ドルカナダの上値目標は最高で1.34越え

先週末はドルカナダのショートでやられ

昨日はロングでやられるという往復ビンタ状態となってしまった。

 

昨夜は短期のカナダドル買い仕掛けが露骨で、カナダの住宅指標が予想を下回ったにも関わらず、執ようなまでのカナダドル買い。

 

モメンタムうじ虫もその下落の流れに便乗しやがり、結局、ロンドンフィックスの深夜1時までカナダドルの買い、つまりはドルカナダの下落は突き進むこととなった。

 

昨日のカナダドル買いは原油高もあったのかもしれないが、まったく必然性の感じられないもので、ただただ投機のふざけたカナダドル買いに翻弄された夜となった。

 

もちろん、原油相場が上昇していたこともあろうが、

カナダドルを投機のおもちゃとする連中は、原油の相場はカナダドルの投機的な流れの時に利用するのみで

 

たとえば、昨夜と逆にカナダドル売り仕掛けをしたいときは、このときに原油がたとえ暴騰しようとも、カナダドルを売っていく(通常、原油相場が上がると資源通貨であるカナダドルは買われ、とされる)。

 

そんななか昨夜はカナダドル買いの投機を仕掛けようとしていたところで、原油相場も上がっていたのだから、うってつけて買い仕掛けのチャンスだったのだろう。

 

しかも先週のドルカナダの上昇を見ていた豚としては押し目買いの意欲もあったはずで、この押し目買いの豚を損切りさせられまくるという意味でも、昨日のカナダドル買いはいいねらい目だったのだろう。

 

昨日はカナダで住宅指標意外にさしたる材料もなく、この先週末の上昇にまったく逆行する売りをかましまくっても、邪魔をされることがほとんどなかった、ということも、この投機のクソ豚たちに投機的なドルカナダ売りを仕掛けさせる格好の日柄となった、と言える。

 

昨夜はそんなクズ投機にさらされまくったドルカナダで

自分は買い下がり続け損切され続けたが、

ドルカナダは、下げが止まったところまで買い持ちし続けた状況で、日もまたぎ現在ホールドしている。

 

さらに、NY様大好き東京勢(特に米系東京勢)は、そんな仕掛け売り丸出しでもそれを神の雷であるかのように尊重し(ほんとバカ…)、上値が重いままとし、ロンドンの劣化版、東京勢のちょいまし版くらいの15時以降の欧州勢もまた、そのドルカナダの上値の重さを尊重するような、ドルカナダ売りを繰り返すといった状況で、

ロンアニのみが、その日和った東京欧州を粉砕する買いを入れて1.3240越えまで進めてきた、というのが現状である。

 

ほんとつくづく思うが、シンガポールあたりにいる米系東京勢は、ほんと金融市場の劣等生どもで、本場欧米で戦えない下手くそどもが左遷されている場所が、シンガポールや香港などのアジアの金融都市なのではないかといつも思える。

 

たしかに、欧米から見れば世界地図東端の辺境地(?)であるアジア圏を拠点としたいものなど稀であるように思える。

 

もちろん、ジム・ロジャースのように、自らアジア圏を生活拠点として選ぶ勝ち組もいるだろうが、そういうケースはまれで、

ほとんどが望まないまま、会社の方針でアジア赴任を選ばされているトレーダーが、メインであろうと思う。

 

しかも、こうした勝ち組トレーダーが、アジア圏を拠点としているからと言って、アジア時間に取引するとはかぎらない、という点も重要である。

 

別にフリーランスのトレーダーが、現地時間にトレードしなければならないということはないのである。

 

しかし、欧米の投資銀行が、アジア支店にトレーダーを赴任させるにあたり、彼らに課すことは現地時間でのトレードである。

 

で、そんな東京時間にトレードする要員として、優秀なトレーダーを本拠地から手放すかといえば、自分が役員であれば、そんなことはしない。

 

どちらかといえば、主力はすべて本拠地に残し、相対的には使えないという連中をアジア赴任に命じると思う。

 

ロンドンNY時間前の休憩時間、踊り場のような東京市場であっても、突発的な急変が起こらないとも限らず、そんな事態に最低でも対処はできるレベルのトレーダーをアジアに配置しておくことで、この踊り場タイムでの万が一の急変に対応するていどのことをしてくれればいい、くらいで、その程度のスキルくらいはあるが、基本はそれ以上は期待していない要員をアジア圏に飛ばすであろうと思う。

 

そう考えると、必然的に優秀なトレーダーがアジア赴任になり、アジア時間にトレードしていることなどきわめてレアということとなり、こいつらがなにをするかといえば、主体性皆無の意味のない順張りがメインとなるのであろうと思う。

 

要するに、アジアに赴任してきた下手くそ(?)が何をするといえば、NY様への追随が基本というか、ほぼすべてであるといってよい。

 

とにかく、ロンドンやNYの作った流れを大きく損なうことなく、そこからわずかばかりでも利益を追うという、ゴミ拾いのようなトレードを繰り返すこととなる。

 

その後、ロンドン時間となり、ロンアニ番長あたりがやってきてお前ら邪魔だこらぁぁ、とばかりに強烈な売りや買いを仕掛けてくれば、この連中は早々に道を明け渡すことになろうし、その方向がロンアニのそれと逆であれば、米系東京勢がすごすごポジションを閉じれば、それが損切りであれ利食いであれ、ロンアニ方向に向かっての反対売買をすることになるので、結果的に、ポジションはロンアニの思う方向により進むこととなる。

 

米系東京勢は、東京時間に時間つなぎをしているだけ、みたいなものなので

ロンアニがどけや、とばかりにあわられると、お疲れ様です、とばかりににやけ面のこびへつらった面で、すごすご引き下がる、というのが自分の考える米系東京勢でイメージされる立ち回りである。

 

もちろん、このイメージは偏見の入り混じったものではあるが、日々の東京時間の値動きを見ていると、当たらずとも遠からず、と思えて仕方ない。

 

結果的に、東京市場は、こんなスネ夫みたいな連中に荒らされることで、意味不明のNY市場の劣化版のような値動きばかりを東京時間に繰り返される結果になるのだろうと、個人的には思っている。

 

最近の為替市場は午前1時~2時のロンドンフィックスあたりまでの一方向の食い散らかしをして、そのあたりからまた相場を反転させるということを繰り返している。

 

ロンアニのみが、その起点を阿吽の呼吸で察知している感じがし

 

東京勢や欧州勢は、その起点を無視したNYでのざっくりとした上げ下げのみを見ている感じがし、

 

その意味で、東京欧州は、毎回毎回、その大局をまったく真逆に見誤って刈られる、ということを繰り返しているように思える。

 

午前1時~2時までにどれだけ下げていようが、このあたりで底打ちすれば、そこが壁打ちテニスの壁のように、反発の起点になる、というのが最近のお約束だが、

 

その反発が即座に起こるわけではないことから

その起点を無視してみれば、前営業日の流れは大局的に下げとして見える。

 

だから、東京勢は買えず、欧州勢も買えない。むしろ追随で売ってくる。

 

しかし、その大局はいつも誤っている。

 

そんな調子で続くのが、最近のロンドンフィックスあたりを壁とした、レンジラリーである。

 

最近のドルカナダは、レンジのブロックを縦断し、それがどこかのブロックで否定されたとき、逆方向のブロックに向かって進み、そのブロックが否定されるまで同行に進むということを繰り返している。

 

ブロック、というのは要するにレンジだが、

細かなレンジ幅は割愛するとして、

ドルカナダは現在、ざっくりいって

A B C D E F G

というおよそ7つのブロックで進んでいる。

 

Aが最も高いレンジと考えたとき

 

10月までの下落は、これらブロックをすべて貫き、最下限のGまで進む結果となった。

10月下旬の反発上昇は

Gのブロックが否定された結果となった。

 

そこから反転上昇し、こんどは、これらブロックをすべて戻し、再びAブロックまで到達。

 

しかし、Aのブロックが否定されて下落がようやく再開。

 

この下落は、

B C D と貫き、Eまで届いたが

ここでEのブロック突破が否定されたのが先週末の雇用統計。

 

ここからDのブロックを否定し、Cのブロックまで届いたが

 

昨夜はCのブロック突破が阻まれ、Cのブロック上段からCのブロック下段まで下押しし、本日に至っている。

 

ということで、現在のドルカナダの位置は、いまだCブロックのなかにある状況である。

 

今年のドルカナダの動きを見ると

方向が出てきたとき、ドルカナダは上記ブロックを4段以上はまず突破したのち、次の動きを作っている。

 

ただ、最高でも5、6段しかブロックの突破はできておらず

そのたびに相場が反転してきたため

日足レベル結果的には大きなレンジを作ったままで今年はずっと進んでいる。

 

週末のドルカナダの急騰は

それまでの下落でおよそ4段ブロックが下に進んだ後での反発で、

2段のブロックを抜いて今週に至った。

 

つまり、昨夜の戻り売りは、ドルカナダがまだブロックを2段しか抜いていないところから、そのブロックを下方向に戻そうとした動きとなるが、

今年の動きを見る限り、その戻りはまだ浅い。

 

これまでドルカナダは少なくとも4段、多いときは5段ブロックを切り上げたり切り下げたりしてきたわけで

 

現状のドルカナダは最低でもあと2段はブロックを切り上げる可能性が高いように思っている。

 

現状、ドルカナダが4段ブロックを切り上げると、ドルカナダはふたたび1.33を超えるゾーンに入ることとなり

5段ブロックを切り上げれば

今年8月以降、一度も突破できなかった、1.3330のレジスタンスを超えることとなり、現状のAブロックのさらなる上のブロックを試す可能性が高まる。

 

現状、このブロックはAブロックより上に位置しており、A以上の高いゾーンとなるため

現状は暫定でZのブロックと名付けておくこととするが

 

このブロックZは

天井圏で乱高下したレンジゾーンとなり

実は、A~Gのどのブロックよりも値幅のあるゾーンとなる。

 

このブロックの上限は控えめにみても、1.3415あたりに位置している。

 

つまり、自分のいまのドルカナダのロングは、最大でここまで狙ているということである。

 

昨日のドルカナダは、先週の雇用統計の結果からブロックEの突破が否定されD、Cとブロックを突破したところで

Bのブロックの下限で阻まれ、Bのブロックの内部に入ることすらできないまま、

Cブロックの下限まで押し戻されたわけだが、

繰り返しとなるが、

今年後半のドルカナダが、2つのブロック突破だけで方向を転換してきたことは、これまで一度もない。

 

最低でも4段、通常5段はブロックを突破してきたことを考えると

 

4段はブロックを突破するまでは戻り相場を終えることはない、と考えている。

 

この4段目のブロックこそが

これまで上抜けを何度も阻んできた

1.3290~1.3320のゾーンであることから

これ以上の上昇はまたも阻まれる可能性は低くはない。

 

なぜなら週末からの戻りの4段目のブロックがこの位置になるからで、これまでのドルカナダは4段目のブロック突破でトレンドを終了させることはままあったからである。

 

ゆえに、1.3320あたりはいったんの利食いどころとするのも無難なところとも思えるが、ここまでの戻りは4段の戻りであり、もう一段のブロック突破であっても、それはまだ行き過ぎとはならない。

 

これまで通りの5段突破を目指せば

ドルカナダは年初後半に上値を抑えてきた1.3330を突破し、1.34までの上昇の道が開けてくることとなる。

 

ということで、現在のドルカナダは最低でも今年試したレンジ上限1.3320あたりまではホールドしたいところだし

できれば、それも突破した1.34越えまで握りたいところである。

 

ドルカナダが1.3330を抜けられるかいなかの鍵は

1.3320あたりから売りを仕込んでいたとも思われる大口の豚どもが

先週末のカナダ雇用統計でも100pipsあまりものドルカナダの買い戻しの流れのなかで

同様に買い戻しをかけていたかどうかにあるが、

 

自分としては、それはあったのではないか、と思っている。

 

1.3320から売っていたグリードどもは、

1.3150までの下落でも150pips以上

1.3170あたりからの週末の買い戻し過程においても100pips以上のバジェットを確保できている。

 

現在のドルカナダの値幅を考えれば、それ以上の下げを狙うというのは強欲が過ぎるということで

 

カナダ雇用統計の結果の悪さを見て、この大口連中もいよいよ売り玉を閉じたのではないだろうか。

 

でなければ、ドルカナダがたった1日で100pipsもの上げ幅を取れるわけがないように思う。

 

最近のドルカナダのボラティリティを考えれば、100pipsの変動は

ドル円で言えば2円くらい一日で動くほどの変動幅で、かなり以上な上げ幅である。

 

これだけの変動幅はそうとうな玉が買われないことには起こらないことであるように思い、

ということは、1.3320から売りを積んでいた大豚どもの売り玉はもうなくなっている可能性が高いということである。

 

昨日の負けは、CブロックからBブロックに目指す過程でBブロックの進入すらできないなかで押しが入ってすぐに買い始めた結果でCブロックのほぼ上限から買って下限までっ持ち込まれたことで損失を重ねまくった結果であり、早すぎた買いには反省しているが、買いそのものは間違っていなかった、といまでも思っている。

 

やはり市場はまだまだリスクオフに傾斜していることは、またも下方チャネルの下限でしっかりサポートされながら、上値追いは下方チャネルをやすやすと突破し。1.62ミドルまで本日到達しているユーロ豪ドルを見ても明らかである。

 

豪ドルドルを見ると、結局、0.68ミドルの高値抜けを失敗し、あらためて売りを再開しつつある。

 

豪ドルドルの戻が0.868ミドルあたりで完了したとなると、豪ドルドルの下値は現在の0.6820アンダーから0.6720アッパーあたりまで見込みまれるような状況である。

 

ポジション

USD/CAD  L 1.32267  1.32283  1.32300 1.32309  1.32339  1.32351  1.32394