ロンアニのグリード投機が目に余る。ドルカナダ売り。
昨日は所用がありノートレードだったが、
ドルカナダは意外にも戻りを試している。
ドルカナダは結局、自分が1.3330ショートをまだホールドできていた場合に、引き下げていたであろう逆指値ライン1.325アンダーを抜け、
1.3265まで。
週明けのNYが1.32割れを守ったことで、その後の東京勢は底堅いままで、NY様に追随。
この東京高値をロンアニが抜いてきた感じである。
結局、先週末にドルカナダ売りをスクエアにしていたことが利益を最大化できていた、ということにはなるが、それは結果論である。
切られたは切られたで仕方ないとは思ったと思うが、その切られたとした場合、それがロンアニだったというのを考えると、切られたとしたとき腹立たしかったとは思う。
なぜなら、本日のロンアニのドルカナダ買いは完全にグリード投機の各通貨の組み合わせによって生じた、フェイクにしか見えないからだ。
あ、本日の、というのは誤りである。
本日もロンアニはグリード投機に邁進している、ということではある。
先週のショートが1.32ミドルで逆指値にかかってスクエアになったとしても、その後は売り直しをしようと思ってはいたが、そのタイミングがロンアニで生じることになった。
そのタイミングは1.62ミドルを超えてすぐ訪れたので、先週のポジションをそのままホールドして逆指値にかかっていたとすれば、切られ損だった、となるのではないかと思っている。
以前述べた通り、ロンアニはユーロやポンドを投機する宿命で、ドルカナダはトレンドに乗れない。
昨日でのNY勢の底堅さから、もしロンアニが売り向かってくれば、その後、1.32ミドルを抜けた後、1.33を再び伺うリスクが増すので、損切りは惜しくはないが、
ロンアニが買ってくるとなると、現在のドルカナダはオーバーシュート領域にあり、切られ損の可能性が高いと思っている。
本日はなぜかユーロが全面高で、そのしわ寄せで、ユーロカナダもかなり買われており、ここで生じたカナダ売りがドルカナダを押し上げる結果となってしまった。
ユーロ圏の本日のZEWは予想比悪化で、ファンダメンタルズ的には、ユーロが売られても良さそうだが、テクニカル的な形がユーロ買いの形になっており、
結果的にグルードどもは、そのテクニカル的なモメンタムの方を重視して、グリード投機に走っている。
このユーロのグリード投機は、対ユーロにおいて、ドルもカナダドルも売られているわけだが、
取引規模の差により、ドルよりもカナダドルの方が売られる結果となり、
結果的にドルカナダは上昇している。
これは決してカナダドルの弱さをしているわけではなく、通貨ペアの組み合わせの歪みによって生じた綾戻しに他ならないと考える。
まず、本日のユーロ買いもユーロの強さではなく、またいつもの米債利回り低下によるドルの弱さの受け皿で、
ここでのドル売りからのユーロ買いが、なぜかその他通貨においても全面ユーロ高を生み出しているようにしか見えない。
ドル売りを基軸とした為替相場全体の流れのなか、ドル売りの受け皿としてのユーロ買いがなぜか対カナダドルに対してもユーロ買いを促し、
ここでのカナダドル売りが、ドルカナダにおけるカナダドル売りにまで派生しているのが、現在で
要するにいまのドルカナダの戻りは足腰の座ったトレンドとしての戻りではないと考えているため、あらためてドルカナダ売りを開始しした。
売りは1.32ミドルを超えてから始めてしまったので、数回すでに上に担がれ損切りしている。
ドルカナダはチャートを一見すると、先週末に作った上ヒゲを回収して、戻り相場になるように見えるが、この回収上昇がロンドン時間に行われているのが非常にうまくない。
上ヒゲは売りが大量に存在した証で、
それはカナダドルの本来の通貨域であるNY勢によってもたらされた。
この上ヒゲをカナダ圏とは縁遠いロンアニごときが否定できるはずがない。
しかもロンアニはドルカナダにおいては、為替市場で、最も曲がり屋たるど下手くそである。
これは以前にすでに述べたので詳細は割愛するが、ロンアニがユーロやポンドで投機的な取り引きが成功すればするほど、ロンアニの持つドルカナダのポジションは本来の方向と真逆に進んでいくのである。
ロンアニがドルカナダを待ち上げている段階で、ドルカナダはやはり売りしかない。
ポジション
USD/CAD S 1.32623 1.32613 1.32608 1.32599