ドルカナダは必ず暴落すると予測する

ドル売りの膠着間のなか

20時半からドル買い方向で仕掛けが起こった。

 

ドル買い方向で相場が動き

ドル円、ドルカナダは上に吹き上げ

ユーロドルは下に沈んだ。

 

これにより、ドル売りのポジションがことごとく損切りされた。

 

以下、ポジション

USD/JPY  S  106.403 106.371

EUR/USD  L 1.11979 

USD/CAD  S 1.31970 1.32027

 

上記がすべて損切りで消滅。

 

まずドル円は、106.60以上の損切りにあてられ全損。

ユーロドルは、ドル買いで進むなら当然売られ、日通し安値更新され、1.1185あたりで損切り

 

最も損失を負ったのがドルカナダで

戻り高値のポイント1.3223を更新され、そこでドルカナダも全損した。

 

ドルカナダは、1.3220以上は、絶好の戻り売りのポイントで、

ここからこそ売りをかけるべきところだと思っていたので

損切されたあとも売りあがったのだが、

損切りされまくり、損失を拡大させてしまった。

 

ドル円は105円ミドルからの戻り過程から、いったん押しての下降フラッグを形成してのブレイクだったことから

チャーチストどもは、こぞってドル円買いに湧いてきて下値が堅くなった。

 

ただ、これはファンダメンタルズを無視した、テクニカルムーブのみで

テクニカルのみの根拠ゆえに、

そのテクニカル的な根拠が崩れるともろい。

 

ドル円は106.75より上に、売りが固まっており、一時、106.60アッパーまで吹き上がったとはいえ、106.70まで超えて上値を伸ばすとは思えなかったことから、108.60を割り込んだところで再度売りを入れた。

 

ただ、ある理由から、106.56あたりのドル円ショートは、106.40割れのところで利食いした。

 

ユーロドルは、先週からの買い持ちである、アンカーポジション、1.10885の逆指値を、1.1168に想定していたが

その直下まで下押しし、1.1067まで下落。

 

ここでアンカーすら損切されたか…

と思ったら、このポジションは損切を、1.1164にしており、アンカーが切られることは免れた。

 

昨日はユーロデイだったのが、まるでそれが1日天下であったかのように、本日は、押しに押してこられた形だが、

自身が見立てていた押し目からの反発を確認できたことから

あらためて1.1175あたりで買い。

 

ただし、このポジションについてもある理由から

1.1203あたりで利食いした。

 

 

以上から、ドル円、ユーロドルは、そうはいってもドル売り地合いのなかにあって損失は軽微で、むしろ、途中巻き返してプラスとできたが

 

大きくやられた通貨ペアがある。

 

ドルカナダである。

 

本日、最も異様なのはドルカナダで、

本日、下落に最も自信があったがゆえにもっともポジションを張ったのだが、これがもっとも上に伸びてしまった。

 

ドルがどうの、ユーロ、ポンドがどうのといってるご時世で、全通貨ペアのうち、ドルカナダが、前日比もっとも値幅がプラスなのである。

 

前日比70pipsプラスで推移している。

 

ユーロドルは前日比ー2でほとんど変化はなく

105.50から107.10まで乱高下したドル円も現在のレート(106.40あたり)で見ると、前日比+40pipsほど。

 

ブレグジッドで揺れるポンドドルすら、本日の値幅は前日比+10ほど

 

あの値動きの激しいユーロ豪ドルすら、本日は前日比ー9くらいに収まっている。

 

そうした流れの中で、ドルカナダのみが前日比70pipsというのは、いかに異常なことかがわかろうというものである。

 

ドルカナダは今月初めから加速したドル売り相場の示現で、戻り高値をトップアウトした。

 

ここから再度の高値更新は、少なくともいまの地合いが続く限りはありそうもない、と思った。

 

そんな、さすがにもうない、と思った時こそが、投機の仕掛けどころだったのか。

 

これまでドルカナダをしばらく触れずにいたのは

ドルカナダの戻りの過熱感が収まるのを待っていたからである。

 

その過熱感も冷めたと思えば再燃し、

久しぶりに売った本日に、もっとも踏みあげられてしまった。

 

しかも自分は戻り売りを狙っていたわけではない。

 

ある意味で突っ込みに近い状況で、下落途上に

ドルカナダを売ったのである。

 

実際、ここのところのドルカナダは、戻りを作れないほどにじり安推移で弱含んでいたため、

 

トップアウトの位置から距離があっても、そのじり安のところで売ることが底値からみたときの戻り売りとなったのである。

 

ドルカナダの戻りは現在続くドル安相場でピークアウトしたはずだ、というのは

 

ドルカナダをトレードする誰しもが確信に近く思っていたはずだ。

 

だからこそ、ドルカナダはラウンドトップのような形で下落していたのだろうし、

本日、ドル円が105.50から107.10まで乱高下していたときすらもゆるやかな下落を続けていたほどである。

 

それが本日20時半過ぎになって突如牙をむいてきた。

 

20時半から一方的なカナダ安はかなり異常で

本日ドルに対して劣勢である、ユーロにおいてさえ

カナダは弱含むほどのカナダ売りとなった。

 

実際、ドルカナダのみならず、ユーロカナダも今夜は一方的な上昇を見せているのである。

 

ちなみに、本日ドル円が前日比40pipsのプラスであることから、ユーロ円、豪ドル円などのクロス円は軒並み円安方向で前日比プラスである。

 

豪ドルドルなどは、前日比若干のマイナスであっても、ドル円の上げが豪ドル円の下げを帳消しにして、豪ドル円は前日比プラス。

 

あのポンド円すら、前日比プラスである。

 

そんななか、カナダ円のみが、あらゆるクロス円が前日比プラスのなかにあって、

唯一前日比マイナスなのである。

 

いかにカナダドルが過剰なまでに買われているか、ということである。

 

どれだけドルやユーロに対してカナダ買いが入ろうとも

すぐにじりじりとカナダが売られていくという状況は

やはり原油安が原因か…。

 

ただ、現在の原油安は今日に始まったことではない。

 

本日の原油相場はたしかに下げてはいるが、ヘッドラインにあがるほど暴落級の下げでとない。

 

しかも、原油の影響は北海ブレンドを擁するポンドも受けるはずで

さらにいえば、ポンドはブレグジットの懸念もある売られやすい状況にもかかわらず

 

本日は、ポンドドルは前日比プラス圏を維持している。

 

とにかくカナダが売られすぎていて、

自分としては理由がまったくわからない。

 

もうどんな高値から追加で売っても、さらに10pips上に追いやられるような状況で、深夜1時を過ぎたあたりからは

対抗して売りをかけてるものすらいなくなってきているような状況で、

投機買いの好きにさせるまま、ただただショートの損切りが打たれ、ただただ値を伸ばすような、売り豚がしらけまくっているような状況である。

 

まったく調整らしい調整もないまま

ドルカナダは本日の安値圏からすでに100pips以上も上昇している。

 

しかもNY参入直後から現在までの8時間ほどのできごとである。

 

この以前と後とで異様なほどに相場付きが変わったのである。

 

 

クソ投機どもはここぞとばかりに、ドルカナダをターゲットに据え一方的に買いまくっているが

 

自分は、1.6260あたりから、延々とナンピンの売りを繰り返している。

 

もはや本日については膠着感しか感じないドル円やユーロドルには興味がなく、ただただドルカナダの売りに全神経を注いでいる。

 

そういう理由もあって、ドル円やユーロドルのポジションはすべて利食いしたのである(ユーロドル、1.1088での打診ロングはホールド中)。

 

2時過ぎには最高値にあった1.3280アンダーから

バイイングクライマックスの様に、さらにレートが10pipsほど跳ねたが、そこでも売りを加えた。

 

その買い仕掛けから買い豚の利食いが入り、いったん相場が下押ししたが、10pipsほどの押しから、買い豚はまたもドルカナダを買い始める始末で

そのバイイングクライマックスチックな高値すら3時過ぎには超えて見せ、レートはいまや1.3290アッパーである。

 

原油安だろうがなんだろうが、

主要各国が通貨安競争にまい進するなか

ドルカナダだけが、これだけ一方的に売られ続けるのは、今日一日だけの話としても

あまりにも非合理的すぎる。

 

ドルカナダは目下、ドル安相場にあって

豪ドルをのぞけば、唯一といっていい、ドル買い方向に強烈に進んでいる通貨ペアで

金利先安感があり、戻り売りすら躊躇する豪ドルドルと違って、積極的に戻り売りを狙われる格好の的である。

 

だからこそ、ドルカナダには大量のショートが溜まっていたはずで、

 

本日の相場はドル安相場の停滞(つまりドル高ぎみ)。

この地合いを追い風にして

投機どもは、ドルカナダへの戻り売りショートの損切りを狙った投機的なドルカナダ買いを行った、と自分は見ている。

 

テクニカル的にもファンダメンタルズ的にも、投機的に買われ続けているドルカナダにこれ以上の上値余地はない。

 

もちろん、本日のNY相場が続く限り、投機どもは上値を狙い続ける可能性は高い。それは本日しか、ここまでサンドバック状態でドルカナダを買い集める機会はないからもしれないからである。

 

本日はドル売り相場に調整が入っているが、また明日からドル売り相場の勢いが強まってしまうと、ドルを買ってカナダドルを売るという、ドルカナダの投機買いがドル売り圧力により困難となる可能性が高い。

 

そうでなくとも、明日以降、東京勢やロンアニ午前組が利食いでもなんでもドルカナダの売りでレートを下げて、サポートを割れば、いま高値圏で買いまくっている投機どもは根こそぎ含み損となり一巻の終わりである。

だからこそ、本日、ドルカナダの売り方が完全にやる気をなくし、対抗措置もない間に

損切りを切りまくり上に値幅を取って、利食いして逃げるのが、ローリスクでバジェットを稼ぎまくれるチャンスなのである。

 

もちろん、NY時間の間に、ドルカナダが失速しても、ドルカナダの投機買い祭りは、その段階で終わりでポジションを閉じていくしかない。

 

すでに相当の高値で買いを積んでいるのだから、レートが落ちてくれば、できるだけ早くポジションを閉じていくしかないのである。

 

これまで日足で何度も現れている上ヒゲが

ドルカナダに戻り売りが繰り返されてきた痕跡であったが、

 

本日のドルカナダは、そんな投機の思惑による勢いによって、それら上ヒゲをすべて吸収するのみならず、戻り高値を大きく更新してきた。

 

その極端さは、ユーロ豪ドルを彷彿とさせるが

ドルカナダとユーロ豪ドルは根本的に地合いが異なっている。

 

ユーロ豪ドルの昨今の強さは、金利先安観のある豪ドルの弱さの裏返しである。

しかも豪ドルは、米中貿易問題で中国の関係の深い国とみなされており、中国不安の一蓮托生の存在として中国になにかあれば、売られるような状況である。

 

それに対して、カナダは、豪州のような不安感は少ない。

 

もちろん、米国と関連性が深い国ということで

米中貿易懸念の影響を受けるというコジツケもできるかもしれないが、

では、その問題が顕在化し、豪ドルなどが激しく売られた5月ごろ、ドルカナダはどうだったか、というと

上昇気味ではあったものの、その上昇幅は小幅な推移にとどままっている。

 

いずれにしても、本日、1.32割れで調整が進んでいたドルカナダを買うという選択肢は、あらゆるシナリオの考えたなかで、自分の中では、まったく想像すらしていなかった。

 

唯一あるとすれば、週足のボリンジャーバンド反発の戻り過程

というのはあるにはあるが

日足ベースで見た時に、ドルカナダは200日移動平均線を下回って推移しており

これを超えない限りは、週足が戻り過程とはいえ、買う気にはなれない。

 

とはいえ、ドルカナダが大きく買われるという選択肢をはなからもたず売っていった段階で、

自分の甘さが露呈しており

その点で、本日は完敗である。

 

最初の損切りこそ、1.63220アッパーにおいてはいたものの

ここに届くとは考えてもいなかったし

1.32すら滞空時間はほんのわずかだと思っていた。

 

ドルカナダが年初来安値を更新していたころ

テクニカル的にみて、ドルカナダは戻りは1.33すら届くと見立ててはいた。

 

その時の見立ての最大の理由は、

当時のドルカナダがあまりにも過剰に売られすぎており

そこに巻き戻しが起こった場合、100や200pipsの戻し程度ですむはずがないと思っていたからだ。

 

そして、いまその状態に近づきつつあるいま

今度は過剰なまでに買われすぎた状況になっている。

その過剰さは、年初来安値を更新した当時のドルカナダの売り以上のものであると感じている。

 

それは、今月初めにドルカナダが1.3250を超えたあたりから感じており、だからこそ

ドル円が今月初め109.30でトップアウトしたときに、今後、ドルカナダも大きく下落すると思った。

 

自分のみならず、大衆の多くもそのように思っていたはずで

だからこそ、そこにカウンターで当てられたロングに

大量の損切りが誘発されて、レートが最も伸びてしまったのであろうと思う。

 

ドルカナダは、テクニカル的に

下落シグナルを発しており

トレンドラインも下抜けしている状態だった。

 

さらに年初来安値からの戻りとしてもかなりの過熱感のある状況。

 

これらを勘案すれば

いまのドルカナダに買いという選択はなく、

だからこそ、多くの豚も売っていて

本日のドル高地合いと原油安という流れに便乗した

買い豚たちの買い仕掛けにすべての売りが潰され

ドルカナダは戻り高値を更新するまでに至ってしまったであろう。

 

ドルカナダの1.3245あたりから、1.3270までの上昇は強烈で、完全に想定外の買いを食らった売り豚の損切りが一方的に発動され続けた結果であろうと思う。

 

原油安でもドル高でも米債利回り高でもいいが

昨日今日の話ではない。

 

今日のドル安相場において、

ドルカナダはあらゆる通貨ペアのなかで、最もドル売りが遅れている通貨であるといっても過言ではない。

 

先月末から強いドル売り相場が起こっているが

ドルカナダが年初来安値からの反転基調で作られた

アップトレンドが下値を堅くしてしまったことで、

強烈なドル売り相場が示現したときでも

ドルカナダのみは下落幅を限定的にし

戻り天井圏でレンジを形成する程度にとどまっている。

 

一時は、1.3020のレートで、何が起ころうと徹底的に売り浴びせていたくせに

売り豚が敗北し、戻り相場で買い方有利となれば

何が起こっても、下値を買ってくるという現金さである。

 

資源価格などの兼ね合いもあろうが

ドルカナダほど、テクニカルムーブ全開で取引されている通貨はない。

 

そんなテクニカルオンリーの投機通貨であるならあるで

ドルカナダの戻りは、すでに1.3270あたりでピークアウトしているとみており、

 

それでありながら、いまだゾンビの様に買われ続けることには違和感しか覚えない。

 

ドルカナダは1.3220以上はすべて売り場と考えているが、

先週からのドル売り相場をものともせず

NY時間には、戻り高値も更新するのだから、

 

ドル安相場の陰に隠れて、これほどのバブルを演じている通貨ペアは他にないだろう。

 

そそも根本的な話、

ドルカナダはメイン方向はダウントレンドにあり、

先月からの上昇は、

戻り相場に過ぎない、と思っている。

 

そんな戻り相場のもっとも高値圏で、もっとも値幅が伸びる。

バブル投機、極まれりである。

 

ロンアニとNYのくそグリードどもが

ドルカナダに無理な買い上げを繰り返すことで、損切りを誘発し

 

自分はドルカナダがここから続伸するとは全く思っていないので、全力ショートでドルカナダのみを売ることにした。

 

ポジション

USD/CAD S 1.6260〜1.6280