豪ドル売りポジション(ユーロ豪ドルロング、豪ドルドルショート)、すべて成り行き利食いでスクエア。ポジションの偏りが異常すぎることに嫌気がさしたら、結局0時前に高値更新、取り逃し。下手くそ…。

EUR/AUD  L  1.67427 1.67520 1.67545  1.6795 1.6790  → 1.6810 利食い

AUD/USD  S  0.64506  0.64504 0.6435→ 0.6425 利食い

 

上記ポジションですべて利食いしスクエアとした。

 

途中、ユーロ豪ドルは買い増しし、豪ドルドルは売り増ししたが、結局全て利食い

 

最後までユーロ豪ドルの利食いターゲットにしていた1.6845は東京高値の10pips足りないままで、ロンドンNY序盤と通過し、NY時に一時1.6830あたりまで戻しはしたが、これも叩かれ、1.6800割れまで押しもどされる展開に辟易してしまった。

 

豪ドルドルは、本日1日つかってすら、0.64割れすら試さず、0.6403あたりから買いが入り、上値を戻してからは、今度は0.6420が割れにくいという底堅い展開。

 

株価は軟調に推移しているにもかかわらず、

こうも豪ドルが底堅いということをここ数日見るにつけ

 

いまは豪ドルの売り時ではないのではないか、と思うに至った。

 

米株は値幅はないながらここ数日軟調に推移しており

 

通常なら、豪ドルなどいちころに売られ倒してもよさそうなものだが

 

こうも下がらないことから、IMMのポジション状況や

オアンダのオープンオーダーなどを見てみて

個人的には納得がいった。

 

一般的に、IMMのポジションは機関投資家など大口の投機筋のポジションを表し

オアンダについては、個人投資家、いわゆる大衆の目線をざっくりとイメージできるといわれるが、

 

3月半ばより1000pips以上戻してきた豪ドルドル、ユーロ豪ドルに至っては3000pips以上下落してきたにもかかかわらず、

 

現状、なおも豪ドルについては

あまりにも売りに偏りすぎているのである。

 

豪ドルに対して、あまりにも買いがなく、

売りが圧倒的に多い、という状況がいまの状況である。

 

そこまで誰もかれもが今の地合いを豪ドル売りの地合いだと思っているということにもなろうが、

 

ここまで誰もかれもが同じ方向を見ていることには

危うさを感じる。

 

豪ドルドルがこれだけ上昇し

ユーロ豪ドルがこれだけ下落してもなお

 

豪ドルドルではショートポジション

ユーロ豪ドルにおいてはロングポジションが大いに溜まっているということは、

 

豪ドルドルの上昇過程で売り上がり続けた豚が多く

ユーロ豪ドルの下落過程では買い下がり続けた豚が多く

 

そして、これら豪ドル売り豚の多くが、いまだポジションを投げていない、ということである。

 

それにくらべて豪ドルロングのポジションは圧倒的に少ない。

 

オアンダのオーダーブックなどを見ればよりはっきりとするのだが、

 

豪ドルドルは現状のレート0.6400代から上に持ち上がり、さらに高値を更新すれば、0.65や0.66へと売り豚の大量の逆指値が見えているのに対して、

下方向で0.63代に差し込んでも、買いの損切りはほとんど見えない。

むしろ、0.6250あたりまで、新規買いのオーダーがずらっと待ち構えているような状況である。

 

IMMを投機筋、オアンダを大衆と考えた時

両者がともに売りに偏っているということは

下に落ちるべきエネルギーはない、ということになる。

 

レートが現状からさらに下げれば、売り豚たちは利食いするだろう。これが豪ドルドルの買い圧力となり、継続的な下落を阻むこととなる。

 

また、新規の買いも待ち構えていることをかんげると、

豪ドルの現在のポジションは、買いが売りに対して圧倒的に不足しており、

レートが下に落ちた時、買い豚が損切になる買い玉も知れている、というふうにも見て取れる。

 

こうしたポジションの偏りから、底堅い展開を続ける豪ドル相場の裏には

この偏りのはざまをついて何かが起こりかねない

溜まりに溜まった欲望を恐怖に塗り替える暗黒意思のような見えざるマグマのようなものが滾っているようにすら思える。

 

別にこの状況で買いを仕掛けてくるなにがしかがいる、というわけでない。

 

実際、誰も彼もが豪ドル売りで、その狭間を突くようなクレバーなイキュベーターがいるというわけではない(まあ、いるのかもしれないが…)。

 

現在の売り豚たちが利食い損切り、ショートカバーなどを繰り返すこととなれば

 

それがどこかに買い仕掛けの投機がいるような圧力となり、

それが豪ドル相場に買いへの急騰が起こりかねないような状況に見えるのだ。

 

もしそうした急騰が起こった場合

ここで生じているのは

売り豚を潰すための少数の勝ち組たちによる、買い仕掛けではなく、

 

大量の売り豚たちの自爆、による結果になるようにすら思える。

 

現在の株安という地合いは、

豪ドルに対して買いの材料になりようもないため

株価がさらに下落するなら、

ここからさらに豪ドルも一定量は売られることともなろうが

 

この下落を耐えきったならば、

豪ドルはいったん、大きく上に跳ね上げそうな気さえしてきた。

 

これまでの自分のイメージは、

これだけ投機的ともいえる一方的な豪ドル買い相場が2か月余りも続いていることから、

さぞや、豪ドルは買い玉が溜まっているのだろうとおもっていたが、

実際の数字はその真逆であった。

 

数字に嘘はつけない。

 

豪ドルに本格的に売りで入っていくためには

現在、過剰に溜まりすぎた豪ドルのショートポジションがある程度掃けないことにはどうにもならない感じがする。

 

そもそも、1.6845というもともと置いていたユーロ豪ドルの利食いのターゲットは

決して大胆なものではなく

テクニカル的には、

保守的で控えめな位置だったと思っている。

 

ここ数日の株安やドル高ムードという

豪ドル相場にとっては向かい風にしかならない状況を考えると

 

これくらいのターゲットは通過点として軽くパスしていい状況なのに

そこに届かない。

 

1.65ミドルからの買いについても

ターゲットイメージよりかなり低いところから反落を開始していることからも

ユーロ豪ドルは、この期に及んで、なおもロングに大きく傾きすぎている、という状況の裏返しであったようにすら思えてきている。

 

さすがに楽観のリスクオン相場がはがれはじめている現状、

 

たまりにたまった豪ドルショートが一掃されるような

0.66越え、といった吹き上げも起こりにくいようにも思うが、

 

であるなら、これだけ売りが溜まりすぎている豪ドルは、ちょっとやそっとのリスクオフでは下に崩れないように思う。

 

要するに膠着である。

 

かつては高金利通貨の筆頭として、誰もかれもが豪ドルロングを持っていて、そのポジション偏りは異常なほど買いに向いていたのに

現在はその真逆ともいえるほど、ポジションが売りに偏りまくっていること現状を見ると、隔世の感がある。

 

 

しばらく豪ドルは取引対象から外した方がいい気がしてきた。

 

とかいっているとたん、ユーロ豪ドルは高値更新で、0時寸前に日通し高値を超えてきた。

 

ポジションスクエアにしたとたんこれである…。

 

もういい。

 

今日はもうやめ。

 

豪ドルについては、また明日以降、あらためてその動静を注視していきたいとは思う。