トリプルビンタどころかフォースビンタ。いま為替市場の秘密がわかったかも…いまはドル買い相場でもドル売り相場でもない。そんななか、もうドルカナダは売る。そしてドル円買い

本日明朝、午前4時過ぎ

さすがに寝ないとまずくなり

 

ドルカナダのロングはその日の安値、1.3270の直下1.3267あたりに損切りをし、就寝した。

 

目が覚めて仕事をこなしたのちに、レートを見ると、昨夜と同じようなレート。

 

しかし、ポジションを見るとポジションがない。

 

自分が眠った30分もしないうちに

ドルカナダはもういちど安値を更新し

レートは1.32665で底打ちをしていた。

 

自分が損切りを置いていたわずか0.5pips下である。

 

損切りをした結果、またポジション消滅である。

 

そこで嫌になって、1.3280アッパーながら売りに転じることした。

 

しかし、これがまた1.3300を超えられ損切り

 

トリプルビンタどころの騒ぎではなく、5連続の負けである。

 

ここのところ、ずっとやられっぱなしで

2月が下旬にいたってもその不調は続いている。

 

ここのところの負けの要因を考えると、

自分はドルカナダについて徹底的に順張りで動いているつもりだったが、それを裏切られ続けているということは

大きな意味ではレンジが続いているということである。

 

ドルカナダがここまで順張りがうまくいかないとなれば、もう逆張りに切り替えることとした。

 

今週は一貫して、東京、ロンドンがドルカナダを買ってくるのに

NYは売ってくる。

 

トレンドの流れをドルカナダのダウントレンド転換させようとNYは考えているが

東京、ロンドンはまだそれを逆らっている状況である。

 

1.3307、1.3306、1.3307と

ここ何日も

ドルカナダは1.3310アンダーでことごとく上値を抑えられ続けている。

 

これは1.3300より上には強烈な売りの供給があり、ドルカナダの上昇がすでに否定され始めている兆候であるように思う。

 

ドルカナダが持ち合い上抜けし、高値を追うとしても、ドルカナダはすでに戻り相場の末期にあることから、ここでの長期持ち合いはあまりにも状況が悪い。

 

これだけ高値圏にあるなかで、これだけ膠着をしているから持ち合いを抜けるのは、上よりもむしろ下の可能性の方が高い。

 

ドルカナダは今週上窓を作り戻りを試し続けてきたが

ドル円、ユーロドル他、

その他通貨ペアでもそれぞれれに一定の窓開けが起こったが、

あらゆる通貨ペアが窓を埋めたのに対して

ドルカナダのみがまだその窓を埋めていない。

 

コロナウイルス問題のリスク要因からのリスクオン地合いであらゆる通貨は各リスクオン方向に窓を開けた状況ではあるが、

 

そこからの株安

株安ながらドル買いが起こらず

ユーロドルの戻りやドル円の反落などに見られるドル売り相場

 

これらに動かされながらドルカナダのみが

全体の流れからまったく相関しない流れを続けている。

 

昨夜と本日おいてもしかり。

 

本日は、ユーロドルの戻り継続、ドル円のふたたびの下押しなどどちらかといえば、ドル売り地合いに進んでいるが、

でありながら、ドルカナダはドル売り相場で相関して下げるどころか

 

ユーロドルの戻りにともなう

ユーロ買いでのユーロカナダの上昇から

ドル売り相場において、1.33を超えるというねじれの状況を生み出している。

 

昨年のドル売り仕掛け相場が格好のサンプルとなるが

 

あのとき、ユーロドルは1.1240あたりまでもどりをみせたとき(これはほんとうにふざけてた…)

ドルカナダは1.300すら割れ

ドル円も108割れまで下落した。

 

これこそドル独歩安のドル売り相場というやつで

 

それを考えれば、現在のユーロドルの戻りとともにドルカナダも上値を追うという状況は、すでにドル売り相場という流れの相関はなく

各通貨ペアが強弱まちまちの動きを続けている、ということである。

 

現在がドル主体相場でないと考えたとき

相場の主役として暫定的に考えられるのは、

 

豪ドル

 

なのではないかと思う。

 

いまは豪ドルが徹底的に売られており

その派生であらゆる通貨ペアが振り回されている

 

ユーロ豪ドル、ポンド豪ドルの上昇はもちろん、

ドル円も大きく下落中。

 

もっとも豪ドルの動きを決する豪ドルドルはといえば、年初来安値の位置で張り付いたままである。

 

通常、ドル円とドルカナダは

ともにドルをファインデング通貨(つまりペアがドル○○と前にある)ことから

相関した動きを取りやすいが

 

現在の相場はドル円が上昇すればドルカナダが下落し、ドル円が下落すればドルカナダが上昇、と逆相関の動きをしている。

 

これはなぜか、といえば

結局、秘密は豪ドルにあったように思う。

 

ドル円が上昇するときは、円売りが主体としなり豪ドル円が上昇する。

 

ここで豪ドルドルからはドル売りが起こり

ドルカナダは下落。

 

ドル円が下落するときは

豪ドルが対円から売られ、

この状況は豪ドルドルにおいても豪ドル売りのドル買いとなり、

ドルカナダは上昇する。

 

やはり現在の中国のコロナウイルス拡大のリスクにおいて、徹底的に弱気になっているのは豪ドルである。

 

現在は豪ドルが基軸通貨のような状況で

とはいえ、豪ドルの取引量の小ささから

豪ドルにからまない通貨ペア

たとえばドル円やユーロドル、ドルカナダなどに、トレンドを与える力まではないといえ、なればこそ、あらゆる通貨ペアはレンジを超えられない、ということなる。

 

いま高値圏にあるドルカナダがレンジを繰り返すということは

続伸というよりは、転換下落する可能性のほうが高い、という結論に至った。

 

前置きが長くなったが、さらにドル円

 

ドル円は、やはりロールリバーサルラインの暫定としてみなしていた110.30は割れ、もう一段下のライン110.10も割れ、110円割れまで下げが進んだ。

 

しかし、本日は、110円割れから反発し、まず110.10は上回り、110.30のラインも再び上回っている。

 

結局、110.10は割れたものの、ふたたびそれを上回り、110.30も上回ってきたとなれば、

110.10~30のロールリバーサルは有効で

112円アッパーからの下落調整は終了した可能性が高いということとなる。

 

112円アッパーからの下落は

そもそも111.80アッパーに強固なレジスタンスがあり、

ここを抵抗帯として売りの投機が仕掛けられた結果であったろうと思う。

 

先週2円あまりもの強烈な上昇過程においては、111円後半から112円越えに至ってすら買ってきたにわかの買い豚たちがいたはずで

 

このにわかを刈り取っていくためには、一定の下げが必要だったのかもしれない。

 

111円どころか、112円で買っていったにわかの豚どもは、少なくとも110.30や110.10を割らない限りはポジションを投げることはなかったはずで

売り投機の豚どもは、ダウのここ数日の下落に乗じてドル売りを一気に仕掛けていったように思う。

 

先週からドル円はやたら流動性が高まっており、

1日の平均値幅がこれまでの50PIPSあたりから、100PIPS近くに跳ね上がっている。

 

ここ2日で2円余り下落したドル円だが

巻き返しも同様のボラティリティで進む可能性もあり、

本日、一気にドル円売り仕掛けからの買い戻しが入れば、ふたたび112円をうかがうような状況になる可能性は、決して低くはないように思っている。

 

ポジション

USD/CAD  S 1.30033 1.32929 1.32921  

USD/JPY  L  110.256  110.281