短期トレンドに完全に逆走(?)…ドルカナダショート惨敗。本日、あらためてドルカナダ売り。豪ドルドルは買い。

イースターを空けると、トレンドが変わるというのを聞いたことがあるが

 

昨日のロンアニどもは、トレンドの真逆な方向で仕掛けてきた。

 

つまりドル買いである。

 

原油も下落し、その流れに乗じて

最も利幅が狙われたのはドルカナダ。

 

昨日はカナダ中銀の政策金利発表も控えてきたことから

織り込みやポジション整理の流れも加わったのか

原油安で20ドルを割れたとはいえ、これまでの下落からさらに底割れするような大暴落が起こっていないにもかかわらず

 

その原油安に過度なまでに相関させられたカナダドルは売りに売られ

 

1日で200pips以上もの上げ幅をたたき出すこととなった。

 

一昨日のポジションは1.3920を超えられたこところでまず損切り

 

ともに売っていたユーロカナダもほぼ同値で撤退となった。

 

USD/CAD  S  1.39146 1.39136 1.39132 1.39131 1.39127 → 1.3920 損切り

EUR/CAD  S  1.52522 → 1.5255 損切り

 

損切りされたのだから、ここでいったん様子にで撤退すればよかったものを

 

このブレイクが東京時間に行われたことから

 

再度売り直しを計った。

 

東京時間が東京と関係のないカナダドルブレイクアウトをしたことは、あまりにも不自然で

その継続性が考えにくかったことと

 

中短期で明確な下割れをしていたドルカナダをいまの段階で上に持ち上げることは

 

相当なねじれのある無理な上昇で

 

どれだけ戻せたところで、1.400あたりが限界と思っていたからだ。

 

しかし、結果的には、ドルカナダは昨日1.4130アッパーまで上昇した。

 

東京午後のブレイクアウトから、実に200pips以上もの上昇である。

 

もちろん、値動きに絶対はないが、

チャート波形からはほぼ上昇の可能性の方が圧倒的に低いなかからのえぐり上げとなったことから、

 

売り豚どもの損切りを誘発しまくったのだろう。

 

あり得ない形からの上昇だったゆえに

その上げ幅もドルカナダの平均値幅からすれば異例な上昇幅を作ることとなってしまった。

 

こういうときうまい連中は

あり得ない状況をあり得る状況として受け入れ、損切りなど早々に置こうか、場合によっては、そのあり得ない方向についていくことができるのだろうが、

 

自分のような下手くそは、あり得ない動きに対して、そのあり得ない状況を受け入れることができず、本来「ありうべき」と思う方向を信じて、売り向かうこととなってしまった。

 

1.4を超えられたところから

日通し高値を更新した瞬間に売りをぶつけるということを繰り返したが

ブレイクアウトから200pipsもう上に持ち上がった、強烈な短期上昇トレンドは

その高値を次々と更新し

日通し高値更新で売りを入れているにもかかわらず、都合10回以上も損切をさせられた。

 

この間、一度も自分は買いで入っておらず

すべて売りである。

 

NY深夜にダメ押しの高値抜けで、1.4130を超えたところでようやくまともな下落が入り

 

ここでの売りは1.4060あたりで利食いできたものの

 

10回以上負けて、1回利食いしたところで

連敗に次ぐ連敗で積み重ねた損失額は到底取り戻せるには至らなかった。

 

昨日は豪ドルドルも150pips以上下落し、

ユーロ豪ドルなども200pips超上昇したわけなので、

 

ドルカナダにかぎらず、ドル売りやオセアニア通貨買いのポジションを切り刻むような投機が存分に発揮された日となった。

 

これを短期的なドル売り相場への調整となるドル買い仕掛けのひとときの綾とみるか

今月継続していたドル売り相場の転換となったかは、短期足レベルでは見えてきずらい。

 

ここでトレンドの形成が比較的わかりやすい、豪ドルドルで、日足週足レベルから眺めてみると、

昨日のドル買い仕掛けへの強硬は

まだ小幅な調整レベルであることがわかる。

 

豪ドルドルは昨日いきなり150pipsクラスの下落を見せたが

週足レベルでの戻り過程にわずかの下押しを作っているに過ぎない。

 

日足レベルで見ても

昨日の下げは、今週の上げ幅を削ったにすぎず、先週の一方的な上げ幅を削り取るほどの下落はまだ起こっていない。

 

豪ドルドルは50日移動平均線の突破に失敗し、下押しを開始ししたが

20日移動平均線も突破に失敗したかに見せて、結局、それを上抜いて0.64の水準を超えるまで上昇した。

 

50日移動平均線も今一度上抜けを狙っていくのではないかと個人的には警戒しているが

 

いったんレンジ形成がされると

アルゴなども含め、そのレンジ内にレートをとどめやすくなるため

 

現状、0.6250~0.6350あたりのレンジに追い込まれてしまった豪ドルがどちらかの方向に抜けるまでは、豪ドルの戻り相場にトップアウトが起こったのか、それとも現状の下落が調整の下落なのかは判断月きにくいところがある。

 

このレンジへ閉じ込められたという事情は、ドルカナダにおいても同様である。

 

ドルカナダは昨日200pips超という一方的な上昇を演じたが

 

そこから反落することなく

1.4050あたりからカバーが入ってしまったことから、

1.4050~1.4130あたりのレンジに閉じ込められてしまった。

 

ドルカナダの昨日の上昇が、いくら健全(?)な下落波形を歪めるものであったとしても、

 

その吹き上がった上部でレンジが形成されてしまうと、次第にそのレートが正当化されやすくなる。

 

例えば、何かの間違いで、ドル円が1ドル1000円まで上昇したとする。

 

輸出産業、例えばトヨタ自動車などは

海外勢に対して10分の1の値段で自動車を販売できるため

その価格競争力は圧倒的となり

それだけの円安は、日本がミサイルなどで壊滅しすべての産業が消滅するなどしない限りはあり得ないような状況であるが

 

この1ドル1000円が999.5円まで下押し、

999.5~1000のレンジを形成してしまえば

 

このあり得ないような価格帯が正当化されてしまう。

 

もちろん、本来ありえない1000円という価格は、即座に何百円も下落するだろうが

それが起こらず、999.5円などというたかが50銭の下落で下げ止まり、そこでレンジを形成した場合、

市場参加者は、1ドル999円という価格帯になんらかの意味を感じ始め

 

ことによれば、999.50を割り込んだところから、ドル円を買ってくる豚すら現れ始めるのである。

 

普通の人間の感覚なら、いくらなんでも、1日で100円から1000円に跳ね上がったドル円が999.50で下げ止まったところでそこで買う、などということはしないだろう。

 

あらゆる日本製品が前日の10分の1で買える、という状況など、日本が破滅でもしない限り、まともな状況ではない。

 

しかし、現在の金融市場は人間よりもAIの方が多いといわれる。

 

AIは人間の感情を持ち合わせていない。

 

この人工知能たちは

ドル円が999.5円で下げ止まれば

そんな高値水準でも平気で買ってくるのである。

 

そんな狂気じみた買いができるのは

狂ったような高値である999.50であっても

それが0.1でも下回れば、ナノ秒のスピードでドテンする能力を持っているからだ。

 

前置きが長くなってしまったが

ここでドルカナダの話である。

 

ドルカナダは1.400を超えた水準は、自分からすれば、現在の中短期ダウントレンドの流れからすれば、オーバーシュート領域であり

1.41越えなどというのは、明らかなやりすぎの水準であると思っている。

 

しかし、1.4050で下値が守られ、1.4130をじょじゅ減に見立てるレンジが形成されてしまっている現状、

 

現状がどれだけ高値水準であっても

1.4050に近づけば、大量の買いが入ってくる。

 

そして、1.4130あたりで上値がいったん規定されたことから

この上限水準では売りが入ってくる。

 

昨日、1.3850~1.3920のレンジを上抜いてから、次の収まりどころを見つけるまで上昇したドルカナダは

1.4050~1.4130での収まりどころを見つけることとなった。

 

これらレンジ領域を価値領域と呼ばれることもあるが、

 

現在のドルカナダの価値領域は、1.4050~1.4130あたりでの合意がなされている状況である。

 

この価値領域がここから上に抜けるか下に抜けるかであるが、

 

自分としては、やはり昨日の上昇自体が仕掛け的な上昇の綾であり

これ以上の上昇はさすがに正当化しえないのではないか、と思っている。

 

この価値領域をさらに上抜けるということは

ドルカナダの相場だけにかぎらず、その他通貨ペアや各金融市場にも大きな動きが起こるということである。

 

つまり、株価は暴落し、原油も暴落、豪ドルなども下落再開、ということで、つまり二番底を目指すような動きになるということである。

 

そうなれば、ドル円などもただではすまず、また101円の方向に向けて下落する可能性が高まるということである。

 

自分が最近気になっているのは

トランプ大統領が昨日一昨日あたりに発言した内容である。

 

彼は、米株について、再び史上最高値を目指すと発言していた。

 

この発言は願望のみの希望的発言という可能性もなくはないが、

 

トランプ大統領は軽はずみな発言をしているように見えて、その発言の多くが将来に生じる結果の暗示となっていることが実は多い。

 

一国の最高責任者、ましてや世界最強の米国の大統領が、根拠もないまま軽々な発言を垂れ流す可能性は高くない。

 

トランプ大統領の株高発言は、その根拠がなんであるかは想像もできないが、

その発言の裏には、なんらかの将来に起こるトピックをあらかじめ織り込んだうえでの発言なのではないかと現状は邪推している。

 

コロナウイルス問題の渦中にある現在、株価が史上最高値を再び目指すというのは、にわかには信じがたいが、

 

少なくとも二番底を目指すような株価の暴落は当面起こらないのではないかと思う。

 

その理由は、別に米大統領の発言をアナロジーや都市伝説的に信用しているばかりではない。

 

米大統領の発言がなくとも

これまでのコロナウイルス問題の収束が見えない中での株価の上昇という

金融グリードたちのライン騒ぎをみるにつけ、

 

こいつらは、現在のコロナウイルス問題が、いまより数段上のステージ

たとえば感染者が1億を超えるとか、どこかの国家経済が破綻する、

などしないかぎり、株を買い進めようとしているように思える。

 

こいつらにとっては、いまから感染者が100万人増えようが、たんなる数字遊びであり、

 

一人一人の命を数値にたとえ

金融市場に巣くうアナリストどもは、

日々の死者の増加を新規死者数、などとほざくような始末である。

 

死者数は数百数千数万のグロスのような束なのかもしれないが

 

その一人一人には大切な人がおり、それぞれの人生がある。

 

それを「新規死者数」という違和感のある故障で、日々の死者数をカウントしている金融市場には嫌悪感しか覚えないが、

 

こいつらの判断はようはこういうことである。

 

こいつらがコロナウイルス問題を雇用統計のような数値遊びと重ねている段階で

いまの金融市場においては、現状のコロナウイルス問題は楽観のステージにあり、

 

であるかぎり、この連中が株価を投げ売ることはないように見え、むしろ、いま株を買いさえするのでないかと思える。

 

そういう前提に立てば

ドルカナダはやはりいまが最大の売り時と見え、豪ドルドルにおいても、最高の押し目買いの好機ではないかと考えたい。

 

ということで、あらためてドルカナダ売り、豪ドルドル買い。

 

レンジディールでアルゴだAIが、狭い値幅の上限で売りをかけ、下限で買いをかけている現状、その決着にはしばらく時間がかかるかもしれないが、

 

ドルカナダが現レンジをさらに上抜いたり、豪ドルドルがさらに下割れを引き起こさないかぎり、このポジションはホールドしておこうと思う。

 

ポジション

USD/CAD  S  1.41239  1.4176 1.40984

AUD/USD  L  0.62872 0.62868