ユーロ豪ドル、もっと利を伸ばせた…。それはさておき、今夜の雇用統計は予想比マイナスなのではないだろうか

ユーロ豪ドルは結局、1.62を割れ、1.6190アッパーまで下値を伸ばしているが

 

またも1.62のラウンドナンバーで利食いし切ってしまった自分としては利益を取り逃した。

 

現在、ユーロ豪ドルはゆるやかな下方チャネルを形成しており

一昨日は、そのチャネル下割れを売られすぎとして、反発したが

本日は、その反発からの戻りでのチャネル上抜けを買われすぎとして、また下落してきた。

 

現状、ユーロ豪ドルは秩序だった下落リズムを続けており

 

現状の流れが継続するとすれば、ユーロ豪ドルはふたたび1.6150割れまで目指す公算が高い。

 

それを取り切らずチキン利食いしてしまった、理由は2つ。

 

1つは、今夜の雇用統計での激しい値動きの警戒感。

 

もう1つは、何度も言うが、昨日の戻り過程で存在しないレート1.6270を超えられるスプレッドの広がりによって、ユーロ豪ドルのショートでいきなり損失を食らったこと。

 

前者はともかくとして、後者がなければ

もう少し利を伸ばす胆力を本日保てていたようにも思う。

 

いずれにしても、現在のユーロ豪ドルは、下方チャネルレンジの中間域にはいる途中経過にさしかかっているがゆえに

いまからは売りも買いもできない。

 

買うのは論外として、売りとすれば、現状はさすがに突っ込み売りすぎる。

 

ということで、本日はもうユーロ豪ドルの取引については、やはり見送ろうと思う。

 

もしもまたも反騰し、1.6250あたりにいったとしても、週末ということもあり、その上昇圧力は継続する可能性が高く、

戻り売りするとすれば、来週からが無難に思うし

 

もし、このまま続落したとしても、さすがに突っ込み売りになりすぎて、どのみち戻り待ちとなる。

 

ということで、ユーロ豪ドルの売り再開は来週以降にしようと思う。

 

ユーロ豪ドルの話はここまでとして

掲題の本題であるが、

 

今夜の雇用統計後、各相場がどのように動くのかは予想もつかないが

 

少なくとも、雇用統計の結果は、予想18万に対して、それ以下なのではないかと思う。

 

理由はドル円の弱さである。

 

本日は株価がそんな悪くないなかで

米債利回りがやたら低下しており

それにともないドル円も上値が重い。

 

これは雇用統計の結果をあらかじめ知るインサイダーどもが前もってドルを売っている兆候であるようにみえる。

 

雇用統計の結果を現在、世界の誰も知らない、と考えるのは無邪気すぎる話で

 

少なくとも米当局はすでにその情報はわかっているはずで、

そこから1ミリたりとも情報が投機連中にもれないはずはない。

 

もしも雇用統計の結果が事前予想を大きく上回るものであるなら

 

ドル円の現在のレートが、今週の安値に迫る108円ミドルアッパーあたりでとどまっているはずもなく

少なくとも、108.70より上くらいには位置しているように思う。

 

各市場参加者が雇用統計の結果をみてどのように動くかはわからないにしても

 

雇用統計の結果が事前予想を下回るなら

少なくとも初動はドル売りが発生する可能性がきわめて高い。

 

問題はその初動のドル売り以降の動きだが

これをわかるものはさすがに世界に一人たりともいないだろう。

 

とうことで、

ドル円は初動でのドル売りと、

そのドル円下落からの事前に売り持ちしてたインサイダーどもの利食いでの反発、

までは起こりそうに思うが

 

そこからの動きは、その反発が一気の買い戻しとなるか、その買い戻しを戻り売りとみて、再度売りが積まれるかはわからない。

 

ただ、いずれにしても初動のドル売りという動きがありえるなら

 

ドルカナダのショートにはチャンスがあるということで、

 

このドル売り圧力から、ドルカナダは下割れしていくのではないか、と予想している。

 

米雇用統計にあわせて、カナダも雇用統計があるが、おそらく、カナダの方はそれほど材料視されないのだろうと考えている。

 

現在の値動きでの、ドルカナダのあまりにも上値の重さを見ると

カナダの雇用統計については、事前予想と大差ないか、むしろ予想よりいいのではないか、とも思っている。

 

今夜のカナダドルについては

売り豚どもがポジションを大きく投げる口実を待っている状況のようにみえる。

 

まあ結果はそのときになってみないとわからないが

 

おととい政策金利発表を通過し、

カナダドルそのものに売り材料がほぼなくなった現状において

 

今夜カナダドルが大きく売られる(つまり、ドルカナダの上昇)が起こる可能性はきわめて低いのではないか、と考えている。

 

本日のドルカナダの下値目標は、1.31割れあたりまでは十分ありえる、と考えている。