豪ドル取引はぼろ負け…ドルカナダ売り

週明けからの豪ドルの上昇に対して

売り向かい続けた自分はぼろ負けとなった。

 

ショートポジションに利が乗るたびに

なんどかここでの記述を進めていたが

ことごとく高値更新され、ショートポジションが消滅し続けることから

 

ホールドポジションが全く作れず、記入の書き直し。

 

それを続けているうちに、もう細かな上下や勝ち負けを記入していても仕方がない状況となてしまい、

 

記述途中だった内容はすべて破棄して、現在、あらたにここでの記述をしなおしている。

 

結局、小さな下押しで豪ドルショートが取れたこともあったが、

おおむね、豪ドルのショートは連戦連敗であった。

 

そりゃそうである。

 

連日高値を更新されているのだから

ショートを保持できるわけがない。

 

最高値に損切りをおいても、その最高値が更新され続けるわけなので

連続で損切りにかかり続けて当然である。

 

結局、豪ドルドルはロングポジションを持ったところから200pips、

ユーロ豪ドルに至っては600pips近く逆行を食らったこととなり、

 

ここまでのアゲインストを食らったとなれば、

自分の見立ては完全に誤りだったと認めざるを得ない。

 

結局、豪ドルドルで先週作られていた下方チャネルラインを抜けたことが

短中期的なフラッグ完成となってしまい、

豪ドルの短中期アップトレンドを完成させることとなってしまった。

 

それでも、

0.6210アッパーの直近高値を抜かない限り、上昇トレンドは完成しないことから、ここを最後の防衛線だと思っていたが、それも昨晩突破され、完全に豪ドルの売りからは完全撤退することとなった。

 

もはや現状の豪ドルは、明確な下落転換が確認できるまで売りでは入ることができず

 

入るとするなら、こんな戻り高値の際でありながらも押し目買いということとなってしまう。

 

ただ、こんな高値から買うのはすでに手遅れすぎで、大口どもはもっと下からとっくに買っているはずである。

 

出遅れた連中にしても

週明けの東京市場が開いたとたん、下げたところから0.60アラウンドで瞬間的なカウンターで大きく豪ドルが買われたタイミングが

出遅れた大口どもの追随の買い場だったと思う。

 

現在の明確な上昇トレンドから大口が新規の売りを入れている気配はないが、

 

少なくとも現行の水準から新規の買いを入れているのは、短期ディール専門の投機の豚か、テクニカルの根拠からいまから買ってこようとする大衆たちだけであろうと思う。

 

たしかに、これら大衆はチャートリーディングとしては正しいと思うし、いまの選択は買いしかないとは思う。

 

しかし、ここまで明らかなアップトレンドが形成されてからの買いは

デイトレードスキャルピングレベルならともかく、スイングとしては遅すぎる。

 

自分のトレードももっぱらデイトレであるため、豪ドルを買うという選択肢はできなくはないが、

ここまで上昇トレンドが明確になって買うのは自分の中では遅すぎで、いまさら中途半端な水準で押し目買いなどもしたくはない。

 

やるとするなら、大きな押し目を待っての買いか、もしくはそれが崩れて

明確な、下落のシグナルを発してからの売りしか、自分のなかでは行いたくはない。

 

サポートが割れるにせよ、あらたな押し目となるにせよ

そのサポート割れ水準は現在は思ったよりも遠くにあり、

 

普通に見て、0.6110割れ当たりの水準。

 

かなり甘めに見ても0.6190あたりを割り込まないことには、現在の豪ドルの上昇トレンドは消滅しない。

 

買うには高すぎて、売るには危険…。

 

豪ドルについてはもはやどうにも手が出せない状況である。

 

いま市場で調子づいているのは短期の投機買い豚ばかりで

 

売り豚たちは虎視眈々と売り時を待っている状況であろうと思う。

 

つまり、売り豚たちは現在の豪ドル相場には参入してきておらず

 

短期の投機買い豚が幅を利かせているのが現在で

 

こいつらの狙いは、値ごろ感から売ってくる豚たちをどれだけ損切りに追い込めるか

 

また、いまだ売りを投げていない含み損を抱える豚たちをいかに損切りさせていくかに血道を上げている状況であろうと思う。

 

そうした強欲が消えない限り

豪ドルがどれだけ買いの過熱感があろうとも

短期の買い豚が豪ドルを買い続けることはやめないだろう。

 

こいつらの撤退タイミングは株価の底割れまではないと思う。

 

つまり、この投機的な豪ドル買いがワークし続けている最大の要因は、ウォール街あたりの能天気どもが、コロナウイルス問題があたかも解決したかのような楽観で、ユーフォリア同然に株を買い続けているからである。

 

最も悔しいのがあれだけ売りしかやりたくないと言っていたユーロ豪ドルを、このユーフォリアのさなか買い向かい続け、累積すれば1500pipsは買いでやられ続けたことである。

 

ユーロ豪ドルの売り目線を変えてしまった結果がこのザマで、悔しくて仕方がない。

 

自分が売りと思っていた時は徹底的に担ぎ上げられ、

買いに切り替えれば売り倒されるわけなのだから、どうしようもない。

 

こうした人の感覚の真逆に進み、人の感情を逆なでする動きとなるからこそ、

 

為替相場は一部の人間のみが利益を貪り、その他大多数が養分となってしまうのだろう。

 

ユーロ豪ドルも豪ドルドルと同様、レンジを下割れ抵抗、完全に中短期下落トレンド入りしてしまったが、豪ドルドルと同じ理由で、いまさらながら売りたいとはもはや思えず、

いつかどこかでくる大きな戻りがあったなら

あらためて売りを考えたいが

そのいつかくる大きな戻り局面がはじまれば、その上昇もまた止まらなくなりそうなため、その局面ではあえて買うことも検討したいと思う。

 

現在の豪ドルは株価の堅調さと連動しており

 

現在の楽観ムードのみを前提とした、しかしそれが市場の総意モメンタムであるかぎり、そう簡単には崩れそうにない株高がまたヒステリックに反転しない限り、豪ドル買いの底割れの期待は持てない。

 

豪ドルドルに話を戻すが、

この通貨ペアは、すでにテクニカル的には明確なアップトレンドを完成させており、上は強気で見れば0.64、控えめに見ても0.6280あたりまでは、さしたる抵抗帯が見当たらない状況となってしまっている。

 

もしも、これら抵抗帯すらクリアに抜いて、

0.67すら超えてしうような事態となれば

長期的な底入れが示唆される足型ともなりえてしまうのが、現在の豪ドルの上昇トレンドである。

 

結局、豪州中銀総裁の為替介入明言が効いたような形だが、

 

それ以上に、豪ドルの買い戻しを促したのはやはり、現下の株高であろう。

 

いくら当局が為替介入を明言していたとしても

株価が暴落してれば、豪ドルもここまで買われることはなく、むしろ売られていただろう。

 

ただ、為替介入の警戒感もあるため、それでも0.55を割り込むような底割れまでは進まなかったようには思う。

 

ここでドル円に目を転じてみると、週明けのドルが109.30まで上昇したとはいえ

 

その推進力がドル高ではなく、円売りドル売りによる円安の力であったら、その上値は限定的になる、とはすでに見立てていたが、

 

案の定、その上昇は限定的となってしまった。

 

円売りドル売り相場というものは

ドル円をのぞいたドルストレート通貨においてはドル売りが生じている言うことで

円安の力が弱まれば、そこに残るのはドル売りの圧力のみとなる。

 

自分がドル円の上昇の根拠としていたのは、

ドル買い相場であって

ユーロドルはともかく、豪ドルドルやポンドドルなどでここまでドル売りが起こるような相場では、継続的な上昇は望めない。

 

いくら円安とはいえ、ドル円における主体通貨は米ドルであり、ドル売り相場と円安相場がぶつかった時はやはりドル売りが優勢となりやすいのが常である。

 

結局、自分の見立てがまったく外れてしまったのは

現在生じている流れが、ドル買いではなくドル売りであったところである。

 

現在の相場がドル売り相場でという見立てに変更したとき、自分の為替市場における景色はがらりと変わる。

 

いまがドル売り相場として、

そんななかでも出遅れている主要通貨ペアが2つある。

 

それは、ユーロドルとドルカナダである。

 

ユーロドルについては、コロナウイルスの感染拡大が群を抜いていることや、欧州のもともとの弱さを考えるとと、いくらドル売り相場であっても戻りに期待が持てないことはわかる。

豪ドルの強さにおけるユーロ豪ドルの下落から圧力からやユーロポンドにおけるポンド買いからのユーロ売り圧力などを見ても、その上値の重さから買いに入る気が起きない。

 

目下、ドル売り地合いに支えられ、底割れを回避してはいるものの、その底堅さにはいかががわしさしか覚えない。

 

それに対してドルカナダについては

豪ドルドルが底堅く推移し

原油も底値圏からの反発を見せてきている状況にありながら、

いまだ大きく底割れせずに踏みとどまっている。

 

ドル売り地合いにありながら、現在のロンドン市場でドルカナダが底割れしないのは

 

ドル売り相場によってユーロドルが底堅く

かつ、本日は、ユーロ、ポンドともに買いが優勢の欧州通貨買い相場で

結果、対豪ドルのユーロ豪ドル、ポンド豪ドルすら前日終値比プラス圏にある状況から

ユーロカナダも買われてしまっている状況からであろうと思う。

 

ドル売り、欧州通貨買いという相場の綾で

何をとち狂ったか、対カナダドルですらユーロを買うというおかしなオペレーションが

 

ドルカナダを底堅くしているのが、本日のロンドン市場である。

 

ドル売り相場の様相が強まり

原油も底打ち気味のなかでありながら

ドルカナダはレンジを形成し、下抜けを踏みとどまっているのは

 

3月下旬につけた1.47アンダーからの下落が

3月末あたりに1.3920アッパーで止められたからで、

そこからは1.42ミドルあたりを上限、1.3920アッパーあたりを下限としたレンジが形成されたからであろうと思う。

 

ドルカナダのレンジ的な値動きを見る限り

ここでの豚たちは原油相場の本格的な反発をまだ信じていない、ということはなろうが、

 

豪ドルドルがここまで明らかな上抜けをしてきた状況においては、

ドルカナダの戻りも、もはや期待はできない。

 

ユーロ豪ドルは下値圏でレンジを形成していたが2~3日しかそのレンジが保てず

今週早々にそのレンジが下抜けて500pips以上も下落した。

 

それに対してドルカナダはいまだレンジにとどまり、そのレンジ滞留はすでに1週間以上続いているが、

抜けないレンジはないわけで

今後、ドルカナダがレンジを上抜けるか下抜けるか、といえば、豪ドルの値動きとドル安の地合いを勘案すれば

やはり下抜けの可能性の方が高いように思う。

 

これでドルカナダがレンジを上抜けるということとなれば

 

豪ドルのこれまでの上昇はなんだったんだ?

という脱力感しか覚えず

 

豪ドルの戻りこそが今回の為替市場における最大のダマシで、ただただ、楽観に支配されたユーフォリア的な強欲かつ投機的な豪ドル買いに、自分の売りはすべて飲み込まれた、ということになってしまうだろう。

 

短期的なテクニカルでいえば、

ドルカナダは上昇を示唆しており、

 

豪ドルドルが現在、4時間足の200smaに上値を抑えられていることを考えると、

 

ここで豪ドルの頭が抑えられ天井となり、ドルカナダは底打ちとなる可能性もなくはない。

 

いま豪ドルが天井を打てば、かなりのリスクリワード比での売りが奏功することとなり

 

ドルカナダにおいても、ロングが奏功したほうが利益幅は大きく取れる。

 

ただ、こんなスウィートかつイージーなオペレーションが成功するならば

 

為替相場で誰もかれもが負けるというようなことは起こらない。

 

この期に及んでも豪ドルは買われるからこそ、大衆が焼き払われ、一部のグリードが利益を貪ることができるのである。

 

豪ドル買いのユーフォリアがまだまだ続くとするならば

ドルカナダもどこかで底割れすることは必至である。

 

ということで、豪ドル売りについては完敗を認め、もう当分触らないかわりに

レンジにとどまっていることで、下割れを回避できていることで、

結果、ドル売りが大幅に出遅れているドルカナダを売りことにする。

 

ポジション

USD/CAD  S  1.4052 1.4048 1.4044 1.40438 1.40437