禁断のポンド売り解禁、そしてドル円売り、ドルカナダ買い増し
いやあ…ポンド、やっぱ無理か…。
本日は、ポンド売りを仕掛けたが、見事に損切り。
1.2870あたりで売りをはじめたが、一時は1.2860割れなどで利食いが繰り返せたものの
結局、21時半に1.2885あたりの直近高値をあっさり買い上げられれ、短期売り豚を巻き込んでの損切りに自分もまきこまれ、全損。
いったん、1.1290を超えたが、そこをまた割り込み、1.290あたりでぐずぐずしているところで、再度売りでエントリーしたが、ポンド相場は一方的に進むところがあるので
このショートすら、またすぐ切られてもおかしくはない。
ポンドが買われる限り、ドルカナダに戻りの目はなかなか出ない。
今夜のカナダ経済指標は予想比を大きく下回ったようだが、
そこでカナダドルが売られ1.3100をのぞいてきたところで、また戻り売りが入ってきて、1.3090あたりに引き戻される。
ポンド相場が今夜も堅調だと
ドルカナダはまたもドル売りの豚たちの餌食となって
カナダドルの地合いに関係なく、下を追われてしまうのだろうか…。
少し相場を落ち着いて見られるようになったため、
本日の戦略をあらためて振り返りたい。
本日、自分は執拗にドルカナダを買い続けているが、
その最大の理由はポンドである。
現在のドルカナダ相場は、いや、あらゆるドルストレート通貨が、ポンド相場に支配されている。
上昇の根拠もないなかで、テクニカルムーブのみで上値を追っていたユーロドルはもちろん、米中問題にさしたる進展もなく、今後の利下げの先安観のある豪ドルドルさえ買われていったのについても、すべてポンドの狂気的な上昇がゆえである。
これはドルカナダにおいてもそうで
ドルカナダについては、自分は長期的には下落を見立ててはいるが、それは主に米国のファンダメタルズ的な意味からそうなっていくと思っているなか
そうした米ドル売りの圧力とはまったく関係のないポンド買いという地合いのなかで、下げてきた、ということはなんとも勝手が悪い。
これはドル円においてもそうで、
ポンド円の買いなどにみられるポンド買い円売りからの円売り圧力で上昇するドル円は
ドル主体で相場の趨勢を見定めたい自分からすれば、なんとも心もとない状況である。
こういう状況は、ポンドが再度下落し、ポンド円が下がれば、円買いか圧力から、いつでもドル円は反落するということである。
そんなポンドが相場を支配し、
あらゆる通貨ペアがポンド買いの圧力でオーバーシュートしたような状況を考えると
各通貨ペアの上げ幅、下げ幅は、本来の適正価格を超えたポンドの上げによって進んだオーバーシュートと考えている(為替レートに適正価格がそもそもあるのか、という議論については、今回は棚置いての話である)。
その意味で、ユーロドルの上昇は行き過ぎであったと思っているし
ドル円についても、ポンド買い主導の相場で上昇してきたという意味では、ここまでの上げ幅はまやかしに近いのではないか、と思い始めている。
今朝がたあらためてチャートを振り返った時
やはり、現在まで続いているドルカナダの売り仕掛けは
カナダや米国の要因はほとんど関係がなく、
すべてポンドの影響によるものという結論に至った。
ドルカナダは昨日も延々売られていたが
自身が考えていたサポート1.3070で反発し、
本日、また1.31をうかがうところまで戻ってきた。
1.3070あたりのレートは
ブレグジッドがらみでポンドが暴騰する直前まで基本戻り気味ながらもレンジを形成していたドルカナダの上昇の起点となったゾーンに密集しているテクニカル的にも重要なサポートラインと自分は考えている。
ここまでの下落を進めてきたドルカナダが
もしもカナダや米国の要因から下落してきたとすれば
このサポートは試されて当然の位置で
昨夜たとえ破られなかったとしても
その下まで突っ込んでもよかった。
しかし、昨夜は、1.3070あたりから下に突っ込んで反発したわけではなく
その手前から反発し、1.3070のサポートをまともに試すことすらしなかった。
これはドルカナダの下げがポンド高の影響から下押しをされはしたものの
ドルカナダ独自としては実は下げの要因はないため、その下落トレンドをテクニカルムーブにゆだねたという状況であるように思う。
結局、ドルカナダが下に追われたのは、ポンドドル高のドル売りから、テクニカル的な下値メドまでは下落が進んだだけ、というように、いまのドルカナダの相場を自分はとらえている。
それゆえに、現在のドルカナダの下落はポンド相場に大きく依存しており、ポンドが堅調な限り、その圧力はかかり続けるとは思うが
ここ数週間の強烈なポンド買いの相場にあっても
ドルカナダはテクニカル的な下値のサポートを限界とみるように、じり下げに終始しし、日足レベルのダブルトップを完成させてすら、その下げ幅を稼げていないのではないか、と思っている。
もちろん、ポンドがいまよりもさらにさらに高値を追っていくなら、ドル買い圧力はさらに強まり、ドルカナダもテクニカル的な底割れをさらに増幅させる可能性はあるが、
ポンド上昇にという要因のみで
ドルカナダが下値を追っていくというのは
やはり、1.3070あたりまでが限界だったのではないかと思う。
そして、そのポンドだが
昨日深夜の英議会採決の流れを受けて
ようやく上昇圧力が緩和し
昨日はかなりひさしぶりな形で、まともな陰線を作ってひけた。
昨日の米議会の採決がどのようなものであったのかは、どうでもいい。
それはチャートを見ればわかることで
チャートから見られることは、昨夜の米議会のイベントでもって、いったん上昇はピークアウトしたようにみえる、ということである。
ただ、いまだブレグジッド問題は、極端な楽観が支配しているため、ここから一気に再度の安値を追い続ける、というのはポンドの売り豚側にとっての、それはそれで別の意味で楽観するすぎる見立てではあろうと思うが、
為替市場の材料として、10月の大半を占めていたポンド買い、という流れは
昨夜の段階でひとまずは落ちつたのではないかと思っている。
そうなると、ポンドの要因のみによって、下を終われていたと自分が考えているドルカナダは、その下げの圧力(ドル売り)を失い、もといたレートへと戻っていく動きになるのではないか、と考えた。
実際、ユーロドルにおいては、ポンド買い劇場が収束したとたん、早々と天井圏でのレンジを下抜け、本日は、下値追いを繰り返しているような状況である。
ここで、掲題のポンド売り、ということについてだが
かねてより自分はそのボラティリティーの大きさから、資金管理上トレードし切れない理由から、ポンドの取引は控えるようにしている(ユーロポンドは除く)。
よって、ポンド相場において主力をなすポンドドルについては、自分はその他通貨ペアを取引するための動きの参考にする監視通貨にとどめているのが普段の基本だが、
本日のポンドドルは、昨日ピークアウトした流れの継続で、下値をただた追うであろうと思っていた。
そうなれば、ただ売ればいい、という話もあるが
ポンドドルについては、その上げ下げのボラティリティが自分にとっては大きすぎ
突っ込み売りについても、戻り売りについても、
基本、やりたくない、というのが基本である。
ただ、今夜の場合は、状況が別で
ポンドドルは、下落波動であると思っているなか
19:15ごろから、仕掛け的なショートカバーが入り、ポンドの短期売り豚の損切りを誘発するような上げが起こり、ポンドドルは、1.2855あたりから1.2885あたりまで上に上昇した。
このたった30分のできごとで、さしたる材料もないなかでのポンド買い。
完全に投機のおもちゃであるポンド本領発揮で
どこかのグリード連中が
さしたる理由もないなかでも
短期売り豚を損切りにかけるだけの理由でポンド買いをしてきたのではないか、と自分は考えた。
ポンドドルの短期的な売り豚どもはいきなり30pipsほどアゲインストにとられたわけである。
そのポンドの買い仕掛けを、自分はただ眺めていることしかしていいなかったが、
19:25ごろ、戻り高値1.2884あたりまで戻ったポンドドルが
19:38ごろには、その上げ幅を打ち消すような強めの陰線を1分足で作った。
これは下げ基調であると思えるポンドを短期的な買い仕掛けで損切りさせた買い豚の利食い、もしくは売り再開を意味すると考え
19:38に作られたこの1分足の陰線を戻り売りのシグナルと考え、
小口ではあるが、ポンドドルの売りを、1.2865あたりでショートエントリーした。
いったん、踏みあげられたところで、1.2875あたりで売り増しし、
1.2860をふたたび割れたところで、売りポジションの総量を、半分利食いし、また戻したところで売りを追加し、といった形で進めていたが
結局、NY参入前に、もう一段の高値を終われ
結局、自分のポンドドルの最初の売りは全損させられて終わった。
しかし、一度エントリーしてしまうと、再度エントリーしてしまうのが自分の悪い癖でもあるが
こうした陽動の上げ下げが起こる段階で
やはり、ポンドは現状、高値圏レンジに移行しており、少なくともさらなる高値追いは困難と考え、1.290上から再度売りで入った。
しかし、もうない、とおもうところからさらに高値を更新してくるのがポンドで、
何度も高値を更新され、何度も損切を食らった。
とはいえ、本日は、かなりひさしぶりにポンドドルを売り持ちしている。
そんななか、本日最もポジション量があるのが、ドルカナダで
これは、1.3090に近づくたびに買い増しし、1.3100に近づくたびに利食いという
スキャル的な利乗せを行いながらも
ポジション構成があまり変わらない形で、現状は、そこそこ大き目なボリュームでロングポジションをホールドしている。
現在、ポンドドルを売り持ちしているとはいえ、
ポンドドルは、なかなか下割れすることなく、わりかし底堅い形でいまも推移しはいるのが、いまのドルるカナダロングの状況としては、かなり気がかりうではある。
ポンドドルの執拗ともいえるまでの底堅さと、時折生じるポンド買いが、
ドルカナダの上昇を未だ圧迫しており、ドルカナダはなかなか上抜けができない。
ただ、いったん1.2840アッパーまで下押しながら、そこから、1.2890アッパーまで切り返してくるポンドドルではあるものの
これまでのポンドのボラティリティを考えると
たった50pipsほどのレンジ幅を10時間あまりもうろついて推移していることは、買い豚たちにとっては、焦りを生むような状況でもあろうとは思う。
いまのポンドドルの流れは、基本、押し目買いが当ゼインの様に狙われているであろうが、
それでありながらも、上値が重く、なかなか上抜けできない現在の状況は
ポンドのにわかもにわかとしか思えない買い持ちがどんどん市場に残っていっているような状況と思え
明らかに買いに傾きすぎている状況に見える。
しかも、昨夜の流れの中から短期的にはポンドドルは下げ基調にあり
それを昨日の今日で
19時過ぎからのロンアニのポンド買い、
NY勢のにわかのすぎるポンド買いを考えれば、
その流れに明らかに逆行するようなやり方である。
昨夜からゆるやかに坂道を下り始めたダンプカーを
その下げのピークを迎える前から
強引に買い向かい、その下落を食い止めようとする本日のロンアニおよび、NYの早朝組の所業は
本来はもっと上で終われていたかもしれない下げのピークを、この無理筋の短期買い豚どものポジションの損切りによって、より深押しさせる危険性すら孕んでいるように思える。
ポンドがふたたび上昇するにしても
昨日の今日で、はやくも押し目買いのチャンスが訪れ、それを狙って買いを繰り返すというのは、ロンアニおよび、NY早出どもにどれほどのポジション量があるのか知らないが、自分としては、為替市場をなめきった傲慢な所業であるようにしか見えない。
このポンドに対して、自らで相場を操れるとでも思っているようにしか見えない、傲慢な買い上げは
中期テクニカルフォームで下落は波形を作ってしまったドルカナダに、いまだ売り圧力を与え続けているが、
いまのポンドドルは、1.2885~40あたりで淀んだ偏った買い持ちの滞留をある程度一掃しないことには、ファンダメンタルズ的な材料などが飛び込んでこない限り、さらなる上昇のエネルギーには限界があるように思う。
昨夜のチャートをあらためて見ると
ポンドの上がり下がりの激しい変動の中で
ドルカナダは深夜の一瞬ではあったが、短期的な戻り高値を更新し
短期レベルでの下落トレンドを否定している。
その戻りは、昨夜の段階で、売りに押され、上ヒゲとして、押し込まれはしたものの
短期足レベルとは言え、まずはドルカナダの下落波形を打ち消した、という意義は大きい。
ダウ理論的にいえば、このダウントレンドを否定したドルカナダを再びダウントレンドに引きずり落すためには、ドルカナダが、1.3070を割り込むなどの安値更新が必要になる。
現在のポンドだけによって作り出されたリスクオン相場は、ドルストレートではないが、自分が憎んで止まないユーロ豪ドルの下落継続にも黄色信号となりつつある。
これまでドル売り圧力の力のみで上昇を担保されていたのは、豪ドルドルにおいても同様で
この豪ドルドルの上昇という、
ポンドが生み出した幻影的なリスクオン相場は
豪ドル買い圧力により、ユーロ豪ドルの下落をももたらした。
これままったく望まない方向だが
昨夜のポンド買い相場のピークアウトを暗示するかのように
本日のユーロ豪ドルは堅調な戻りを先行して見せてている。
ユーロ豪ドルもドルカナダと同じく
ポンド相場によってはじまったリスクオンで下落はしたものの、1.62すら割り込めていない。
ドル主体のリスクオン相場であれば、
豪ドルドルももっと上値を伸ばせたはずで
ユーロ豪ドルの底割れも狙えたはずである。
ちなみに、このユーロ豪ドルの下落モードの収束感も
自分が本日、ドルカナダ買いをあらためて選択した理由のひとつである。
今夜、ドルカナダのロングが奏功するかどうかは
ポンドドルの戻り相場の収束が本日も継続するか否か、というその1点のみにかかっている、と自分は思っている。
以上が、本日の戦略の概要だが、
そうした流れのもうひとつの結論として
本日はドル円の売りも追加した。
これは上記述べた通りで、現在のドル円の上昇はこれまでのポンド買い相場に担保されてきた上昇で、
現在のドル円のレートは、本来のレートよりもかなり下駄をはかされたものであるように思っている。
となれば、ここからドル買い要因が発生したとしても
ドル円はすでにその上げ幅を先食いされてしまっている状況で
ということで、108.55あたりから売りを入れたが、
いきなり上昇圧力がかかり
108.60をタッチされ、そこに損切りをおいていた自分は、ドル円のショートをあっさり損切された。
そこからレートが走らないことから、
108.60あたりから再度売りを入れた状況が現在である。
最後に、本日はユーロドルについては、様子見としている。
ユーロドルはすでに下限の超過域1.1110ゾーンに到達しており、ここから新規で売りに入っても、下げ余地はそれほど期待できないからである。
とはいえ、このままユーロドルが戻っていくとは到底思えないので、ユーロドルについては、昨日からのスイングショートポジションを現在もホールド中である。
昨日からのスイングポジションをそのままホールドしている。
ポジション
EUR/USD S 1.11566
USD/CAD L 1.30885 1.30887 1.30901 1.30902 1.30907 1.30910 1.30929
GBP USD S 1.28932 1.28936
USDJPY S 108.601 108.594 108.593