ダマシの買いか…ドル円売り ドルカナダ売り増し

自分は昨日よりドルカナダを買い目線に切り替えて以降、ドル円については売り目線で見ている。

 

ドルカナダの上昇は、カナダドルが売られるということで、その状況はリスクオフ相場の典型となり、そうなれば、当然、ドル円に買い目はない。

 

実際、ドル円は、現状、中期上昇チャネルを下回り、下落トレンドを強めつつあるが

 

米中貿易交渉がテーマとなっていることで

しかもそれが、まだ楽観への望みが失われていないことから下を追うことも困難になってきている。

 

世界では様々なことが起こっており、

米中の貿易問題がどうこう、というただ一点のみで、あらゆる金融相場の趨勢が決せられるということも極端すぎる状況であると思うが

 

市場に参加する豚どもが、その材料のみであらゆる投資判断を決定しているようにしかみえない、現状を考えると、それに従うしかないのが現実である。

 

とはいえ、現状、自分としてはドル円ももはや売り目線でしかみていないため、どこかで戻り売りの機会はないかと、ドル円のチャートは定期的に観察していた。

 

そんななか、ドル円はNY参入前に、108.60を超えてきたが、ここはドル円の現在の下落トレンドを考えると戻り売りの絶好の位置となるが

 

ただ、ここで素直に戻り売りが成立するとは思えずそのまま様子を見ていたら

 

案の定(?)ドル円は、突如、その戻り高値を否定するような突発的な買い上げが起こり、日通し高値を更新し、108.75まで。

 

戻り売りの前にいったん売り豚を振り落としたい売り豚どもの思惑をくみ取ったかのように

 

突如、今月15日の米国の中国への関税導入を見送り方針で検討、とのヘッドラインが流れたようである。

 

ここで瞬間リスクオンに振れて飛んだドル円だが、

そこを狙ったかのようにここから売りが入ってきた。

 

市場は、本当に一部のクズどもが相場をもて遊べるままに、都合よく進むものである。

 

テクニカル的に108.65あたりを戻り目として見ていた戻り売るの豚たちは、ここで根こそぎ損切にあったはずだ。

 

では、ここから上昇するのか、といえば、

ここからやおらドル円の売り玉が積み込まれていく。

 

このタイミングで自分もドル円の売りを入れた。

 

こんな振り落としがあるから、為替相場においては、まともな戻り売りや押し目買いはうまくいかないのである。

 

そこからドル円は108.70アッパーを戻り高値にじり安に進めた。

 

それはそれでいいのだが

このダマシ(?)のリスクオンに崩されてしまったのがドルカナダで

 

ドルカナダは1.3250での戻り売りがワークし、また1.3230あたりまで沈んでしまった。

 

この露骨に短期仕掛けを繰り返す豚どもは

週末の金曜には、どこまでも買いを追っていた豚ども同一なのではないかと思える。

 

こんなモメンタムに追随するクソどもが、

市場にバブルを生んだり、逆に不必要な暴落を生む原因となっているのだと思う。

 

こうした短期投機のポジションが市場に流動性を生んでいると、したり顔で擁護する声もあるが

 

こんな連中は市場の流動性、潤滑油などとは考えたくない。

 

ヘドロのような不要な汚染水のような存在が、このモメンタムに湧いてくるダニどもであるとしか自分には思えない。

 

ということで、ドルカナダはなおも買い増し。

 

1.3250に戻った過程で一部利食いしたため、ドルカナダロングのポジション構成は、また少し変わっている。

 

ドル円については、このまま大きく下割れする可能性はそれほど高くはないだろうとは思う。

 

なぜなら、米中貿易交渉の流れがいまだ不透明なままで、

これが現状の相場の最大の材料であるならば

 

ドル円がこのまま大きく下落する理由はないからである。

 

ただ、これは逆のこともいえて

現状ではドル円が大きく買われる理由もない、ということである。

 

ポジション

USD/CAD L 1.32267  132283  1.32351  1.32383  1.32385  1.32394  1.32413  132420

USD/JPY  S  108.697  108.675