今日も決着はつかないのか…
今夜はドル円が異様に弱い。
さすがに昨夜に現れた、109.30アンダーをトップとした強烈な上ヒゲ陰線は、
わかりやすいくらいに、本日のドル円の下落を暗示していたのだと思う。
ドルカナダのショートのトレードが本日も続いていなければ、
成行で大量にドル円を売っていたであろうと思う。
本日のドル円の一方的な下落は
8月1日の1日2円下げた相場を思い出す。
この日、自分はなんどもドル円に買い向かい、1日単位では記録的な負け額を計上した。
翌日か目線を完全に売りに変え、さらに安いところから売ったことでなんとか損失を埋め合わせることができたが、
あの日の相場は、今年ワースト記録に残るほどの最悪の相場だった。
あの日と本日が似ている点は
NY時間に突然トランプのツイッターが流れたことである。
ただ、8月1日は、トランプのツイッターによって
下げがより加速したが、
本日は、その前の米中がらみの報道で下押ししてから、それ以上の下押しはなかった、という違いはあれど
どちらにしても、ドル円の売りを仕込んでいた売り豚どもは、本日のトランプのツイッターをだすことをあらかじめ知っていたのではないかと思う。
ただ、8月1日は、トランプのツイッターよって市場はおびえ、インサイダーどもが狙うさらなる下値追いが成功したが
本日については、やや不発の感じがする。
とはいえドル円は日々の平均値幅を超えた下げ幅を記録しており、108円は下回っている。
ここで8月1日のドルカナダがどうだったか、というと、
ドル円が大きく下落するとき、
ドルカナダは戻り過程にあり、堅調を維持していたのである。
つまり、ドル円が下落することは
ドルカナダにとっては望ましくなく
これ以上ドル円が下値を追うようだと
リスクオフのドル買い圧力が作用し
ドルカナダは堅調を維持してしまうことになるだろう。
8月1日のドル円の下落は
8月2日以降も続き、結果、ドル円は104円代まで下押すこととなったが、
では今回の場合はどうか、というと
明日以降もドル円が下値を追うというイメージを、実は自分は持っていない。
理由は4つ
1つは、トランプのツイッター砲が、8月1日の様に、大きなドル売り圧力にワークしなかったこと。
2つめは、ドル円は108円を割れたとはいえ、このラウンドナンバーから下が底堅く
明確な108円割れができていないこと。
3つめが、8月1日の相場がもともと中期ダウントレンドの状態にあり、その日の下落がその継続をより示唆することになったのに対して、現在、ドル円は日足でトリプルボトムを完成させており、ドル円を完全にダウントレンドに転換させるためには、106.50を割り込むほどの下落が必要だということ。
4つめ、これが最も大きな理由だが、8月1日の下落は8月の初日で、その後の8月相場を市場に予感させるような状況であったのにたいして、本日は10月末日で、明日からの11月相場がまだはじまっていないこと。
月末は月末要因がいろいろ重なり、通常とは違った動きを取りやすい。
実際、9月の最終営業日の相場はユーロドルが大きく底割れし、10月の下落を予感させるような兆しを見せたが、結局、10月の相場は、9月末日の安値を10月1日にわずかに更新したものの、そこが大底となって、10月は結局そこから200pips上昇。
しかも本日のユーロドルは、今月の最高値をわずかではあるが更新し、月足は陽線で終わろうとしている。
月末に向けて突如おかしな切り返しをみせたのは、主要通貨ペアではドル円だけだといってもよく、
あとは月末もあと2日にせまったところで、突如売り方向に切り返したカナダドルがらみ、くらいである。
米ドルならびにカナダドルは
月末のなんらかのポジション調整の意図か
ともに月末間際に急転回するような動きをしているが、
大局的には、ドル円のトレンドはいまだ上方向で
ドルカナダのトレンドはいまだ下方向である。
本日のドルカナダのチャートを1時間足あたりでみると、値動きがなんともスカスカで
もうこれ以上の戻りを作るための燃料は失われているようにしか見えない。
前の記事でも述べたが、トレンドはにわか豚の損切りによって生まれるもので、
そんなにわかの売り豚は、もういまのドルカナダのゾーンにはいない。
ドルカナダは中期的にはレンジを下抜け、ダウントレンドに入っているわけで、
現在ショートを保持している豚は
にわかではなく、ガチの売り豚どもであろうと思う。
これら豚たちがポジションを投げるのは、低く見ても、1.3240より上から、最大に見れば、1.3380あたりまではショートを投げようとはしないだろう。
月足の長期ベースで見た時
ドルカナダには下方向の圧力しか感じられず、
控えめに見積もっても、1.2950
順当に見て、1.2825あたり
強気に見れば、1.2610あたりから、最大で、1.25割れ当あたりまでは下落してもおかしくはない。
ドルカナダは先月先々月と控えめな幅の月足陰線を作るにとどまっているが、11月は長大陰線を作るような下落幅を作る可能性は決して低くはない。
明日以降、もういちどくらいは1.3200を試される可能性もあるにはあるが、
この膠着感で高値更新をするということは、
またも各時間足で強烈なダイバージェンスを発生させるのみであり、暴落のエネルギーをより貯めるだけである。
ちなみに、ドルカナダの相場を占う意味で重要な通貨ペアとなるユーロカナダの長期足であるが、
週足での巨大なトリプルトップをすでに完成させている。
ここから長期目線でみたときに
ユーロカナダは、控えめに見ても、現状から600pips以上は下値余地がある。
結局、10月は巨大な含み損を抱えて月をまたぐことになってしまった。
証拠金ベースでは、今月はプラス収益を保っているが
含み損を確定損失として計上すれば、
今月の収支はマイナスである。
自分は収支表としては、証拠金ベースで記録しているため、10月はいちおうプラス…ということになる。
うん…むなしい。
現在の含み損が肥大化し、損切りを強いられた場合は、11月はどのみち大きなマイナス収支となるわけで、結果を先送りしているよう月末である。
10月、先週までなんとか堅調を保っていたのに、
最後の最後の最終週で、まさかドルカナダでこんな目にあってしまうとは思わなかった。
ドルカナダは自分が取引している通貨ペアの中では、いちばん安定して収益を取れていて、
その値動きにはいやらしさはほとんどない。
今回の戻り相場での踏み上げられまくりも、
まあ、無理して売り向かっていなければ、そんなひどい値動きではなく、どちらかというと素直な動きである。
ドルカナダは転換点がだいたい
16時~18時、21時~0時あたりに起こることが多いが、
本日は転換が果たせなかった。
明日は月初早々雇用統計。
雇用統計の日は、その発表の前からトレンド転換することはまれなので、
現在のショートポジションのまま、雇用統計を迎えるしかないか…。
本日は東京時間午前0時前の、ドルカナダ、1.3130アッパーまでの押しのところで少し利食いしたり、新規ポジションを積んだりもしたので、ポジション構成が少し変わってしまった。
本日は利食いをわすかにしたことから、確定収益は少しプラスである。
ただ、含み損の金額は昨日とそれほど変わらない。
はあ…しんどい。
ポジション
USD/CAD S 1.32032 1.31979 1.31935 1.31633 1.31588 1.31559 1.30959 1.30657 1.30651 1.30570 1.30560 1.30554 1.30575 1.30567 1.30552 1.30527 1.30518 1.30515 1.30510 1.30509