先週は値幅はなかったが、損失は甚大だった。ユーロドル買い増し

先週末の相場は

先々週末の相場と同じような展開となった。

 

先々週末…

これを語るのが典型的だと思うが

豪ドルドルが下値を追った後、0.64が割れず

先週はそれまでの高値をさらに更新し、0.66越えまで

そこからトップアウトしたのちは

先週末にかけて、ドル買いで上げ幅を削って終えた。

 

 

現在の相場は、ある面ではドル売りが進みすぎている相場で

ここからドル売りをしてくる豚どもは

すでにドル売りがかなりの水準にあるなかでさらに売り込むことで

売られすぎと考え逆張りしてくるドル買い勢に損切りを食らわせる、

という短期投機筋のみが跋扈する相場で

週内でドル売り仕掛けをした後は、

それをまた週内で利食いしてポジションをクローズするということを繰り返している相場であるように思う。

 

豪ドルドルで言えば

週中までは豪ドル買いで上値をさらに追うことで

つかまった売り豚を焼き

ある程度、利益が乗ったら、利食いで逃げる。

そしてその翌週は同じように、豪ドルドルをいまいちど買って

また週内で利食いして逃げる、

といった感じである。

 

このオペレーションはユーロドルも同じよう感じであったが

豪ドルドルと違って、

ユーロドルについては、先々週についてはそれほどの買い仕掛けは起こせないまま週を終え

先週に、週中までは一気に上値を折ってから、週末にかけて利食いで逃げた、という感じである。

 

先週末、1.0930アンダーから、16時になったとたん

ロンアニどもにどかっと、初動売られたが

これは、売り仕掛けではなく

その前まで積み上げていたロングの利食い

もしくは損切の玉が一気に流れられた結果であろうと思う。

 

その意味では先週末のユーロドル下落の相場は

仕掛投機の売り玉の増加ではなく

その以前の仕掛投機の買い玉の減少の結果だろうと思うが

それを裏付けるかのように

最新のIMMのポジション比率は、

5月19日が最新となり、タイムラグがあるとはいえ

売り玉は増えておらず、買い玉の微減が始まっている。

 

その意味で、先週末の相場は

ポジション調整の局面であったと思われ

その値幅もないなかでトレードすべき局面ではなかったところだったが

自分はそこに買い向かい、

しかもそのポジションが大きすぎたうえに

値幅はそれほどないなかで、損失は

先週の勝ち額をすべて失い、さらに損失を重ねる、という結果となってしまった。

 

それに対して、東京勢はといえば

もともと買い玉をそれほど作っていように思うなか

むしろ、新規の売り玉を作っているような感じがし、

がゆえに、先週木曜は、ロンアニどもに1.100を超えられる買い仕掛けをされて、その損切を食らったように思う。

 

流れとしては、欧米投機どもは、ユーロドルに対しては

新規の売り玉を積んでいるというよりは

その以前に投機的に積んでいた買い玉を解消しているような流れであるのに対して

東京勢は新規の売り玉を積み増しているように思う。

 

その流れは週明けでも継続しているようで

 

先週末に、愛しのNY様たちがドル買いに走ったからだうが

その下落のみを目視し

それをあたかも神の啓示であるかのように

週を空けた本日もまた、ドル買いの玉の増加

ユーロドルや豪ドルドルで言えばショートの玉を積み増しているように思う。

 

これはアルゴかAIかそれとも人のてによるものかはわからないが

アルゴやAIであれば、その設計者が東京勢というNYの妄信者でしかないというマリオネットどもの願望というかバイアスに沿ったポンコツなプログラムが発動される感じがし、

結局は、ロンドン・NY追随にしかワークしておらず(かわいそうなプログラムである…)

人間の主導であるとするなら

これまたNYを妄信する瞳孔の開き切った狂信的なマリオネット・ディールを繰り返そうとしている。

 

先週末、ロンアニが戻り売りをかましてきた、1.0930アンダーの水準は、神の頂とでも思っているかのようである。

 

真に哀れを超えた、奴隷根性…。

としか、自分には見えない。

 

東京勢の、NY追随のドル買いオペレーションが愚かな行為なのか、それとも正しいトレンドフォローかは、

今後の相場がその正解を提示してくれることとなろうが

自分の個人的な感覚では、週明けの東京勢のオペレーションには

前者の印象しかわかない。

 

まだ本日においては、東京勢よりもオセアニア勢のほうが、

よほどましな主体性を持っているように思う。

 

自分が本日の東京勢の動きをみて、しみじみ感じるのは

もうこれは、何年にもわたって感じることと変わらないが、

東京時間にAIやアルゴ、HFTがあろうが、そのプログラムは

その作り手の願望や能力を反映した、NYに追随することのみを宿命づけられたポンコツなものである、

人間のディールであれば、相も変わらず、NY教の信者として動くのみの脳死状態の主体性ゼロ・ディールで、人間がトレードする意味などない、

という感想である。

 

本日は英国と米国が祝日で休場である。

 

その点を考えても

先週末のドル買いディールは、ポジションの調整局面であったと見え

つまりは買い玉の減少で、

投機的な売り玉の増加であったように思えない。

 

しかもそうだとするなら、そのポジションの調整は

買い玉の減少は起こっても、売り玉の大きな増加は起こっていないはずである。

 

それでありながら、本日、東京勢が相も変わらず

ユーロドルの売り玉を増加させているのが、いつもの東京スタイルである。

 

東京時間10時を過ぎてから、レートが少し下に小緩く押し込まれたが

これは、なんのことはない、本日それまで買い玉を加えていた

オセアニア勢もしくは、別の東京勢が

短期の損切りを切られただけであろうと思う。

 

この切られた買い玉こそが、本来ありうべき形だったと思うが

その方向性に水を差し、NYの背中さえ追えばいいと思う勢力が

東京時間の大多数を占めるマリオネットたちである。

 

その戦術が、これまで何度、ロンアニどもに切られてきたのか

という学習能力は彼らにはない。

 

これまでの失敗をすべてノーカンにしているからこそ

百年一日のごとく

毎回毎回、この手の連中はNYの背中のみを追っているのであろう。

 

結果的に、ロンドン・NYに盲従することを拒む勢力は、

この勢力に蝕ままれ、

東京時間は、共食いであるのような状況となる。

 

先週末、何度も下値試しするように下落したユーロドルだが

結局、1.0890を割れず、市場クローズ間際に小反発したのは

ポジション整理の短期投機筋の買い玉の整理はそこまでが限界だったということであろうと思う。

 

しかし、そんなことはおかまいなしなのが、

東京時間に潜むマリオネットたちである。

 

NY様が売ったのだから、売る。

 

彼らの行動原理は哺乳類のそれですらなく、

昆虫、脊椎動物のようなそれである。

 

この手の連中は、ドル円が1ドル10円になっても、

そのサポート位置に、NY様のレートが存在しないなら

そこに買いをぶつけるどころか、むしろさらに売りで突っ込んでいくのだろう。

 

ユーロドルは、まだまだ投機筋のポジションからすれば

買い玉に大きく偏っており

ユーロドルが真に下落トレンドに移行していたとすれば

先週末、これら買い玉の投げがもう少しあってもよかったはずである。

 

しかし、先週末の結果を見る限り

中期レベル以上の投機の豚は、まだまだ買い玉を利食いする気はないということがうかがえ、

ユーロドルの戻り相場はまだ完全に終了したわけではないというふうに、自分は考えている。

 

そうした前提を踏まえれば

先週末、短期投機筋があらかたポジションを投げ終えた

1.0990アラウンドの水準に向けて、東京勢が売り込んでいくということは

過剰な新規の売り玉を増加させているということを意味しており

再度の上昇に向けての燃料(売り玉の損切り)を積み続けているということになる。

 

無論、本日は為替市場を投機でかき乱す英国、米国とも休場のため

この東京勢の売り玉を踏みあげる投機的な買い玉が大量に入ってくる可能性は低いようにも思うが

 

もしも、本日の東京勢のうちの目先のきく欧米的な投機筋や(東京時間という腐った相場で、そんな主体的なチャレンジャーがいるかはともかく…)

本場欧州勢が投機的な買いを仕掛けてきた場合は

英国、米国が休場のなかでもユーロドルは上値を追う可能性は高い。

 

先週の相場を見る限りにおいては

現状、ユーロドルの需給が拮抗するレートは1.0980~90あたりと自分はみており、

本日、ユーロドルが上にそこまで踏みあがっても

本日休場の英国や米国はなんら困らないと思う。

 

なぜなら、先週末の相場は上述したように

買い玉の減少の相場であり、

投機的な売り玉の増加の相場ではなかったようにみえることから

本日ユーロドルが踏みあがったところで

ロンドン、米国勢で損切りされるような短期投機的な売り玉はそもそもなさそうだからである。

 

本日の相場の結果については、ロンドン、NYとも

上昇しようが下落しようがどうでもよい感じであろうと思うが

 

そんななかあえて、どちらに転ぶと困るか、といえば

下の方向である。

 

なぜなら、現状の投機筋のポジションは買い玉に大きく偏っており、

これに損切りが誘発されれば、レートが大きく下に走るだろうが

先週末にそれが果たせなかった段階で

 

現在のロンドン・NY勢の判断は、先週末以上の下値は認めていないと考えることができる。

 

ということで、ユーロドルについて、

先週末からホールドしているロングに加えて

さらに買い増し。

 

ポジション

 EUR/USD  L 1.08873 1.08878  1.08897 1.08989 1.09030 1.09035