を作って

こいつらの利食い場を提供してあげるくらいなら

株高だのなんだの関係なく、

まず、この自分たちにへばりつく東京、欧州の連中を売り倒して切り刻みたいと思うだろう。

 

そうしたなかで行われた英国の政策金利発表。

 

ポンドは先月までの狂った上昇はなりを潜め、

最近はじりじりとした相場展開が続いている。

 

ひところはやたら材料視されていたブレグジッドネタも、もはや鮮度を失い、

 

市場の注目は、米中貿易問題における米ドルに移ってしまっている。

 

という流れのなか

ポンドは本日の政策金利発表で下押し。

 

ここでユーロポンドに話が飛ぶが

ユーロポンドは、先月の暴騰相場から下押しを続けていたが、11月の初頭に、中期下落下方チャネルを上抜いていた。

 

もちろん、ポンドの楽観相場が終了したわけではないため

下方チャネルを上抜けしたあとも、ふたたび安値を更新し、さらに下押ししたが

その下げ止まった水準は、一段下げた下方チャネルラインの上辺部分。

 

ここからの反発をみせたのが昨日で

本日の段階で、すでに50pips以上上に上がっている。

 

そのほとんどは本日稼ぎ出しものだが

本日だけで、すでに40pips以上上げ幅を取っており

 

ユーロポンドの1日の平均値幅としては、すでに平均を上回った上げの過熱感となっている。

 

ただ、本日の英国政策金利発表のポンド下落から上にブレイクしたユーロポンドは、まだまだ上値を追う可能性が高い。

 

ということで、小口にユーロポンドをロングした。

 

現在、主力のポジションはドル円のショートだが

ここでポンドに何の関係があるか、という話だが、

 

最近、ポンドは為替市場の注目から離れていたいたが

本日の金融政策発表を契機に、ふたたびポンドに注目が集まり、しかもそれがポンドの売り、という流れであるなら

 

ポンドドルのみならず、ポンド円も下押しせねばならない。

 

となれば、ポンド売りはドル買いのみならず円買いもうながすこととなり、

ドル円の継続的な上昇は困難となる。

 

ポンド円を下げたいのに、ドル円が上昇してしまうようだと、ポンド円が下がらなくなってしまうからだ。

 

ドル円が、106円代の押しをダマシとして

そこから108円を超える水準にまで切りあがったのは

ドル円自体の力によるものではないと自分は思っている。

 

ポンド急騰にさいしてのポンド円にも派生した

強烈なポンド買いにともなう円売りが

 

ドル円の相場をここまで押し上げたと自分は考えている。

 

つまり、ドル円が106円代から108円代まで、

およそ2円上げたその推進力は

ポンド円の上昇のおかげであり、

 

ポンドのこれほどまでの急騰がなければ

この2円分の値幅はないも等しかった、とさえいえる。

 

この2円分の下駄をドル円がはいているとすれば

 

現在、109.10アッパーまで伸びているドル円といえども、本来は、2円差し引いたぶん、107.10あたりが適正なレートだったのではないかとすら思える。

 

ポンドの急騰が行き過ぎたオーバーシュートがあったとして、その超過幅は、ユーロポンドにおいても売られすぎというかたちであるはずで

 

その意味で、現状の0.8640あたりのユーロポンドにはまだまだ上値余地があると考えたい。

 

そういうわけで、ポンドの趨勢を観察する意味で、ユーロポンドを小口でロングした。

 

ポンドが下落を進めれば進めただけ

いくら株高だろうが債券利回り高だろうが

 

ドル円が強さを維持することは困難であるように思える。

 

ポジション

USD/JPY  S 109.212 109.191 109.189 109158 109.149  108.998 108.996 108.988 108.985 108.979  108.034  108.874  108.865

EUR/GBP  L  0.86362 0.86320