2020 始まりは負け

2020年が明けた。

新年おめでとうございます。

 

年が明けて早々だが、年が変わり、結局地合いが変わらないことから、ユーロドルのショートはあきらめ、すべて損切りした。

 

途中で、ポジションを減らしながら売り上がり続け、最後のショートは1.1240アンダーでショートを持ったが、結局これらの微益もあわせてすべて決済。

 

ポジション

EUR/USD  S 1.12398 1.11803  1.11740  1.11616  1.11357  1.11328 1.11327 1.11326 → 1.1225 損切り

 

一番上のポジションは利食いだが、結局全決済なので損切りである。

 

本日は途中ドル円を108.50アッパーでロングしたが、108.70アッパー抜けの短期トレンド転換も否定されたことで、これも108.60アッパーで利食い

 

年末の週末から延々、年明けまで持ち続けたユーロドルは結局、負けで終わり、しかも年を開けてから全決済したため、本年最初の損益はマイナススタートである。

 

年末もユーロドルの上昇に耐えきれず、ちょこちょこ損切りでポジションを減らしていったため、年末の結果も負け。

 

2019年の収支は最終的に、大幅なマイナスで終わった。

 

2019年は値動きもほとんどなく、トレンドらしい値幅はでたことがあまりなかったのに、ボロボロに負けてしまった。

 

結局、今年最後にユーロドルのショートを持ったのが間違いだった。

 

年末にかけて、自分はドル安もしくは、カナダドル高かポンド高をイメージしていた。

 

そんななかでイメージしていたのは、ポンドドル買いか、ユーロポンド売り、ドルカナダ売りか、ドル安からの豪ドル高を見立てての、ユーロ豪ドル売りだった。

 

しかし、これらはすべて値幅が自分の方向に出過ぎている感じがし、

ポンド高とユーロポンド安から、ポンドドルと逆相関になることをイメージしてユーロドルのショートを選んだのが失敗だった。

 

ユーロドルについてはいまだ中期アップトレンドへ転換したとは思っていないが、

ユーロドルに主体的な動きがないという思いもまた変わらない。

 

その意味で、ドル安相場やポンド高相場が強まれば、いくらユーロが弱くても、ユーロドルはポンドドル他、各ドルストレード通貨と相関し上昇してしまう。

 

この相関性のみで動かされるユーロドルを売るためには、ポンドドルや豪ドルドルなどにドル高圧力がかかる必要があり、

これら通貨が上昇するかぎり、ユーロドルの下落は想定しにくい。

 

今年一貫してイメージしていたユーロドルのこうした受動的な値動きが、年末の一方的なドル安相場によって、極度に一方向に相関してしまったところにショートを持ったことが失敗だった。

 

現在のユーロドルがいつ下落するかどうかは、ユーロドルの相場を見ているだけではわからない。

 

ポンドドルをはじめとしたドルストレード通貨が、ドル買い方向で反落した時が、ユーロドルの下落のタイミングであり、ここにユーロ圏の強さや弱さは関係がないように思う。

 

自分は今回、年が明けるまではユーロドルのショーを保持し続け、その結果次第で全決済するかどうかを考えていた。

 

というのも、何年か前、1月1日の午前0時になったとたん、突如、トレンドが大幅に転換したのを目の当たりしたことがあり、

この年がわりのトレンド転換というアノマリーの再来を期待していたのである。

 

しかし、結果的には、年が明け、12月から1月に変わっても、ドル売り地合いに大きな変化は起こらなかった。

 

もちろん営業日ベースでは今夜は1月1日といえども、海外ではまだ12月31日扱いで、

本格的な月替りは1月2日以降となるのだろうが、より本格的に動き出すのは、もう少し後であろうと思う。

 

1月6日の東京市場大発会を待つまでもなく動きが出るかもしれないが、1月1日が世界的にも休場で、1月3日が早くも週末、米雇用統計はその翌週の終末となることから、

安定的な動きを確認するのは、やはり、1月6日の週明け辺りとなるかもしれない。

 

今回のポジションはプラスとなろうがマイナスとなろうが、日本時間で1月1日日が切り替わったところと考えていたため、もうタイムアップである。

 

2019年後半の最大の負けは、11月のドルカナダの自分の売り向かいの踏み上げである。

ここでの大敗が、今年の収支を一気にマイナスに叩き落とし、年末まで調子を戻すことはできなかった。

 

このドルカナダは結局、12月に下落転換し、年末の最後の最後にドル安相場の圧力で一気に下値を広げ、こんなタイミングで2019年の年初来安値を更新した。

この事態は、特別ヘッドラインもされずサラッと流されているが、これが現実である。

 

11月の戻り相場でことごとく売りむかって損失を重ねたドルカナダだが、ここでの損失は本当になんだったんだ…という感じである。

 

同様の例で言えば、今年一貫して売り向かっていたユーロ豪ドルも結局、年末に向けて下値を広げている。

 

いま思えばこのどちらもが青天井の伸びなどなくて、損切りせずにショートし続けていれば、すべてが年末に利益になっていた、というオチである。

 

ドルカナダは2019年、その他ドルストレート通貨と異なる動きをしていた。

 

簡単に言えばユーロドルなどのドルストレード通貨が上昇しても、ドルカナダはそれに逆相関して下がることをせず、むしろ上昇したりしていた。

 

例えばユーロドル下落の場合、それがリスクオフのドル買いであった場合に、ドルカナダはリスクオフでカナダドルが米ドルより買われ、同じように下落することが多かった。

 

しかし、2019年の膠着相場を考えると、このドルカナダのみの独自的な動きは、ドルカナダが調整的な動きをずっとしていたからであったのではなかったかと、思う。

 

しかし、12月後半のドル安相場で、長いレンジの膠着を下抜けして以降、ドルカナダは、その他ドルストレート通貨と同じく、ドル相場に応じた動きを取り出してきた。

 

例えばドル売りなら、ユーロドルが上がり、ドルカナダは下げる、という感じになってきた。

 

つまり、ドルカナダもその他ドルストレート通貨と同じような存在となってきたわけである。

 

ドルカナダは、ドルストレート通貨と同じように動き出すと値幅を取り始める。

 

もともとドルカナダは1日の変動値幅は100pipsくらいは一方的に動く通貨ペアで、

それが2019年は、調整的な動きの圧力で値幅がとれなくなっていただけだと思う。

 

その意味で今年2020年はドルカナダに大きな値動きが期待される年となるように思う。

 

現状、ドルカナダは下値ターゲットが1.27あたりまで見えるような状況となっているため、今年はドルカナダを積極的に売っていきたいと思う。

 

そしてユーロドルは今年は取引を控えることにする。

 

ユーロドルの上げを狙うなら豪ドルドルあたりを買ったほうがいいし、下げを狙うならポンドドルを売ったほうがいい。

 

ユーロを売りたいとすれば、ユーロポンドを売るか、ユーロカナダやユーロ豪ドルなど、ユーロクロスを売ったほうがはるかにましである。

 

今年は去年の負けまくりの教訓を糧とし、これまでとは違ったトレード姿勢で挑みたいと思う。