ドルカナダロング、利食いでスクエア。インサイダーのインチキ子豚が中期ストリームに押し込まれるも、またものお献立相場に尊重相場がぶつかることで値幅が作れず。
USD/CAD L 1.31239 1.31247 1.31290 1.30292 1.31294 → 1.3147 利食い
ドルカナダのロングポジションで週をまたぐことはやめ、上記ですべて利食いした。
今回のロングポジションは、
浅くても1.3155あたり、そこから、1.3165、1.3170、1.3200と段階的に利食いの指値を置いていたが、やはり、握り切れなかった…。
ドルカナダは、1.3170どころか、
1.3150の段階ですでに頭打ちとなったことに嫌気がさし、成行ですべて利食いしてしまったわけである。
もうこれ以上引っ張っても、突然の大きな売りが来た時に、含み益がすべて消え去る恐怖に打ち勝てなかった。
本日もなんとか含み益を作ることができたが、数時間かかわって、20pipsかそこらしか利幅を作れておらず、
しかも、今夜のカナダ経済指標の寸前には一時わずかながら含み損にすら転落していたので、
週末でもあるし、利食い千人力でホールドするのをあきらめた。
結果、すべて利食いし、フィニッシュ。
1.3150あたりで、利伸ばしをあきらめたのも、別に感覚的なものではない。
1.3150アッパーの水準は、
1.3120~1.3145のレンジゾーンの上に超過している水準であり、
短期投機の豚にとっては、買われすぎで売りを入れたい水準である。
この領域を現在の売り豚が意識する価格帯と考えれば、このあたりから一時押される可能性が高まるように思えた。
1.3150から1.3160あたりをするすると上昇してくれていれば、売り豚はさらに上から売り込むことが想定できるため、もう少し引っ張れたが、1.3150アッパーからすでにレートが膠着している段階で、このあたりから、すでに戻り売りを狙う逆張りの売り豚たちが現れてきたことをうかがわせる。
ただ、レンジゾーンの上抜けなので、ここから続伸、とも考えられなくもないが
本日は早くも週末で、時間がたてばたつほど流動性が低下することが予想され、
本日の戻りはこのあたりが限界であるように思えた。
1.3150より上には、1.3150~1.365という値幅は小幅ながら、下のゾーン以上に強固と思われるゾーンがあり、
このレンジゾーンの下限で、すでにドルカナダは上値が抑えられている段階で、
1.3170あたりから戻り売りを仕込んでいる売り豚にとっても、1.3150あたりは叩きたいゾーンであるように思える。
今夜のドルカナダは、投機的なチョッピーな動きが多く、一時、含み益が乗っていたポジションが、NY参入後、一気に含み益を失い、数pips程度のアゲインストながら、一時、含み損をかかえる状況となった。
今夜のドルカナダは、ロンアニのみならず、NY序盤の連中も、最初は売ってきた。
ただ、ロンアニ時間のドルカナダ売りと、NY時間序盤の同売りは、
同じドル売り、カナダドル買いであっても、その内実は異なっているように思えた。
東京時間19時あたりまでのドルカナダ売り、東京刈りをするためだけのロンアニの投機売り。
22時あたりからの、ドルカナダ売りは、インサイダーによるものだったと感じる。
本日は22時半より、カナダの11月小売売上高が発表されたが
これを見越したかのように、発表前の段階の22時になる数分前、21:57あたりから、突然、5分足レベルでみたときに露骨なまでの連続陰線が作られていった。
22時から発表の22時半まで連続陰線で攻め立てられたため、
都合6本の陰線が連続で作られていった。
あまりに異常なかつ一方的な下落で、これは、22時半に発表されるカナダの経済指標が予想を上振れることを知っているインチキ豚の、インサイダー売り、であろうと思ったら、
案の定、結果は予想比プラス。
ポジティブ材料なので、ここからカナダドル買い(つまりドルカナダ売り)が起こってもおかしくはなかったが
結果的には、1.3120のサポートを割れず、そこに嫌気した豚どもの買い戻しが強まることとなった。
自分としては、今夜は、1.3120のサポートが割れないと思っていたので、経済指標をそのままドルカナダロングでホールドしていたが、結果的にはその思惑通りとなった。
なぜ、今夜ドルカナダの経済指標の結果が予想比プラスだったのに、カナダドルが買われなかったかというと
いまや短中期レベルでドルカナダはアップトレンドを形成しているからであろうと思う。
ほとんどの大豚はこの波に逆ってまで、インサイダーしなかったが、一部の豚だけは、予想比プラスでドルカナダが発表直後の下値跳ね狙いで先出しジャンケンの欲に駆られたように思う。
もし、今夜の経済指標の結果が、この短中期アップトレンドをひっくり返すほどのインパクトがあるものであるなら
昨日あたりから、その他インサイダーも加わり、ドルカナダはもっとじりじり売られていたはずで、
指標発表の30分前からいきなり売り玉を重ねていく、という流れは
インサイダーのなかでの結果を知っていながら何もしないことに我慢できなくなった一部のスケベどもが、指標発表での値幅を取ろうと事前に売りを仕込んで入ってきたのだろうと思う。
ただ、こんな一部の小銭拾いの売り豚はともかく、今夜の経済指標の結果については、ほかの大口の売り豚も知っていたはずで、この連中がもっと事前から動かなかった段階で、まだまだドルカナダ売りは、市場の総意とはなっていないのだろうと思う。
NY時間はこのあとも、ふたたび投機的な動きが出てきた。
次に出てきた時間は0時過ぎあたり
ドルカナダは短期足レベルで突然大陰線を作り、わずか1分ほどで10pipsあまり下落した。
たかが10pipsといえども、本日の変動幅を考えるとそれなりの変動率である。
ただ、指標発表前からドルカナダを売っていた豚が、下押しでの売りの利益を取ろうとしたのに対して、
0時から突然大玉でドルカナダを売ってきた豚は、実はドルカナダを買おうとしている連中だったように思う。
ではなぜ売る必要があったか。
それは、買いを作るためにまず、大き目の売りを作って、突っ込んで売ってくる豚をダマシ、そこから担ぎ上げることで、これらの売り豚の損切りを燃料としながら上値をより伸ばす、というのは、この手の豚どもの常套手段であるからだろうと思う。
本日のドルカナダの売りは
都合3回行われたが
1回目、ロンアニの東京刈り目的
2回目、経済指標の結果を事前につかんだインサイダー
そして、3回目が、ドルカナダを買うつもりなのに、買い豚を振り落すダマシの売り
と、三者三様の目的で売りが作られたように思う。
以前述べたことがあるが、ドルカナダの週末はお献立相場が起こりやすい。
ドルカナダを取引する豚たちの週末のお献立は
・基本、売り持ちしたくない。
ということと、
・前営業日(普通は木曜)の流れから調整の逆行が起こる
という二大特徴を持つ。
昨日の木曜の相場が小幅陰線で終えたことから、本日金曜は陽線引けが期待される。
ただでさえ、買い持ちで終えたがるドルカナダが、前日陰線引けとなれば、本日はより陽線引けで終わりやすい。
ということで、本日のドルカナダのロングは個人的にはほぼ鉄板ではあった。
今夜のカナダの経済指標が予想比マイナスであったなら、ドルカナダはもっと元気に上値を追っていたと思うが、結果はカナダドルにポジティブな内容となったのだから、ここではさすがに尊重相場が生じざるをえない。
とはいえ、結果的にドルカナダは買い圧力に屈しているわけだが、今夜の尊重相場が上値をある程度抑えて、さらに週末という事情も重なり、
その値幅が乏しいものとはなってしまったように思う。
まあ、そんななかでも、ほぼ思惑通りに相場を展開できたことに満足しておきたい。
今週はこれにて終了。
今週は比較的堅調に収益を上げられる週ととなった。来週もこの調子でいきたいものである。
ただ、来週は1月の最終週。
毎月最終週は、翌月の流れを見越したポジションニングが行われやすい。
場合によっては、トレンドがいきなり真逆に進みだすこともある。
その意味で、来週は
今月の流れを覆すような急展開が起こる可能性もあり、来週は、その点も踏まえて、警戒を怠らず通常以上に慎重な取引を心掛けねばならない、と思っている。