ドルカナダ、初動を売るが、結局買い
今夜の雇用統計、
自分が注目しているのは米国よりもカナダのそれだが、
先月とは真逆に予想比プラスという結果となった。
当然のように初動はカナダドルは買われ、ドルカナダは下落した。
自分は初動の下落を見て、1.3040アンダーから売っていったが、
1.3030アンダーが硬いことから、ほぼ同値で利食い。
あえて買いに切り替えた。
ドルカナダの1.3030割れ水準は、昨日の日通し安値にあたり
ドルカナダが大きく下落に回帰するためには、初動の下落加速からそのままそこを割り込んでほしかった。
しかし、実際は、昨日の日通し安値の数PIPS上からすでに買い戻しが入った。
現状、ドルカナダは年末の下落トレンドから、短期レベルでトレンド転換しており
カナダの雇用統計の結果云々だけでそれを転換させることは困難になっている。
もちろん、それができた可能性もあるが
現状、値動きをみるかぎり、それだけでは無理である、ということが示されている。
さらに米雇用統計の予想比悪化でも下値の堅いドル円や、相変わらずのユーロドルの上値の重さから見ても明らかだが
現在は大局でのドル高相場がいまだ消えていない。
さらに原油相場は今夜も下落を進めている感じで
このドル高方向への多数の圧力が、ドルカナダの下落を困難にしている。
唯一?メンツを保っているのが、ユーロカナダの下落で
さすがにカナダの雇用統計の結果を受けてすら、カナダドルがユーロに劣るということは否定するユーロカナダは下落気味であるが、やはり原油安の影響か日足レンジゾーンの下限、1.4470アンダーから下あたりではそれ以上落ちにくくなってきている。
カナダ円も、前日比プラスで、そのメンツを保っているようにも見えるが、
それは円安から派生したものであって、
必ずしもカナダドルの強さによるものばかりではない。
またもインサイダー(?)的な邪説を述べるとすれば、
昨夜、NY時間からドルカナダは1.31アッパーを高値にトップアウトし売られてきたが
これは、昨夜のNY勢の一部が、本日のドルカナダの雇用統計の予想比プラスを事前に知っていたからなのではないか、とすら思えてきている。
がゆえに、昨夜からドルカナダをインサイダーで売り持ちし
そして今夜のカナダ雇用統計の事前結果日プラスで何も知らない豚たちがドルカナダを一切に売り下に落ちはしたものの
その底値ですでに利食いし終えたのではないか、と邪推している。
その安値は昨日の安値すら更新できていないことから
このインサイダーどもの狙いは
大衆のカナダドル買いに乗じて一過性の利益をむさぼることだけが目的で
そもそもドルカナダに継続的な下落など想定していないのではないかと思えてくる。
ドル円は相も変わらず109.70で上値を抑えられるているような状況ではあるが、
それでも下落は緩慢で
ようやくあらわれてきたドル円の売り豚の売り圧でも切り崩しきれていない。
今週一貫して上昇し続けていたのだから、
109.70あたりはいったんの利食いと
新規の売り豚の重なる交差点で
週末において若干値を重くしているかもしれない。
いまさら現金な売り豚が売り参入してくるドル円に今夜は興味はない。
テクニカル的な節目からどれだけ売り豚が売り参入しようとも
いまのドル円は下に向かってずらっと買いが待ち構えており、
鼻息荒くその買い場を待っている。
今週2円以上も上げ続けたドル円なのだから
このくらいの押しはあって当然であろうと思う。
今夜は調整でずぶずぶ沈もうが
やはりの強欲ドル買いで盛り返そうが、どうでもいい。
ドル円はそもそも短期的に見て、尋常でない超過水準に達しており
そもそもここにいっさいの調整がなかったことすら異常である。
現状のドル円は108円ミドルまで沈んでもなんらおかしくはないほど買われすぎている。
ただ、そこまで下落しようとも、ドル円はまだ下げトレンドへの転換はお預けだろう。
106円代に至るまで、豚どもがずらっと買いで待ち構えているのだ。
というか、そんなところまでそもそもドル円が下がるのかどうかすら疑問である。
ポジション
USD/CAD L 1.30362 1.30367 1.30369 1.30370 1.30427