ドルカナダとの死闘
ドル円、ユーロドルはドル安方向で安定したレンジを続けていて、昨日ふつうにドル円ショートとユーロドルロングを積み続けていれば、今日の利益も取れていた。
しかし、自分はハイロットでのドルカナダ売りを続けており、今夜のNYで、1.33を超えられ、また損切りされた。
レートは1.3340まで。
自分の考えていた当初のドルカナダの戻り1.33はやはり上値目標として生きており、そこが目指された後は、オーバーシュートでさらにレートを伸ばした形である。
1.33より上はもはや売りしかなく、自分は引き続き売りを積み直す。
ドルカナダが下がると思うなら、なぜ、いちいち上値を更新されているたび損切りされているのかといえば、
これは自ら望んでのものではない。
ポジションをレバレッジ最大まで積んでいるので、毎回強制ロスカットされているのである。
だから、自分は切られるたびにショートを積み直している。
ドルカナダの暴落を自分は狙っており、常にレバレッジ最大まで積んでいるため、損切りは端から置いてない。
どこかで頭を打つと思っているため、ここを切られたら損切りというラインは自分にはない。
だから、妙なところに損切りは置かず、
とにかくロスカット上等で常にレバレッジの最大でショートを積み直しているのである。
ここ数日の50-100pipsで、現在の国内レバレッジ25倍でそう簡単に損切りされるのかというとされる。
海外口座を使っているのではない。自分は実はもともとずっと法人口座を使っているため、
レバレッジは100倍。これを最大に使えば、1日の変動率次第では1日で強制ロスカットには十分かかる。
為替相場はここぞというところで大きくポジションを張らないと、利益は伸ばせない。
いまのドル円やユーロドルでのドル買いでは、大きく利益は伸ばせない。
もちろん、ドル売りが終わったとは思っていないが、
現在のドル円など下落が一方的すぎて、ここで一切の調整もなく、さらに何円も下落するというイメージがわかないのである。
ユーロドルについても、中期的には大きなレンジを超えておらず、1.1270あたりが中間レンジのメドとなり、ここから上値を伸ばせても1.13あたりでまたレートは膠着しそうである。
それに比べてドルカナダは、下落再開の場合、最低でも200pipsの値幅が見込め、さらに下割れが起こった場合は控えめに見ても1000pips超の値幅が狙える。
ドルカナダは1.3000割れのアタックにショート筋が負けて以降、買い豚の反撃と負けた売り豚のショートカバーによって、戻りを1.33越えまで進んだ。
相場が進み出すと、それを後押しする材料が相場を加速させることになる。
その材料として原油安が選ばれた。
しかし、原油安は、ドルカナダが売られている時からすでに兆候はあり、その時はドルカナダ売りというトレンドにより、それはほとんど材料視されなかった。
しかし、短期トレンドがアップトレンド切り替わったなった途端、原油安は過剰に材料視されるようになり、戻り相場をより加速させる結果となった。
ただ、テクニカル的に見たとき、ドルカナダは少なくとも長期アップトレンドは崩壊させたと自分は見ており、現在はレンジもしくはダウントレンドに転換している。自分は、その二択のうち、すでにダウントレンドへの転換が起こっていると考えている。
がゆえに、自分はドルカナダについては、去年くらいから密かにその動きに注目していた。
ただそれでもドルカナダは天井圏のレンジのような動きを続け、下方向への崩壊はなかなか起こらなかったが、今年ついにそれが示現した、と考えている。
その意味で、自分の今の見立ては、ドルカナダは長期的にダウントレンドにあり、
ここ最近のドルカナダのアップトレンドは、大きなダウントレンドという流れにおける、戻りの調整の役割でしかない、と自分は考えている。
ドルカナダのアップトレンド終了の兆しは、2016年1月の段階ですでに確認されており、アップトレンドの終了は2017年9月に完成してたと考えている。
しかし、この月は長い下ヒゲを作ることで、そこからまた長い戻り相場が示現した。
その戻り相場の終了の兆しをようやく確認できるたたの今年の1月、その加速は5月から6月あたり。
そこから下押しは進み年初来安値は更新したものの、1.300を割り込むことはできず、そこからは自分の想定通り、一旦の戻り相場が発生した。
当初自分が考えていた戻りのめどはテクニカル的に見れば1.33を超えるが、それはテクニカルを前提とした計算で、1.305あたりにレートがあった段階ではかなり強気な水準と考えており、順当には自律反発の戻りメドとしては1.32-1.33の間あたりと考えていた。
しかし、この自律反発の過程において、原油安という材料が加わることで、相場は加熱し加速して、1.33の半ば近くまで戻るという結果となってしまった。
とはいえ、この水準は自分の中での長期的なカナダドル相場を見たとき、明らかにオーバーシュートであると考えている。
ということで、今夜もめげずにドルカナダを売り直し。
自分の中では先週の金曜がドルカナダの戻りのピークと見ていたが、相場は常にオーバーシュートがつきもので止まると思ったところで止まらない。
むしろそこがピークであると皆が思えば思うほど、その逆を突こうとする投機の豚どもが順張りを加速させる。
それは皆がピークであると思えば思うだけ、その上には多くの損切りがあり、そこを投機に突かれるのである。
結果、ピークの日はどんどん後ろの日にずれていく。
その投機が暴れた日が昨日である。
昨日は短期足で教科書に出てもおかしくないほどにきれいなトリプルトップをつけていた。
これが切り崩されたとき、相場がかなり上に暴れるとは思っていたが、
為替投機のクズどもは、この想定外こそを全力で狙ってきた。
これによりトリプルトップの形状はダマシとされて、相場が壊れ、ドルカナダは上昇加速。
売り豚の多くは白けてしまったのだろう。まともな売り応戦もないままに、買い豚がここぞとばかりに買いを積み続け、売り豚の損切りが次々とヒットされるという悲劇が起こる。
大口の投機の売り豚が、白旗を上げている現状では、損切りを抜かれて買い豚が利食いを終えても、それ以上は相場は下がらず、また買い豚が買いを再開。小口の売り豚がそこに応戦しても、買い豚の勢いの方が上で、これら売り豚も損切りの餌食となってさらに相場が伸びる、
その繰り返しがドルカナダをここまで過剰なレートまで押し上げることとなった。
結果、昨日の戻りのピークラインは損切りラインとなって消滅したことで、相場がさらに上に加速した。
本日は、さらに新規のにわかの買い豚も現れることで、本日は買いはさらに継続。
もはやいつ反落してもおかしくないままに高値を更新し続けるカナダ売り祭りが本日開催されてしまった。
しかしこれらの買いの動きは、すべて投機的な損切り狙いと、その損切り成功でのレートの上抜けするたびに湧いて出てくる新規のわか豚の買いによってもたらされた買いの過熱感であり、
これは現在のドルカナダのトレンドには完全に逆らったものであると考えている。
投機の過熱感でのみトレンドに逆らい上昇を続けるレートは、どこかで頭打ちにならざるをえない。
ということで、本日こそが、本来は先週に迎えていた戻りのピークになったのではないかと考えている。
本日の高値すらも更新する買いが、また明日発生するなら、またも自分は損切りだが、もはや下値圏からの中期の売り豚があらかた一掃され、いまや小口の戻り売りと、それを損切りさせようというにわかの高値買いをする投機豚しかいなくなったとしか思えないドルカナダにこれ以上の上値が狙えるのか疑問である。
無論、明日以降も本日の戻り売りが損切りされればレートは上にやられるが、
まともな損切りを破るには、少なくとも本日の最高値を明日またしてと更新させねばならない。
なぜなら、本日の売り豚どもは、それが逃げ足の速い投機でない限り、損切り位置を本日の最高値の上に置くであろうからだ。
ドルカナダのこれまでの戻りの原動力はひとつは下げが強すぎたことによる自律反発の買い、もうひとつが、戻り過程の途中からやたら材料視されはじめることになった原油安である。
前者の自律反発については、すでにその限界点を超えている。
そして、後者の原油安については、いよいよ産油国界隈に危機感が抱かれはじめ、本日、サウジアラビアが昨今の原油安に警告を発しはじめている。
ここで原油取引をする連中がそんな警告も無視して投機的な売りを明日以降も続けるなら、ドルカナダの投機買いが明日以降も調子づく可能性もなくはないが
現在の原油相場は50ドル水準がかなり意識されているのみならず、長期目線で見たとき現在の原油相場はドルカナダの自分の見立てとは真逆で、ダウントレンドにはない。
当局に逆らうな、というのは相場で有名な格言だが。
サウジの警告さえ投機どもが無視するというなら、この連中はあまりにもサウジアラビアをなめすぎである。
アメリカや欧州でないなら当局にあらず、などという傲岸な発想は、いつか相場に報復されることになるだろう。
原油相場の現在の下落が、トレンドに逆行した綾としての下落であるなら、明日以降、さらに原油の下落が継続する見込みは低く、
そうなればドルカナダの現在の戻りの根拠とされる材料は完全に失われる。
自分はドルカナダ暴落のために、いまの原油が暴騰する必要はないと思っている。
いまドルカナダを買い上げている大きか根拠とされている原油安相場が落ち着き、その間にこれにより、ドルカナダが、テクニカル的な重要なサポートさえ割れば良い。
ドルカナダはテクニカルを根拠に動きやすく、
いったんダウントレンドに変化するば、そのあとで原油安だなんだと騒がれはじめたところで、ドルカナダの反応は鈍くなっていくだろう。
そこか原油安が史上最安値まで下落するほどの暴落を見せて仕舞えば、さすがにドルカナダも反発で反応せざるを得ないが、
そうでないならそこからは原油がどれほど下落しようと、その下落に多少の戻りで反応するのみで、あとはダウントレンドをどんどん押し進めることになるだろう。
そのためには本日こそ、ドルカナダには下落して欲しいところである。
ポジション
USD/CAD S 1.33389 1.33363 1.33174 1.33138 1.33068 1.33009