ドル円ショート、半分利食い。豪ドルがユーロの上げ幅に追いつけない…

ドル売り地合いである。

 

108.70からのドル円ショートは、108.50で半分利食い

 

執着のないドル円につき、機動的に利益を

重ねている。

 

ドル円は下値を模索し、ドルストレート通貨はドル売りからの上昇ムードに移りつつあるが、

 

豪ドルドルが上昇しても、同じような連れ高になって上昇するユーロドルのおかげで

 

つねに豪ドルドルとユーロドルの間の上げ幅の差を縮めることができない。

つねに、ユーロドルが上げ幅で豪ドルドルに勝っている状況である。

 

つまり、ユーロ豪ドルが下値を追えない。

 

いまはドル売り相場で動いているのは間違いなさそうだが

 

このドル売りに連動してユーロドル、豪ドルドルが同時に動くもんだから、

 

昨日今日で作られた投機的な値幅の差が縮まらない。

 

そういや、本日夕方ごろ、

豪ドルドルの下落は米債利回りの上昇によるものだ、とかなんとかいうへっぽこアナライズがあった。

 

なぜ、へっぽこか。

 

米債利回り上昇ならドル高だが

そのドル高の影響を受けるのは、豪ドルだけではないはずだ。

 

ドル買いならば、あらゆるドルストレート通貨ペアが下落するという話である。

 

それなのに、米債利回りの上昇にあたって、そのアナライザーは、豪ドルをピンポイントで名指しし、その下落要因として語っていた。

 

ユーロドルはそのときさしたる下落を見せていなかった。

 

米債利回り上昇で、豪ドルだけが売られ、ユーロドルはむしろ買われる、という理屈を説明してもらいたいものである。

 

ちなみにいま米債利回りは急降下している。

 

で、ドル売り地合いなのだが

そのアナライザーの理屈に照らせば、上昇するのは、豪ドルドルだけ!だろう。

 

豪ドルドルのみならず、ユーロドル、ポンドドルともに上昇しているわ、アホ。

 

 現在、パウエルの議会証言が行われており

 

市場はそちらへ注目している。

 

それまで暇つぶしにいじられていた

ユーロ豪ドル買い、

というお遊びの時期は過ぎたとは思うが

 

このお遊びで作られた各レジサポゾーンが、旬を過ぎたいまでも残滓のように機能しテクニカル的な強さを見せている。

 

出がらしのようなテクニカルフォームであっても、チャーチストにしみれば、それらはかわらぬサポレジであり、テクニカルパターンである。

 

特にやっかいなのが、1.6161~1.6158あたりのゾーンで

 

ここはもともと強烈なレジスタンスとして機能していものを

昨日の投機買いによって上方に突破されて以降、レジサポ転換し、サポートになってしまっている。

 

これがユーロ豪ドルの下げをきわめて限定的にしてしまっている。

 

1.6160アンダーを瞬間割り込んだが、

その置かれていたであろう買いの指値にヒットし、ユーロ豪ドルは小戻してしまった。

 

絶好のサポートブレイクの好機だったが

押し目買いのロングにこのブレイクはすべて吸収されてしまったようだ。

 

その戻しに驚いた短期売り豚のショートカバーが重なり、レートはふたたび、1.6180越えまで…。

 

ほんと、なんなんだよ、この通貨ペアは。

 

上げるときはびゅんびゅん上げといて

しかも明らかにファンダメンタルズの裏付けのない投機のみで上げておいて。

 

そのお遊びが終わってさえなお、投機の売方向に光明を見出すか。

 

なぜに下値がそんなに硬い…。

 

下げるたびに現れてくる下ヒゲが腹立って仕方がない。

 

そこまでしてユーロ豪ドルの下落を阻みたい投機どもの原動力はいったいなんなんだ…。

 

ほんと教えてほしい。

 

ポジション

USD/JPY  S 108.701

EUR/AUD  S 1.6170~1.6190