先週末の雇用統計はほとんど値動きがなく、ドル高方向で微益を取って終了
先週末の雇用統計。
ドル高方向を大いに期待し、ドル円の押し目や豪ドルドルの戻りで待ち構えていたが
結果はほとんど値動きがなく、こちらもやりようもなく早々に終了した。
ドル円は108.30あたりまで押さず、そこから強引に買ってはみたものの伸びが悪く、108.50アッパーで利食いで終了。
豪ドルドルに至っては、0.6アッパーで売りを売れるも、若干上に担がれ損切の後、0.6010あたりから売り直し。
それでも、0.6を明確に下回らずに、0.59あたりで利食いしてすべて終了となった。
結局、雇用統計前にロンアニどもに、ドル円が107代から108越えまで、
豪ドルドルに至っては、0.6070アンダーから0.6割れまで、
大幅にドル買いで先食いされたことで
結局はドル買い方向への上値下値余地はほとんど奪われてしまったのだった。
自分はロンドン時間にこのロンアニどものドル買いの初動にうまく相乗りで来ていたが
雇用統計を警戒し、自分の場合は微益で逃げたが、ロンアニどもはとことんまで先食いに走ったことで
こちらが雇用統計を待つ頃にはドル高方向が一段二段進まされてしまっており、
もうその余地を奪われてしまった週末となってしまった。
最近の雇用統計はこういうことが非常に多く、発表前にすでに進むべき方向の大部分をロンアニどもに先食いされてしまっていることが多いように思える。
結局、雇用統計から乗っかろうとしても、ロンアニどもに出がらしのようにされてしまってレートが動かない、というのが最近の雇用統計のテンプレになりつつあるのかもしれない、と思うことがしばしばである。
最近、雇用統計の発表方法を変えたとかなんとか聞いたことがあるが
その発表手段の変更は、これらロンアニどもがインサイダー的に事前に情報をつかんでいたからのように思え
また、今後、発表方法を改善したところで、この手の輩は相変わらずインサイダーの手段をなんとかして得られるのではないか、と思えてしまう。
となれば、雇用統計の発表など、そうしたインサイダーのみが事前に食い散らかした織り込みレートがその基準レートとなり
雇用統計の発表からはレートが動きようがないということになる。
であるなら、今後は雇用統計の結果などで一喜一憂する意味などないも同然だが
それでも、まだまだ為替界隈では、雇用統計をお祭りの様に考え、その発表に固唾を飲むように待ち構えている感じがする。
もはや雇用統計など、レートを動かす最大経済指標などではなくなってしまっている、とするならば、そんなお祭り騒ぎは、とても滑稽な構図である。
ということで、今週からまた仕切り直しとなるのだが、
自分としては相変わらず相場の方向をドル買いで見ている。
その主要な目線は豪ドルドルの売りだが、
それと勝るとも劣らずドル円を買いたいとは思っている。
ただ、最近のドル円はとにかく押しが浅すぎて、まともにロングする間もなく取り残されているうちにどんどんレートが上に上がってしまっているような感じがする。
今朝もドル円のそれなりの押し(少なくとも108.20あたり)を待ってチャートを見ていたが、ドル円はというと108.40すらまともに割れてこない。
また買い場を得られないまま、ドル円が一段二段上がってしまうのか…。
しかし、待ちきれず108ミドルから飛び乗って買ったところからはじめてまともな押しが来て踏まれる、ということもあり得るわけで
もうこのまま上に行かれたらあきらめることにして、まずは押し目を待ちたいちと思う。
同様に、豪ドルドルについても、突っ込んで売ることはせず、跳ねあがってくるのを待ちたい。
まあ東京市場の開いていない今の段階で、ドルを買っても売ってしょうがないので、とりあえず焦らず待とうと思う。