さすがにもう無理…すべて決済しスクエア

 

本日の相場はドルカナダ以外は見立て通りに進んでいた。

 

ユーロ豪ドルは下方チャネルのほぼ下限まで結局到達し、1.6150アッパーまで。

 

ここまで試した後、ふたたび戻りを試し始めているため

秩序ある下落を繰り返すならば、いまいちどチャネル上限、そこまでいかなくてもそのミドルラインあたりまでは戻りを試すであろう、というところである。

 

昨日からの戻り売りをそのまま保持していれば、完全い奏功した形で

1.62で早々に利食いしてスクエアにしたことが裏目に出た感じである。

 

昨夜、いきなりのスプレッド拡大で、1.6270アッパーで切られるという状況がなかれば、もっとユーロ豪ドルの売りに確信が持てていただけに、悔やまれる結果である。

 

ユーロドルは、やはり1.1090からの上の買われすぎ状況は解消され、高値レンジゾーンの内部に戻ってきた。

 

この高値レンジゾーンは下限が1.1030あたりにあり、そのあたりまでは下値余地があるようにみえる。

 

 

唯一の誤算がドルカナダで、

戻りを試すにしても、雇用統計の想像以上の悪化というカナダドル売りという逆流は想像もしておらず

 

おとといの下落をほぼ全戻しするような勢いの上昇である。

 

ドルカナダについてのみ大きく見立てを外してしまったが、

 

最悪なのは、そのドルカナダのショートだけで本日は戦っており、しかもポジションをかなりはっての勝負をしてしまった。

 

なんで、毎週毎週、週末になるドルカナダは買い上げられるのか…。

 

本日は、ユーロ豪ドルのショートのほうがよほど素直に下落した。

 

本日、ドルカナダは前日安値から100pips以上上げている。

 

ドル円は下落し、雇用統計の効果を剥落させていったというのみ

 

ドルカナダのみ、なおも継続的に雇用統計の結果を踏襲したカナダドル売りが止まらず、またぞろ本日の結果を受けての利下げ観測が浮上し始めており

 

これが一昨日の金利据え置きというカナダドル売りをトップアウトさせた転換を、ふたたび転換させるような状況となっていた。

 

かつては抜群の相性のよさを自認していたドルカナダだが

 

10月末から相場観を見誤って以降、

いつのまにかユーロ豪ドルを抜き、今年の負け頭の筆頭になってしまった。

 

ドルカナダは売り上がりを繰り返したが

週末特有の高値張り付きが本日も起こり、

ドルカナダはさすがに今夜のうちに下落しそうもない。

 

ドルカナダはもともと戻りを待っていたが

あまりに戻らず、突っ込んで売りでついていったこともかなりの安値圏からの売りで危険なところもあったが、

ここまで全戻しに近い買い戻しが起こることは想像していなかった。

 

しかし想像の外を常に行くのが相場である。

 

しかし、いまさらならが後付けで相場を見れば、

ドルカナダがここまで大きく戻る可能性はテクニカル的には起こりえる状況ではあった。

 

それは4時間足にその兆候はあった。

 

まず、一昨日、ドルカナダが底割れするとき、

4時間足でのボンジャーバンドはスクイーズしており、ブレイクの準備が整っていた。

 

結果的には下に割れる方向で

バンド幅はエキスパンションしていったわけだが、

 

そこから昨日続落し、本日持ち合いに移行するなかで

その広がったバンド幅は収縮することなく、雇用統計の時間を迎えることとなった。

 

このレンジ幅が一切の縮小をしなかった理由は、

昨夜NYに1.3150アッパーでドルカナダをロングで拾われてから以降、

20時間以上、値幅のないなかで進んでしまったことにある。

 

この値動きのなさがレンジのさらなる拡大も縮小も妨げる結果となり

 

そのぶん、ドルカナダが戻った場合に大きく値を戻す上値余地を作ってしまった。

 

この拡張したレンジ幅は

ことによれば一昨日の下落を全戻ししてもなんらおかしくない状況のままそのまま雇用統計を迎え、結果、カナダ雇用統計の結果の弱さがカナダドルの強烈な買い戻しを生んでしまった。

 

ドルカナダは途中、売り上がりをしたものの、この上げを売り場として拾う豚はほぼいない状況で高値張り付きとなってしまい、その状況はNYの時間の間、転換することはできなかった。

 

結局、雇用統計以後に作ったショートもまとめて、以下ですべて決済し、スクエアに。

 

USD/CAD  S  1.32655 1.32625  1.32597  1.32525  1.32445  1.32437  1.3240  1.32418  1.32395 →決済(利食い損切り

 

ドルカナダはユーロ豪ドル同様、

健全な下方チャネルを形成しつつあったが

それを大幅にオーバー主として、下方チャネルを下に突っ込みすぎた結果、それを急激に巻き戻し、

ふたたびもとあった下方チャネルのなかにまで戻ってきた。

 

一度ブレイクした下方向の流れからが反転したうえで、この下方チャネルを上抜いた場合は、

一昨日からの下落は戻り相場の単なる調整、もっといえばダマシの下げだったということとなり、

 

いまの戻りは戻り相場どころではなく

月足レベルでみたときの上昇トレンドの継続すら示唆する、強い上昇トレンドの可能性が増してくることとなる。

 

実は月足レベルの大局で見た場合

ドルカナダは大きな上昇トレンドがまだ否定されていないとも見て取れる。

月足ベースで見た時の1.2810アッパーをその押し安値として見た場合は、すでに上昇トレンドは転換しているが、この押しをノイズと考えれば、押しの位置は1.19アッパーまで下がり、

これすらノイズと考えると

ドルカナダの強烈な月足レベルでの押し安値は1.06ミドルあたりまで下がる。

 

これは現在のレートから見れば2500pips以上下に位置しており、

もちろん、現状、一度もそんな安値は試していない。

また、1.19アッパーの押し目についても試されていない。

 

ドルカナダが今後ふたたび1.3330のレジスタンスを試し、ここをついに突破することとなれば、上値メドは低くみても1.37以上、高く見積もれば、1.47ミドルまで拡張されることとなる。

 

低い目標値でも現在から400pips以上、高い位置ならば1500pips近く上値を追うことなる。

 

そんな事態が想定しがたく、自分はこれまでドルカナダはほぼ売り一択でトレードしてきたわけだが

 

本日の結果を相場がより重視し、利下げ期待が高まれば高まるほど

ドルカナダは上記上昇方向に進んでいく可能性が高まってしまったのが本日である。

 

カナダの雇用統計の結果がよくなくとも、ここまでの悪い結果であってほしくはなかった。

 

年末のこの期に及んで、ドルカナダがこんな展開になるとは残念である。

 

1.3330を超えない限りは、ドルカナダはまだ売り目線で見ていきたいとは思っているが、

 

来週以降はもう売り一択でドルカナダを見ることは難しくなっている。

 

数日前に思い始めてきた、ドルカナダはやはり落ちないかもしれない、という嫌な予感は、そのときよりいまのほうがより強烈に思うようになっている。

 

ドル円の相変わらずの上値の重さを見ても

去年の今頃のように、

ドル円下落に逆相関し、ドルカナダが上値を伸ばしていく、という可能性はやはり排除できない。

 

本日のドルカナダの負けによって

結局、今週のプラス収支をまたすべて吹き飛ばしてしまった。

 

来週はしばらくドルカナダは様子見に徹するしかないかもしれない。

 

いまさらながら、昨日今日は、ユーロ豪ドルのショートに徹しておくべきだった。

 

昨日、戻り目にはしっかり到達していたし、売り時としてはやはり間違っていなかった。

 

そしてドルカナダは、やはりあまりにも売りに入るのが早すぎた。

 

ドルカナダの本日の戻りは、直近高値から昨日の安値を結んだフィボナッチの61.8%でかろうじて上値が止められている。

 

また200日移動平均線も超えることはなく

そして週足も陰線のままで引けた。

 

その意味ではまだまだ下落の可能性が消えたわけではないが

 

とにかく本日のカナダドルにとっての状況が悪すぎた。

 

そして、この急激すぎる上昇は、1.3200から1.3250の間にあるあらゆる中間レンジを一気に突破してしまっており

この間のゾーンを真空領域のような状況にしてしまっている。

 

現在の戻り相場を打ち消すには

テクニカル的な下げのみならず、今夜の雇用統計の結果にあっても、今後の金融政策は揺るがないといったファンダメンタルズ的な材料がなければならないようにも思う。

 

その意味で来週からドルカナダで検討すべき戦略は、売り継続というよりは、

むしろ押し目買いかもしれない。

 

少なくとも反転の展開がかかりやすいNY時間までは…。

 

一昨日の上昇トレンド否定の下落トレンドを作った起点はNYであり、

また今夜、その下落を否定したのもまたNYである。

 

その意味で、来週の月曜はどんな動きとなろうともNY時間まではあえて買い目線で見続けるか、もしくは様子見、と考えるのがベターな戦略だとは思うが、

 

本日の大敗を反省する意味で

やはり来週の月曜はトレードは休もうと思う。

 

今月は堅調に推移していたのに

たった1日でまたすべてがひっくり返されるというこの激しい流れには、ほとほと疲れ果てた…。