個人投資家は原油を買うべきではないと思う。ドルカナダ上抜けしたが売り増し。

いま原油は20ドルというキリのいいレートの前後で底値に張り付いている。

 

いや、むしろ、20ドルより下のところが定位置になりつつあるような状況ですらある。

 

そんな状況のなか、最近は

原油の底打ちを期待して、原油買いの好機、などという記事が多くなったように思う。

 

で、個人投資家のスケベ心の原油の底値買い、が日々増加している感じがする。

 

…だから、原油は上がらないのだ、と強く思う。

 

いまの原油相場はかつてのトルコ円の時と類似している。

 

トルコ円(厳密に言えばトルコドルだが)が、安値を追い続けているさなか、一時は50円もあったレートがその半分以下になっている、というあまりにもの安さ(その時点での)から、底打ちの兆しの見えないにもかかわらず、

 

1トルコリラ20~30円のあたりから、本邦個人投資家による旺盛な買いが入ってきた。

 

結果はどうなったか。

 

その後、トルコリラは1トルコリラ20円すら割り込み、15円代にまで一気に暴落した。

 

かつての高値は50円以上のころもあったことを思えば、

20円でもたいがいの安さだが

ここからさらに25%近く下落したのである。

 

我が国で今認められているレバレッジの最大倍数は25倍であることから、

 

その最大レバレッジでポジションを持っていれば、

 

4%下落すれば、すべての証拠金が吹き飛ぶ計算になる。

 

10倍のレバレッジであっても、10%下落すれば同様の結果となり、

 

5倍のレバレッジであっても20%下落すれば、すべてが吹き飛ぶ。

 

それが25%下落したのだから、レバレッジを5倍であったとしても、スワップ狙いでトルコリラ円を買っていた個人投資家は、前証拠金を吹き飛ばす結果となった。

 

あの時の暴落の材料で、そもそもそんなところまでトルコリラが暴落する必要があったのか、という疑問については

個人投資家損切りがあったがゆえ、必然であった、ともいえる。

 

自分はトルコリラが底打ちできず、それどころかさらに暴落した最大の理由は、個人投資家のロングポジションの増加であったろうと思っている。

 

取引において、買いが増えれば値段は上がるというのは間違いで、買い手が増えれば増えるほど値段は上がりにくくなる。

 

ではレートが上に吹き上がるときは買い手が多いからではないのか、というと、それは違う。

 

買い手と売り手の総数は常に同一で

この均衡が崩れるのは、常に既存の売り手が強制的に買い手側に回らされるからである。

 

つまり損切りである。

 

トルコリラの底値買いに個人投資家がこぞって群がった結果、トルコリラは戻りを作ることができず、大暴落し個人投資家を根こそぎ焼き殺したのち、はじめて底打ちした。

 

その底値が15円あたりだが、

このレートにもさしたる意味はないだろう。

 

個人投資家損切りが出きった安値が15円だった、というだけであろうと思う。

 

そのときこそトルコリラ円の最大の買い場だったと思うが、そこで大衆は買うことができない。

 

だから、レートはそこから上昇した。

 

皮肉な話だが、この安値を大衆が買い場にしなかった結果、この安値が底値になった、といえる。

 

個人投資家諸氏が、なぜ、15円というレートでトルコ円を買えなかったかというと、

 

まず、売り仕掛けによって証拠金を根こそぎ奪われているのもあるし、かつ底なしの下落に思えてしまった段階で、資金に余裕があったとしてももう買うことはできなかったのだろうと思う。

 

そういうことが起こった後になれば、

金利スワップトルコリラ買い、などと煽っていた各証券会社も、もうトルコ円買いなど推奨しない。

 

それどころか、市場の流動性が増し危険な状況につき、トルコリラ買いはくれぐれも慎重にしてください、のような注意喚起を流したりする。

 

こういう時こそ、トルコリラ円買いの最大のチャンスだったと思うが

俗にいう「プロ」連中は、こういうときに限って、個人投資家への買いを推奨しなくなるのである。

 

このトルコ円のパターンではないが

 

いまそういうムードを強烈に感じられるのが、原油である。

 

いま大衆のなかで、原油を売り持ちしている人がどれほどいるだろうか。

 

もしいま原油を売り持ちしている個人投資家がいたとすれば、彼は欧米グリードどものメンタルに共通した投機の素質があると思う。

 

 

いかし、現実には個人投資家の圧倒的多数が

原油を取引するしているとすれば、ほぼ買い持ちではないかと思う。

 

そもそもこれまで原油など取引したこともないようなものも含めて、いまいきなり原油を取引するとすれば、そのほぼ100パーセントが買いであろう。

 

それに対して、いま投機の玄人筋はそのほとんどが原油を売りでベットしているように思う。

 

まず、今の情勢で原油が上がるファンダメンタルズ的な理由はない。

 

でありながら、底値圏で個人投資家がたんまり買いに走っているのだ。

 

投機のグリードどもは、いまむしろ強烈に売り増ししているんじゃないかとすら思える。

 

金融相場のグリードどもが狙うのは常に損切探しである。

 

トレンドフォローというと聞こえもいいが、

グリードどもが狙っているのは、極言すれば誰かの損切りであり、トレンドではない。

 

トレンドを作るのは損切りの結果であるにすぎない。

 

トレンドが走っていると、それがアップトレンドの場合、あたかも新規の買い豚がどんど押し寄せているように見えるが、

 

実際は、そのトレンドの多くが損失を伴った損切りの連打によって作られている。

 

新規の買い豚がどれだけ大きな玉をぶつけたとしても、継続的な上昇トレンドは作れない。

 

売り豚が次々損切りしているからこそ、レートは上に上がっていく。

 

もちろん、そのトリガーとなる最初の買い仕掛けは、新規の買い玉によってもたらされるはずで、押し目からの買いもまた新規の投機買いである。

 

これら資金量も相当なものであろうとは思うが、

 

最も必要なのは、その最初のトリガーとなる大玉の買いのみである。

 

大口の機関投資家であっても、無限に資金があるわけではない。

 

最初の起爆剤さえ注入すれば

そこで売り豚が損切りし、さらにそこからにわかの買いも入り、さらに損切りがされ、と

その上昇エネルギーは、最後の損切りが消えるまで続いていく。

 

いまの原油がいくら安値圏であろうと

現在のレートが底である兆しはチャートから浮かんでこない。

下と上、どちらに損切りが多くあるか、

と考えた時、個人投資家の買いの損切りがたんまりと下に溜まっている。

 

ここに投機どもの損切りはほぼないと思う。

 

こいつらが、いまの段階で原油を買い持ちしているとは思えないからだ。

 

例えば、個人投資家のロングが原油が1ドルになろうが捨てないつもりの低レバレッジのものなら原油の底割れを豚どもが狙っても切れないだろう。

 

しかし、現在、原油を買う個人投資家はCFDなどを使ってレバレッジを高めてロングしているはずである。

 

レバレッジなしで1ドル2ドルの上昇を取ったところで、ほとんど実益が取れないからである。

 

原油はそもそも玄人どもが切ったはったする世界であり、素人がかかわるべき相場ではない。

 

玄人だけの売り買いなら

いまの価格帯は拮抗の時間も長いこともあり、原油の底割れも回避し、いったんの反発の可能性もあろう。

 

そもそも現在の20ドルという価格帯の時点で、生産業者の産油国も、誰も得をしないからである。

 

ただ、エネルギー産業において、究極的に優位に立つのはやはり売り手である。

 

原油のこれ以上の下落に歯止めをかけたければ

極端な話、産出国が、原油の産出自体を停止してしまえばいい。

 

減産だ増産だ以前に、発掘プラインとを停止してしまえば、売り手はいなくなる。

 

備蓄が限界まであり、売り手がいなくとも、困らないと買い手が思ったとしても、売り手が消えてしまえば、備蓄を切り崩していくしかない。

 

その備蓄がいまから3年ももとうが5年も問うが、やがて備蓄は尽きるわけで

 

その状況を織り込み始めれば、結局、原油価格は上がっていくこととなる。

 

ただ、減産どころか原油の産出そのものを止めるなどということを、特定の国家が試みても、それをしない国が売り手として市場を独占してしまう。

 

だから、原油安が進んでいても、どこも産出を止められず、減産、しかもお互いが利益を失いたくない欲でその減産幅は中途半端な落としどころが取られる。

 

そんな産油国のスケベ心の足元をみた投機どもが原油の売り投機をしかけているのが現在であり、

 

これに抗おうとしているのが、中東、ロシアなどの産油国、そして米国である。

 

そんなカオスな状況が現在の原油相場で、

ここに素人がしゃしゃり出るような相場ではない。

 

いま投機の売り豚は心ぞばかりに原油相場の切り崩しを図っているが、

 

原油がさらに下落しようとも、

最終的には産出国の勝利で終わるだろうと思っている。

 

なんだかんだいっても、いま原油に変わる代替えエネルギーはなく、

 

現在の産出国の価格操作を試みる原油カルテル状態を考えれば、

さらなる減産を合意したりしていけば、やがては原油不足を作ることができる。

 

そうでなくとも、これだけの原油安で財政の悪化が見え隠れする中東のどこかで、テロでも発生すれば、いちこころである。

 

結局、最後に強いのは売り手であり

原油の供給過剰で原油が底なしだなんだとおいったところで、その下落には限界があるとはもう。

 

最近になって、原油が10ドルや5ドルどころではなく、マイナスにまで落ちる、という暴論(?)も語られ始めたが、

そんなことはあり得ないとしか考えられない。

 

マイナス価格というのは、

一般の商取引で考えたとき

自らの生産した商品を消費者に手渡すとき、代金を受け取らず、商品とともに手数料さえ消費者に払うということである。

 

受け取ってもらってありがとう、ということである。

 

消費者はその商品が無料で手に入るのみならず、さらに金までもらえるのだ。

 

そんな非常識な状況が起こると本気で閑雅ているとすれば、普通にバカである。

 

そんな暴論がささやかれる理由も

 

トレンドだけで世界を眺め、数字遊びでしか世界が見られない金融村の狂った目線がゆえであろうと思う。

 

個人的には、原油相場はどこかのタイミングで必ず底打ちし、産油国が利益となる水準まで上昇すると思う。

 

ただ、現時点では、何かファンダメンタルズ的な地合いに変化が起こらない限り、

原油はこれからも売られることはあっても買われることはないと思う。

 

利食いを伴った自律反発すら考えにくい。

 

それは、個人投資家がこの状況下で原油を買っているからである。

 

いまの原油は、もはやまともな相場ではなく、投機的な売り買いでレートをもてあそぶような相場になっている。

 

この投機相場で投機の豚が狙うのは値幅のみ。

 

そしていま最も値幅を稼げるディールは

原油をロングしている個人投資家損切りを狙うことである。

 

素人が買って上がるほど相場は甘いものではない。

 

バブルに湧いて高値を買って損失を負わされるのも大衆なら

底値をスケベに狙ってそれを刈られるのも大衆である。

 

投機の豚は常に大衆と真逆を狙ってくる。

 

バブル相場のユーフォリアで大衆が買っているところを売ってくるものそうだが

安値圏で底値を狙ったスケベロングに大衆走った時、さらに売ってくるのも投機の豚の常套手段である。

 

だからこそ、いま個人投資家原油を買わないでほしい。

 

買うなら、1ドルになっても損切りしない覚悟で買ってほしい。

 

わかったふうな顔をして、いくらいくらになったら損切りで買い、などと原油を刈っていくならば、その損切は間違いなく狙われる。

 

だから、いま原油を買っている個人投資家がもしいるとするなら、決して損切りなどしないでほしい。

 

原油が安値を更新し、15ドルや10ドルになったとしたら、

世のアナライザーや虚飾の投資銀行あたりは、平気な顔で安値ターゲットで5ドルだとか3ドルだとか提示し始めそうである。

 

そうなるともはや底なしのように思えてきて大衆の損切りが起こり始める。

 

この時が、投機の豚どものの買い場である。

 

わざとか無能なのかわからないが

ヘッドラインで上値や下値のターゲットがしめされたとき、まずそのターゲットには届かない。

 

それは、そのターゲットと真逆のポジションを大口どもは取りながら、そのターゲットを世に示しているというのが最大の要因であろうと思っている。

 

最近で最も、その手口があからさまに見られたのが

再三ここで述べているが、ゴールドマンサックスのドル円95円到達、との寝言である。

 

いま原油の安値メドやターゲットを示している投資銀行があるかというと、自分は寡聞にしてそれを知らない。

 

つまり、この連中はまだまだ売りをやめていない、ということである。

 

個人的には原油相場の底入れは

個人投資家損切りで焼き払われ、

底なしの恐怖におののき

誰もかれもが原油の底値買いなどを狙ったことに後悔し

原油相場に見向きもしなくなる、

といったタイミングなのではないかと思っている。

 

この時になってようやく投機の豚どもは、大衆を刈り取ったショートをひっそりと利食いしながら、新規の買いを積んでいくのだろう。

 

もちろん、この買い持ちの最中には

ありもしないような原油の安値メド5ドルといったようなエセ情報を流すことを忘れない。

 

素人に追随買いさせないためと、

原油相場のとりこになった素人には戻り売りのショートを積ませるためである。

 

前置きが随分と長くなったが、ドルカナダでの話である。

 

この原油高に当面なりえないという安心感(?)からか、本日もドルカナダは高値追いで、

高値圏レンジをさらに上抜き、1.4180まで上値を伸ばした。

 

原油相場もたいがいだが、ドルカナダの相場も滅茶苦茶である…。

 

個人的なテクニカル分析で見れば

ドルカナダの現在の上昇はやはり下落トレンドの戻り過程であり、

その戻りが本日ラウンドトップを形成し下落しかけていたところを

それを否定する買い豚の買いによって、さらに上値を伸ばした。

 

この盗人どもは、どこまで追い銭がほしいのか…といった感じである。

 

原油が下落しているのだから、その相関でカナダドルが売られドルカナダは上昇…

 

などという優等生目線で、現在のドルカナダを見ることはできない。

 

まず、原油は本日も下落しているが、

昨日の安値を更新するほどの下落までは進んでいないのに

ドルカナダは昨日の高値を更新している。

 

ここからわかることは、一見、ドルカナダの上昇を原油相場との相関で語れるように見えても、実は、ドルカナダの投機的な買いを正当化するためにご都合主義で原油との相関を並べているだけであるといえる。

 

自分のいまの見立てでは、

カナダドル相場はすでに原油との相関を失っていると考えている。

 

いまのカナダドルは投機的な買いを正当化するだけのために、原油との相関が語られているにすぎないと思っている。

 

そもそも原油相場とカナダドルが相関しているとするなら

 

いくらドル安相場であったとしても

1.47の高値にあったドルカナダが、1.38ミドルまで差し込むわけがない。

 

1.47から1.38の下落といえば、およそ1000pipsである。

 

この間、原油相場がこれだけの下落を演出するような急騰があったか、といえば、せいぜい28ドルあたりまでの上昇が精いっぱいであり、ここからもドルカナダの1000pipsあまりもの下落を説明づける理由に欠ける。

 

昨日のドルカナダはドル高の調整に原油安が重なり、ドルカナダの投機買いを一気に正当化できるような流れとなり、200pips以上もの上げ幅を稼ぐことに成功した。

 

そして、本日も二匹目のどじょうを狙って、昨日の高値をさらに更新する上げを狙い撃てた。

 

しかし、この茶番にさすがに三度目はないと思う。

 

ドルカナダが豪ドルドルの上昇と逆相関するように下げ幅を作ってこられたのは

 

いまのカナダドル原油相場は相関しておらず、ドル相場に大きく相関しているということである。

 

もしドルカナダが原油相場に相関しているとするなら

いま最安値圏にある原油に歩調を合わせ、

1.41どころから、1.47界隈をいまも浮動していてもおかしくはない。

 

いまドルカナダが原油相場に相関しなくなったという最大の理由は

 

いまの原油相場が投機市場のカオスと化しており、いまの価格帯が適正か否かわからないような状況となっているからだと’思っている。

 

極論すれば、いまの原油相場は個人投資家損切りを打ち込むだけの動機から下値に張り付いているのではないか、とすら思える。

 

そんな原油価格が今後、15ドルになろうが、10ドルになろうが、その価格帯に正当性を感じない。

 

その安値が個人投資家損切りによるオーバーシュートの可能性もあるからである。

 

現在のドルカナダのテクニカル的に見ると

現在のレートにとどまっていること自体が奇跡のような状況にすら思える。

 

ドルカナダは4時間足ベースで、買われすぎ水準をすでに大幅に上回っており、

それより下の時間足では強烈なダイバージェンスを発している。

 

これは本日昨日高値を更新する以前から生じていた状況で、それでありながら、グリードどもは今夜ドルカナダにさらに買いを入れてきた。

 

昨日の予想外の上昇より、さらに予想外となる上昇であることから

 

そりゃ、損切りを誘発し、1.4180などという高値まで上り詰めるのもさもありなん、という感じだが、

 

現在のドルカナダの短期アップトレンドは、一段上のダウントレンドから明らかに逆行した買いで、

1.4350あたりを抜けない限りは、現在の上昇は下落トレンドからの調整の域を抜けられない。

 

でありながら、1.38ミドルから1.4180までと350pips近くもの値幅を取りに進んだのは、

これが逆流したとき

あらゆるドルストレートのなかで、その下げが最も苛烈になる危険性を孕んでいるといえる。

 

しかも、ドルカナダのみ、昨日のドル買いの流れに乗り遅れまいと、上値を追っていったが、

これはドル相場の転換に相関した焦りに満ちたドル買い(カナダドル売り)ともなったことから、1.3850を底値とする結果となったが

 

そもそもドルカナダの現在のレートにおいて、1.38ミドルはサポートとしてさしたる意味はない。

 

これはいまのドル買い相場がドル売り相場に逆流したとき、この水準はサポートとしてほとんど意味をなさず、簡単に下に通過するという可能性を示唆している。

 

ドルカナダの下値めどとして、自分は控えめな位置として、1.37ミドルあたりとみていたが、

 

ここまでふざけた上げ幅を取った段階で

その下値めどは、1.35ミドルあたりとなる。

 

このあたりの水準は

減産合意をサウジが拒否した翌週

強烈な窓開けを作ったドルカナダの窓の下限ぎりぎりあたりである。

 

原油相場が落ち着かないなかで

ドルカナダがそこまで下落するかというと、下落すると思っている。

 

あのとき、窓を開けてドルカナダがぶっとんだとき

原油価格は30ドル割れあたりまで下に突っ込んだ。

 

ならば、ドルカナダが下落を進めた時は

原油価格は30ドル近辺まで戻す必要があるか、といえば、そんな必要を自分は感じていない。

 

なぜなら、いまの原油の価格は投機的な売りにさらされたカオスな価格であり

その適正化価格がまったく見えない状況だからである。

 

もし、個人投資家原油に手を出してさえいなければ、

いまごろ原油はすでに30ドルを超えていたのではないか、とすら思っている。

 

現在の原油個人投資家を殺すかどうかのはざまで投機の売りが繰り返されてる相場であり、そんなカオスにドルカナダもいつまでもつきあうことはできないだろう。

 

ドルカナダが原油価格の暴落に相関し、暴騰するとすれば、

 

それは、原油の底打ち期待から

それに相関するカナダドルは買い、

つまりドルカナダが売りだと

大衆がドルカナダに湧いて出てきたときである。

 

そうなってしまうと、原油相場の投機的な暴落にユニゾンし、ドルカナダも暴騰してしまうように思うが

 

幸い、いまのドルカナダは原油ほど大衆に注目されている感じがしない。

 

原油相場はすでに手遅れなほど大衆に注目されてしまっているからもう手の施しようもない(?)かもしれないが、

 

これでドルカナダの売りも積む、というのはやめてほしい。

 

大衆のみなさん

こっちは大丈夫ですんで

原油の底値買いに集中しててください。

 

USD/CAD  S  1.41752 1.41358 1.41239  1.4176 1.40984

AUD/USD  L  0.62872 0.62868 0.63133h

 

 

 

 

 

 

無茶に無茶を塗り重ねたものである。