ドルカナダ買い増し

先週末にエントリーしたドルカナダは、小口ながらいまだホールドしている。

 

昨日の日本祝日の月曜は、

ドル円こそ、上値ブレイクの仕掛け的な日となったが、

その他ドルストレートはいずれもレンジの範囲を超えられない日となった。

 

そして本日、いつもどおりやってくれたよ東京勢…といった感じで、ドル円はかなりの月日頭を抑えていた110をブレイクし、110.20アッパーまで。

 

東京勢単独の110円台へのフライトである。

 

これが東京勢お得意の伝統芸、天井掴みとなるか、それとも中長期のアップトレンドに向けてのトレンドフォローとなるかは、今夜のNY次第であろう。

 

とりあえず、東京勢に主導権を握らせることが大嫌いなロンアニは、ドル円を上から叩き、109円台に沈めている。

 

もともと昨日、109.80の抵抗帯を抜いて、109.90台をのぞかせたのはこいつらなのに、本日は売りからとか、ロンアニも相変わらずのクズどもである。

 

それはともかくドルカナダである。

 

週末以降、1.3030アッパーでホールドしているドルカナダは損切りにあたらず、祝日を明けて、東京時間にもんだあと、欧州時間あたりから買いが強まってきた。

 

短期足レベルでは買われすぎ水準に達しつつあるが、今年の自分の方針は、高いところからさらに買い、安いところからさらに売る、である。

 

もちろん中長期の天井圏からさらに買う、ということは流石に躊躇があるが、

現在のドルカナダは、中期的目線で見ると、まだまだ上値余地がある。

 

ドル円、ユーロドル、ポンドドルなど、

年末、ドル売り相場で訳もわからず、ドル安方向に突き進んだこれら主要通貨ペアは、年が明けてから、年末に売り込まれたドル売りの値幅をほぼ全戻しでひっくり返している。

 

それに対して、ドルカナダ。

こいつも年末はドル売りでかなり売り込まれ、週足のサポートすら破った下落を見せたが、

この通貨ペアについては、そのドル売りの下げ幅の半値程度しか戻せていない。

 

つまり、ドルカナダはいまだドル買い戻しの流れから出遅れているのである。

 

ドルカナダの戻りが出遅れているのは、それだけ、カナダドルが強い、ということだが、

今年の相場はとにかくドルが強く、イラン情勢の楽観から、原油は弱含んでいる。

 

この状況はカナダドルがいかに強かろうが、ドルカナダにおいては上昇圧力になりかねない動きで、実際、先週時点で、ドルカナダの売り圧はとりあえずの底打ちを示している。

 

とはいえ、先週末のカナダ雇用統計の強さからのカナダドル買いのムードは週を開けた昨日も続き、

先週末の雇用統計発表後からの安値圏のレンジを丸一日続けていたが、

 

本日の欧州時間、ついにそのレンジを上抜いた。

 

レンジを下抜けるようなら、しばらく持ち合い継続と見て見送るつもりだったが、上抜けしたため、エントリー準備。

 

欧州単独のレンジブレイクはしばしばロンアニに逆を食われ、騙しとなることも多いため、念のためロンアニ参入までエントリーを見送ったうえで、本日のロンアニは初動は素直にブレイク方向についていっていったことを確認しエントリーした。

 

ということで、東京17時過ぎから、ドルカナダの買い増しでエントリー。

 

最初のターゲットは、いまいちどの1.31超えで、ここを明確に上抜くようなら、次はレジサポ転換のゾーンとなる1.3130アッパー、

ここも抜けるようなら、1.32が視野に入り、

ここも抜ければ、1.33超えの全戻しが視野に入る。

 

完全に取らぬ狸のなんとやらであるが、

現状はリスクオンのドル高相場という、異常な状況にあるため、上記ターゲットもあながち絵空事でもないように思う。

 

通常、リスクオン相場の株高の場合、ドル売り円売りとなりやすが、

現在の相場は、リスクオンかつ、ドルの独歩高という、イレギュラーな相場が続いている。

 

これは現在の株高が材料視する主要テーマが、米中問題から、中東情勢の楽観に移っているからであろうと思う。

 

中東情勢の楽観は原油安を促し、これは原油相場と逆相関になりやすいドル買いを助長する。

 

この材料が2020年の通年のテーマとなるとも思えないが、少なくとも1月相場は、中東情勢の楽観を材料にした株高、原油安、ドル高、の相場が続きそうに思う。

 

もちろん、なんらかの突然のヘッドラインによって、相場が急変するリスクはあるが、

そうした事態が起こらない限り、テクニカル的な意味から、ドルが自律的に売りに転じる可能性は低いように思う。

 

ポジション

USD/CAD  L 1.30362 1.30674 1.30676 1.30692